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2024年5月の読書メーターまとめ

鳩輪とわ
読んだ本
14
読んだページ
3594ページ
感想・レビュー
7
ナイス
105ナイス

2024年5月に読んだ本
14

2024年5月のお気に入り登録
2

  • ☆よいこ
  • おうか

2024年5月のお気に入られ登録
2

  • ☆よいこ
  • おうか

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鳩輪とわ
ネタバレパスティーシュとユーモアに溢れたミステリ作品集。面白かった。いい意味で情感が薄いのでミステリ的な面白さが際立つ作風。 『透明人間』:表題作。透明人間が実在する社会のシミュレーションが興味深かった。 『六人の〜』:一番のお気に入り。異様なテンションに大笑いさせてもらった。青春ハイテンションミステリとして書かれた『午後のチャイム〜』に匹敵するハジケ度合いなので『午後〜』が好きならぜひ。ミステリ的にも面白いので無敵。 あとがきでパスティーシュ元の作品が言及されているので、遡っても面白いかも。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
7

鳩輪とわ
ネタバレソードアートオンラインの世界を舞台にした館ものミステリ。『SAO』ミリしら状態で読んだがとても面白かった。ゲームの仕様(寝室は絶対安全圏等)が上手くミステリに生かされており、RPG的なゲームを一本でもやったことがあるなら直感的に理解できる内容だと思う。本編未読でも読めるのに、真相自体は『SAO』の世界観じゃないと成立しない話なので、スピンオフとしても満点。 ゲームとミステリは、無理ゲーに見えてもクリアする道筋が用意されている(じゃないとフェアじゃない)という共通点がある娯楽なのだなと読んだ後に思った。
が「ナイス!」と言っています。
鳩輪とわ
ネタバレS級魔法使いが営む引っ越し屋を舞台に出会いと別れを描く感動作。面白かった。個々の話の出来もいいが、勇者再びがとても良かった。 出会いと別れを描く作品として、代表的な職種は旅人だと思うのだが、主人公を引っ越し屋に設定して依頼人の出会いと別れを描くクレバーな采配が光る。四次元ポケットとして扱われるミミックなど、RPG的なファンタジー要素の扱いも上手い。なにより、「ここは読者の感情を揺さぶる」という気概が文章から滲み出ていたと思う。サラッと読めて満足度が高いので、ラノベという媒体に良く合っていると思う。
が「ナイス!」と言っています。
鳩輪とわ
ネタバレパスティーシュとユーモアに溢れたミステリ作品集。面白かった。いい意味で情感が薄いのでミステリ的な面白さが際立つ作風。 『透明人間』:表題作。透明人間が実在する社会のシミュレーションが興味深かった。 『六人の〜』:一番のお気に入り。異様なテンションに大笑いさせてもらった。青春ハイテンションミステリとして書かれた『午後のチャイム〜』に匹敵するハジケ度合いなので『午後〜』が好きならぜひ。ミステリ的にも面白いので無敵。 あとがきでパスティーシュ元の作品が言及されているので、遡っても面白いかも。
が「ナイス!」と言っています。
鳩輪とわ
ネタバレ人造機械種族マ・フを巡るSF。とても面白かった。純朴に暮らしていた妖精の国にヒトが来訪し、徐々に妖精たちが変化していく……的な内容をSF的な旨みと共に味わえる。「(観測者でいるために)特別を作ってはならない」という掟で暮らしていたマ・フたちが、どんどん掟から逸脱していく様子に胸が締め付けられた。"クロニクル"と銘打つだけの世界の変化があるので、満足度が高い。 心理描写も美しいので、タイトルのセンスにピピッと来た人にオススメ。
が「ナイス!」と言っています。
鳩輪とわ
ネタバレ記憶を食う狐の妖怪と青年の和風ファンタジー。フォーマットは『夏□友人帳』で、神絵師の祖母が残した筆を使って祖母の絵に描き足していく様子は『大神』の筆しらべを思わせる。とはいえ、「なぜ記憶を食って貰ったのか?(記憶を封じたいほど辛い思い出は何か?)」にスポットライトが当たっているので、十分差別化は可能だと感じた。 やかましい妖狐キャラが好きなら是非。
が「ナイス!」と言っています。
鳩輪とわ
ネタバレ下っ端女性官吏として働き始めた澄生と博陸候の傀儡状態の金鳥の后選びの話。一度読み始めたら止められない面白さだった。冒頭のオチや澄生の正体などは、予想通りなのだが抜群の読みやすさでグイグイ読者を引っ張っていく作品。今回は、印刷物の検閲という今までにない方向から話が進むので新鮮だった。新キャラの俵之丞が非常にいいキャラをしているので『主』辺りのコミカルさもあり読んでいて楽しかった。徐々に崩壊していく山内を餅に例えるのがなんとも……(望月だけに)。
が「ナイス!」と言っています。
鳩輪とわ
ネタバレ人の想像力はここまで飛翔するのかと呆気にとられるファンタジー。とても面白かった。濃厚さに目眩がするような世界観なのだが、普遍的な職業小説としての面白さも兼ね備えているので、著者の作品の中では取っつきやすいかもしれない(デビュー作も社畜小説?だったのでこだわりがあるのかも)。もちろん、『零號琴』のような音楽SF好きにもオススメ。 読んでいく内に世界観が徐々にインストールされていく感覚は、この著者の作品以外ではなかなか味わえないと思うので、百聞は一見にしかずで是非。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/07/16(2533日経過)
記録初日
2017/05/20(2590日経過)
読んだ本
1263冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
352706ページ(1日平均136ページ)
感想・レビュー
630件(投稿率49.9%)
本棚
6棚
性別
血液型
AB型
外部サイト
URL/ブログ
https://twitter.com/r1nk1ohen
自己紹介

備忘録。
昔読んだ2000~2010年のコバルト文庫や2010~読み始めた本・漫画など。怪異・ホラー・ミステリ辺りが好きだが節操なしに読む。
BLも読む。
七穂美也子の作品群が好き。
アイコンはフリーサイト様より拝借。

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