たぶん世界一不運な裏稼業で、業界一の悪運の持ち主七尾が、今度閉じ込められる密室はホテル。マクラとモウフ、コーラとソーダのコンビが初登場、さらに今回は６人！もいる殺し屋グループ、カチャカチャ仕事が得意な逃し屋ココに絶対記憶力を持つ紙野にと、相変わらずキャラが濃い。ここに乾とよもピーも絡んでくるのでもうてんやわんやである。けれどやっぱり面白い。飄々と、淡々と、軽々と、ステップを踏むみたいに駆け抜ける物語。「簡単な仕事だったでしょ」「びっくりするくらいに」、物語終盤で展開されるお馴染み真莉亜とのやり取りが絶妙！

たぶん世界一不運な裏稼業で、業界一の悪運の持ち主七尾が、今度閉じ込められる密室はホテル。マクラとモウフ、コーラとソーダのコンビが初登場、さらに今回は６人！もいる殺し屋グループ、カチャカチャ仕事が得意な逃し屋ココに絶対記憶力を持つ紙野にと、相変わらずキャラが濃い。ここに乾とよもピーも絡んでくるのでもうてんやわんやである。けれどやっぱり面白い。飄々と、淡々と、軽々と、ステップを踏むみたいに駆け抜ける物語。「簡単な仕事だったでしょ」「びっくりするくらいに」、物語終盤で展開されるお馴染み真莉亜とのやり取りが絶妙！

レーエンデ国が面白かったので手を出したが、ダメだった。煌夜祭と同じ、嫌いじゃない世界観のはずなのに入り込めず上滑りしてしまう感じ。十の短編に叡智の図書館の呪縛を解く鍵を潜ませ、探査人がスフィンクス的な守人の乙女にその解を示す事で物語が進んでいくのだが。各短編が独立し過ぎている上に、さほど面白くない。時代背景もバラバラだし、そこまでして乙女が人間に寄り添おうとする必然性も今ひとつしっくりこず。大人しくレーエンデだけ追いかけることにしよう…。