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2023年4月の読書メーターまとめ

れいあ
読んだ本
33
読んだページ
11201ページ
感想・レビュー
33
ナイス
399ナイス

2023年4月に読んだ本
33

2023年4月のお気に入られ登録
3

  • Katuyosi  Kawai
  • 坂城 弥生
  • 前田洋幸

2023年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

れいあ
ネタバレ地域拠点病院の呼吸器内科医、救急科の看護師、町のクリニックの院長など、それぞれの立場からコロナ禍を戦った人々を主人公とした実録風群像劇。2020年1月の武漢の海鮮市場での感染報告から2022年6月まで、数週間単位で細かく進んでいくので、当時の社会状況を思い出しながら読むことができた。登場人物達が、病院と社会との認識のずれや、病院内の立場の違いで差別を受けるのは辛かった。特に看護師の体験は過酷で読んでいるだけでも精神を削られる感覚を覚えた。最後は少し希望が見える終わり方。
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2023年4月にナイスが最も多かったつぶやき

れいあ

2023年3月の読書メーター 花粉が例年より多くて難儀。桜をはじめ様々な花の美しい季節なのに外出もままならず残念。 読んだ本の数:44冊 読んだページ数:12651ページ ナイス数:463ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/830783/summary/monthly/2023/3

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2023年4月の感想・レビュー一覧
33

れいあ
ネタバレ「化石少女」の続編。ワトソン役がホームズ役の推理を阻止する変わった設定。最初は不人気部のたった二人の部員の、ある意味(続々と殺人事件が起こる以外は)のどかで変わり映えしない学園生活だったはずが、狂気をはらんだ人間関係に着地して怖かった。
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れいあ
読メさん推薦の一冊。フランスの大富豪アルベール・カーンが100年ほど前に世界中に人を派遣して撮影させた写真・映像コレクション。100年前の人々なのにカラーだと身近に感じられるから不思議。日本へはカーン自身も訪れているらしく、皇族から田舎の農村風景まで多様な被写体。戦禍の写真もあり、顔を半分失った傷病兵やドロドロで不衛生な塹壕など数字ではわからない戦争の姿が写し出されている。
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れいあ
ネタバレ探偵が、〈よく足を踏まれる〉〈じゃんけんに勝てない〉といったちょっとした憂鬱を調査したら謎の組織が…という短編集。カバー絵はホラーみたいだが、通勤客を癒す組織とか、クスッと笑える話もあった。
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れいあ
ネタバレ杉田比呂美のカバー絵に釣られて手に取った。私立探偵アルバート・サムスンの事務所に〈地球外生命の父とアメリカ・サンタクロース出身の母とのハーフ〉だという依頼人が訪れ、空巣事件の調査を依頼される。依頼人の奇想天外さと頼まれる調査内容の普通さとのギャップが面白い。息の長いシリーズらしく、本書は2011~2014年現在のアメリカが舞台だが、どこか1970~1980年代のミステリの空気をまとっている。全然ハードボイルドじゃないけど、コージーではないミステリ。
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れいあ
ネタバレ「黒猫を飼い始めた。」から始めるという縛りの短編26編。黒猫だからなのかホラーテイストの作品が多かった。似鳥鶏『神の両側で猫を飼う』、約束の一文は文字通り素直に使いながらSFの世界に飛ぶ振り幅の大きさが面白かった。犬飼ねこそぎ『スフィンクスの謎かけ』、名探偵・荒坂木蓮の飄々としたところが気に入った。高田崇史『晦日の月猫』、唯一の時代物、新撰組。
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れいあ
ネタバレ三年住めば願いが叶うと言われている三年長屋、または河童長屋。なぜかお稲荷さんの代わりに河童が祀られている。武士を捨てて差配になった佐平次だけでなく家主の梅も何やら訳あり。明るくて威勢のいい店子たちに振り回されながらも、佐平次が立派な差配に成長していく姿を気持ちよく応援できた。
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れいあ
唐の時代、玄宗皇帝の妃である姉が失踪したことを隠すため弟が姉の振りをして後宮に入り、そこで出会ったドゥドゥと一緒に毒に纏わる事件を解いていく。ドゥドゥは毒味役の娘だった妃で、毒版の櫻子さんといった感じ。玄宗皇帝本人は登場しなかったけど、楊貴妃は結構いい人っぽく描かれていた。お姉さんの失踪理由はまだ見当もつかない。
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17世紀中頃から20世紀末までの男性の服装が日常服・正装ともに紹介されている。写真や図版が豊富で、ストッキングの色やリボンの数、シャツの丈の長さといった細かい点についても解説されていてわかりやすい。歴史小説を読むときの参考になる。18世紀までの服装が豪華で見ていて楽しい。
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れいあ
ネタバレ短編集。色々な時期に様々な媒体で発表された作品を集めているので、執筆経緯などについて著者による解説付き。書き下ろしの標題作がディストピア風などんでん返しで面白かった。福知山線の脱線事故を扱った『加速してゆく』は、忘却がテーマ。あの事故の映像がよみがえって辛い部分があったが、確かに普段は忘れてしまっている。
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れいあ
ネタバレ明暦の大火後の江戸の復興を知恵伊豆こと松平伊豆守信綱の功績に沿って辿っているが、信綱の人となりがとても面白いのですいすい読めた。島原の乱で総大将を勤めたのだから随分戦国時代に近い人なんだけど、とても合理的、それでいて情にも厚そう。臆病者なのに豪胆と多面的な人物として描かれていた。
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れいあ
ネタバレ高校卒業後、市の職員として図書館に配属された犬上くんがたくさん失敗を重ねながらも成長していくお仕事小説。利用者からは見えない図書館の裏側のお仕事も覗けて面白い。シリーズ第4弾らしいが、エピソード0的な話だったので、シリーズものと意識せず楽しく読了。
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れいあ
ネタバレ神楽坂にあるチーズ料理専門店「マージュ」のシェフが謎を解いてお客様の悩みを解決。シェフ本人を筆頭にワケアリの人々が集まってきちゃうところが神楽坂らしい。登場人物同士の近いんだか遠いんだかよくわからない距離感が面白かった。おいしそうなチーズ料理がたくさん出てくる。ワイン並においしいぶどうジュースが気になった。
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れいあ
ネタバレいつものサザエさん時空方式をやめて今回だけコロナが流行中の2022年という設定のため、腕貫さんもリモートにて市民相談を受けている。リモートだと安楽椅子探偵感が増す気がして結構相性が良さそう。櫃洗市のユルキャラのアライグマに腕貫さんが抱えられている絵は、何だかシュール。どんでん返し後にゾッとする話が多かった。
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れいあ
ネタバレベアトリス・ハイドクレアミステリーシリーズ1。19世紀英国、侯爵家のホームパーティで殺人事件が発生。ゲストだった内気なベアトリスと傲岸不遜なケスグレイブ公爵が身分を越えてタッグを組み謎を解くことに。内気なはずのベアトリスが開き直ると大胆不敵でアグレッシブに変わるところが面白かった、思わず〈やんややんや〉と応援したくなる変わりっぷり。最初は身分を笠に着た嫌な人物に見えた公爵も意外といい人かもと思えてきた。〈行き遅れ令嬢の事件簿〉というシリーズ名はベアトリスが結婚したら使えなくなっちゃわないのかしら。
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れいあ
ネタバレ戦国時代小説6編のアンソロジー、「戦国の教科書」の文庫化。澤田瞳子『蠅』、応其上人のある一時期を切り取っている。応其上人のことをよく知らなかったので、話が唐突に始まり唐突に終わったように感じてしまった。今村翔吾『生滅の流儀』、「じんかん」の短いバージョン。こっちの方が先に書かれたのかな?
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れいあ
ネタバレ地域拠点病院の呼吸器内科医、救急科の看護師、町のクリニックの院長など、それぞれの立場からコロナ禍を戦った人々を主人公とした実録風群像劇。2020年1月の武漢の海鮮市場での感染報告から2022年6月まで、数週間単位で細かく進んでいくので、当時の社会状況を思い出しながら読むことができた。登場人物達が、病院と社会との認識のずれや、病院内の立場の違いで差別を受けるのは辛かった。特に看護師の体験は過酷で読んでいるだけでも精神を削られる感覚を覚えた。最後は少し希望が見える終わり方。
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れいあ
ネタバレ司法解剖のシーンが詳しい。天才と言われている千夏が手掛けることになった遺体の死因を解剖で解いていく4編。千夏の周囲の人視点なので千夏の気持ちはまだよくわからない。
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れいあ
ネタバレ弔堂3。明治35年、甘酒屋のおやじが成り行きでいろいろな有名人を近所の本屋(弔堂)に道案内する6話。登場する有名人が誰なのか少しずつ種明かしされるので、推測しながら読むのが楽しい。〈半七捕物帖〉が好きなので岡本綺堂が出てきたのは嬉しい。この頃の人は電車で本を読むとき音読していたというのにびっくり。全く違う本を読んでる人がそれぞれ音読してたら、そりゃあうるさかっただろう。だんだん「ヒトごろし」ともリンクしていって、江戸時代と明治時代はつながっているんだなあと実感できる。
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れいあ
ネタバレ畠中恵「いつまで」第4回。しゃばけシリーズ、柴田ゆう・画。若だんなが火事に巻き込まれたりして、なかなか派手な回だった。校閲の九重さんを描いたマンガが面白かった。
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れいあ
ネタバレ戦国時代、他国から流れてきて孤児となってしまった少女・瑠璃が成長して徳川家康の側室・阿茶局となるまで。ハキハキとして物怖じしない瑠璃と長い人質生活で鬱屈した家康、家康を支える服部半蔵が主な主人公。瑠璃がたまに調合したお茶を出す以外は普通の戦国時代小説だった。瑠璃が実際にどう医者修行したかとか、生薬の調達とか、瑠璃の日常生活に重点を置いた話が読みたかったな。
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れいあ
ネタバレアテナ・クラブ三部作の2、欧州旅行の前編。「ドラキュラ」の登場人物ヴァン・ヘルシング教授の娘ルシンダからのSOSに応えてメアリ一行はウィーンへ。次々に予定が狂って、結果、ダイアナが大活躍。ノートン未亡人となったアイリーン・アドラーが登場、スパイ組織の親玉みたいで格好いい。別口でウィーンへ向かったキャサリンとベアトリーチェのサーカスの旅も面白かった。後編はハンガリーのブダペストへ。何が待ち受けているのかワクワクする。
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れいあ
ネタバレシリーズ5。入船長屋の持ち主寿々屋宇吉郎が隠居所用に柳島の小さな家を買ったのが発端となって、入船長屋の大家の娘おみわは大きな騒動に巻き込まれる。今回は読売の恒太といい感じだったのに、恒太が訳ありでうまくいかなくて残念。
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れいあ
ネタバレシリーズ2。江戸版猫カフェの福猫屋が新しく猫のレンタル業を開始。創作かと思ったら本当に江戸時代にあった商売らしくてびっくり。〈もぎゅっ〉とする白玉がおいしそうだ。お忍びで来店と言いつつ全く忍べてない猫好きの大殿様は今後も活躍してほしい。
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れいあ
ネタバレシリーズ3。カエデの目を通した鰻やフレンチや中華はどれもすごく美味しそう。それに相変わらず気持ちのいい食べっぷり。ついつい謎解きより食べ物の方に気持ちを持って行かれてしまう。カエデのほのかな恋が芽生えかけたとたんつぶれてしまったのは残念だけど、暴力的な人だと早めにわかってよかった。ママ友の悪意が怖い。警部とお母さんが堂々と会える日が早くくるといいな。
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れいあ
ネタバレ毒島さんシリーズ5。第一話、デジタルデトックスプランがある宿って最近よく聞くな、結構人気のプランなのかな。第二話で抑うつになった馬場さんの予後が気になる。第三話、調剤薬局・薬剤師さん蘊蓄がたっぷり。いつも四角四面で真面目な毒島さんが、ピーマンが苦手でいつもの喫茶店でもピーマン抜きのナポリタンを食べていると思うとちょっとお茶目に感じる。
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れいあ
ネタバレ第二部の3。前作のラストからまた時間が巻き戻って、長束の側近の路近が子供の頃までさかのぼる。路近、子供の頃からメチャクチャな人だ。それに付き合える清賢や翠寛も大概。話がまたしても奈月彦の死の瞬間へと収束していくのでなかなか辛い(何回このシーンを見なくてはいけないのか)。
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れいあ
ネタバレ東京オリンピックの次の大会まであと半年という時、スポーツ新聞記者の菅谷は、〈THE GAME〉という新たなスポーツ世界大会がオリンピックと同じ期間に開催される噂を聞き付けて取材を始めるが、誰が関係者でどんな大会なのかも曖昧模糊として全く見えてこない。この大会がどんな大会なのかという、大会そのものの謎が一つの軸で。もう一つの軸は、選手は誰のために競技をするのかという問い。この二つが少しずつ明らかになっていく過程に引き込まれた。菅谷の、スポーツや選手に対する認識が変化する過程も面白かった。
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れいあ
ネタバレ死後に猫の魔神の力で魔法使いになった律子さんが、魔法の車で旅をする道すがら妖怪や神様や人と出会って、美味しい食べ物や飲み物でおもてなしするお話。優しい気持ちに溢れたお話ばかり。くらはしれいの挿絵がかわいい。
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れいあ
ネタバレホーソーンシリーズ3。チャンネル諸島のオルダニー島で開催される文芸フェスに参加することになったホロヴィッツとホーソーンが殺人事件の捜査に協力。登場人物のほとんどが破滅してしまうので後味は悪いけど、文芸フェスに向けてワクワクしたかと思うと自分よりもホーソーンの方が注目されてがっかりしたりするホロヴィッツのちょっと情けない感じはかわいくて面白かった。今後ホーソーンの私生活はどこまで明かされるのかな。
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れいあ
ネタバレ畠中恵「いつまで」第三回、しゃばけシリーズ。柴田ゆう・画。河童の親分・禰々子姐さんの扉絵がすごく格好いい。子分じゃなくても憧れる。今回単行本では扉絵がなくなってしまうらしいので、小さくてもいいからカバー絵に禰々子を入れて欲しい。川上和人「鳥類学者の半分は~」エッセイ第三回。噴火によって一度完全に生物が排除された西之島にどうやって生物が戻ってくるのか。意外な結果で面白い。西條奈加「三枚の絵文」善人長屋シリーズの読み切り。判じ絵から人助けへ。判じ絵が楽しい。村上貴史の書評で面白そうなミステリが紹介されていた。
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れいあ
ネタバレ本好きの下剋上5-9。戦闘に次ぐ戦闘でマインでなくてもトラウマになりそう。読書は少なめだったけど、あらゆる人が活躍する全部盛りで楽しかった。ソランジュ先生が心配。マインとフェルディナンドは息もぴったり。
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れいあ
ネタバレシリーズ7。幻の日本語訳聖書探しと徳川埋蔵金の噂という似ても似つかない話が同時進行するのが面白かった。李奈への嫌がらせの一環で、李奈本人よりも友だちの優佳の方が怖い目に遭っていてかわいそうだった。最後のビッグニュースが次巻でどう展開するのか楽しみだ。
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れいあ
ネタバレシリーズ15。もうお嬢さまじゃなくて奥さまだし、そんなに貧乏でもなくなっちゃったけど、殺人事件に巻き込まれ体質は以前のまま。ダーシーと仲良く夫婦探偵っぽい瞬間も。ジョージーのお母さんとシンプソン夫人の対決がいつも面白い。国王が亡くなってしまったので、次はエドワードの退位まで進むのだろうか、ナチスの影が濃くなってきている。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/22(2354日経過)
記録初日
2018/01/01(2375日経過)
読んだ本
2903冊(1日平均1.22冊)
読んだページ
825811ページ(1日平均347ページ)
感想・レビュー
2903件(投稿率100.0%)
本棚
25棚
自己紹介

ミステリーとファンタジーが好きです。

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