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2024年8月の読書メーターまとめ

k5
読んだ本
12
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3837ページ
感想・レビュー
12
ナイス
712ナイス

2024年8月に読んだ本
12

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

k5
めっちゃ面白かった! いま東北を旅行中なのですが、白神山地に向かう途中で読むという、罰当たりなのか釈迦の自己犠牲なのかよくわからないモチベーションでした。しかし、内面描写のない淡々とした文章で、羆の恐怖を書き連ね、ムラの厄介者、銀四郎がプロフェッショナルとしての格好よさを見せる、バリバリのエンタメに夢中になり、本数の少ないローカル線を乗り逃しそうになるほどでした。『シャトゥーン』も面白いけどこれは圧倒的ですよ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
12

k5
だいぶ風雲してきました。これまで蚊帳の外感があった竜馬が薩長連合をまとめ上げたかと思えば、刺客の襲撃を受けて西郷のはからいで新婚旅行にゆくというなんかよく分からない展開ですが、時流に思い切り乗りながらも流されない竜馬の魅力が分かりやすく感じられた一冊でした。次は鹿児島旅行したいな。
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k5
「どのような建築でも、建物と名のつくものは、案内人なしで一人で、それも歩いて見に行きたい」こういう目の醒めるような素敵な表現があるかと思えば、微妙な感じの軽口が鼻についたりする一冊。まあ「国電」の時代の話だと思えば口調が微妙なのは仕方ないかも知れない。いずれにせよ、建築というものへの興味をかき立て、街に出たくさせてくれる一冊であることは疑いがないです。最終章の渋沢栄一のところが一番好きかな。
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k5
文化人類学、民俗学に傾倒しているわけではなく、読みはじめたのは横浜のカップヌードルミュージアムに行ったから。世界の麺が食べられるフードコートがあって、ロシア在住時代の好物であったラグマンも安価で提供されていました。なお、この本の成立にも日清さんは大いに関係しているみたいですね。世界中を旅して麺を食べ、製法を学び、ルーツを探る話はシンプルにおもしろいです。やっぱ民俗学に傾倒してるのかな?
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k5
旅行すると知的好奇心がかき立てられるもので、お土産じゃなくて電書を買いまくり。。。夏休み旅行で建築って面白いなあ、と思ってCasaの建築特集号を読んだら紹介されていた一冊。帰りの新幹線で読み切りました。アニメや映画に登場する建築を建築史的に解説してくれる本で、まったく建築の知識がない私にはありがたい本です。オタクというからにはもっとディープに掘ってくれてもいい気がしたのですが、各作品の解説はあっさり。ただし、あとがきにあるように、人生の楽しみを拡張してくれる本だと思いました。
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k5
ロシア文学で尊敬する中村健之介先生に、「宮本常一を読みなさい」と言われていたように思うのですが、碌でもない学生であった私は30年近く放置していました。東北旅行中に青森県立美術館を訪れまして、写真家小島一郎の展示を見て俄かに興味を持ち、それでも横着して新書本を電書で。興味は深まったのですが、この本自体はかなりな概説本で、やはり本人の著作を読まねばと思いました。
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k5
こちらも東北旅行中に読みました。主な舞台は旧南部藩領だった青森ということで、八戸のあたりです。しかし分家を発端とした主君殺しなど、けっこう血腥いエピソードが中心で、津軽を描いた「北のまほろば」の明るさはありませんでした。なお、「陸奥のみち」のほかに肥後薩摩を描いた「肥薩のみち」、作家が住んだ「河内のみち」を収録していますが、薩摩については明治維新を起こした力の裏にある、狂気のパワー、河内についてはシンプルに道を歩いていると車に轢かれるという関西人独特の自虐など、意外に狂気に彩られた一冊かと思いました。
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k5
東北旅行中、弘前で訪ねた古い民家の壁に司馬さんとその家のお婆さんの写真が貼ってあって、電子で慌てて読んだら、今回の私の旅とかなり旅程が重なっておりました。司馬さんは東北を語るとき、本当に愛に満ちていて、ちょうど同時代に柱の遺構が見つかった三内丸山遺跡についても熱っぽく語られています。古代史はもちろん、津軽出身の太宰治や棟方志功についても重層性のある議論が展開されていて、東北への愛だけでなく、司馬遼太郎という作家のもつ奥深さも感じる一冊です。あと横綱旭富士が好きなんですね。懐かしい。
が「ナイス!」と言っています。
k5
めっちゃ面白かった! いま東北を旅行中なのですが、白神山地に向かう途中で読むという、罰当たりなのか釈迦の自己犠牲なのかよくわからないモチベーションでした。しかし、内面描写のない淡々とした文章で、羆の恐怖を書き連ね、ムラの厄介者、銀四郎がプロフェッショナルとしての格好よさを見せる、バリバリのエンタメに夢中になり、本数の少ないローカル線を乗り逃しそうになるほどでした。『シャトゥーン』も面白いけどこれは圧倒的ですよ。
が「ナイス!」と言っています。
k5
池田屋の変から蛤御門へと、話は血腥くなってきました。暴力を持って暴力を制するみたいな世界の中で、竜馬の飄々とした感じは味が出てきましたね。しかし往来を刀を持って歩ける時代って本当に剣呑ですわ。
が「ナイス!」と言っています。
k5
めっちゃ面白かった。『三国志』と言いながらまだ、曹操の祖父しか出てきてないが、なんというか家と一人の主君を守る日本史よりも、権力争いや主君の変更もある中国史の世界の方が現代的な気がしてきました。あと日本史で主君に諫言するというコンテキストはあるっちゃあるんですが、中国史って政局における論争をよりドラマティックに見せてくれます。なにしろ諫言したら煮殺されたりしますし、、、続きが楽しみです。
兵士O
2024/08/10 12:55

k5さん、今、ボクの中でも三国志熱があり、陳舜臣先生の「諸葛孔明」をちょっと前に上巻を読んだのですが、この本も面白そうですね。でも、曹操のお祖父さんしか出てこないというのは息の長い小説な気がします。機会があれば読んでみます('ω')ノ

k5
2024/08/12 06:19

兵士Oさん。陳舜臣さんの『秘本三国志』は私も読みました。いろんな作者の本を複眼で読みたいですね。

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k5
二周目。解像度が上がってきて、出てくる女性たちの魅力が伝わってきたのですが、まだまだ味わいきれてない感じがする。作風が大人すぎるので、もう一回初期作品を巡ってまた来よう。幸いにして文庫の刊行ラッシュがあるみたいだし。
が「ナイス!」と言っています。
k5
酒呑み本シリーズ②。GWに都城の霧島の工場見学に行ったりして、焼酎ブーム(マイブーム)がきておる昨今、発酵から飲みかたまで科学的に解説していて面白かったです。とくにお湯割のお湯が先か焼酎が先か問題については完全決着を見たのではないでしょうか。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/10/28(5166日経過)
記録初日
2010/10/02(5192日経過)
読んだ本
1708冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
613267ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
962件(投稿率56.3%)
本棚
53棚
性別
年齢
46歳
血液型
A型
職業
営業・企画系
URL/ブログ
https://k5island.hatenablog.com
自己紹介

マーケティング担当会社員。
学生時代はロシア文学専攻で、好きな作家はドストエフスキー、J.M.クッツェー、古井由吉とか言っていましたが、最近はすっかりエンタメ中心に。ハードボイルドとスパイ小説、あと西洋ものの歴史小説が本能的に好きです。
なりたい人物像はクロトワ。

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