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2024年3月の読書メーターまとめ

mayu
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感想・レビュー
11
ナイス
934ナイス

2024年3月に読んだ本
11

2024年3月のお気に入られ登録
3

  • Sato19601027
  • toshi
  • るるるん

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mayu
成瀬シリーズ第2弾。成瀬ファンの小学生、成瀬の受験を見守る父、成瀬が働くスーパーのクレーマー主婦、成瀬とともに観光大使になった女性。「何になるかよりも何をするかだ」の言葉通り、やりたいことに真っ直ぐに、次々に実現させていく成瀬の生き方がかっこいい。無表情なのに心の中では悲しんだり喜んだり。冷静に割り切っているようで仲間思い。そんなところも彼女の魅力だ。最終話ではまさかの書き置きを残して失踪!? 前作コンビの変わらない友情が見られたのも良かった。成瀬は次はどこに向かうのか。彼女のこれからもまた読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
11

mayu
相変わらずの激しさながら、この鋭利な文章に触れたくて読みたくなるのが金原さん。目に見える虐待じゃなくても、愛されたいのに望むものが返ってこない、そんな生活は苦しい。刹那的な生き方しかできない妹としっかり者に見える姉。だけど、姉も十分に損なわれている。同じ出来事を見ても、どの情報を選択し記憶に残すかはその人次第。母の死因ですら食い違う姉妹は近くにいながらも孤独だ。それでも、姉妹それぞれの形での強かさも持っている。人の記憶が曖昧なものなら、正しさよりその瞬間のプラスを見るのが幸せなのか、なんてことを考えた。
mayu
2024/03/31 22:44

Utsuroさん、ありがとうございます。理有の最後の章が衝撃とともに印象に残っています。

mayu
2024/03/31 22:48

ブルちゃん、金原さんは最初の「蛇にピアス」で驚き、以降、少しずつ読んでいます。

が「ナイス!」と言っています。
mayu
れんげ選書。ベッキーさん三部作①。昭和初期、上流家庭のお嬢様、英子とその運転手、ベッキーさんの探偵もの。時代背景もあり、上流家庭に生まれたからこそ享受できる華やかな生活と、この頃の女性の息苦しさが見える。そんな中で、この時代にはめずらしい女性運転手であるベッキーさんは知恵にも武芸にも優れ、泰然自若とした雰囲気を持っている。英子に探偵役を任せながら、話を聞いて真実に辿り着けるように導く様は、助手というよりまた別の関係に思える。当時の銀座の風景が偲ばれる暗号ゲーム「銀座八丁」が良かった。
が「ナイス!」と言っています。
mayu
とうとうこのシリーズも完結。幼かった幸も還暦を迎え、五十鈴屋はまた次の100年に向けて動き出す。幸はもちろん、五十鈴屋の人たち、五十鈴屋をまわりで支える人たちにも思い入れがあり、ここまで見届けられたことを嬉しく思う。その後が気になっていた結も、根っからの悪女ではないことがわかって安堵。守るべきものを手に入れ、直接顔は合わせなくても姉妹の絆は繋がっていた。本編では嫌な印象しかなかった忠兵衛も商い以外では良い人だったのかも。惣次と菊栄がお互いを認めて高めあう、ほどよい関係が保てているのも微笑ましかった。
が「ナイス!」と言っています。
mayu
HOBO選書。まず絶対的なものとして、人は孤独を抱えている。愛は、その孤独を靭くするためにあるものだという。孤独は、望んだ愛を得ることができなかった時に陥り、避けたいものだと思っていた私は、この考え方に感銘を受けた。失った愛の苦しみも、孤独を、ひいては自己を充実させるために必要な時間だと思えば、前を向ける。愛の試みとは、全ての人が抱える根源的な孤独と向き合う試みなのだ。挿話を挟みながら進んでいく、愛と孤独についての思索。短いながらも読み応えがあった。
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mayu
横道世之介②。大学卒業後、バイトとパチンコで生計をたてる世之介。頼りないけど善良、傍にいてくれるだけで癒される存在、それが彼。世間一般から見たらしっかりしろって言いたくなるのかもしれないけど、世之介はきっとこのままがいいんだと思う。浜ちゃん、サク、亮太、隼人、コモロン、人生の停滞期に出会い、だけど、みんなそれぞれに一生懸命で次へと踏み出していく。現在パートで、みんなの中にずっと世之介が残っていることを切なくも嬉しく感じる。結末がわかっているだけに次巻を読みたいような読みたくないような。
maxa
2024/03/18 22:19

いやいや、結末はわかっているけれど、次巻は絶対読んでください。

mayu
2024/03/18 23:08

maxaさん、あの結末に行き着くのを先延ばしにしたいような気持ちもあります。でも、このシリーズの雰囲気は好きですし、さらに年を重ねた世之介にも会いたいので読みますよ!

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mayu
成瀬シリーズ第2弾。成瀬ファンの小学生、成瀬の受験を見守る父、成瀬が働くスーパーのクレーマー主婦、成瀬とともに観光大使になった女性。「何になるかよりも何をするかだ」の言葉通り、やりたいことに真っ直ぐに、次々に実現させていく成瀬の生き方がかっこいい。無表情なのに心の中では悲しんだり喜んだり。冷静に割り切っているようで仲間思い。そんなところも彼女の魅力だ。最終話ではまさかの書き置きを残して失踪!? 前作コンビの変わらない友情が見られたのも良かった。成瀬は次はどこに向かうのか。彼女のこれからもまた読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
mayu
亡くなった妻の願いを叶えるため、妻の遺骨とともにキャンピングカーで旅をする。夫のその後の人生を自由に生きてほしい。お互いを思いやり最後まで慈しむ、深い愛情に涙し、そんな夫婦の絆に憧れる。その旅路で出会った人たちにもそれぞれの人生があり、出会ったことで新たな一歩を踏み出し、良い方向に変わっていく。「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来」うまくいかないことがあっても、また始めることはできるはず。未来を明るいものにするために、腐らずに前向きに動き出せる自分でありたい。優しさ溢れる良い作品だと思う。
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mayu
HOBO選書。短編集。橋の向こうとこちらには隔たりがある。もう戻ることはないと新しい場所へと踏み出す決意。もう一度だけ橋の向こうにいる人に会いたいと願う心。叶うかもしれぬ遠い日に誓った待ち合わせ。男女、親子、さまざまな人の想いが交錯する場所。自由に行き来できる時代ではなかったからこそ、橋は特別な場所だったのだろう。「約束」橋での再会を約束した男女。この日を支えにしてきたのに、相手を大切に想うからこそ、後ろ暗さに再会を躊躇う。切なさを越えて、勇気を出して、全て受け入れ共に生きると決めた二人に胸が熱くなる。
ケイト
2024/03/08 20:28

これはとっても良かった~。藤沢さん、まだまだ名作がありそう!HOBO選書ってなあに?

mayu
2024/03/08 22:14

ケイトさん、これ良かったですねー✨「約束」が1番好みでした。藤沢さん、初めて読んだのですが、他の本も読んでみたくなりました📚草叢BOOKSという書店のHOBO LIBRARYで、アンケートに答えるとそれに合わせて本を選んでくれるサービスがあります。

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mayu
タイムリープものだけど、小学生の自分と大人の自分が1日だけ入れ替わるというのが斬新。たった1日だけの時間で出来ること。観測済みの未来はわかっているからこその安心感と、わかっているからこその閉塞感がある。未来の恋人のために自分が危険な目に遭ったとしても助けたいと願うこと。自分のために失った未来の恋人の夢を守りたいと願うこと。一緒にいる未来のために夢を手放すことを受け入れること。どれも愛おしさに裏付けされた感情だ。観測済みの未来を超えたその先で、自分たちで選択した未来で、幸せを見つけられそうで良かったと思う。
うさみん
2024/03/07 23:36

mayuさん、こんばんわぁヾ(*^▽^*)〃いつもナイスをありがとうございますm(__)m明日から暫く病人生活になるので思うようにナイスをできませんが、宜しくお願い申し上げます(^^♪

mayu
2024/03/08 12:26

うさみんさん、こんにちは!こちらこそ、いつもありがとうございます。お気になさらず、ゆっくり静養してくださいね。うさみんさんの回復を祈っています。

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mayu
短編集。今はここにいなくても、あなたの言葉が背中を押してくれる。物は手放したとしても、思い出は自分の奥にちゃんと残っている。恋人に紹介するのを躊躇う家族、いじめを受けて消えない恐怖心、リセット症候群、不倫の痛手、幼馴染への気づいてしまった恋心。なんとかしたいと思ってはいても、なかなか動き出せず立ち止まったまま。そんな時、長く生きたおばあちゃんたちが一歩を踏み出すきっかけをくれる。思い通りにはいかないこともある。だけど、最後には、私なりに頑張ったんだからいいじゃない、そう思えるような生き方をしていきたい。
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mayu
気にしすぎな女子高生サブレと、彼女を好きなめえめえの4日間。サブレは死に対して恐怖を抱えながらも、死について知ろうとする。死そのものではなく無念を恐れるという考え方。私は自分の存在がなくなることも怖いが、やり残したことがあり悔い残したまま終わることも怖い。やり切っていたら恐怖は薄れるものなのか。お互いの悪いところを伝え合う、不器用ながらもよく知る相手だからこそできる気持ちの交換に愛おしさを感じる。「私の真剣に決めた自由で、放したくない不自由だ」めんどくささは真剣だから故。これはサブレの最上級の愛情表現だ。
ブルちゃん
2024/03/05 06:29

これは嬉しすぎる共読😌住野さん読んだ中でこの本良かった😍自分もめんどくさいなって思ったよー笑 めえめえのサブレを見つめる視線が良かったなあ😌

mayu
2024/03/05 11:55

ブルちゃん、共読嬉しいです🎶私も、住野さん読んだ中でこの本は好きですね!真剣だから、めんどくさいくらい考えちゃうのかも 笑 めえめえのサブレを見つめ続ける視線、まさに青春ですねぇ😌

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/19(2588日経過)
記録初日
2017/03/12(2595日経過)
読んだ本
1029冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
333603ページ(1日平均128ページ)
感想・レビュー
1017件(投稿率98.8%)
本棚
8棚
性別
現住所
東京都
自己紹介

いつも読書の参考にしていた読書メーター、自分でも読んだ本を残しておきたいと思い始めました。
小さい頃から本が好きです。お気に入りの作家さんは江國香織さん。恋愛小説や青春小説などキラキラした気持ちになれる本が好きです。
最近はほっこり優しくなれる本にも惹かれるようになり、町田そのこさん、森沢明夫さんも追いかけたい作家さんになりました。
読書メーターのレビューで面白そうと思ったファンタジーや時代ものも少しずつ読み始めています。他にも読書の幅を広げていけたらと思っています。よろしくお願いします。

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