(メモ2)「意味の論理学」での表層における意味の生成(キャロル、差異と反復に引き続く、静的発生)、および深層(身体性)における意味の生成(アルトー、動的発生)という2つのテーマ。そして「意味の論理学」以降では、もはや「動的発生」という考え方に触れられることなく(=放棄され)、「機械」が語られるようになる。この展開がモヤモヤしていたので、整理された。
(メモ)死体、ゴミなどはともかく、排泄物の氾濫が描かれているのは本当に素晴らしい。キングやクーンツなどのベストセラー作家には書けない要素だと思うし、逆にもしも本書がノーベル賞受賞の一因になったとするならば、ウンコとオシッコのせいだと思う。
(メモ)「野生のニホンザルの普通の死に方は、つぎのようだということだ。まず体力がなくなり、群れから放置されて離脱する。 何も自分では食べることができなくなる。すると夜間に天敵たちがここぞとばかりに寄ってきて、朝になったら肛門から喰いちぎられている。これは例外ではなく、ほとんどの野生獣の最後は、生きたまま喰われるのであり、それが当然だというのである。」p44。大分の高崎山では、年間100頭以上のサルが死んでいるらしいが、「山に入ってもサルの死体は一度も見たことがない」と係の方が言っていたことを想起。
2022年夏~こまめにメモ。図書館、古書好き、詩を書く、本をつくる仕事
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