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2024年5月の読書メーターまとめ

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2024年5月に読んだ本
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2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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加齢や社会的地位により、自ら三大欲求の一つに蓋をしようと努めてきた女性。それが、一人の赤裸々な男性によって、リミッターを外されてしまう。一時的な恋愛というより性愛。だが、性愛と刹那主義は親和性がある。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:37冊 読んだページ数:7408ページ ナイス数:800ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/789562/summary/monthly/2024/4

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2024年5月の感想・レビュー一覧
32

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アルツハイマー性認知症になった父の介護記。一見、意味不明なセリフや行動を、哲学者の言葉に紐付け、すべて理由があると捉える著者。やや牽強付会だが、これは正しいと思ったことが一つ。認知症は単身では生活困難という定義に照らし、著者自らこそ認知症だと悟ったこと。私も、洗濯機の操作方法を知らず、ごみの分別も正確に把握していない。妻に介護してもらっている現状を申し訳なく思う。
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先住民が大自然と格闘する。せめぎ合いの中、犠牲者も出る。一筋、生きる術を見いだす。それが確立したとき、後付けで信仰が生まれる。
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ドカベンの登場人物は、すべてキャラが立っており、読者が夢中になるのも無理はない。ただ、幽鬼鉄山は立たせ過ぎ。
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作中のセリフで「ミュンヘンオリンピック」とあるが、奇しくも、日本が柔道界で世界の頂点を奪われた時と重なる。山田の妹サチ子が、サンマ一匹百円もしたのにと、岩鬼の痩せ我慢を嘆くシーンがある。昭和48年当時と比べ、現在驚くほどの価格変動はない。だが、温暖化等でいずれは高級魚となるかも。
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昔話ではなく創作と思われる。竜は、自然の脅威。この物語の場合、人災とも取れるが。おばけの舌ながばあさんと鬼の朱ばんは、人間の暴挙に警鐘を鳴らす存在。今回は人間を守ってくれたが、過ぎると見放される。
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柔道界の頂点に立ち、かつ、中学生大会の決勝の審判を勤める伊賀谷栗助は、明らかに福井英一「イガグリくん」のモジり。ドカベン連載当時の少年はすぐ気付いただろう。福井氏、1954年過労により急死。年を経るにつれ、著者の仕掛けが看過される。
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もうすぐ、首都圏の人類が滅亡する。それを知らされた時、人間は、あらゆる道徳的束縛を解き放ち、宗教も哲学も芸術も無に帰し、動物に戻ると著者は想像。私はそうなるという告白ともいえる。宗教の力を過小評価しているきらいがあるが、誰人も未体験なので、本小説どおりになるかも。なお、執筆当時の首相は池田勇人であり、錯乱する某首相は、彼をモチーフにしたと思われる。彼も不況下、切羽詰まったのかもしれないが「貧乏人は麦を食え」と発言した男。
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今はサブカルチャーどころかミニカルチャーしか生まれない。Xやインスタさえせず、LINEような閉鎖空間でしか人と接触しないという、社会学者濱野智史氏の言葉。それを受け、権力者にとって非常に統治しやすい状況と警告する佐藤氏。安全だが、外的刺激もなく、自分を客観視できない現実を打破するためにも、他人とのリアルな接触が重要であることを改めて強調。畏まったことではない。近所や同僚との挨拶、雑談。そんな平凡な行いを重要視したい。
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動物実験されたが、奇跡的に束の間の自由を得た犬の物語。人間とは「遊ぶ人」と定義付けたのは歴史学者ホイジンガだが、それは違う。人間以外の動物も遊ぶ。楽しさを甘受する。私は京都鴨川沿いに職場があり、昼休み、そこで一服しているが、天気の良い日は、トンビがグライダーのように空を舞っている。おそらく目的などなく、気持ちよさを甘受するため。ただ、先日、同僚がトンビにサンドイッチをさらわれた。
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ロシア・ウクライナ戦争ほど、国益に直結しない戦争はないと佐藤氏。ウクライナは、この30年で1300万人が国外流出し、また、今もマフィアが幅を利かせており、腐敗や汚職もひどく、核戦争になるリスクを背負ってまで取りに行く利益はロシアにはないと説く。佐藤氏は、この戦争を利権戦争ではなく「宗教戦争」であると見立て、しかも、双方キリスト教がベースにあるので、どちらかが参ったというまで収まらないと推論する。左翼運動家の内ゲバ、暴力団間の抗争、自民派閥間の凌ぎ合い等、いくらでも類例がある。正に近親憎悪。
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樋口一葉のイメージが一変する。実際に彼女と交流のあった人物の証言に共通するのが、小柄で猫背だった、髪が薄かった、決して美人ではなかったということ。また、極度の頭痛持ちだったとも。森鴎外も激賞した「たけくらべ」を発表した後、わずか二十四で散ったのも、インパクトが大きい。その意味で、人生は短くとも、どう生きるかが重要と思い知らされる。
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我が子を持つまでは、ベビーカーを押す人に「かわいいですね」と声をかけてきたが、あくまで社交辞令だった。だが、我が子を得た途端、他人の赤ちゃんも本当に愛しく思えるようになった。命の誕生は厳粛。
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手作り弁当をテーマにした絵本は数多あるが、それも分かる。卵焼き、から揚げ、ヒジキ、ポテトサラダ、そしておにぎり。具は勿論梅干し。丹念に描きこまれた弁当を見るだけで、好奇心に食欲が加味され、目が離せなくなる。
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「いのちは時間」と小学生に説く著者。つまり、長命は幸福の絶対条件ではなく、短命でも使命を達成し、本人が満足ならば幸せな人生と理解。105歳まで生きた著者の言葉だけに説得力がある。長い間、困難を何度も何度も乗り越え、満足の人生だったに違いない。
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純朴で誠実な印象。仕える師を過たなければ、平凡ながらも幸福な人生を送れたであろう。だが、彼は誤った。結果は一般人を巻き込んだ殺人。そして極刑。一方、かつて「親父」と仰いだ矢野治組長。矢野も事件の主犯として死刑判決確定。その後、延命のため、他の殺人を告白したものの、証拠不十分と、間を置かず無罪となる。最後は死に怯え、獄中自殺。こんな小物に忠誠を尽くしてきた著者の宿命を想う。
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タイトルどおり、女性が主題。どの一篇も救いがない。宿命に逆らうことができない女性の人生を描く。だが、ストーリーが緻密で、どれも佳品。
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加齢や社会的地位により、自ら三大欲求の一つに蓋をしようと努めてきた女性。それが、一人の赤裸々な男性によって、リミッターを外されてしまう。一時的な恋愛というより性愛。だが、性愛と刹那主義は親和性がある。
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独居には十分すぎる小さな家。最小限の什器。欲求のままにミルクを飲む猫。その猫が帰ってこないことに、猫も気兼ねしているのかなと心配するお婆さん。こんなお婆さんの平穏は、小さなものではない。
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めでたしめでたしで終わったのは何よりだが、穿った見方をすれば、叔父さんや古本屋さんが、その後も頻繁に訪問したのは、この絵は金になると踏んだからでは。
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元横綱白鵬の宮城野親方と、その弟子北青鵬。現役時代に小1の彼に声をかけ、交流を続けた結果、白鵬の内弟子として角界入り。おそらく親方にとって、目に入れても痛くない存在。それが親方の目を曇らせ、弟子は特権を得ていると勘違いしたのだろう。結果、同じ所属力士への暴力行為、いじめにより北青鵬は引退。親方は降格、減給、部屋閉鎖。素質があっても甘やかすとこうなる。双羽黒の顔が一瞬浮かんだが、彼は親方の妻にも暴力を振るったので、また別ケース。
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「平凡や普通を知ろうとすること」「長いモノに巻かれつつ光ること」「側にある優しさに気づくこと」この三点は兼近が紆余曲折の末、悟ったものだが、すべて腑に落ちる。中野は、バッシングがあろうと炎上しようと、一過性のものにする兼近の能力を、「地頭の良さ」と表現。高学歴者は"笑い"を理解する能力に劣るという具体的データも示す。私も、笑いこそ至上と信じ、娘に積極的にお笑い番組を見せてきたことに自信を得る。なお、中野がお笑い第七世代に「金属バット」を挙げており、思わず噴き出した。
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やはり、最後の法華経の曼陀羅は、強烈な印象を与える。その視点から見直すと、「決シテ瞋ラズ」と表記しているが「怒ラズ」ではないことに気付く。仏法用語として「瞋」とは地獄の境涯をいう。何事も一念。境涯が高ければ、苦を苦と感じないということか。卑近な例えだが、上司や同僚に腐されればカッとするが、幼い実子に「パパ、嫌い」と言われても、可愛いとこそ思え、立腹しないのと同じ。
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フレンチトーストやどらやき等、各種スイーツの作り方を具体的に紹介。興味を引いたのは、ポテトパンケーキ。私は食に冒険しないタイプだが、これならいけそう。本書ではハチミツ、ジャムをかけることを推奨しているが、何もかけなければ、酒のアテにもいい。
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ママ友の家族合同ピクニックあるあるだが、お父さん同士は特に話題がなく、気まずくなる。
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実話だろうか。人間の愚かさを見つめ続けてきたオットー。人間にも救いがあることを悟ったオットー。誰人にも天使と悪魔が共存する。天使は哲学。悪魔は本能。人間には、哲学で本能を封じ込める術を、まだ持ち合わせている。そう信じる。
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我が子が母乳から離乳食に切り替わった時のことを思い出した。その時、子供は人から与えられる存在ではなく、自ら求める一人の人格であることに気が付いた。
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好色家、同性愛者、マゾヒスト、フェティシスト等にフロイト的分析を加えているのも時代か。なおかつ、彼らを「性的ノイローゼ」「性的倒錯」と見なし、正常な性に導かなければならないと結論付ける。ならば、正常な性とは何かと問えば、明確に定義せず、お茶を濁す著者。おそらく、世間から奇異にみられない程度の性を指すと思われるが、昭和の道徳観の典型とも見て取れる。
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西暦1206年ノルウェーの実話。保身と人民搾取しか念頭にない貴族や聖職者が徒党を組む「バーグラー」から王子を守るため、雪山登山による避難を敢行する庶民の物語。当時の装備やスキーが当時からあったことも分かり、山岳小説の観もある。それにしても、金持ちや聖職者の堕落は、今に始まったことではないことが分かる。
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アイスクリームが嫌いだという人物に出会ったことがない。こんな物語が生まれるのも、その証左。
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誰も住んでいなさそうだから、ここに引っ越すというおばあさんの行為は、不法占拠であり、刑法に抵触する。ならば、何か教訓めいたものがあるかと思えば、それもない。能天気な話だが、心が和む。
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売りものを載せた荷車を、街まで引いた歩いた牛さえも売却しなければ立ちいかない生活。でも、家族は幸せそう。毎年毎年、新たな生活の始まりだから。
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楽しい思い出もあれど、基本、挫折感に満ちたエッセイ。だが、何があっても生きていれば大丈夫との著者の結論。彼の迷い、悩みは無駄ではなかった。印象的なエピソードは、相方の国崎宅で談笑し、いつしか終電も逃したのに、相方が著者を泊めずに帰したこと。洒落なのか本気なのか。その曖昧さが芸にも表れており、安心できない。
けい子
2024/05/02 12:36

同じ黄色の上着が欲しくて、調べましたが、かなりレアなガッチャマンの上着らしいです。

gtn
2024/05/02 13:01

国崎、つかみどころがないですね。でも、それを追っかけるけい子さんもさすが!

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/01(2647日経過)
記録初日
2017/09/01(2647日経過)
読んだ本
5059冊(1日平均1.91冊)
読んだページ
933490ページ(1日平均352ページ)
感想・レビュー
4277件(投稿率84.5%)
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