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碧井 もり
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やわらかく暖かな光溢れる世界で、くまの親子が表題通り「この世で1番素晴らしいもの」を探しに出かける。それは道端の宝石のように輝く石でもなく、鼻を擽る甘い香りの野ばらでもない。森で沢山の素敵なものを見つけるたび、こぐまが母親に訪ねる「Is this the most precious thing?」に対しての母ぐまの返しも素敵。こぐまの感情を称しながらしっかりと受け止め、その上で「それ以上に素晴らしいものがあるのよ」と説く。自然の豊かさと沢山の慈しみに包まれる幸福が、本書には詰まっている。
0255文字
碧井 もり
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とある古書店の隅っこでひっそりと埃をかぶっていたところ、何故か目が離せずお持ち帰り。理想的な良書との出会いだった。文字は全てひらがな表記。表紙の青い空気を纏った黒猫と白い小鳥が印象的。外の世界を知らぬ小鳥と高い所を恐れ木登りが出来ず、仲間外れの猫。愛が恐怖に勝る瞬間を、風をきるように感じ取れる作品。猫の流す涙の美しさや羽根をくわえ全力で走る姿には、込み上げて来るものがあった。
0255文字
碧井 もり
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損失からの救済という、奇跡にも近い出来事と温かな心が漂う短編集。不器用に生きている人ほど実は自分の中の正義を大事にしているし、それが美徳であると信じて疑わない純粋な気持ちがあるからこそ、この世で生き辛い立場になってしまうのではと思った。そして、全く同じ人間などいないため、それぞれが互いに違った価値観の優しさを抱くあまりすれ違ってしまったり。いつかは必ず来る終わりを知りながら、たった一瞬の幸福にしがみついてみたり。人間って興味深い、と他の種族になったような気持ちで書いてみた。
0255文字
碧井 もり
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最早、男女の作法だ。特に現代の混沌とした世界ではそう言ってもいいと思う。同時に、年齢関係なく、読めば何かしら人生を豊かにするものが得られるはず。医学でいう「死の肯定」は生きる活力になる。若いうちに見ておけば…と後悔することはない。時の中で壁は厚くなっても、豊かさは白と黒の間にあり、5:5の確率であるということ。挑戦する価値は十分にあると思う。本書のお陰で亭主関白の概念がガラリと変わった。
0255文字
碧井 もり
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女子高生時代を通り過ぎたものでも当時を思い返してみたり、また登場人物になりきるという癖がついているものであれば、儚さにも似た残酷な部分と共に楽しく味わえる一冊だと思う。ママへの感情を表している柚子の「これは私が子供すぎるのではなくて、ママが年をとりすぎているのだと思う。(中略)なにかをわかるのに年をとりすぎているのだったら、その人はもう、永遠にそれがわからないのだ」がとても印象的。
0255文字
碧井 もり
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勘の良い方は恐らくすぐに気付くでしょう。電車から始まりクリスマスソングで終わる事や、宗教絵画のモチーフ使いも素敵。意味を知っていれば尚更。また線の崩れた挿絵も哀愁があり、この作品をより儚く美しいものにしているなと思う。飼い犬や猫等、愛していた動物がこの世から去ってしまった悲しみを、そっと羽根のように拭ってくれる一冊だった。
0255文字
碧井 もり
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猫の作品は積極的に読んでいきたいので手に取った一冊。結果、『翻訳とは』と考えさせられる作品になってしまった。国の違う作品を自国へ発信させるには、やはり内容を損なわずいかに自国に近い感覚に置換できるかということにかかっていると思う。 誰もが知る古典的なものに新訳が多いのはそのせいではないか。 つまり正直なところ、この作品は翻訳が非常に残念。可能であれば原文を読み、自身の感覚に置き換えた方がより楽しめるであろう作品だった。
0255文字
碧井 もり
新着
思入れ深いので何度でも手に取る。カナダで購入したものであり、初めて異国を感じた本だ。自国の本屋でそうするのと同じく、無言で本書を会計カウンターに置いた。すると販売員に「これ、とても素晴らしい本よ。あなたもきっと気に入るわ!」と声を掛けられた。私にとっては内容の美しさよりも、このささやかな文化の違いこそが美であった。 少ない語彙でも会話をしたいと努力したあの煌めく時間を、私は一生忘れない。
0255文字

読んだ本
368

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/08/27(2798日経過)
記録初日
2017/08/26(2799日経過)
読んだ本
368冊(1日平均0.13冊)
読んだページ
70273ページ(1日平均25ページ)
感想・レビュー
28件(投稿率7.6%)
本棚
14棚
性別
血液型
A型
現住所
神奈川県
自己紹介

■読みたいときに読んで、記録したいときに記録する。
宇宙、科学、環境問題、哲学、旅のエッセイが主な好物。
漫画も読みますが、割愛。


■水に関するもの全てが大好き。
でも現実では泳げないので水泳は苦手。
流行にのるのも苦手。
どこ行っても波にのれない。
でも、きっとのる気がないんだと思われる。

海の生物と同じくらい鳥類も好き。
鳥は空を泳いでいると思ってる。
飛行機が好きな理由も、もしかしたら憧れからかも知れない。
青い空の中、白く輝く機体を見つけるたびに息を呑む。
長く伸びる飛行機雲は消えるまで見ていたい。


■宇宙は海であり、海は宇宙。
水の巡りは生命の巡り。
人体内の水分量と地球全体の水分量。
様々な生物を生み出したのは紛れもなく海であり、
また、胎児は羊水の中で育まれる。

以前はこんな考えを持っていた。
でもこれは人類主体の思考だと考える。

星の数程の人間がおり、それぞれが違った正義や思考を抱いて生きる、故に戦争や論争、イジメが絶えない。
他の生物からしてみれば、死んだものを大きな石の下に埋めるのは永遠の謎ではないだろうか。
実は世界は1つのようで1つではないのではないか。

こんな事を考えながら読書をしているせいで、遅読です。


■電車やバス内で本を読んでいる人がいるととても嬉しい。
心の中で勝手に「本友さん!」と親近感を抱いている妙な人。
あの、本を持つ手とめくる仕草、紙の音が何とも言えない。



□気付いたら手に取ってる作家さん:
長野まゆみ・池澤夏樹・小川洋子・Agatha Christie・Carl Hiaasen

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