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2022年12月の読書メーターまとめ

k5
読んだ本
7
読んだページ
2204ページ
感想・レビュー
7
ナイス
555ナイス

2022年12月に読んだ本
7

2022年12月のお気に入り登録
3

  • はちこう
  • だんぼ
  • くらうん

2022年12月のお気に入られ登録
4

  • hy247
  • はちこう
  • くらうん
  • だんぼ

2022年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

k5
誰かを護衛して目的地まで冒険するという『深夜プラス1』タイプの冒険小説には本能的に惹かれてしまいます。当然、何人かは「盾」となって死んでいくという、なんて平等に欠けた世界だろうと思いながらもロマンが膨らむわけですが、この作品は護衛対象が最初から守る価値のないクズという作り。さらにそのクズの命に十億の賞金が、というゲーム感も加わったハラハラドキドキだけど、護衛対象死ねばいいのに、というアンビバレンツ感の名作。映画だいぶ前に観たけど、小説もまた違った楽しみ方ができます。おすすめです。
が「ナイス!」と言っています。

2022年12月にナイスが最も多かったつぶやき

k5

2022年11月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:3261ページ ナイス数:744ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/79251/summary/monthly/2022/11 出張解禁になって香港、韓国、シンガポール、大阪に出張して死にそうな11月。ベストはフォレット『ネヴァー』、『特捜部Q キジ殺し』、佐々木譲『制服捜査』

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2022年12月の感想・レビュー一覧
7

k5
日本文化に関するワークショップに呼ばれることになったので、安易な選択ながら予習。思ったよりインサイトなかったですが、至ってまともなことを言っていて、西欧における日本文化の需要という意味で意義のある本だなあ、と自分もインサイトないことを考えました。芸術が強者のものではない、という感覚がとても心地よいです。
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k5
どうしてもフェルナンとヴォルフールへの復讐は後味が悪いので、小悪党ダングラールをとっちめて最後を締めたのかなあ、と思いました。でも復讐の爽快感と虚しさが同時に訪れる最終巻、最高です。今年、結局二周しましたが、もう一周読んでもいい。
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k5
青春篇。このあいだ読んだ『じんかん』の過度なスピード感をふと思いだし、あまり有名でない人物の青春時代をこれほど丹念に描ける時代がよかったなあ、などと惚けたことを考えてしまいました。ロシアの話が読みたくて読みはじめたのに、やっと淡路島を出たところだからなあ。ゆっくり読みます。
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k5
復讐が本番にはいってくるんですが、メルセデスに正体を悟られたモンテ・クリスト伯の葛藤が魅力的な巻。ダンテスに対する罪では同情の余地のあるフェルナンは、その後の行いの悪さがマシマシなので、潰されてもしょうがないにしても、妻メルセデスと子どもも苦しめてしまうことに気づくモンテ・クリスト伯が魅力的です。
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k5
誰かを護衛して目的地まで冒険するという『深夜プラス1』タイプの冒険小説には本能的に惹かれてしまいます。当然、何人かは「盾」となって死んでいくという、なんて平等に欠けた世界だろうと思いながらもロマンが膨らむわけですが、この作品は護衛対象が最初から守る価値のないクズという作り。さらにそのクズの命に十億の賞金が、というゲーム感も加わったハラハラドキドキだけど、護衛対象死ねばいいのに、というアンビバレンツ感の名作。映画だいぶ前に観たけど、小説もまた違った楽しみ方ができます。おすすめです。
が「ナイス!」と言っています。
k5
高校生の頃に読んでえらく感動した一冊ですが、その後けっこう酒を飲んだなあ、と感慨にふけってしまった。アル中病棟での物語としては吾妻ひでおの漫画にも近しいものがありますが、わりと理屈っぽくアル中を語るあたりはこの人インテリだな、と思います。演劇的な盛り上げが本当にすごい技術だなあ、とため息をつきます。
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k5
今年を締めくくる意味でも再読。「ウクライナ軍は士気高く、都市Xを奪還せり」みたいな報道を見るたび、司馬史観の中立性に感動します。ここで司馬遼太郎が語っているのは、ロシアとは征服者であったと同時に、長い被征服者としての性格を持っているということではないかと思います。「理由もなく他国に押し入り、その国の領土を占領し、その国のひとびとを殺傷するなどというのは、まともな国のやることだろうか」という文章はどうしてもプーチンを連想させるけれど、この文章で司馬さんは日本のシベリア出兵を描いている。この公平感を持ちたい
兵士O
2022/12/04 21:42

k5さんのこの本のレビューの中立性に本の内容以上に心打たれました。メディアの報道が国民への心情・正義感に訴えるたびに、僕は何か違和感を感じていたのですが、k5さんのこの文章は、まさにそれを言語化したものでした。k5さんの他の本のレビュー・コメントも注視しています。

k5
2022/12/05 12:05

兵士Oさんありがとうございます。念のためプーチン支持ではないです。いま『菜の花の沖』読みはじめました。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/10/28(4973日経過)
記録初日
2010/10/02(4999日経過)
読んだ本
1657冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
594732ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
911件(投稿率55.0%)
本棚
51棚
性別
年齢
46歳
血液型
A型
職業
営業・企画系
URL/ブログ
https://k5island.hatenablog.com
自己紹介

マーケティング担当会社員。
学生時代はロシア文学専攻で、好きな作家はドストエフスキー、J.M.クッツェー、古井由吉とか言っていましたが、最近はすっかりエンタメ中心に。ハードボイルドとスパイ小説、あと西洋ものの歴史小説が本能的に好きです。
なりたい人物像はクロトワ。

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