ネタバレえ、面白すぎる。久しぶりに衝撃的なのめり込み方してしまった。読み始めたら止まらない。はじめの設定から面白くて、言葉の端々に引っかかる点があり先が気になる。なんとなく先が読めてしまう部分はあるが、分かっていても展開が面白くて筆力を感じる。題名の”暗い引力”を後半になるに従い強く感じていき、作品から抜け出せない。しかも全短編面白い。中でも『捏造カンパニー』の発想力が最高。『僕はエスパーじゃない』の最後に題名とシンクロする感じも好きだし、『蟻の牙』の資料として見せていく構成も好き。これは他の作品も気になる。

ネタバレ日常ライトミステリ。ミスリードが見事で、まんまと騙されたまま読み進めてしまった。言い回しにやや癖があり、個人的にあまりハマらなかったなぁ。

ネタバレえ、面白すぎる。久しぶりに衝撃的なのめり込み方してしまった。読み始めたら止まらない。はじめの設定から面白くて、言葉の端々に引っかかる点があり先が気になる。なんとなく先が読めてしまう部分はあるが、分かっていても展開が面白くて筆力を感じる。題名の”暗い引力”を後半になるに従い強く感じていき、作品から抜け出せない。しかも全短編面白い。中でも『捏造カンパニー』の発想力が最高。『僕はエスパーじゃない』の最後に題名とシンクロする感じも好きだし、『蟻の牙』の資料として見せていく構成も好き。これは他の作品も気になる。

ネタバレふむふむ、ダイヤル錠なら私でも開けられるかも。なんて。ハラハラドキドキ青春犯罪サスペンス小説。しょっちゅう、死ぬ…！危険だろ、どう考えても…！とぶるぶる怯えながら読んだ。時間軸が二つ存在し、金庫破りの日々と解錠師になるまでという構成で、長いけどそこまで長さを感じず面白かった。リート伯父はいい人。バイクくれたシーンが好き。p440「あいつは何者だ。おまえはいつから人を殴るようになった」もしっかり保護者で少し和んだ。マーシュはp450「最低のくそ野郎だ。アメリアの父親じゃなかったら……」に完全同意。

ネタバレp252「生きるのに意味などない。さびしいわけでもむなしいわけでもなく、ぱーんとそれがわかる。竜胆梨々子が生きるのは、ほんの何人かの、梨々子がいなくなったら悲しむ人のためだけだ」くぅ、わかる。これは歳を重ねて、また読みたい本だなぁ。梨々子が偉くて立派で、尊敬する。小さい幸せや変化を見つけなければ、日々はあっという間に過ぎ去る。今日はふらふらと近くの桜を見に行き、ベンチに座っておにぎりを食べた。通りすがりのおばあさんとおじいさんと話をして帰ってきた。日記をつけるなら、ひらひら葉桜、腰は曲げちゃいかんよ。

ネタバレ『イズレイル・ガウの誉れ』目当て。米澤さんの『玉野五十鈴の誉れ』のオマージュ元が気になって読んだが、うーん、痺れる。これを踏まえると玉野五十鈴がまた違って見える。それにしても、やはり古典ミステリーは面白い。『見えない男』『三つの兇器』『折れた剣』が特に好き。ブラウン神父のキャラがまたいい。ショッキングな結末が結構多くて好きだったなぁ。驚いたのは『青い十字架』が北村さんの『砂糖合戦』のオマージュ元では！？となったこと。まさか別のオマージュを見つけるとは。「樹の葉を隠すなら森の中」の由来になっているのも驚き。