読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

イシカミハサミ
読んだ本
17
読んだページ
5516ページ
感想・レビュー
17
ナイス
387ナイス

2024年10月に読んだ本
17

2024年10月のお気に入り登録
1

  • MINA

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

イシカミハサミ
宮部みゆきさんの集大成、きたきた捕物帖の第2巻。 宮部さんの時代モノは 登場人物への優しい眼差しが特長の一つだけれど、 このシリーズではちょっと度が過ぎているというか、 環境のすべてが北一の成長のための装置のように配置されている感が 強く感じられる第一話。 周囲があまりにやさしくできているだけに 第2話からのかなり不穏な雰囲気が 読み味としてちょうどいい。
イシカミハサミ
2024/10/16 00:22

巻末に俳優の宮崎美子さんと宮部さんの対談を収録。 普通に対談30分くらいを動画で見たい組み合わせ。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

イシカミハサミ

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:5268ページ ナイス数:336ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/794442/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
17

イシカミハサミ
裁判官がすべてAI化というある意味でのディストピア小説。 実際に起こるか起こらないかは絶妙なラインとして、 実際に導入されたら何が起こり得るか、 というIfとしては興味深かった。 なかなか破天荒な主人公の造形だけれど、 法廷のシーンはもうちょっとガチンコじゃないと読みごたえとしては物足りない。 検察側も最高のパフォーマンスをしての勝利、という演出がないと なかなか法廷ものの醍醐味は味わえない。
イシカミハサミ
2024/11/01 01:03

終盤だいぶまともになる、というか、 おそらくはその伸びしろを含めてエンタメとして描いているのだろうけれど、 個人的には、少なくとも法廷のシーンに関しては、 最初からフルスロットルの方が好み。

が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
ネタバレうーーーーーーん。 どうとも言えない作品。 最近『レモンと殺人鬼』の表紙が脳裏に焼き付いて離れないくわがきあゆさんのデビュー作。 個人的に世間とズレて、かつ犯罪行為を指向してしまう性癖をもってしまった人の生きる道は2つあると思っている。 自覚し、ズレを修正もしくは隠して生きる道。 自覚できず、行動に移してしまい逮捕される道。 この主人公は個人的な感覚で言えば高校時代に破滅している精神性。 この年齢まで無事な状態で社会に存在し得ない。 存在し得ない主人公の物語は面白いも面白くないもない。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
タイトルとかからライトな読み味を想像はしていたけれど、 想像以上のライトさ。 想像上の生き物のようなお嬢様。 グラデーションの髪色。 本題の競技プログラミングの部分は、 内容については浅くしか触れていないものの アツい部活モノにちゃんとなっているので、 ここまでキャラクター小説になっているのなら いっそのこともっと振り切って相応のレーベルから出てきてほしかった作品。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
館モノ。 コックの味元、弁護士の法川。 ミステリーだなー、という配置。 作者のミステリー愛はわかったけれど。 できることなら単発でやってほしい。 シリーズだと知らないうちにキーキャラが登場するかもしれないし。 知らない展開を前提に次の話が進んでしまうかもしれないし。 もうこのシリーズはシリーズ物としては読まないほうがいいのかな。 それならそうと宣言してほしい。 こちらでやったほうが圧倒的に売れるんだろうなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
読んでいる漫画の1巻は登録しておくシリーズ。 カラオケ行こ、で知って、何かは読んでみたかった和山さんの作品。結局は王道に落ち着いた。 爆発の笑いではないけれど、怪しくならないためには電車では読めないタイプの漫画。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
「今」の自分に深く刺さった物語。 “現代”のいろいろが絡んだ物語だけれど、 全く自然で説教は感じない。 “好き”は輪郭を象る。 “好き”で人と接して、 “好き”で人と話をするけれど、 それは自分の一部でしかない。 より深くでつながるって、 必要だけれど難しい。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
アマテラスは 持統天皇という存在を正当化するために創作された、 もしくは数多いたと思われるいち部族の太陽神を 都合よく改変し祀り上げられた神。 精々その程度の解像度だった。 ただ、アマテラスは祟る。 その事実をもっと重要視しないといけなかった。 まだまだまったく目が足りないな、と思った。
イシカミハサミ
2024/10/24 00:28

さらりと伊勢神宮の式年遷宮の理由に触れているのだけれど、一般にはこちらの方がインパクトが大きいような気もした。 「老朽化の防止」とか「職人技の継承」とか言われているけれど、どれも副産物のようにしか思えなかったので、こういう理由なら納得。

が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
ネタバレ現代に向けて女性の自立みたいなのをテーマに据えるのはいいんだけれど、 やっぱり時代観に合わせたストーリーは組んでほしい。 子どもの生存率の低い時代に、 日本でおそらく最も生存率の高い“天皇の子ども”を産む権利を 自分から捨てるような女性がいたとはちょっと考えにくい。 しかも作中でも天皇の人格形成は母の影響と明言しているのに、 天皇に“父親の資格”を求めているのもよくわからない。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
冒頭でがっちり掴まれたけれど、 そこからあまり発展しないままオチにいっちゃった感じ。 中盤敵を1体ずつやっつけていくんだけれど、 主人公がそこまで鍛えぬいたような描写ではないので 納得感が薄い。 オチからの逆算にしても なぜそのフリがこのオチにたどり着くのかもわからない。 ミステリーじゃないのでそもそもそこの整合性が大事なわけではないだろうけれど。 主人公の造形はすごく魅力的。 平成6年初版の作品なので、そのあたりを差っ引いて読む必要はあるかも。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
宮部みゆきさんの集大成、きたきた捕物帖の第2巻。 宮部さんの時代モノは 登場人物への優しい眼差しが特長の一つだけれど、 このシリーズではちょっと度が過ぎているというか、 環境のすべてが北一の成長のための装置のように配置されている感が 強く感じられる第一話。 周囲があまりにやさしくできているだけに 第2話からのかなり不穏な雰囲気が 読み味としてちょうどいい。
イシカミハサミ
2024/10/16 00:22

巻末に俳優の宮崎美子さんと宮部さんの対談を収録。 普通に対談30分くらいを動画で見たい組み合わせ。

が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
1巻の感想のフィードバックでもあったのか、 主人公の言動はマシになった。 周りの人たちは相変わらず思い込みで 不要な諍いを生むけれど、 “日常の謎”を作るにはある程度許容するしかないか。 それにしてもこのミス文庫は本当に読者のことを信用しない。 エピローグが無粋で蛇足すぎる。
イシカミハサミ
2024/10/14 01:21

薬薀蓄に触れたくて読んでいるところはあるけれど、 分量が新書レベル。 編集からいい処方箋が出ていないようで。

イシカミハサミ
2024/10/14 01:23

トリカブト(附子)が登場して毒島さんの名に触れないのはどうなんだろう? 消化不良というか、そこって消化対象じゃなかったんだ、というちょっとした驚き。

が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
片井海松子は大学1年生。 生を邁進している女子大生。 かなり独特な読み味がクセになる。 いつの間にか親友のほうを好きになっていく。 文芸でこれほど明確に狂言回しに徹する登場人物は初めて見たかも。 主人公がずっと“与えられる者”なのは気になった。 産まれてからは両親に与えられ。 2人の男性に言い寄られ。 旅行という体験を与えられている。
イシカミハサミ
2024/10/12 01:16

適応の努力をしなくても元が整っていれば苦なく生きられるのか。 タイトルになっている“オーラの発表会”は完全に不思議ちゃんのそれ。 みんなが一堂に会するシーンはとてもよかったけれど。 主人公が男性だったらこんな物語は成立しないだろうな、とは思った。

が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
完結巻。 いやー、終わってしまった。 延々引き延ばされるよりずっといいけれど。 あまりに潔い引き際だった。 やっぱり戦記を書くなら、 これくらいの展開は書き手側も腹をくくってから出してほしい。 最高だった。 ありがとうございました。 また佐伯庸介(ガガガの姿)が見られることを祈っています。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」で 一躍時の人になった三宅香帆さんの1冊。 なぜ働いていると――とほぼ同じフォーマット。 過去の作品から解決策を紐解いていく。 結論が少し弱めなところもよく似ている(※1)。 こちらの方が三宅さんらしさ全開で好きな1冊。 フィクションの要点を一般化して言語化する能力が高すぎる。 漫画作品の実写化は三宅さんが噛んでくれたら いい作品になりそう。
イシカミハサミ
2024/10/08 00:29

※1 補足 娘の母離れ(母殺しというワードの強さを説明するほどの紙幅がないのでここではマイルドに)には母の娘離れがセットになる。 というか、おそらくはそちらのほうが難しい。 母から娘を話した時に起こる母の痛みに娘はどうしても同情してしまうように思う。 それを感情を切り離して実行するか、代替物をどうにかして用意するか。 いずれにせよこのテーマは奥が深い。

イシカミハサミ
2024/10/08 00:40

作中ではあまり社会の多様化と母娘のすれ違いについては書かれていなかったように思うけれど、多分にありそう。 多様化で実際に多様化したのは主に女性の人生。 男性は“父が上に立つ縦の構造”だけが言われていたけれど、“父に勝つ”を定義するときのわかりやすさはいらない摩擦を減らしていると思う。 それに比べて“母に勝つ”を定義しようとするときの難解さたるや。 そもそも“勝とう”という発想に至らないところに混沌の根源がある。

が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
別の作品を読もうと思ったら 連作の3作目だということを知ったので、 その1作目を読んでみた次第。 30年も前にこんな作品が発表されていたとは。 手に取らなければ村野ミロという人物を知らないままだった。 だから読書はやめられない。 ヤクザやファックスと 身の回りには時代を感じるけれど、 物語は今のものと較べても全く見劣りしない。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
前回立った計画を実現するために行動していく巻。 ちょっと今回登場したキャラクターは チートが過ぎるというか、 これまでにも精霊が人間と共存しようとする姿は描かれてきていたけれど、 その形ができるならもう窮屈な思いなんてそれほどする必要がないんじゃないか、 と思ってしまう。 もちろん正体を隠して生きる、というその1点で生きづらさはあるのかもしれないけれど。 でもそれって、普通の人間でも社会でやってることだよね。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
ゲームで繋がる友情譚。 と、ひとことでまとめてみたけれど、 いろいろなことがあった。 これまでの自分の少ない海外文学の読書体験でも感じていた、 文化の違いや時系列の説明の無さといった読みにくさはあったものの、 これだけの物語(550頁ほど!)を中だるみも感じず読み切れた。 主人公の二人がそれぞれ起こすヒステリーが 正直どちらも嫌いになる寸前くらいのモノで、 これが日本人の話なら読み進められてないだろうな、とは思った。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/26(2673日経過)
記録初日
2017/10/06(2663日経過)
読んだ本
1230冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
396563ページ(1日平均148ページ)
感想・レビュー
1230件(投稿率100.0%)
本棚
15棚
性別
年齢
38歳
血液型
O型
現住所
奈良県
自己紹介

読む本はほぼフィクション。

ライトノベル・ミステリー・時代小説が中心。
漫画は嗜む程度に。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう