読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

槇
読んだ本
8
読んだページ
956ページ
感想・レビュー
8
ナイス
161ナイス

2024年9月に読んだ本
8

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

槇
■『坂の上の雲』とは「日本にはそれしか生き残る道はない」と、国民国家を形成するための坂道をのぼっていく物語。日露戦争までの戦争とは、基本的に二国間の限定戦争で、他国は当事国と軍事条約がない限り、第三国として中立を守った。だから当事国の陸軍も海軍も、第三国の観戦武官を受け入れなければならないし、戦争特派員の便宜を図らなければならない。すなわち第三国の軍と世界マスコミが審判であった。けれど「世界大戦」という総力戦の時代になれば、全てを秘密にせざるを得ない。「フェア」な戦争は日露戦争が最後。【関川夏央(作家)】
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

槇

【2024年8月の読書メーター】読んだ本の数:6冊 読んだページ数:896ページ ナイス数:150ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/73932/summary/monthly/2024/8

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
8

槇
■「半分、青い。」というタイトルは、ヒロイン・鈴愛(すずめ)の生き方を象徴しています。左耳を失聴し、雨音が片側しか聞こえなくても、これってちょっとおもしろいよねと希望を見いだす。失敗は糧。雨の日も風の日も、抜けるような青い空を思い描いて、自分らしく羽ばたこうとする、それが鈴愛の生き方です。何かを失っても、発想を切り替えて別のやり方で前に進んでいく……。また、「半分、青い。」の「半分」には、半分の青空という以外に、一人では半分、誰かと一緒なら十分、という意味も込められています。【勝田夏子(制作統括)】
が「ナイス!」と言っています。
槇
【ナゾ解き科学】台風は「熱帯低気圧」という低気圧の一種。よく聞く低気圧(温帯低気圧)は暖かい空気と冷たい空気がぶつかってできるが、熱帯低気圧は少し違う。熱帯低気圧は、暖かい南の海からどんどん空へとわきあがる水蒸気が生み出した雷雲の集まりなのだ。それが成長して、強い風を吹かせるものを台風と呼ぶ。気圧が周辺より低い台風の中心付近では、大気が海面を押さえる力が弱まり、海面は吸い上げられるようにして通常の高さより上昇。風によって海岸へと大量の海水が吹き寄せ、波によって護岸付近でさらに競り上がり、高潮の被害が出る。
槇
2024/09/20 21:26

【「佐渡島の金山」が世界文化遺産に】江戸時代に手作業で純度の高い金を採掘するシステムをつくり、17世紀に世界最大級の金の生産地となった点が評価されて「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録が決まった。登録には世界遺産委員会の21の国すべての賛成が必要で、登録に反対していた韓国はその委員国のひとつ。日本は、韓国と話し合い、金山の労働者に朝鮮半島から来た人たちが含まれたことや、日本人より過酷な作業を担ったという「全体の歴史」がわかるような展示にすることで合意した。候補リストに入ってから実に14年かかったことになる。

が「ナイス!」と言っています。
槇
■劇場アニメ『ルックバック』の舞台装置や背景は、基本的には対比的な手法でやっています。藤野が落ち込んでいるときは、わざと天気を快晴にして、草花や虫を強調したクリアな自然描写にしたり。スキップのシーンの後、家に帰って机に向かっているところも、あえて画面を暗くしている。薄暗い中で一生懸命描いているからこそ、グッとくるものがあるだろうと。大人になってからの貧乏ゆすりのシーンも、わざと平然としゃべらせている。エモーションはにじみ出てくるもののほうが、伝わりやすいと思うんです。【押山清高(監督)】
が「ナイス!」と言っています。
槇
■『太陽がいっぱい』の原題は(才能あふれるリプリー氏)。公開の際に邦題を「太陽がいっぱい」としたのは、配給会社の新外映だったが、主人公らの頭上に降り注ぐ陽光のイメージを湛えたネーミングはあっぱれというほかない。「太陽がいっぱい」のタイトルは、映画にしかないラストシーンとも鮮やかに重なり合う。アラン・ドロン演じるトムの犯行は観客の意表を突き、ショッキングな形で露見する。そこに流れるニーノ・ロータの悲しげなテーマ曲とも相まって、美しい幕切れとして語り継がれることになる。【三橋暁「映画と小説のビミョーな距離」】
が「ナイス!」と言っています。
槇
■朝ドラ『カーネーション』の主な舞台は岸和田。土地柄を取材する中で印象的だったのは、「岸和田だんじり祭」でした。だんじりの屋根の上で団扇を持って舞うのが「大工方」。大工方の命をかけた一瞬の跳躍に、「表現の原点」みたいなものを見た気がしました。その後、スタッフからいただいた「コシノ一家」の映像資料の中に「だんじり祭とファッションショーは同じ」という発言が出てきて、膝を打ちました。ドラマの幕開けやいろいろな場面において、だんじりを羨望の対象として扱っているのは、そういう思いがあるからです。【渡辺あや(脚本)】
が「ナイス!」と言っています。
槇
【桃太郎電鉄で行く! 47都道府県 徳島県】「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」という囃子唄で有名な阿波踊りは徳島県の伝統芸能。江戸時代、徳島藩の主要産業だった藍染めで富を築いた商人たちが盛り上げ、知名度を高めたという。また、徳島県出身の唯一の首相が、三木武夫。政治資金規正法の強化に取り組み、1976年、田中角栄前首相を逮捕に追い込んだ。ちなみに、徳島県三好市山城町は“妖怪「児啼爺」発祥の地”とされ、世界妖怪協会から「怪遺産」に認定された3地域の一つだ。
が「ナイス!」と言っています。
槇
【我が社のルビ体験!】まもなく創刊95年を迎える文藝春秋の「オール讀物」から生まれた池波正太郎さんの「鬼平犯科帳」。本作には作者の池波さん独自の「ルビ」の存在が欠かせない。「長官」と書いて「おかしら」、「密偵」と書いて「いぬ」、「お盗」と書いて「おつとめ」──この反対用語としての「急ぎ盗(いそぎばたらき)」という造語も含め、ノワールでありながらも人間味あふれる、鬼平の世界へ読者を引き込む天才的な発明品なのだ。(文藝春秋編集部 川田未穂)
が「ナイス!」と言っています。
槇
■『坂の上の雲』とは「日本にはそれしか生き残る道はない」と、国民国家を形成するための坂道をのぼっていく物語。日露戦争までの戦争とは、基本的に二国間の限定戦争で、他国は当事国と軍事条約がない限り、第三国として中立を守った。だから当事国の陸軍も海軍も、第三国の観戦武官を受け入れなければならないし、戦争特派員の便宜を図らなければならない。すなわち第三国の軍と世界マスコミが審判であった。けれど「世界大戦」という総力戦の時代になれば、全てを秘密にせざるを得ない。「フェア」な戦争は日露戦争が最後。【関川夏央(作家)】
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/09/07(5215日経過)
記録初日
2010/06/16(5298日経過)
読んだ本
3772冊(1日平均0.71冊)
読んだページ
1085586ページ(1日平均204ページ)
感想・レビュー
3772件(投稿率100.0%)
本棚
41棚
自己紹介

2010年9/7に登録。

◆お気に入りを解除される場合のお願い
お気に入りを解除される際は「お気に入りから外す」とともに「ブロックする」もお願いいたします。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう