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2024年3月の読書メーターまとめ

rico
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入り登録
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  • yuji

2024年3月のお気に入られ登録
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  • ao
  • 結城綾
  • Rose Blue

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

rico
この10数年確かに何かの底が抜けた気がする。踏みとどまっていたラインを、さしたる抵抗もないまま驚くほど簡単に超えるのを何度も見た。時期的にはコロナ禍、元首相が凶弾に倒れた頃のものもの。この二人の対談だから議論の方向性は見えてはいる。ちょっと言い過ぎという部分もないではないけど、思い当たる節がありすぎる。1番の問題は、異を唱える者が排除される仕組みができてしまったことか。テレビ番組が某アスリートの結婚で埋め尽くされる中、粛々と決まっていくあれこれ、例えば武器輸出についての報道は少ない。これがこの国の現実。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

rico

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2024年3月の感想・レビュー一覧
6

rico
通常は事業で出たゴミは排出した事業者が処理責任を負う。原発では、溜まり続ける放射性廃棄物はとりあえず再処理され有効利用される予定というロジックで、お目こぼしになってる・・・?「ジュニア新書」という媒体らしくわかりやすく問題の本質を整理している印象。現時点で絶対的「解」はないということがよくわかる。たとえ今後原発が一切稼働しなくても核のゴミ問題はなくならないことも。それを地方に押し付けて蓋をし、再稼働を進めるのはあり得ない。少なくとも本書で提言されているゴミの量の上限設定は必要。日本学術会議、頑張ってる。
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rico
貝は聖ヤコブのシンボル。巡礼と縁が深いことは読了後に知った。ドイツの古都にくらす女性のもとに、9年前のあの日海に消えた彼が現れる。霊?魂?違う、彼はただそこにいる。コロナで人の賑わいが消えた街に、彼はごく自然に馴染む。彼の訪れに呼応するかのように喪われた記憶の断片が甦る。逝った人とともに失われた記憶が、生きている者の行き場を見つけられない亡き人への想いが、この時、この街に、波のように寄せてくる。この冥界の王の象徴をオブジェとして持つ街が新たな聖地になったのか。悼むことは、生あるものにしかできないのだけど。
rico
2024/04/07 18:10

正直なところ私には難解でした。例えば聖女の名前を持つ人々の位置付けなど、全くわからなくて。ただ記憶はその人だけのもの、というのはとても腑に落ちました。あの日、自宅に帰れずオフィスで一晩過ごした私。恐怖と不安と寒さに震えながら凍てつく星を眺めた方々。そしてあの波にのまれた方々。記憶は決して共有できない。それでも、そこに想いを寄せ、亡き人との対話を重ねることが悼むということなのかもしれません。作品の余韻をどうおさめればいいのか、読了後一週間以上たっても、まだわからずにいます。

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rico
智ぼん、いいなあ。紆余曲折を経て幸と結ばれたわけだけど、やさしく押し付けがましくなく、持ち前の最強のコミュ力を武器に幸をしっかりと支える。幸はそんな夫のサポートのもと、のびやかに商いの才能を開花させる。息ピッタリの主人夫婦、奉公人たちも一体となって商いを盛り立て、先代からの悲願である江戸進出も見えてきて。五鈴屋の前途は明るい・・・かに見えたのだが。運命は、幸が「普通の幸せ」を大切にするために、商いという戦いの最前線から距離を置くことを許さないのでしょうか。次巻は辛い展開になること必至。読むのが怖いです。
かいちゃん
2024/04/10 08:17

僕も次を読みたいような読みたいないような。辛そうだもんね。江戸に行くんかな。

rico
2024/04/11 07:41

かいちゃんさん、ですよね…。舞台が江戸に移るのは、これまでの流れからすると必然て感じですが。幸には普通に幸せになってほしいけど、それはないんでしょうね…😢

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rico
もののふだあ~っ!!本巻のクライマックス、阿漕な商売敵に毅然と対峙する幸の姿に、思わず叫びそうになる。六代目となった智ぼんは、幸にとって最高のパートナー。商いのしきたりで前面に出ることができない幸に、自分をうまく使ってやりたいことやれ!!なんて言える度量を持つ男子など、令和の世にも希少かと。長らく五鈴屋の支柱であった富久の退場。新しい時代に向けて六代目夫婦が婦唱夫随で動き始め、哀しみはあっても明るい空気感に溢れる四巻、ではあるけれど。幸の美貌が「成功」の鍵になっていることにモヤモヤ。ひがみですかねえ・・・
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rico
被災した子ども達の作文を集めた「つなみ」、その中の6人と昭和の三陸大津波の作文を書いた女性に焦点をあてる。被災者と丁寧に信頼関係を築いた筆者だからこそ、知り得た実相。総じて書くことで救われ家族ともども前を向くきっかけになっているようだけど、一方様々な心の傷を負い立ち上がれない人々がいる現実。今年の3.11は、あの頃子どもだった青年が故郷のために頑張る姿を特集する報道を多く見かけた。あの日から13年。新たに造成された居住地。そして福島。人の暮らしは簡単には戻らない。「復興工事」は終わったのかもしれないけど。
rico
2024/03/24 14:14

「つなみ」は未読ですが、本書に取り上げられた子どもたちの作文、その言葉の力に圧倒されました。確かに言葉にすることで、1つ何かを乗り越えられるのかもしれません。とはいえ、こんなふうに言葉にする機会がないまま、色々なものを飲み込んだままの子どもたちの姿も、筆者には見えているのでしょう。震災は、高齢化・過疎化が進む中で地域を支えてきたコミュニティに大きな打撃を与えました。それは元旦に悲劇に見舞われた能登も同じ。本当の意味で「くらし」が戻るの日が来るのでしょうか。いい話で片づけてはいけない、現実が重いです。

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rico
この10数年確かに何かの底が抜けた気がする。踏みとどまっていたラインを、さしたる抵抗もないまま驚くほど簡単に超えるのを何度も見た。時期的にはコロナ禍、元首相が凶弾に倒れた頃のものもの。この二人の対談だから議論の方向性は見えてはいる。ちょっと言い過ぎという部分もないではないけど、思い当たる節がありすぎる。1番の問題は、異を唱える者が排除される仕組みができてしまったことか。テレビ番組が某アスリートの結婚で埋め尽くされる中、粛々と決まっていくあれこれ、例えば武器輸出についての報道は少ない。これがこの国の現実。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/01/15(2659日経過)
記録初日
2017/01/05(2669日経過)
読んだ本
596冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
185115ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
591件(投稿率99.2%)
本棚
17棚
性別
自己紹介

通勤時間が読書タイム。でも、最近睡魔に負けることが多くて、あまり読めてません。ぼちぼちやってきます。読んでから感想書くまで時間がかかります。

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