2023年8月13冊4499ページ5894ナイス→ https://bookmeter.com/users/822995/summary/monthly/2023/8 そうか。月が変わったのか(自覚なし)。台風と下期見直しが頭痛の元。本の方は相変わらずまぁまったりと。うわぁ、崩れてきた!今月もよろしくどすどす。
たいふうさんたちへ。にしにいるプーさんが、自分のところのけいざいがうまくいかない、ひがしのわじんどもがかってにどくのみずをながす、とか言っていらついてます。ぜひみんなでつぎつぎ行ってあげてなぐさめてあげてください。 1ねん1くみ ばたやんやん
国際秩序を維持していく上で必須となる相手国との間で軍事情報の包括保護協定を結ぶことは出来なかったことを考えあわせると、インテリジェンスのために欠いてはならないものであることが理解できましょう。 (4)a)一応の完成を見せながらも、残る課題を本書は提起しています。サイバー空間でのセキュリティ対策やコロナ後急速に注目されるようになった経済安全保障への対応とそのための民間や学術界との連携の必要性。英語圏における通信傍受協力体制であるファイブ・アイズ参加には、行政傍受を現憲法では予定していない(4/5)
ことがネックになっているとのこと。 b)一方で著者は、国家によるインテリジェンス活動が国民の不安を惹起する可能性があることを見逃しません。国会でのチェック、国会議員がインテリジェンス機関のトップに就くなど更なる民主的コントロールの必要性が紹介されています。その必要性に応えるべく、与野党議員は勿論のこと、我々有権者もインテリジェンスに高い関心を払うべきでしょう。本書はその入門書として相応しい内容です。(5/5)
危機の度ごとに債務残高の積み上がりが危険視され「財政の持続性が無くなった」として、先に見た②とは真逆の「時期尚早」な緊縮へと情緒的に走ってしまう、との指摘が成されています。日本では債務残高とは裏腹に最近まで低金利を更新し続けて来たのに。いや、金利を上げる必然性が無かったと言うことでしょう。19世紀以降については①基礎的財政収支(プライマリーバランス)②債務残高を発散・収束させる基礎となる経済成長率と金利の大小(ローマ―条件)③通貨下落による外国通貨建債務の負担増減など(4/5)
①②以外の第三の要素であるストック・フロー調整、以上の3点について各国の債務残高の増減に与える寄与度を、本書は克明に時代を追って示していきます。日本においては①のプライマリーバランスの債務残高に与える影響のみが新聞紙上等に出ますが、それも公的債務を考える上において非常に偏った考え方であることを、本書は示しているのです。(5/5)
それは様々な人権侵害やそれに対する海外からの批判、本書で扱った犯罪を誘発するばかりではない。いずれは枯渇するであろうアジア各地にいる「低度人材」に頼らざるを得ない産業を従来からの形のまま延命させることは是か否か、という難問を我々日本国民に突き付けているのです。バス運転士などこれまでは思いもよらなかった分野での労働についても外国人登用が叫ばれるようになっています。日本人と同等の資格や日本語能力を求めたうえで同じ労働条件で雇うのか、自動運転など人手の要らぬ形を目指すのか。(6/7)
実習生やボドイの手を経て生産されてきた牡蠣や桃などの農水産物やコンビニ弁当は、今後到底今までの価格では手に入れられないものと覚悟を決めるのか。本書が突き付ける現実は、我々一人一人と無関係なところにあるのではないのです。(7/7)
(2) a)格差が拡大しきってしまい、また全国あらゆる都市で不良資産を抱えるようになった現在の中国の有様は正にこの時代に種を播かれていたと言うべきでしょう。と同時に訳者も指摘していますが、著者自身も決して清廉潔白な告発者などではなく、中国共産党幹部とその輩と共に破局への途を踊り歩き、更に先導していた一味と言えます。 b)それ故に、国民そっちのけの腐敗や結託の様が迫真の力を以て読者に迫って来るばかりではない。著者は「緩さ」の方向から現在の「締め」の方向へと中共が舵を切り直した(4/5)
転換点を習体制が成立した2013年ではなく、リーマンショックが起き胡・温体制の2期目が始まった2008年であった、と振り返ります。トップが誰であれ、共産党の本質は全ての人民をコントロールを目的としており反対者と目した者は圧殺しさること。我々金儲けに長けた民間人は彼らを肥え太らせるだけに煽てられ利用され、用済みとされたら捨てられたのだ。――悔恨と共に語られる回顧は実に説得力があります。(5/5)
(2) a)明らかになった範囲では、石器や骨角器などの道具製作・食性の拡がり・狩猟の様子・老幼や障碍者らへのサポートなど、生活の広い範囲において同時代にいた我々の祖先たちと引けを取らないことが伺え、著者もその点を強調します。 b)そうしますと、我々が生き伸び彼らが滅んで行った原因に否が応でも関心が集まる訳ですが、著者はサピエンスに比べネアンデルタールが人数が圧倒的に少なかったことに触れる位で、これといった直接的な優劣には言及しません。但し、洞窟絵画や彫刻などの芸術面について、(2/3)
初期サピエンスやネアンデルタールの何れもがラスコー洞窟(2万年前)のような目を驚かす作品を作れなかった、としています。 c)今日我々が当たり前のように駆使する認知能力を得た「認知革命」が初期サピエンスの集団内で起こったことを伺わせる内容ですが、我々の考える「人間らしさ」が如何に長い年月を掛け段階を追って集団内に広がって行ったか、という結論になりそうです。そう考えますと、ネアンデルタールや初期サピエンスさらにデニソワ人含めた化石人類に共感の情が湧きますし、それが本書の狙いでしょう。(3/3)
積ん読、借り本優先なので、感想のアップは遅くなります。
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