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2024年6月の読書メーターまとめ

Inzaghico (Etsuko Oshita)
読んだ本
10
読んだページ
3459ページ
感想・レビュー
9
ナイス
122ナイス

2024年6月に読んだ本
10

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Inzaghico (Etsuko Oshita)
表紙にすでに解答が書いてあるが、小手先の策では、文明の存続はもう立ちいかないところまで来ている。で、どうすればいいかといえば、「潤沢な脱成長経済」であり「ラディカルな潤沢さ」を実現する「脱成長コミュニズム」を目指すのだ、というのが斉藤の論旨である。生きるために働くというのがいつの間にか働くために生きるとなっている、我々大半の人間性を取り戻すための戦略でもある。 実際に、その動きが世界で始まっているとして、いくつかの例が紹介されているが、特筆すべきはバルセロナの「気候非常事態宣言」だ。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/09/02 16:17

今の社会システムの根本的な見直しを促すもので、とても刺激的ですね。「潤沢な脱成長経済」という概念は、経済成長一辺倒の現在の社会において、新しい可能性を示唆しているように感じます。

Inzaghico (Etsuko Oshita)
2024/09/04 21:54

新しい可能性に期待したいですね。

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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

Inzaghico (Etsuko Oshita)

2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:2590ページ ナイス数:112ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/793867/summary/monthly/2024/5

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2024年6月の感想・レビュー一覧
9

Inzaghico (Etsuko Oshita)
ブランドのジュブナイル作品で、原題は”Welcome to Danger”で1949年刊行。 ジュブナイル作品なので、ブランドの十八番の毒は薄めだが、これまた十八番の荒唐無稽要素満載、そしてジュブナイルとイギリスの伝統の冒険要素満載だ。過保護なお坊ちゃまビルの成長譚かつ冒険譚。育ちのよさと頭のよさで、何度も危機を切り抜ける。旅の道連れとなった隻眼のパッチとの道中も楽しそうだ。このパッチが要所要所で機転を利かせて、ビルを助ける。 ジュブナイルということで、総ルビだ。これ、大変だったろうな。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
表紙にすでに解答が書いてあるが、小手先の策では、文明の存続はもう立ちいかないところまで来ている。で、どうすればいいかといえば、「潤沢な脱成長経済」であり「ラディカルな潤沢さ」を実現する「脱成長コミュニズム」を目指すのだ、というのが斉藤の論旨である。生きるために働くというのがいつの間にか働くために生きるとなっている、我々大半の人間性を取り戻すための戦略でもある。 実際に、その動きが世界で始まっているとして、いくつかの例が紹介されているが、特筆すべきはバルセロナの「気候非常事態宣言」だ。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/09/02 16:17

今の社会システムの根本的な見直しを促すもので、とても刺激的ですね。「潤沢な脱成長経済」という概念は、経済成長一辺倒の現在の社会において、新しい可能性を示唆しているように感じます。

Inzaghico (Etsuko Oshita)
2024/09/04 21:54

新しい可能性に期待したいですね。

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Inzaghico (Etsuko Oshita)
登場している人は硬軟各種とりまぜたさまざまな分野から選ばれている。途中に各国の読書事情が挟まれており、フランスと韓国では若年層に文化目的に使途を限定した金券(だよな、一種の)を支給しているとのこと。フランスでは本だけでなく観劇、画材・楽器購入可、韓国は本の購入以外に塾の費用や体育施設利用に当ててもよし、という。フランスではマンガを買う人が相当数いたようだが、それもいいんじゃないか、と思う。日本で同じようなことはできないんだろうか。 糸井重里のインタビューが心にしみた。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
たいへん脳内でおいしく味わい、また勉強になりました。鳥肉以上というよりは、限りなく鳥学に近いと思うけど(笑)。あ、でも、各部位のおいしい調理法や、各国の鳥(鶏に限らず)の名物料理を挙げているという意味では、やっぱり理詰めの豪華鳥肉紹介本ともいえるかもしれない。アヒルの頭の料理……美味だそうだが、勇気を振り絞らないと。 ちなみに、鳥の祖先である恐竜も、種類によってはおいしかったはず、だとのこと。熟成させて炭火であぶって、レモンと塩でいただくのがよいそうだ。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
小津安二郎は昭和4年に『大学は出たけれど』という映画をつくったが、現代は「大学院博士課程は終わったけれど」(通称ポスドク問題)だ。なんとか就職しても、有期雇用で雇われているあいだに、研究論文などの業績という爪痕をひとつでも残さないとならない。よく研究論文ではabstractとkeywordが冒頭に出てくるが、keywordの選び方ひとつとっても、そこまで綿密に計算されているとは。 一挙に売れっ子になってからのメディア対応の顛末も、お気の毒としかいいようがない。同じ質問を何度もされたら、そりゃ嫌気も差す。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
早川書房の「ミステリマガジン」で1972年から1974年に連載されたもの。当時でなければ書けなかっただろう内容である。エログロナンセンス満載(笑)。ただし、食べ物に関して一家言あるのはわかる。父親が日本橋の魚問屋の主人で、本人も料理人に料理書のフランス語を教えた経歴がある。フランス語の達人+料理通がよくわかるのが、メグレ夫人の家庭料理と題した文章だ。シムノンの友人がメグレ夫人のレパートリーを実際に本にまとめたものの紹介なのだが、実際のメニューを日本の読者にも訳して紹介している。石井好子の著作を思い出した。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
個人的には最後の「パンダに乗って」に、ぐっときた。東京在住の主人公はずっと乗りたかった赤い初代フィアット・パンダを、新潟の中古車店で発見する。100万円という大雑把な値付けを疑いつつも、騙されたらそれはそれ、ということで新潟まで取りに行くと、文句なしにいい車だった。ただし、そぐわないカーナビがついていた。そのカーナビは勝手に主人公を見知らぬ場所に連れて行く。実は、その見知らぬ場所は、前の持ち主(若くしてこの世を去った)の思い出の場所だった。主人公はそれに付き合い、前の持ち主の人生を垣間見ることになる。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
いや~、笑った笑った。川添の用例を選ぶセンスに今回も脱帽する。本書で一番笑ったのが「夢のジェンヌへ研さん 宝塚音楽学校、一一一期生入学」という例だ。見出しを最後まで読めばわかるけれど、頭から読んでいくと「研さん」で「え? 研ナオコが入学?」となるのも無理はない。交ぜ書きってやっぱりよくないよね。「この先生きのこるには」という用例も、やはりわたしも川添と同じ反応で「きのこるって、きのこみたいになること?」となった。点を入れるか入れないかで大違い。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
タイムループもの、転生ものの初めてがこれ。もともとあまりSFも読まないので、読み始めたときにルールがわからず?????と相成った。なんとか読み終え、ルールがわかると、「そうか、そういうことか」となるが、長かった……。host(宿主)を減らすことはできなかったんだろうか。ハッピーエンドで救われた。成長小説でもある、というのがよくわかる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/23(2660日経過)
記録初日
2017/09/23(2660日経過)
読んだ本
946冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
287068ページ(1日平均107ページ)
感想・レビュー
904件(投稿率95.6%)
本棚
2棚
性別
血液型
A型
外部サイト
自己紹介

好きなものを好きなように読んでいます。

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