2024年4月の読書メーター31冊7440ページ6174ナイス→ https://bookmeter.com/users/822995/summary/monthly/2024/4 4月は、最後のラノベが私的には地雷で後味悪く終わりました。こうなったら評判の作品を重点的に(確かに漫画はその傾向あり)…とも考えましたが、何も見ず知らずに性癖に突き刺さる(オイ)奴と出逢えるのも中々愉しみな訳でして。世評と自分の好みも又違いますしね。そんなこんなで5月もお願いします。
であり、米軍基地が集中し、尖閣沖の海底資源、中国等との最前線であるなど、安全保障・軍事・資源の要地であること。グリーンランドも冷戦以来の米ロ最前線であり、米軍空軍基地が所在し、かつ中国がその鉱産資源を狙うなど、南西諸島と多くの共通点を持っています。本書7章では、それ故にデンマーク本土との非対称性ある関係を是正し、重要な安全保障や軍事上の国際協定に現地自治政府の参画を企むなどの改善をおこなっています。人口も格段に違う(グリーンランドは5万人)なかで一方の知見が他方に直ぐ有効となる訳ではない(9/10)
でしょうが、南西諸島と日本列島全体の国家共同体の平穏なる発展の為に、責任ある主張を以て各島から国防の議論に参画して頂きたい、とするのは余計な申し出でしょうか?(10/10)
劣悪な労働条件、格差拡大(昨今は富裕国でも再び問題になっていますが)などの諸問題を、全てではないにしても概ね緩和し、前の時代よりも諸国民を生きやすい状況に導いたのが経済成長である、ということです。先に見たような今も貧困にあえぐ国々に対して「成長はもう不要」と宣うは、実務的にも倫理的にも誤りであります。本書の著者は「温暖化」など経済成長の結果としての不都合があることを百も承知しています。(6/7)
その上で、これまでの公害や省エネ問題などにおける人類の対応を振り返って、それらの難題も経済成長の結果である技術進歩や制度改定などによって乗り越えて来たことに注意を促すのです。(7/7)
野党や少数派を排除した形ではありますが、これもある程度民意を吸い上げた一応安定した体制とも評せるのではないか。そこに西側の民主化の基準を持って来て当てはめたところで詮の無いところではないのか、という感は拭えないのです。ただし、本書で浮き彫りにされているのは、その安定性も現体制が資源供給できるなどに依存しており、穏やかな政権交代など期待できない不安定さを抱えたものであることを認識すべきでありますが。 c)最後に日米欧などの所謂「成熟」した民主主義国へのインプリケーションについて。(5/6)
著者は、ハンガリーやトルコなど新興民主主義国において、トップが権力分立等を脅かす動きに触れ、権威主義国と民主主義国の壁も低くなってきたのかという述懐も洩らしています。しかし、本書では西欧民主主義国における選挙不正の頻度程度が権威主義国と比べるなら絶無に近いことがデータで示されており、本書の記述を安易に日米欧に当てはめるのは早計でしょう。「イデオロギー対立が深刻化し対話不能になる」(米国)、「野党間でイデオロギー対立あり、また国政ガバナンス能力に疑問符付く」(日本)など個別事情鑑みる方が有益かと(6/6)
積ん読、借り本優先なので、感想のアップは遅くなります。
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