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2024年11月の読書メーターまとめ

k5
読んだ本
10
読んだページ
3403ページ
感想・レビュー
10
ナイス
605ナイス

2024年11月に読んだ本
10

2024年11月のお気に入り登録
3

  • Rikyu21
  • 元気
  • わがまま娘

2024年11月のお気に入られ登録
2

  • Rikyu21
  • 元気

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

k5
幕末ものとの距離感は難しい、というのがこの本を読んでいて改めて実感するところです。危機と変動の時代に、革命をもたらした男たちへの憧れはあるのですが、思想のことを言えば、ある種「変節」でしかないというか、攘夷、尊王、討幕というものの組み合わせの難しさがついてまわります。また、水戸の尊王思想にリスペクトはあるものの、行きすぎた皇国主義の萌芽になってしまったのか、という思いも。しかし井伊直弼の弾圧の凄まじさを思えば、水戸藩に同調するのです。しかし、暗殺計画もって水戸から長州まで歩くのは大概ですな。
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2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

k5

2024年10月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3954ページ ナイス数:711ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/79251/summary/monthly/2024/10 10冊超えてきていい感じに読書が楽しいです。

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2024年11月の感想・レビュー一覧
10

k5
『破獄』や『長英逃亡』など、吉村作品では「逃げる」モチーフが印象的ですが、この作品も後半は逃げる主人公、関鉄之介を描いています。そしてさすがのサスペンス感。全体通して井伊直弼側の論理が見えなかったのはちょっと物足りなかったので、そちらサイドを描いた本があれば読んでみたいです。
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k5
薩摩藩に潜伏する公儀隠密の話、つまりはスパイ小説です。幕府のスパイを見つけ次第、首チョンパという修羅の国設定が萌えます。上巻は、薩摩から戻らなかった隠密とその妻、同僚の男と彼に心を寄せる辰巳芸者を中心にメロドラマ展開ですが、わかりやすくて面白いです。ウンベルト・エーコが映画にはトルストイなどの映画以前の小説の影響があると書いていて、思わず膝を打ちましたが、さすが鞍馬天狗の原作者の手によるものとあって、どう見てもテレビドラマの風合があります。旅に出たあとの下巻、盛り上がってほしいなあ。
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k5
最初の一篇でまずぶっとぶ。表題のMICHELANGELOが誰かはまあわかるとして、ルネサンスの巨人に並び称されてるル・コルブーゼって誰やねん、と。。。コルビジェだと気づくまでに二回読みました。私の修論にもだいぶ引用したシェリングの『人間的自由の本質』とかも出てくるので、その辺から読み解けないかと頑張ってみましたが、正解はこの一篇は読み飛ばすことだったかも。あとの論考も難解ですが、最初のものよりはとっつきやすいです。この間、磯崎新の本読みましたが、その建築論の原型みたいなものがおぼろげに拾えた気がします。
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k5
幕末ものとの距離感は難しい、というのがこの本を読んでいて改めて実感するところです。危機と変動の時代に、革命をもたらした男たちへの憧れはあるのですが、思想のことを言えば、ある種「変節」でしかないというか、攘夷、尊王、討幕というものの組み合わせの難しさがついてまわります。また、水戸の尊王思想にリスペクトはあるものの、行きすぎた皇国主義の萌芽になってしまったのか、という思いも。しかし井伊直弼の弾圧の凄まじさを思えば、水戸藩に同調するのです。しかし、暗殺計画もって水戸から長州まで歩くのは大概ですな。
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k5
五郎さんステージ4の原発不明がんという、とても残念なニュースがありましたが、この本は安定の面白さ。YouTubeで見た方が面白いんでしょうけど、活字派の私は自分のペースで読めるのでありがたかったです。基本的にゴシップを軸に関心を持たせて、その上で西洋美術史をじわじわ分からせる構成には痺れます。ぜひ生還してほしい人です。
兵士O
2024/11/10 21:00

山田五郎さんの絵画関連の本は幾つか目を通したことがありますが、k5さんが書いているようにユーモア(ゴシップ???)を交えて書く所が好きでした。そんな五郎さんも癌なんですね。ボクも生還を願っています('ω')ノ

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k5
アンリミの古典名作文庫で読んだのですが、すいませんこちらに登録させてください。夏の青森旅行以来、電子積読だったんですがやっと読めました。太宰の小説の演出の強すぎる感じが、随筆的な展開だといい感じのユーモアとエスプリに感じられて好きな一冊でした。また青森行きたい。
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k5
経済小説のカタログが欲しくて読んだんですが、なかなかに刺激的でした。ある意味、歴史小説が人間というものを熟成してエキスを抽出したものだとすれば、現代もしくは同じ時代の人間の愛憎や嫉妬、そして足のひっぱりあいを描いた経済小説は、酒だったらアタックが強く、他の食べ物なら生々しい臭みがあるという気がします。いっぱい読みたい本があったので、これから読んでいくと思います。
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k5
正直キャラが多すぎてわかんなくなってきた。『演義』で呂布を超人化したり、曹操を巨悪に描いたりするのは随分な親切仕様なのだなあ、と思うことしきり。史実に基づいてみんな人間的なので、キャラクターがつかみきれないんだよな。。。ちょっと休憩してまた戻ろうと思います。
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k5
本年四周目。しかし、読むたびにあまりよく分かっていないことを思い知らされます。34章の最後でギラムが尾行されていることに気づく「三人目の影」はヘイドンかと思っていたのですが、よく考えれば彼が尾行する動機もないわけで、「スカッシュラケット」が何なのかもう一回読み直さなきゃ。あと、リッキー・ターも普通に考えればあの後殺されるのでしょうが、そうは書いてないなあ、とか。分かったと思えるまで繰り返し読もうと思います。
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k5
『写楽殺人事件』『北斎殺人事件』のような柄の大きい長篇ではなく、塔馬双太郎を探偵役に据えた短篇集。浮世絵の秘密を解き明かす歴史ミステリ的な楽しみは少ないですが、美術業界の裏話的なトリックの味わいは軽くてとても読みやすいです。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/10/28(5166日経過)
記録初日
2010/10/02(5192日経過)
読んだ本
1708冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
613267ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
962件(投稿率56.3%)
本棚
53棚
性別
年齢
46歳
血液型
A型
職業
営業・企画系
URL/ブログ
https://k5island.hatenablog.com
自己紹介

マーケティング担当会社員。
学生時代はロシア文学専攻で、好きな作家はドストエフスキー、J.M.クッツェー、古井由吉とか言っていましたが、最近はすっかりエンタメ中心に。ハードボイルドとスパイ小説、あと西洋ものの歴史小説が本能的に好きです。
なりたい人物像はクロトワ。

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