一人の警務課長失踪を機に、県警内の権力闘争が繰り広げられる。各幹部の職場、自宅と場面が目まぐるしく切り替わり、さらに幹部の配偶者も絡んできて、重層的に話が展開していくところが、よくできているし、面白い。 どんどん場面が変わるので、じっくり読ませるところは弱く、このあたりは好みが分かれそう。

対談形式なので、読みやすい。この2人について多くのことを知らなかったので、とても面白かった。ただ体系的に何かを得たというものはあまりない。五木氏の、親鸞は死後に浄土するという考えはしなかったと思う、という考察が興味深かった。確かに、だからこそ浄土真宗は民衆に広まっていたのかな、と思う。

一人の警務課長失踪を機に、県警内の権力闘争が繰り広げられる。各幹部の職場、自宅と場面が目まぐるしく切り替わり、さらに幹部の配偶者も絡んできて、重層的に話が展開していくところが、よくできているし、面白い。 どんどん場面が変わるので、じっくり読ませるところは弱く、このあたりは好みが分かれそう。