読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

兵士O
読んだ本
8
読んだページ
1448ページ
感想・レビュー
8
ナイス
779ナイス

2024年10月に読んだ本
8

2024年10月のお気に入り登録
1

  • えも

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • えも

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

兵士O
時々ボクは人間にとって何が幸せなのか考えます……いや、間違えました、ボク自身にとっての幸せを考えます。この物語の中で少女は美しい籠を作る。それはお金のためではない。では何のためか?村人は勝手にその籠をもらい、その代価として食料や材料をくれる。だから生きる糧の側面はあります。でもそれだけではない。その本当の理由はここでは言い尽せません。ただ千早さんはこの話を通じて人にとっての幸せということを言おうとしているように思うのです。ボクにとっての絵を描くこと同様、この少女も籠を作る瞬間が幸せなのかな?と思ったが――
イプシロン
2024/10/04 19:28

突き詰めれば、読書することで(つまりは他者と関わりをもつことで)、自分だけのナラティブを持ち、自分がどんな考えや好みをもっているかを知っていくということなんじゃないかと。だから個人的なナラティブは大いに結構なんです。「汝自身を知れ」という箴言にもぴったりですからね。でもそのためには、多くの他者と関わったほうがいいというお話です😊 関われば関わるほど、自分の見方・考え方、趣味嗜好が自覚できるということですね。つまり、少女はそういう欲望の使い方を選んだのであろうと。

兵士O
2024/10/04 19:54

イプシロンさん、再三にわたる真摯なコメントありがとうございます。この作品の他の方々のレビューも読んでくださったんですね。その姿勢に頭が下がる思いです。ナラティブということの説明も、かみ砕いて書いてくださったので、分かったように思います。確かにこの作品でも皆さんの共鳴したナラティブや台詞は重なる面が多かったように思います(それが他人と共感するということなんですね)また、この作品でもイプシロンさんのコメントで、自分の深掘りが出来たように思います。また、イプシロンさんの他の論、レビューも楽しみにしていますね~

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
8

兵士O
ボクの中での最強の大河「鎌倉殿の13人」何がいいって、出てくる登場人物全員に明確な役割と個性が与えられている所です。三谷さんのブラックな性格付けもそんな魅力。特に小栗旬さんの義時は当初のお人好しの次男坊から、どす黒い業を背負った独裁者になっていく所など、ボクは毎回目を白黒させながら観ていました。他にも尾上松也さんの後鳥羽上皇とかも東国武士を小馬鹿にしている所がよく出ていたし、逆に小池栄子さんの政子はラストでもずっと弟思いのいい姉ちゃんでした。この本でその辺りを再確認。でも、トウのガキどもの訓練は頂けぬ……
兵士O
2024/10/30 07:51

「おむすび」のお茶目な祖父さん役の松平健さんも、タッキーの時は弁慶でしたよね~~~。かっちょよかった~~~( *´艸`)

harupasan
2024/10/30 08:07

おむすび🍙、見てますよ〜😊健さん、いいおじいちゃん(^^)v

が「ナイス!」と言っています。
兵士O
ネタバレイエスを信じることは、アブラハムが神の命に自分の身を委ねたことと同じだとパウロは言います。アブラハムは自分の常識も見返りも何もかも捨てて、神の意志に従い、ユダヤ人の祖となりました。でも、そんな彼もただ従ったわけではない。そこには多くの迷い、過ちがありました。しかし作者は言います。そういった矛盾や心の揺れがあっての信仰だと。だからキリスト教の信仰というのは静的な、何かに従えばすべてが救われるものではありません。むしろ苦しみ、悩みの方が多くなる。ただ、そこに神が寄り添ってくれる感覚。そこに何か惹かれましたね~
が「ナイス!」と言っています。
兵士O
ネタバレ自分は安全な所にいて、他者を観察・分析して、さも何者かになったと錯覚している拓人。それを最後で指摘するのが彼に揶揄されていた理香です。彼女は就活用の名刺を何枚も作ったり、今までの海外ボランティアなどの華々しい活動を企業にPRしたりと、拓人から言わせればパフォーマンスばかりの中身の伴わない女でした。しかしそんなことは理香は百も承知で、そんな「ダサい」ことでしか自分を売り込むことができないことを分かっていました。瑞月の言葉を思い出す拓人「十点でもニ十点でもいいから、自分の中から出しなよ」ボクもダサくても描く!
が「ナイス!」と言っています。
兵士O
先日、ボクは歳の近い既婚の女性と話す機会がありました。その女性には独身の妹さんがいるそうです。妹さんには昔、好きな男性がいました。しかしその男性にレイプされ、彼女は深い心の傷を負ったといいます。以前は頼りになる存在だったそうですが、それを機に抜殻のようになり今に至るそうです。ボクの性コンテンツへの認識は全く足りなかった。この小説はひどい話です。平和に暮らしていた気高きエルフの王国が暴力と性欲だけで生きるオークに蹂躙され、王女も女達も従順な性奴隷になる。現実の女性の苦しみとオトコの性のファンタジーの区別を!
かりんと(2020.5~🖼️色鉛筆画を描いています✏️)
2024/10/16 03:48

いやあ、そう言う嗜好の方は結構いらっしゃると思いますよ。インターネットは言うに及ばず、昔からその手のコンテンツが多かったですからね。普段の読書とはまた違いますよね。スイッチ切り替えがどのポイントにあるかなんて、人それぞれですねぇ😅

兵士O
2024/10/16 10:26

かりんとさん、わざわざこんなボクのフェチの話にコメントありがとうございます。最初、本の感想のみで無難にまとめようとしたのですが、どうしても自分の嗜好のことを書きたくなってコメント欄に書いてしまいました。オトコの大人のファンタジー(この文句も言葉のあやですが)であることと、実際の女性の性被害の問題と区別出来れば書いていいんじゃね?と思い書きました。でも、ですね……この感想も18歳未満の子供も見る可能性があるわけで、やはりそれも言い訳です。ただ、どうしてもこの本のセールスポイントを書きたかったのですよ~~~!

が「ナイス!」と言っています。
兵士O
破壊……特にこの世界の、あるいは人類の。黙示録、ラグナロク、シヴァ神はこの世界を破壊しますが、大切なことはその後に再生があるということです。この本でも強調されています。黙示録の破壊者の4騎士の中の白の騎士(キリストの勝利)。ラグナロクの後の海に沈んだ大地の隆起、生き残った人と神の復活。シヴァ神による悪、無知、悪縁の消滅、その後の人間の内面からの葛藤の消失。この作者は神話を単に資料として書くだけでなく、人間個人の心理、意識の問題として踏み込んで叙述しています。その辺りがボクの推しの理由です。短いけど深いよ~
が「ナイス!」と言っています。
兵士O
我々の意識は世界樹と同じ。その身を運命を司る三人の女神ノルンに守られ、その頂に止る宇宙のすべての秘密を知る鷲に見守られ、その幹に9つの世界の神界、冥界に挟まれし人間界を宿し、その養分としてウルズ(運命)の泉の聖なる水をもらう。これは実際の特定の場所がモデルにあらず。凍てつくフィヨルドと雪を冠し山々の中で生きし人々の心の中に生まれし普遍的イメージなり(118頁北欧神話の宇宙論)この短いながらも言い方の思いっきりのよさ、豊富な視覚的イメージを刺激する図版。これは相当贅沢で中身の濃ゆい本だと思います。皆読んで~
が「ナイス!」と言っています。
兵士O
時々ボクは人間にとって何が幸せなのか考えます……いや、間違えました、ボク自身にとっての幸せを考えます。この物語の中で少女は美しい籠を作る。それはお金のためではない。では何のためか?村人は勝手にその籠をもらい、その代価として食料や材料をくれる。だから生きる糧の側面はあります。でもそれだけではない。その本当の理由はここでは言い尽せません。ただ千早さんはこの話を通じて人にとっての幸せということを言おうとしているように思うのです。ボクにとっての絵を描くこと同様、この少女も籠を作る瞬間が幸せなのかな?と思ったが――
イプシロン
2024/10/04 19:28

突き詰めれば、読書することで(つまりは他者と関わりをもつことで)、自分だけのナラティブを持ち、自分がどんな考えや好みをもっているかを知っていくということなんじゃないかと。だから個人的なナラティブは大いに結構なんです。「汝自身を知れ」という箴言にもぴったりですからね。でもそのためには、多くの他者と関わったほうがいいというお話です😊 関われば関わるほど、自分の見方・考え方、趣味嗜好が自覚できるということですね。つまり、少女はそういう欲望の使い方を選んだのであろうと。

兵士O
2024/10/04 19:54

イプシロンさん、再三にわたる真摯なコメントありがとうございます。この作品の他の方々のレビューも読んでくださったんですね。その姿勢に頭が下がる思いです。ナラティブということの説明も、かみ砕いて書いてくださったので、分かったように思います。確かにこの作品でも皆さんの共鳴したナラティブや台詞は重なる面が多かったように思います(それが他人と共感するということなんですね)また、この作品でもイプシロンさんのコメントで、自分の深掘りが出来たように思います。また、イプシロンさんの他の論、レビューも楽しみにしていますね~

が「ナイス!」と言っています。
兵士O
ヤシの実から始まる生命と自然の循環。それは人間の短いあくせくした80年足らずの時間とは違い、千年、いや万年単位、あるいはそれ以上に繰り返されている。それを人間である自分たちが感じることによって、世俗の人間の争いや欲望にとらわれない大きな視点が見えてくる。悠久の刻を感じよ、そうまど・みちおさんが伝えようとしているように感じました。ボク自身、世間の細々としたものに日頃とらわれているので、この視座は自分にはなかったです。柚木さんのぼんやりと見えつつも大胆な挿絵もその理解を促しています。特に赤と黄の太陽がイイよ~
かりんと(2020.5~🖼️色鉛筆画を描いています✏️)
2024/10/02 20:59

私も右往左往しているクチですわ😅

兵士O
2024/10/02 21:07

かりんとさん、そうなんですよ~~~(*_*; ボクも人間の社会の軋轢や悩みで右往左往しているクチ……( ;∀;) この絵本はわずかな間ですが、それを忘れさせてくれる魔法の本でした('ω')ノ

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/12/02(2548日経過)
記録初日
2017/12/02(2548日経過)
読んだ本
424冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
90294ページ(1日平均35ページ)
感想・レビュー
424件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

どうも、皆さん、こんにちは。

人によっては、僕の感想を不快に思う方もいるとは思いますが、ご容赦いただけたらありがたいです。


また、こちらの都合なのですが、お気に入りに登録してくださっても、こちらの能力の範囲内でしか対応できないので、こちらからの登録をしない場合もあることをご理解ください。

(今までの友人さんが読んだ本やつぶやきをチェックしたり、コメントをしたりすることがおろそかになってしまう場合があるからです。)


逆に、僕自身が言葉と言葉の対話が好きなので、こちらからそういった方を望んで、登録する場合もあります。

(「言葉と言葉の対話」というと大袈裟ですが、平たく言えば、僕自身が尊敬したり、好きになったり、新しい視点をもらえてしてしまうようなレビューやコメントを書かれていたりして、この人のこれからのレビューやつぶやきを読んでみたいと思うような場合です。)


結局は、本というツールで、物事を考えたり、他人の気持ちや思想を慮ることが好きです。
そういった人との交流を望んでいます。

宜しくお願いします。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう