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2024年10月の読書メーターまとめ

ケイトKATE
読んだ本
5
読んだページ
2467ページ
感想・レビュー
5
ナイス
207ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • kero385

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ケイトKATE
ナポレオン失脚後のパリで、製麺業者として成功しながら、二人の娘を身分違いな結婚をさせた上に、金を貢ぎ落ちぶれてしまったゴリオ爺さんと、大志を抱いてパリへ上京し恋した男爵夫人がゴリオ爺さんの娘と知り近づく学生ウジェーヌ・ラスティニャック、素性の怪しい男ヴォートランなど、ひと味もふた味も違う個性的な登場人物たちが絡む物語は、正に『人間喜劇』である。娘たちを幸せにしたいがためにお金をつぎ込み悲惨な最期を迎えるゴリオ爺さんに同情してしまう一方で、どこか可笑しみを感じてしまう。小説を読む楽しみを堪能できる傑作。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ケイトKATE

ハン・ガンは、いずれノーベル文学賞を取ると思っていましたが、今年受賞するとは驚きです。

ケイトKATE
2024/10/10 20:29

本当にびっくりしました。ともかく、ハン・ガンの作品は日本で多く翻訳されているので、日本の海外文学ファンはカズオ・イシグロ以来に盛り上がると思います。

スプーン
2024/10/10 20:31

良かったよ。久しぶりに嬉しいニュース。これで明日も糞みたいな職場に頑張って行ける(笑)

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

ケイトKATE
ナポレオン失脚後のパリで、製麺業者として成功しながら、二人の娘を身分違いな結婚をさせた上に、金を貢ぎ落ちぶれてしまったゴリオ爺さんと、大志を抱いてパリへ上京し恋した男爵夫人がゴリオ爺さんの娘と知り近づく学生ウジェーヌ・ラスティニャック、素性の怪しい男ヴォートランなど、ひと味もふた味も違う個性的な登場人物たちが絡む物語は、正に『人間喜劇』である。娘たちを幸せにしたいがためにお金をつぎ込み悲惨な最期を迎えるゴリオ爺さんに同情してしまう一方で、どこか可笑しみを感じてしまう。小説を読む楽しみを堪能できる傑作。
が「ナイス!」と言っています。
ケイトKATE
ローマ時代を代表する詩人ウェルギリウスの死を迎える状況を難解に書いている。主にウェルギリウスの内面的な独白が語られるが、途中ウェルギリウス自身の独白からかけ離れた言葉が登場するなど、非常に長い文章で抽象的かつ哲学的な言葉続き読むのに難儀した。20世紀を代表する小説に挙げられているが、内容を理解できないでいる。まだ、下巻があるが読むか迷っている。
が「ナイス!」と言っています。
ケイトKATE
女性飛行士マリアン・グレイヴスの生涯と、マリアンを演じることになった女優ハドリー・バクスターがマリアンの人生に迫る物語。過去と現在が交互に登場する展開は『サラの鍵』に似ているが、ページが進む内に話が繋がっていく『サラの鍵』に対して、『グレート・サークル』はハドリーがマリアンを演じるため向き合っているとはいえ、影響を受けているとは思えなかったし、そもそもハドリーのエピソードは必要がない気がした。男性中心の飛行士の世界に飛び込んだマリアンの奮闘に共感する所はあるが、全体的に話が間延びして楽しめなかった。
が「ナイス!」と言っています。
ケイトKATE
東京へ何度も行って来たが、主にコンサートや美術館で開催される展覧会に行くのが目的だった。『東京 わざわざ行きたい 街の本屋さん』を読んで以来、東京には神保町の古書店街をはじめ、個性的な本屋があることを知り、本屋巡りをすることで東京観光が楽しくなった。旧版刊行から7年が経ち改訂新版を購入した。本書を持って、また東京に行きたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
ケイトKATE
初版本をに似せた金と黒の装丁がお洒落だったので手に取る。元聖職者で冴えない中年作家のジョージ・アーサー・ローズが突如、ローマ教皇に選出されハドリアヌス七世となる。序盤は面白く読めたが、ローマ・カトリック教会に関する知識の疎さと、ハドリアヌスが自分のことを「朕」と称することに違和感を覚えて面白く読めなかった。日本では、王など強大な権力者の一人称を「朕」や「余」と称すること対して、以前から私は不快感を感じる。「朕」、「余」は高貴な表現みたいだが、私には響きに滑稽さを感じてしまう。個人的な見解であるが。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/29(2599日経過)
記録初日
2011/07/08(4996日経過)
読んだ本
470冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
175063ページ(1日平均35ページ)
感想・レビュー
441件(投稿率93.8%)
本棚
26棚
自己紹介

海外文学(ヨーロッパ、アメリカ)、歴史ノンフィクション(第二次世界大戦関連)の長編物の本を読むのが大好きです。
好き作家…ドストエフスキー、トルストイ、ディケンズ、ハーディ、E.M.フォースター、ヘルマン・ヘッセ、ヴァージニア・ウルフ、トーマス・ベルンハルト、W・G・ゼーバルト
岩波文庫ファンで毎月チェックしています。
洋楽とクラシック音楽も大好きで、好きなアーティストの来日公演を観に行くのを楽しみにしています。

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