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2024年9月の読書メーターまとめ

のれん
読んだ本
34
読んだページ
8978ページ
感想・レビュー
34
ナイス
720ナイス

9/19/49/79/109/139/169/199/229/259/28750692752166753640755114756588758062759536ページ数2631263626412646265126562661冊数読書ページ数読書冊数
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2024年9月に読んだ本
34

2024年9月のお気に入り登録
3

  • みやしん
  • ぽ た く
  • 六点

2024年9月のお気に入られ登録
4

  • ぽ た く
  • 六点
  • れっちん
  • 鰹よろし

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のれん
ネタバレ最強描写は西尾維新かいなと思うが、意外と最強のキャラ付けは異なる気がする。野望も諦観も上位存在的な感性もない。ただただ普通の少女が最強というのはありそうでなかった(と私が思ってるだけかもしれないが)。 また心葉の人格コピーと銃弾とシールを入れ替える小柴の能力バトルはかなりアニメ調。この能力バトルの応酬はすっかり漫画に吸収されてしまい久しく感じていなかった。決め台詞さえあれば能力バトルはいつだって輝くのだ。 まだ自分の心に中学生がいれば楽しめるだろう。もちろん少数派であることを忘れてはいないが(笑)
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

のれん

新書は『友情を疑う』『貴族とは何か』小説は『地球へのSF』『夜が明けたら朝が来る』が良かった。平凡に生きるだけでは身につかない想像が広がった月だった。いつかこの想像を形にしたい。2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:31冊 読んだページ数:8490ページ ナイス数:759ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/743521/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
34

のれん
ネタバレ例えば、写本であれば同じ聖書でも同じページに同じテキストが入るとは限らない。こういった煩わしさを解消するために頁数と索引のルールが厳格化されていくのが13世紀というのが驚いた。 書物というのは数千年前からあり目録自体もあったのだが、それがルールとして一冊の中に入るようになるには長い時間がかかったのだ。それは本があると覚えないから怠けるという言説の続きで、索引があると本ばかりよんで外で出ないのというがあったというのも面白い。人間はいつだって堕落論が好きなのだ。(1/2)
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のれん
ネタバレアーサー王物語のメディア化作品は現実のモデルについて言及することが多いとのこと。モンティパイソンのような有名なパロディを覗くと、やはり騎士道の実在性を議論したがるのかもしれない。 本著はアーサー王主要物語の紹介、受容史が中心だが、モデルの根拠に対しては冷静に言及にとどめているのが良い。 彼らの思想はロマンスであり、オチに死と悲劇があるからこそ映える。愛と勇気のために死ぬ神話は、過去を羨望し、現代を蔑み、未来に希望を持つ人間の性が生み出した。今もなお人気があるのは、そんな人間性が変わっていない証拠だ。
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のれん
ネタバレガウェインで最も有名な物語。首を切られても生きている不思議な騎士が、騎士の中の騎士と謳われたガウェイン卿の騎士道を試す。こういった勇気と騎士の道理、礼節を問われる騎士物語はケルト系によく見受けられる。 作者のトールキンは14世紀の写本から翻案したものらしく、原文は頭韻に特徴のある散文詩のような形態だったようだ。日本語訳は雰囲気はあるが、さすがに音をまねることは難しいので、ここらへんは原文の魅力といったところか。(1/2)
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のれん
ネタバレ確かにビジネス、個人的に付き合いに限らず中国人は日常会話に詩を混ぜることが多いように思う。しかも日本人が分かるよう孔子の論語や李白とチョイスも考えてくれているようだ(指摘する日本人はほとんどいないらしいが)。 引用するのは西洋の哲学者やシェイクスピア、たまに自国での歴史を引き合いにしても明治ばかりという日本人からくすると、自国の詩や格言が生活に溶け込んでいる中華文化は素直に尊敬したい。(1/2)
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のれん
ネタバレスピンオフの魅力はインフレする原作の設定の掘り下げにある。パーメットスコアがインフレする本編アニメに比べ、スコア3が危険領域だという設定をドラマに活かしていた。 子供が大人の玩具でしかないのはどの陣営でも同じだが、それでも子供が大人になることの是非を考えているのが主人公というのが、せめてもの救いなのかもしれない。 ケナンジも出てきて陣営も多角化。できれば企業連中にも出てきてほしいが……下手な軍隊よりも血の気が多いからムリかなぁ。
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のれん
ネタバレ未来視の設定が『空の境界 未来福音』を思い出させる。自分の周囲の状況推測があまりにも正確な「未来」を視る能力。世界観が戦後の功労者ということなので、人格にも影響があるだろうな、と読む前は思っていたが、意外と穏当な性格で、未来を視ることに対する悪影響も(少なくとも精神的には)そう多くはない。 平和になった世界情勢がイマイチ見えてこないので、しっくりこない。まぁ世界情勢とか話し始めたらジャンル変わるので仕方ないのだが、設定の規模感がミスマッチだったかもしれない。
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のれん
ネタバレ『狼と香辛料』の戦記版という感じか。18世紀後半ぐらいの世界観で貨幣の改鋳、為替相場などを引き合いにして、国家の対立を描く。 貨幣を通じた経済戦争も構図は分かりやすく、少し画が退屈なきらいはあったが、レーベルを考えれば凝った出来。 しかしここまでするなら女王という肩書が少し扱いきれてなかったかもしれない。ラストの一発逆転も騎馬民族女王だからではないしな。しかもあの逆転方法はあまりにも一発すぎるw(1/2)
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のれん
ネタバレアメリカの反戦作品の基礎といってもいい。アメリカの反戦イメージはベトナム戦争だろうけど、そういった映画に対して今作の影響は大きいだろう。『7月4日に生まれて』なんてモロじゃないだろうか。 人生のありふれた辛さを振り返り、ようやく出来たひと時の幸せからしばし離れる回想。二度と会えない恋人を思いだすこともなくなるぐらい暗闇に囚われてからは、現在の時刻に渇望する奮闘が恐怖。 これは翻訳だからなのかもしれないが、人間性を思い出そうとして信号をひたすら送ったり、熱や感触から考察する姿勢は非常に理知的。(1/3)
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のれん
ネタバレ芸能出身のジャーナリスト(?)という変わった肩書の著者が、官民事業が進まない自衛隊特有の軍事事情を取材する。 国防産業は基本国産でそろえなければならないが、日本は弾薬から制服、靴まで保有数を決めて作っているのだという。もちろん金額も納期もびた一文まけず、武器輸出や材料輸入もできないから、まったく採算が合わない。 作者の取材数が多く、結論や提言がまとめられていないのが残念だが、自衛隊装備が如何に町工場の義理人情(広い意味でのナショナリズム)に守られているかは伝わった。(1/2)
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のれん
ネタバレ今作の特徴はすべての怪異が相対化されている点だと思う。都市伝説も古代の鬼もすべて元をたどれば人の怨。今作で言えば魔法少女がティラノサウルスになるのも、少女が鬼女になるのと同じ夢破れた者なのだ。 茨城、酒呑、安達ケ原、鬼女紅葉etc…正直ビッグネームを大盤振る舞いして一人もテーマにしなかったのは惜しい。作者の知識量ならこれ一本で書くこともできたろうに。敵方の愛憎関係も主役らと対比にしているが、如何せん敵との問答がないのでモヤモヤする。詰め込んでしまうのは作者の美徳か欠点か。次はもっとスッキリして欲しい。
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のれん
ネタバレ西洋人はとかく人類史を総括したがる節があるが、本著においてはイスラム圏を交えて、まさにアブラハム圏内における言論を意識的にまとめているところに好感が持てる。ちゃんとタイトルからして西洋でまとめているし。 ただその内容は現代人全員に届くよう砕けている。ヘンリー8世を皮切りに多くの名君たちが言論の自由を矛にしつつ、「最低限の尊厳」を守るために検閲を行っていく。現代で取り上げられるヘイトスピーチに対する統制と、古代ローマ皇帝のような君主への行き過ぎた批判への対策とまったく同じ論理であるという。(1/3)
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のれん
ネタバレヴィジュアルを添えた物語の紹介だが、日本語訳としては貴重なケルト文化史考証が載っている。日本語訳出版は2018年であり、いわゆるケルト人問題について人種ではなく文化的観点で見るという区分けが欧米で広がった後というのが大きいだろう。中世協会によりキリスト教に翻案されたケルト神話の歪さについても指摘している。しかし幾度変遷を遂げ零落する姿こそケルト神話の輝きでもある。ディアドラのすべての尊厳を奪われる様はアイルランドの歴史を暗喩する。(1/2)
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のれん
ネタバレ修行とバトルはジャンプの色あせない王道。 めっちゃ成長させたいとか、シリアスなんだかシュールなんだか分からない台詞選びも戻ってきて嬉しい。 てか敵集団は普通に人間の世界に馴染んでいて(医者とか職を得て溶け込んでいる)、最早存続のためだけではなく思想のために戦っているのかもしれない。 BLEACHのアランカルを思い出す。最後に登場したやけに濃い敵も戦闘狂って感じで、これまたアランカルにいそう。やけに凝った技名といい、意外とBLEACHフォロワーだったりするんだろうか?
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のれん
ネタバレ最強描写は西尾維新かいなと思うが、意外と最強のキャラ付けは異なる気がする。野望も諦観も上位存在的な感性もない。ただただ普通の少女が最強というのはありそうでなかった(と私が思ってるだけかもしれないが)。 また心葉の人格コピーと銃弾とシールを入れ替える小柴の能力バトルはかなりアニメ調。この能力バトルの応酬はすっかり漫画に吸収されてしまい久しく感じていなかった。決め台詞さえあれば能力バトルはいつだって輝くのだ。 まだ自分の心に中学生がいれば楽しめるだろう。もちろん少数派であることを忘れてはいないが(笑)
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のれん
ネタバレ今作はコロコロと魔女に振り回される少年とともに一喜一憂するのがよろしい。 ミゼリアの本心は語るあたり親愛は感じているのかもしれないが、果たしてそれは少年の境遇故なのか。彼は「自分が好きな人が善人であってほしい」という願望に入れ込み、惚れた弱みでどんな罪も許してしまうのである。そりゃイイ性格してたら裏切るフリもしたくなるのかもしれない。 昨年・今年の電撃大賞は困惑続きだったが、続編だと楽しめるようになってる印象。練られているのか、私の許容範囲が広くなったのかは分からないが。
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のれん
ネタバレ小説というのは衝動と計算のどちらかで描かれているというのなら、本作は計算側にあたる。 作中で紹介される序盤と終盤の盛り上がりを意味する二つのターニングポイントと、転換期にあたるミッドポイントを非常に象徴的に描いている。 こうしてみると、作品の盛り上がりどころが一目で思い出せるというのは、単に物語が題材であることだけでなく、本作の構成が巧みだからである。 自分がやりたいかどうかだけを焦点にする少年の鮮やかな恋心、嫉妬心と憧れをないまぜにしたまま真っ直ぐに告白する少女には心躍る衝動があった。(1/2)
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のれん
ネタバレ前巻、私は今作の文章があまりに合わないと言いながら手に取って読んでしまう。 実にクサく、説明的な台詞や心情描写。やたらと劇場演出が好みの政治家たち。暗躍すると言いながら暴れまくって騎士道貫く戦士たち。 このポップさこそ、B級アクションとして好ましい。段々慣れてきたのか、それとも本作は1巻よりは心情台詞が少なかったのかは分からないが、さっくり読めた。 仰々しい描写と唐突な関係性は今巻でもあり、特に敵の主従は全然描けてないし、前巻ボスとの共闘も連携撮れるほどの関係を描けていない。(1/2)
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のれん
ネタバレ世界の大半が働かなくなっても、仕事を回すブルシットジョブは撲滅しないらしい。いや、非生産的なことをすること、顧客が納得する謝罪行為(責任辞職)に需要が生まれるのかもしれない。 作者の未来予想図は読者の空想を刺激する。機械・化学工学は人間のいらないライン工設計がなされるだろうか。出版社がなくコンテンツが自動生成されるなら、娯楽は基本オフラインで個々人専用のエンドコンテンツが生成されていくのだろうか。(1/3)
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のれん
ネタバレ岡田真理作品を思い出す。スチール写真のような背景に、佇む深刻な現実とファンタジックな設定が同居するキャラ。 箸がころんでもおかしい思春期にとっては、全てが退屈で無感動で冷たい。なぜなら自分たちの内に疼くものが一番熱く刺激的だから。その熱さを大人から見る行為をノスタルジーと呼ぶのだろう。 が、やはりどうにも病名の分からない余命と、テーマが見え隠れする幻想設定の組み合わせは食傷気味である。 作者の前作もノスタルジーものだったが、あくまで子供の逃避行であることが前提だった。今作は少々清々しさが過ぎる。
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のれん
ネタバレ時間も空間も超越する宇宙(夢)と国家(現実)への諦観が感じられる文章が凄い。原文は分からんが、ここまで視点の前提が変わるのがロシア小説の普通なのだろうか。ロシア文学みたいに頁ごとに名前変わってないのは良かったが(笑) だが描写の反復要素はストレートに、子供の頃見ていたハリボテとなんら変わらぬ光景を繰り返させ、矮小で何一つ成し遂げていない自分への虚無感が伝わる。 今作の背景にはもちろんソヴィエトの歴史が関係しているが、(1/2)
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のれん
ネタバレ麻田雅文『日ソ戦争』を読むと、ますますこの樺太地上戦の臨場感が伝わる。住民たちは基本日ソ中立条約を鵜吞みにして戦争自体起こらないとすら思っていた、というのはまったく日本政府と同じで、上層部から国民まで共通見解だったというのは仕方ないとはいえ、やるせない。 なんで戦闘がおこるのか、本当に攻撃していいのか、いつまで自衛するのか、すべてが後付けで決められていく。国民としては楽観論を信じたいところだろうが、ソ連側は完全に領土奪取を目的にしていたということを考えると、(1/2)
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のれん
ネタバレ最初にまず言いたいのは、壮大に何も始まらず終わったこと。キャラ関係の組み立ては中々面白かったからこそ残念な所。 主人公はカッコよさという名の夢を追求していたからこそ、その夢を(自分のせいで)失ってしまったとふさぎ込んでしまうのは分かる。まるで怪我で引退した選手を介護する彼女だ。問題はその介護要員がパーティだけでなくドンドン増えること。聖女も親友も皆ハイライトが消え、少年を追い詰めるあらゆる悪意に敵意を向ける。向ければ向けるほど、彼の治らない傷を見て自傷していくのに。 ねっとりした情念が爆発する展開に期待。
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のれん
ネタバレ前半後半の視点入れ替えにて、謎解きのような爽快感がある。かつて人命は地球よりも重いと言われたが、仮想世界とはいえ文字通り世界を作れるなかでは人生も命も作り放題。人々はもう会うこともできないぐらい遠く離れ、かろうじて会える隣人たちは疑心暗鬼で戦争という名の小さい諍いを起こす。これ現代なら民事裁判レベルよね。彼らはメモリで管理されて命自体は永続なんで、記憶を失ったことの賠償を求めて戦っただけだから。(1/2)
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のれん
ネタバレ読メ感想から惹かれて。 表紙とタイトルの通り、政府管轄の秘匿報告書という体裁が面白い。中々この手の手記法を貫くのは難しいので、音声や日記、はたまたインタビュー方式なども取り入れ物語の臨場感を入れようとしたところは好印象。 しかしながら、省庁管轄なのに(途中組織崩壊するとはいえ)文章は砕けており、事後報告書としては荒いところは頂けない。最後も普通に大怪獣バトルになってるのはパニックホラーの宿命か。(1/2)
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のれん
ネタバレ土岐頼通は文字通り一騎当千だったと難太平記に書かれていたとは知らなかった。全盛顕家軍と戦って名を遺したってのがキャラデザ要因か。 そして高師直の思想がなかなかにクレイジーかつ面白い。権威の象徴たる存在も王と同等以上の権力を握ってきた。では権威が宗派でも血筋でもなく、特定の物質になったら? 人の権威を集めることができるかどうかはともかくとして、信仰対象として扱いやすいのは確か。 権威など象徴程度で良いというのは、現代日本からするときつすぎるブラックジョークとして苦笑いが浮かぶ。さすがネウロの作者である。
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のれん
ネタバレ人情もの。愚かな人間が自分の過去を恥じて懺悔することで前へ進む物語。子供にはあまり人気のない展開だ。 自分でふらりと選択し、その先で思いもよらぬ結果を味わう。それこそ人生の妙であり、しかしてそれゆえ結果に合わぬ自分の過去を恥じる。 集団に入ることを拒否した青年が、人生の良き先輩の喪失を通じて、集団を支えることに意義を感じる。 後悔したからこそ成長する。この感動は失い諦めた者だからこそ来るものがある。アフロもコメディアンにならざるを得なかったからこその後悔があるだろう。良いラストまで1巻でまとめたのも見事。
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のれん
ネタバレまさか1年以上も休刊していた青春系漫画がジャンプに帰ってくるとは。感謝とともに驚きが勝る。それだけ期待されている作品なのだろう。 展開はバトルもなにもなく、それどころかドラゴン関係なく性格で嫌ってくるクラスメイトとの友情。距離の詰め方が急な子はどこで印象が変わるのだろうか。 社会人ならダメなやつはダメだと離れるが、学生という不思議な共同体内なら続く不思議な関係があるはずだ。その関係も青春の一種ではある。 てか母さんがアグレッシブの塊で面白い。ぜってぇ父ちゃん尻敷かれてたな。
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のれん
ネタバレマーロウパロディ必死のミステリ仕込みのどんでん返しはラブコメに薄められていたが、同時に那織のメンドクサイなにいってんだ感が強くなっていて、アニメ同様ラブコメ会話劇が良く描かれていた。原作でも巻を重ねるごとに直接的な引用は控えられ、恋の選択がクローズアップされたが、コミカライズとして納得の描写だったと思う。 オマケ漫画・短編小説も付属し、琉実の可愛さが爆発。このバスケ少女の元気で儚いお労しさは原作込みの視点だからだろうか。やはり判官贔屓は悪である(笑)。
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のれん
ネタバレガーバック小隊長がかなりマイルドというか、誇り高い軍人感が描写されている。原作だと殺意が全面に出されていたが、あれは1人称だったせいもあるだろう。俯瞰して見られる漫画だと善性を感じられやすいのは良かった。 四肢が欠損し、死体が山積みされ、その異常すら薄れていく恐怖は漫画でも色濃く表現されている。 しかし今思うと国民の英雄代表の親族が最前線にでるのよく許可されたな。箔付ける以上に人権に配慮したからこその人選。貴族の義務を遂行していた最後の時代だと思うとWWIがヨーロッパの自殺と言われるのも納得である。
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のれん
ネタバレ略奪の姫視点で語られる物語。 作中作の世界。その中で一人の「主人公」を演じようとし、シルフに「悪役」を強制した。人間として見るとよくわからない展開だが、「物語性」について考察する随筆だと思うとしっくりくる。 物語内の役割がキャラの根幹にあってはならない。キャラは役割のために死ぬのではなく、自身の幸せのために生きようとする。本心からの行動ではない彼女が生んだのは台詞と展開の羅列であり物語ではなかったと。 ラストは贖罪の始まりで締め感あったが、謎が残る。作中作に縛られない悪役令嬢と怪物は結局何者なのだろうか?
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のれん
ネタバレ舞台は変わって50年アメリカ。UFO落下ネタを取り入れたクトゥルーものもまた鉄板。 しかしミアは不憫。近づくのが陰謀にかまけた連中なので、半分ぐらい自分の前だと男たちは性的におかしくなると思ってる節がある。自信がない彼女を真摯に思ってやる男はいないのか。 しかし、見事に敵も味方も触手まみれで女を剥くことしか考えてない。天晴な助平さ。あと、すっげぇ久しぶりに『メン・イン・ブラック』ネタ見た。パロディされまくって逆に見なくなってたけど、やっぱUFOといえばこれよねぇ。
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のれん
ネタバレ祖国に忠義を誓うアメリカ官僚(CIAだが)、人類の先導者として国境を超えるソ連将校というこの対比だけで歴史ものとしては皮肉な笑いを禁じ得ない。 赤軍に怯えていた40~50年代だからこそ、アメリカの反共のために統制社会化する恐怖にリアリティがある。同時に国家でも種族でもなく、人のために戦い続ける主人公こそ漫画にふさわしいヒーロー像が輝く。 お色気シーンで発散しすぎて危機招くとか、古いお間抜け展開も合わせ、古き良きシュール助平漫画である。
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のれん
ネタバレ1948年西ベルリンとかいう、この手のクトゥルーものでもマニアックなチョイス。始まり方も深淵を覗く禁断ものの定番から始まり、敗戦の歴史を背景としてだが色濃く描くのが、TRPGを漫画化したかのよう。 てか、ピンク映画のノリで登場する女全員のお色気シーンがあるのはなんでや。絵も90年代の桂正和から進化した感じでウルジャンとかにありそうな絵柄だからますますピンク映画っぽい。 銃器・荒廃した市街地描写もお色気も画力高いのに、このシュールさ。おっさんのエロ本ですな。
が「ナイス!」と言っています。
のれん
ネタバレ『五等分の花嫁』を想起させるキャラデザとキャラ構成。主人公も誠実さがウリだけど、こじらせたナードな恋愛観がギャグになっている。流行に合わせたノリだが、今作は少年の「恋心」を質にいれたサスペンス要素が強い。 誰が勝つか分からないような引きの展開が良く、それいでいて怪物たちの異種恋愛要素も組み込んでくれている。 キャラ説明を兼ねるお話で展開もスイスイ進むのはテンポも丁度いい(1巻で2名半デート)。個人的にはまだデートしてない組のキャラたちが気になる。あと、果たして爺さん教師は説明要因なのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/02/06(2991日経過)
記録初日
2017/02/06(2991日経過)
読んだ本
2907冊(1日平均0.97冊)
読んだページ
829234ページ(1日平均277ページ)
感想・レビュー
2815件(投稿率96.8%)
本棚
1棚
性別
自己紹介

静かにゆっくりラノベやら娯楽小説を読むのをモットーとしております。

たまに変な方向に走ることもあるけれど、大抵趣味だから仕方ない

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