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2023年12月の読書メーターまとめ

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読んだ本
41
読んだページ
8388ページ
感想・レビュー
33
ナイス
877ナイス

2023年12月に読んだ本
41

2023年12月のお気に入り登録
3

  • 副委員長
  • 竹城 俊之介
  • さゆ

2023年12月のお気に入られ登録
3

  • 副委員長
  • 竹城 俊之介
  • さゆ

2023年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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永遠に残る詩だとつくづく思う。春夏秋冬を愛でることなど、日本にしかできない。夏は暑苦しい、冬は凍えそうだと愚痴ばかり出る自分が恥ずかしくなる。枕草子の素晴らしいところは、完全オリジナルということ。何しろ千年以上前にしたためられたものだから。
が「ナイス!」と言っています。

2023年12月にナイスが最も多かったつぶやき

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2023年11月の読書メーター 読んだ本の数:69冊 読んだページ数:20039ページ ナイス数:1151ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/789562/summary/monthly/2023/11

が「ナイス!」と言っています。

2023年12月の感想・レビュー一覧
33

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董卓を打つために共に立ち上がった袁紹と公孫瓚が、同士討ちを始める。寄せ集めたるゆえ。大義を共有せざるゆえ。今の野党に酷似。
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「痛みの記憶は消えない」と呟く主人公。それゆえ、他人の顔色を窺い、弱者の怨みに共感する。当然、主人公自身の神経が持たず、家計が傾いているに関わらず、自著の映画化や出演に躊躇したり、釣りに逃避する。だが、逃げられない。主人公は世捨人に成り切れない。ある意味徹底的なリアリスト。
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永遠に残る詩だとつくづく思う。春夏秋冬を愛でることなど、日本にしかできない。夏は暑苦しい、冬は凍えそうだと愚痴ばかり出る自分が恥ずかしくなる。枕草子の素晴らしいところは、完全オリジナルということ。何しろ千年以上前にしたためられたものだから。
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ゲシュタルト崩壊を交えながら、文字の害悪を説いている。実話かどうかは知らぬが、古代文明において、既にそのことに気づいていたと設定が面白い。情報に溢れる現在も、かえって実像を掴むことができない。
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若者の新語が耳障りだといつも感じているが、その言葉が芯を食っていれば、生き残り、諺となる。
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国家大憂の元凶、董卓の側近、華雄を一人で討つと名乗り出る関羽。それを唆す曹操。足軽一人無くしても痛くもかゆくもない。それより将軍が足軽に討たれれば物笑いのタネという発想がサイコパス。だが、人智に勝るものはなし。曹操が因果応報によりしっぺ返しを食らうのは当然。
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曹操は、おそらく、というか間違いなくサイコパスである。幼い頃から弁舌巧み、独り善がりな正義に反する者は、恩人であっても平気で殺す。相手のためという独善的な理由をもって。「乱世の奸雄」とは言い得て妙。世が乱れていれば、大衆も悪を見抜けない。
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小舟に屋根を取り付け、月に三日ほど宿泊する作家兼ジーパン屋主人。戦中派のため、原風景にあるのは焼け野原と社会通念の逆転。主人公は明らかに、日常生活を普通に過ごす自分に不安を感じている、舟生活に逃避したのは、原点を取り戻すためかもしれない。
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サイコパス等の「精神病質」を「病」に含めているところが新鮮。実例として、絵本作家の武井遵が、偽札を作ったり、宝石商を銃殺した事件を挙げる。彼は気分の移り変わりが激しく、睡眠薬を常用。それを加味しても、人格障害は疑いようがなく、減刑の対象になると結論付ける著者。実際無期懲役となった。だが、北九州監禁殺人事件の緒方太はどうだろう。事件の凄惨ゆえに極刑判決。彼も典型的なサイコパス。著者の主張に沿えば、死刑不当となる。だが、国民感情と逆行する。
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虎の威を借る狐どもに見切りをつけ、官軍から離れる三人。操り人形の帝も早世し、無法状態となった。正直者が馬鹿を見、小賢しい者が得をする国の結果は、低レベルの同士討ち。大義なければ、人心も貧することを改めて学ぶ。
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農民の寄せ集めだが、心を一つにする有志。「乞食部隊」と揶揄されようとも、偉大な中心者とともに戦えば、必ず巨大な敵に勝つ。庶民ゆえに、官吏が見下すのは必然。だが、そんな輩は逆に見下されていることを知らない。
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前著「あるす・あまとりあ」の内容を、より具体化したもの。前著から13年後の昭和37年刊行。言い換えれば、内容が許容される世になるまで13年かかったということ。
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昭和30年代初頭、満賀と才野が共同でテレビを購入。価格は当時の大卒初任給の30倍の3万円。YouTubeの進展も著しいが、令和の世もテレビは健在。NHKはさておき、無料コンテンツであることが功を奏したのだろう。なお、つのだじろうの弟が登場するが、つのだ☆ひろではなく、もう一人の弟らしい。
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「漫画王」の連載漫画に穴が空き、出版社に頼まれ、急遽読み切りの「ナマちゃん」を掲載することができた赤塚不二夫。それが連載決定へ。締切を守れず逃げた漫画家が誰かは知らない。とうに淘汰されているだろう。
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張飛と関羽が、なぜそこまで劉備に惚れ込んだのか。ストーリーの進行を優先させたためか、作者もそこまでは描き切っていないが、三人が桃園の誓いで心を一つにする場面は美しい。一人の人が正義であるならば、その一念は感染する。
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故人となった芸人の人物像とエピソードを描く。二代目甚語楼や古今亭志ん好のように、売れずに拗ねてしまった者、柳家小半治のように、現状満足の者等さまざま。立身出世した人物より、不遇に終わった芸人に惹かれる。本人は"不遇"と思っていなかったかもしれないが。
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1938年、洋画上映専門に開業した同劇場。しかし、戦争一色に染まる中、敵国作品が攻撃され、戦時中寄席営業を余儀なくされる。幸か不幸か、志ん生、文楽、八代目文治、柳橋、柳好等大物も出演。それが歴史から消えようとすることを惜しむ著者が、あらゆる文献に当たり、再び光を当てる。著者に好感が持てるのは、資料や古老への聞取り等、調べを尽くしていること。なおかつ、偏見がないこと。談志や他の文筆家は当然ながら主観が入るが、ややもすると印象操作となる。その中で、著者は稀有な存在。
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絶滅したといっていい尺八の寄席芸人、一睡軒花堂の半生。明治元年に生まれ、終戦前に没したという。当時も尺八は高尚と崇める旧弊な体質があり、それを寄席出演により庶民に取り戻そうとした革命児と評価できる。とにかく、国や地方自治体に保護されるようなったらおしまい。文楽がいい例。
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リアルタイムに存在を知っているのは、古今亭志ん好と三升家勝太郎くらい。かつては期待されたが外れていった四代目つばめ、二代目遊三、五代目燕路。寄席には出るが華が咲かなかった五代目圓窓、古今亭甚語楼、七代目橘家圓太郎。一応楽屋に控えているが出演できない「ヨビ」の人、三遊亭銀馬、春風亭柳語楼、立川ぜん馬、土橋亭里う馬、文の家かしく、柳家金蔵。一生前座で終えた林家正吉、三遊亭圓福の半生を紹介する。このようなオールドタイマーは、興味を示す稀有な人物が、調査し書き記さなければ消え去るのみ。
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香川県坂出市三人殺害事件。娘二人を殺されながら、マスコミに犯人扱いされた実父。特に、Mの偏向報道はひどかった。その後起ったM次男の逮捕。因果応報とはこのこと。
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戦後の小平事件から、平成20年の元厚生省事務次官宅連続襲撃事件までを時系列に収録。殺人の類型として、敗戦後は「飢餓と混乱型」、60年代半ばから「繁栄と脱落型」、そして現在は「犯罪そのものが目的化」と分析しているが、腑に落ちる。自殺願望から死刑制度を利用しようとする者まで出てくる始末。生への執着も死への恐怖も希薄になっているためか。
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宮沢賢治は日蓮信者。おそらく仏法説話からヒントを得たのだろう。善行には「貝の火」という功徳で報われる。だが、調子に乗ったり、悪狐に唆されれば、消えてしまう。そのためにも、貝の火を絶やさぬよう、子ウサギの父のような善知識が必要。
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虫プロ倒産により「COM」も休刊となり、連載中だった「乱世編」第2話も未完に。後半、下描きのままなのが何とも生々しい。
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昭和29年執筆開始「漫画少年版火の鳥」黎明編を収載。著者が、若き漫画家たちの神だったことを理解。例えば、初期の藤子不二雄のタッチは、著者のコピーである。なお、出版元「学童社」が倒産したため、本作は未完だが、他の文献によると、廃刊前に、連載休止する旨、著者が本誌で予告していたらしい。原稿料の滞り等、著者も学童社の終焉を感じていたのだろう。
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宗教と宗教との争いほど、愚かなものはない。それぞれが、人間の幸福が最上と考えているはず。ならば、異教者に迫害を加える所以はない。
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7世紀、地方の豪族や民衆を服従させるため、仏教が政治的に利用されたのは事実。だが、思想弾圧を行い、護摩を焚いて占うような教えはまがいもの。仏教にも高低がある。「ブッダ」を描いた著者も当然承知のはず。
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意味は分からずとも、子供の頃からこんなセリフを諳んじておくことは大事なこと。意味など歳を取れば分かる。それが教養。盗人の言葉でも教養。
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神か仏かどちらが正しいかということが主題ではない。作者が言いたかったのは、信教の自由。その自由が失われると、憎しみ合い、殺し合いが始まる。信仰とは、人間のためにあるはずなのに。
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貸本漫画家20名中、異色はK・元美津。他の漫画家と比べ、圧倒的に画法に劣る。謎解きを試みるが、あっと言う間に解ける。加えて、後書きに「たいくつでしたか?」と謙虚すぎる言葉。いや、十分楽しんだ。
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お母さんカンガルーは、ポケットという常識に拘り過ぎ。ライオンや鳥に尋ねた時点で、逆転の発想が生まれなかったのか。
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この演目は歌舞伎役者にとって、かなりのプレッシャーとなろう。少しでも噛んだら台無し。なお、この「ういらう」は現在も小田原で製造販売されているとのこと。ホームページを見るとやや高額。話のタネに少し舐めてみたい。
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身長161センチ、体重90キロ。大正時代でも小さい。その体で、年二場所の頃とはいえ12年間も大関を守ったのは努力の賜。新鋭の頃、玉椿関が彼を激励したというエピソードも面白い。玉椿は大ノ里より小柄だったはず。だが、相手の体に食いついて離れず「ダニ」と綽名され、名横綱常陸山も玉椿を苦手とした。相撲の醍醐味の一つは、小よく大を制す。
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故人となった名人の写真に、談志が実体験を添えた、今となっては歴史的資料。特筆すべきは、最晩年の八代目文治。文治の笑顔なぞ、他に残っていないのではないか。当時は"臭い芸"と評されたらしいが、師の写真と評伝を見る限り、抜きん出た名人であったことが窺える。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/01(2587日経過)
記録初日
2017/09/01(2587日経過)
読んだ本
5002冊(1日平均1.93冊)
読んだページ
923814ページ(1日平均357ページ)
感想・レビュー
4217件(投稿率84.3%)
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