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6月の読書メーターまとめ

のれん
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感想・レビュー
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447ナイス

6月に読んだ本
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6月のお気に入られ登録
2

  • ぶそんさん
  • ゆう飯はんちゃーはん

6月のトップ感想・レビュー!

のれん
デビュー作に相応しい初々しさと言うべきだろうか。 最初のキャラ紹介やギミック(設定があるとはいえ)は展開ありきで、後半からもテーマ性というか作者の恋に対する叫びが台詞の端々から伝わる。 それでも彼らのピュアなもどかしさにドキドキする。キャラの呼び名は恐らく声に出すと冷めてしまうが、音のない小説だからこそのストンと落ちるハマリ方があった(この辺の雰囲気は挿絵も大きく貢献している)。 お気に入りのシーンの描写だけ細かかったりするなど、とにかく暴走してる作品だ。 こんな作家性を持つならば次巻も是非期待したい。
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6月のトップつぶやき!

のれん

5月は読めなかった上、感想や登録が週末に固まってしまった。積読がたまっていって焦る気持ちはあるが、気張らず一冊一冊読んでいくのも大事だ。読書ぐらい居心地よくないとね。 2020年5月の読書メーター 読んだ本の数:24冊 読んだページ数:7123ページ ナイス数:428ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/743521/summary/monthly

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6月の感想・レビュー一覧
34

のれん
ネタバレ結局一気読みしてしまった。 でもそれぐらいハマった。そして予想通りなのに描写で意表を突かれ続けた。 まさか初手で和解してイチャイチャするとは思わなんだ。それでいてその恋が、他でもないお互いだけの愛に変わっていく様は可愛いとしか言い様がない。ベッドインする前に家族に会うの、もう恋人ってか新婚レベルで、青春通り越してる気もするがこの際気にしない。 特別な愛を自分たちだけのものにしている彼女たちに野暮なことなど言えない。 そして佐伯先輩の恋も気になる。補完されてるだろうか。 透明感のある楽しい青春恋愛だった。
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のれん
この巻は佐伯先輩による佐伯先輩のための巻である。 傷心の目標に向け、最高のシチュで最高のアタックを繰り出し、己の全てで「好き」を表現した。 遅かったというけれど、きっとそんなことはないと思う。彼女は自身の全力を出し切ったのだ。なんかスポーツ漫画みたいな区切り方だけど、彼女の恋模様の方に憧れを感じるのは何故だろう。恋に全力で走れてるからだろうか。 またその逆で観戦第一主義の槇くんも素晴らしい。しっかりとアドバイスをしつつも、深追いはせず、舞台の行く末を見守る。ハッピーエンドであれと願いつつ。読者目線の塊だ。
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のれん
ここまで盛り上がるとは思ってなかった生徒会劇。 最初劇としての体を保っていたのに、後半から視点から観客を徐々に外していき、キャラとシンクロさせていくのはありきたりなぐらいなんだけど、それだけ王道感があった。基本に忠実なのは、それだけ下地があると輝くというもの。 劇中ずっと出ずっぱで台詞大量の先輩は確かに苦労するだろうけど(笑) それだけにノンストップな告白は結構ビックリ。おいおい、そこまで行くのか。変化を恐れるのは何時の世も心を締め付ける。
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のれん
未アニメ化の世界へ! 水族館は綺麗だったけど、何気に先輩自身が楽しんでるシーンがあって、好きという感情の固有性というか、誰にもマネできない自分だけのものという表現にも繋がっているのかな。 こよみちゃんは個人的にとても気に入ったけれど、それは各サブキャラを使い回すのではなく、それぞれの個性を掘り下げているのはとても丁寧なおかげ。コマ割りも基本に忠実ながら実に読みやすいし、透明感ありながらも作家性といって良いかもしれない。
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のれん
おそらく主人公にとって決意の巻。 先輩との恋の障害の原因。結構根が深いものでありながら、思春期らしさもあって、この作品の百合が案外いけたのも青春要素が強めだったからかもしれない。 そして結構仲深くまでいっていた佐伯先輩が突っ込めない理由も説得力を持ってくるし、速攻は関係が長くない主役だからこその手札。 しっとりしながら展開がめくるめく止まらないのは面白い。 あと、こよみちゃんという将来有望な小説家には脱帽。人間観察って物語るには必須ですな。
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のれん
この巻のアニメで一気に引き込まれた。 佐伯先輩というキャラの深掘りからのカフェ店長の展開がずるい。こんなん佐伯先輩好きになってしまうわ。 恋に焦がれている子がいる一方で、あれだけ知りたかった恋から背く子もいる。 全ての原因が中心にいる先輩のわがままっぷりだと分かるのに、その可愛さにほれぼれする。 面倒くさい障害こそが恋愛の魅力だ。
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のれん
百合男子と片思い女子の鑑を今作は教えてくれる。 アニメは本当にコマ割りの動きまで重なるほどに忠実だったんだぁと感心した。 同時に主人公の宣言がいい。いやあんな言い方したら好きになってるやろ、と言いたいが先輩も鈍感なんか。 お互いが恋という感情を受け入れられる瞬間を見つめたい。これだけだと普通の恋愛ものでも行けるような気がするが、男だと相手に委ねる恋ってのが受け入れられない気がするので、百合だからこその恋愛なのだろう。槇くんは分かっている。
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のれん
私にとって百合をキチンと見たのは、今作のアニメである。 それまではなんとなくの想像で埋められていた百合の構図が面白いものだと教えてくれた。 レズビアンとは違い同性という壁だけでない障害が百合にとって面白い所だ。少なくとも今作は『好意という特別な感情』そのものが障害になっている。 好きという感情を知らない主人公と、知らないからこそ好きになった先輩。まったくもって知らない世界をお互いが熱望している。 これを恋と言わずなんという、と言いたい所だがこの危うい形の行く末が百合の醍醐味なのだと思っているがさてはて。
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のれん
綺麗で軽やかな青春劇。 僅かな期間で育んだ恋が切ない結末を迎える。ただそれだけに注力した作品。 ヒロインの境遇やSF(というよりはファンタジー)の設定は王道。捻くれた私のようなヤツには素直に受け入れないぐらい眩しいストーリーだった。 とても邦画っぽい題材で、綺麗で手堅くまとまっている分完成度は高いのだろうが、個人的には好きになれなかった。恐らく主人公とヒロインの絵を通した邂逅に乗れなかったのだろう。リアルかファンタジーかどちらかに振り切ってくれたらハマれたかもしれない。
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のれん
決戦兵器って字面から、やっぱりこの手のヒーローバトルはいいよなぁと感じる。 昔は巨大ロボットっていうのが多かったが、最近では人型サイズは主流派なのか。いや、仮面ライダーとかロボコップとか昔からあったけど。 それと英語ベースでオリエンタル風味な世界観設定というのは新鮮味というほどじゃないけど、新しい厨二感っぽい。 内容は連続刊行という2巻なしでは語れないのは残念。だが『カンピオーネ!』の作者らしい、ファンの期待を裏切らない一作ではることは伝わった。
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のれん
コイツは笑った。グイグイくるイケメン王子と魔女ヒロインの求婚ラブコメ。 中世において呪いの内容がヤバいのは分かるし、理屈は分かるのだが、いやはや男の押し具合がイケメン過ぎる(笑) ヒロインはこの手の男に惚れられるようで、赤面しながらの反応が可愛くて仕方ない。 この作者の世界観なのか、ファンタジーの設定は面白い側でやけに牧歌的な優しさというのが世界全体で溢れている。 試練は与えられるが理不尽を抱える人間はおらず、それ故男は真っ直ぐに思いを伝えられるのだ。 魔女はいつ試練の褒美をくれるのか。王道ラブコメ。
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のれん
『日本のいちばん長い日』を見た私としてはこの小説に登場する日本側の「愛国心」の薄さに寒さすら感じる。 だがこれは作者、引いては現代日本人の本心を映しているのだろう。理屈では理解していても愛国心とか、それを引き合いに出した同調圧力による特攻など考えることも出来ない。 作中では民間人が次々と特攻し、人口が壊滅的となりながらゲリラ化し、大本営はナショナリズムと共に沈む。 最悪のシナリオを一切同情感も沸かせず描くことで、米国側と同じクレイジーな日本人に対する憐憫に共感すらさせるのだ。日米架空戦記として希有な一作。
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のれん
00年代特有のオカルトホラー満載の新装版。今見ると魔王と呼ばれた高校生の超人っぷりがぶっ飛びすぎだが、小さい頃読んだ時はこの構え方がカッコイイと思っていたのも微笑ましい。 読んだ時が幼すぎてこの1巻で止まっていたので、この続きを新鮮味を持って味わえる。新装版では時事ネタなど現代似合わせてブラッシュアップしていくとのことだが、どうなるのか実に楽しみだ。
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のれん
バベルの塔が連想されるタイトルで文字通り言葉が繋がる異世界を巡る冒険譚。 主役の少女の図太さと本当に優しい青年のコンビが、今作の作風を体言している。 異質さはあるものの、それをじっくりと観察できる余裕が全体にあり、それを許す会う人々の優しさがある。 ほんわかした不思議な異世界感。 明らか一介の女子大生ではない台詞の端々から作者のファンタジー(神話)好きが伝わってくる。 展開は大河の序章のようなものなので次回に期待だが、同時に同作者の世界観共有の作品が気になってくる。万人向けではない私好みのファタンジーだ。
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のれん
デビュー作に相応しい初々しさと言うべきだろうか。 最初のキャラ紹介やギミック(設定があるとはいえ)は展開ありきで、後半からもテーマ性というか作者の恋に対する叫びが台詞の端々から伝わる。 それでも彼らのピュアなもどかしさにドキドキする。キャラの呼び名は恐らく声に出すと冷めてしまうが、音のない小説だからこそのストンと落ちるハマリ方があった(この辺の雰囲気は挿絵も大きく貢献している)。 お気に入りのシーンの描写だけ細かかったりするなど、とにかく暴走してる作品だ。 こんな作家性を持つならば次巻も是非期待したい。
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のれん
個人的には酷評一歩手前の微妙感。 犯行側を擁護する迷宮入りが目的という主役の設定は面白く、キャラそれぞれのミステリパロディは良かったと思う。 しかし犯行を擁護すると最終的にはミステリ的には殺人とかそういうのも迷宮入りすることになるので、それにストップをかけ、精々七不思議とか都市伝説レベルの神秘しか残せないのが不満だった。 主人公の動機は納得できたし、展開も中々良い。しかしこれ以上派手な迷宮入りが出来ないとなるのは哀しい。 このモヤモヤを打ち消してくれるかどうかは期待不安半々なので微妙な感想に。惜しい作品。
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のれん
本書は頷ける部分と反論したいと思う部分にはっきり分けられた。 良いところとしては目標のキッチリさとその論理の組立に関心する部分があった所だ。 若者と(恐らく)専業主婦という立場に恣意的な見方はしていると思うが、40年代から始まった家に常にいて子育てを仕切る母親と、それに甘やかされ続ける子という立場が現状の実家から離れず、結婚もしない少子高齢化社会に繋がっているという理論は多少納得できた。 経済的な要因ももちろんあるが、霊長類研究者であるという著者から見たサルの生態と現代人の比較は無視できないだろう。
のれん
2020/06/21 18:31

一方で頷けない部分はその理論を証明する実験の杜撰さである。 一回限りの街頭調査や自身が体験した感想を根拠に若者の公共性の欠如を指摘したりする。極めつけは「お互いがリスクを取れば最終的にお互いが必ず儲かる」という趣旨の思考テストを使い、ケータイの所有で分けて比較し、ケータイを持ってる人は初対面の人を信用できないという結論を繰り出している。 性格のような個々人で細分化する領域を実験一つで「生態」と結論づけるのは如何なのものだろうか。 著者は自問自答しているが、個人的には若者を足蹴にしたい心が見えて仕方が無い。

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のれん
傭兵というとなんだか無法者というイメージがあったのだが、中世どころか近世に至ってもその存在が国家に必要とされていたというのは面白い。 兵士は数を揃えることこそ要。金銭で動くというのは軍事会社も同じで貨幣主義で兵役を代替出来るようになる時点で、娼婦と同じ身体一本で稼ごうという考えは止められないのだろう。「戦いは数だよ」という某アニメの言葉がついつい出てきてしまう(笑) 一方国民主義とかの衰退については説明不足で残念。二千年というには近世中心で、概要しか説明しない傭兵も多い。次はより絞ったテーマを読みたい。
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のれん
今作は真っ当に戦記やっているというか、敵味方関係なく人物がそれぞれ違う目的のために好き勝手動いているところが好き。義侠中心、野心中心の英傑の中で経済を中心にする現代思考のハマリ方は意外で良かった。 相変わらず三国志演義の知識が皆無なので、歴史再現とか原典のキャラ像言われても分からんが、それをアッサリ流して現代的思考を読ませてくれるのはテンポが良くて読みやすい。 董白は悪口が目立った前回とは一転、生存戦略のために営業に奔走しているのは面白かった。 敵は増えるが味方も増える。展開が読めなくて次が待ち遠しい。
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のれん
レ・ミゼラブルのような清貧を描いた裏でこんな金の戦いがあったとは。作者もやり手だが出版はもっとあくどい。いやそうでなければ、世に政治も宗教も関係ない文学を届けることはできなかった時代なのだろう。 後の世にデュマが出てくることを考えると、文学の歴史は長いようで短く、そして色濃いものだなぁと関心しきりだ。 それで途中まで気づかなかったが、著者は日本人。その文体のテンポや比喩、言い回しなど間違いなく欧米の著作の翻訳であると思っていたので驚いた。タイトルといい、フレンチなセンスを味わいながら読める楽しい本。
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のれん
紙本、電子書籍に押されがちなこの本の製造工程を携わる人ごとに取材したノンフィクション。 電子書籍のスゴさを最近になって実感した身としては、個人的に紙との実感の違いを上手く文体にできなかったことが困りごとだったのだが、そこに一条の光をくれた。 小説家も原稿用紙に独自のやり方で書いていくことなんて今はほとんどないだろう。だからこそ校閲という仕事や活版印刷のような今作っているというのを誰もが分かる仕事に熱が入る。 字体や装丁全てが重なって初めて感じる読了感。懐古主義ではあるが紙の魅力を言語化する一助になる本だ。
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のれん
大御所の覆面作家時代に描いた、80年代のアダルト系アニメのノベライズの復刊。男を虜にする貴族の母娘とメイドというありがちな内容(当時としては革新的だったようだが)が見事に退廃的で甘美な画をリアルに想像させる。 特に「続」の方は男の壮年期までの回想のリアリティと、あの母娘の淫らな夢のギャップが実に自然で微睡んでしまう。 現実から背いた生死の境を進んだ母娘。それに従いながら迷い続けたメイド。そしてそこから逃げ出しながら追憶を止められない男。三者三様に後悔しているのがなんとも美しい。才能の片鱗は隠せないものだ。
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のれん
桃太郎伝説をベースにした戦国時代劇。 トンデモ史実を加えている上、男女の愛憎や仇討ち中心の冒険+貴種流離譚は王道であるが故、読みやすい。 サプライズ設定に加えテンポ良く敵味方が増減し、誰が死ぬか分からないという所までは良いが、あまりに良すぎてコイツらいつのまにそんな関係に……という高速度があった。それっぽい雰囲気にキャラの感情が追いついてないと感じるのは頁の少なさのせいか。 設定や史実を膨らませた時代小説らしさがあるが、もっとボリュームの方も増やして欲しかったと感じる。
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のれん
【酷評】 非常に淡々とした旅物語。荒廃した世界の町に登場する不思議な現象を通じて人類文明を枠を描くSF。 なのだが、人類文明における信仰や歴史、風習の起源の考察が一番長く、物語のドラマ展開を止めている。しかし個人的にその考察が一番面白かったのでなんか微妙な感想に。 世界観、もしくは設定の羅列に少々惹かれたというべきか。 描写も三人称の中でも焦点の旅人視点ですら他人事のような書き方で、入り込みづらい。 独特な作品な故、キャラが動く「物語」として楽しむことが出来なかった。
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のれん
大阪城が爆撃されたのはその周辺にあった日本一の軍事工場のためだったんだなぁと妙な感想をもった。 それほどまでに、今の日本とは隔絶した世界が描かれている。今の西成なんぞ子供扱い。盗み(仕事)を通じて食うために本気で公権力と競り合いをしていた時代。 清貧なんて言葉があるが、その清らかさとはきっとこういう世界のことを言うのだろう。剛健な文章で描写する情景は下品に焦げたひき肉を思わせるも、その匂いに惹かれる。 テーマとメッセージ性が強く、エンタメとは呼びきれないがそれだけに濃い印象が残る。まさに快作と呼ぶべき。
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のれん
今までもそうだが、今回は大作アクション映画パロディがホント多かった。作中の動機やら謎かけなんかもパロディをコメディ調にしてる。 まぁ毎回書き殴ったかのような怒濤のシーンが見事に組み上がっていくのはいつものことなので最早作風と言うべきか。今回ビスコやミロも変化しているのを確かめるシーンも多く次回辺りから最終章っぽいのかな。でも3巻ぐらいから最終章っぽい巻ばっかりだし、終着点がまったく見えない。 このド派手さがウリの果てしなき戦いの様、ラノベ版大作アクション映画ってことなのかもしれない。
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のれん
論文の保守的客観性を実験も使わず護りながら、学会常識を覆す主張を大学院生時代に行う著者はまさしく天才だ。 しかしこの本からはそんな空気は微塵も感じない。日夜発掘調査に明け暮れ、巨大な骨を発見し運搬、調査が毎回難航する様を楽しそうに語る。 著者は恐らく日本で今一番熱い研究をし続けている方で、全身骨格のスゴさや研究の見方を変える姿勢などを分かりやすく、そして熱く語る。 実生活に直接役立たず知的好奇心が一番の原動力になり続ける恐竜研究はまさしく滅びたロマンだ。子供からアマチュア恐竜博士まで楽しめる一冊。
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のれん
前巻に続き総力戦。 時代劇テイストを取り入れおり、昨今の武士像をさらっと混ぜて、異世界あるあるヤバい極東舞台を見事演出。 それでいて増えた味方も一人一人無理がない範囲で出演。さらに新キャラもきっちり葛藤から解決まで描ききる。ホントどうなってんだって感じテンポ良くスケールをデカくする構成力の高さは舌を巻かざるを得ない。 今までちょこっと出てたフギムニや師匠のマガツなどが色濃く出てきて、ファンとしても満足。 サブにするにはもったいない脇役&ヒロインばかり。外伝も欲しいぐらいだが当面は次巻でるのを祈るばかりか。
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のれん
現代において発明家とはすなわち実業家。どんなに凄いアイデアを持っていてもそれを商品にしなくては金にはならず、それを買わせるヤツが一番金持ちになる。 弁護士という発明家とは無縁の立場の主人公を軸に、どのような形であれ何かを生み出そうとする名誉に執着した男たちの物語。 正直ヒロインとの恋物語がいらない気もするが、それがないと凡俗たる主役を添えた理由が最後にしか見えてこないので仕方が無いのかもしれない。 何にせよ、裁判トラブルは百年前からアメリカの十八番というのがよく分かる小説。お金は怖いよ。
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のれん
戦前時代を中心に活躍した詩人による、季節毎に分けた若者向け詩集評論。 非常に古めかしく、読みづらいが著者が良いと思った詩を楽しそうに解説している。特に漢詩に関しては思い入れが大きいのか、中華本土のもから日本人作のものも等しく良いものを紹介している。 短い文章に浮かぶ情景の広さと心情の深さ。季節を読み上げる風物は良いものだが、自身が詩に興味の無い人生を送ってきたこともよく分かる本。 漢詩もうちょっと読んでみようかなぁ
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のれん
敵討ちと殺人罪、どっちの常識もあったからお互い損する刑罰を与える。とても日本的な思考は様々な法が並列する中世で作られた解決法だったというのを解説する書。 中華思想からしてどれだけ思いを込めているかを自死や仇で表現するきらいはあって、現代日本でも自殺した側に同情が寄る傾向が強い(欧米では逆らしい)。 名誉や財産が個人というより家や村といった共同体が共有していたからこそ、その公平さに執着してしまうのだろう。 現代人には分からない感覚だが、この執着さこそ武士道だと思うと、これを活かした作品を読んでみたいものだ。
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のれん
主に東大京大私大の学者から集めた評論集。 政治経済、官僚システムの破綻、失敗を昭和後期の兆候から語る評論が多い。昭和の成功モデルはあの時代、あの国際状況だからこそ出来たハズでそれは著者達も分かっているだろうが、失敗した平成史というのは、まぁ今の読者側が求めている結論なのかもしれないと、少し落ち込む。 ただ7章の文とか中々キレキレに書いている人もいて、立場や派閥だけを見て一緒くたにするのは良くないと再認識。 本書のように、本を読んで良い部分と悪い部分を挙げられるようになりたいと思う。
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のれん
初心者向けにしつつも堅実で事実と推量をきちんと分ける中公らしい一冊。 源平合戦の序盤中盤を動かした頼政、義仲の動きに対しての平氏朝廷の対策を見ていくと、平氏が衰退した原因が大きく分かる。源氏という地方武士と化した武官を支配したい、文官としての政治欲が出ている。 もちろん義仲あたりは後白河なんかに押さえ込まれてしまっているのだけど、逆に言えばそこの本音さえ読み取っておけば平氏朝廷の衰退は確実だったと言える。 武人のまま果てていった二人。そこに哀愁を読み取る気持ちこそ滅びの美学と呼ばれるものだろう。
のれん
2020/06/02 23:40

個人的に木曽義仲は史上でも大いに好きな人物で、平家物語や能などで語られる物語性のある武士像をついつい思い浮かべてしまう。 政略や貴族文化への理解など実像には策略家らしい一面もあったのかもしれない。 しかしその著者にすら、後白河院の御所襲撃から二ヶ月もの間義仲から離れず、共に滅びた軍勢には滅びの美学の賛辞を送っている。 巴の関する記述も面白く、やはり義仲の魅力は計り知れない。

が「ナイス!」と言っています。
のれん
新アニメの前日譚とのことだが、前作の1巻を読んだところなので比較すると非常に読みやすくなっている。 キャラや世界観説明も兼ねているのもあるが、それでいてキチンと出し惜しみのない物語展開も出来ているから実力派と言えるだろう。 ただ設定の既視感が強い。日本アニメ界で黎明期からある正体不明の敵と対抗できる唯一の謎の兵器という対立構造。結構幅広い名作を生み出しはいるが、どうにも設定展開が似たり寄ったりになることが多い。 小説は序盤のみだが、主役の葛藤も既視感がありどうにかこれをこじ開けるかが肝。下巻に期待。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/06(1243日経過)
記録初日
2017/02/06(1243日経過)
読んだ本
851冊(1日平均0.68冊)
読んだページ
246203ページ(1日平均198ページ)
感想・レビュー
759件(投稿率89.2%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

静かにゆっくりラノベやら娯楽小説を読むのをモットーとしております。

たまに変な方向に走ることもあるけれど、大抵趣味だから仕方ない

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