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2024年2月の読書メーターまとめ

ケイトKATE
読んだ本
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読んだページ
1426ページ
感想・レビュー
3
ナイス
202ナイス

2024年2月に読んだ本
3

2024年2月のお気に入られ登録
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  • ぷーどる🐰🐩@せなとペア画中&@トーク力だけが取り柄 桜杏…彼女(ネットでの)
  • kj

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ケイトKATE
『開かれた社会とその敵』三冊目。ポパーは、大哲学者ヘーゲルを醜悪なものと唾棄している。ヘーゲルの思想は大げさな言葉を使っているが、実態は国家に仕えることが最上である思想であり、ファシズムに大きな影響を与えたと断罪している。一方、ポパーはマルクスが『資本論』で書いた経済格差によって階級社会ができる分析を高く評価している。しかし、マルクスが革命によって階級社会がなくなると予言したことが、ソ連に代表する左翼型全体主義を生み出したと批判した。ついに最終巻で、ポパーが深く考察した全体主義への抵抗手段を知りたい。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

ケイトKATE

1月は、3ヵ月掛かってトマ・ピケティの900ページ越えの大著『資本とイデオロギー』を読了しました。現在は、カール・ポパーの『開かれた社会とその敵』全4巻を読書中です。2月は、小説も読めたらいいなと思っています。2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:2340ページ ナイス数:243ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/833084/summary/monthly/2024/1

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2024年2月の感想・レビュー一覧
3

ケイトKATE
カール・ポパーは、プラトン、ヘーゲル、マルクスの思想は全体主義であると批判した。三人に共通しているのが、自分の思想が歴史の必然というヒストリシズムとして予言したことである。ポパーにとってヒストリシズムは、本人の願望であり根拠も整合性もない非合理主義であった。非合理主義が危険なのは、建設的でない感情や情熱を暴力も使って訴え民主主義を破壊するからである。民主主義を全体主義から守るためには、何が正しく間違えているのか分析し考察する思考「批判的合理主義」を持つことが大事だとポパーは訴えている。
ケイトKATE
2024/03/02 20:18

現在も全体主義や非合理的な思想が存在する世界において、カール・ポパーが『開かれた社会とその敵』で執筆した思考は有効である。

が「ナイス!」と言っています。
ケイトKATE
『開かれた社会とその敵』三冊目。ポパーは、大哲学者ヘーゲルを醜悪なものと唾棄している。ヘーゲルの思想は大げさな言葉を使っているが、実態は国家に仕えることが最上である思想であり、ファシズムに大きな影響を与えたと断罪している。一方、ポパーはマルクスが『資本論』で書いた経済格差によって階級社会ができる分析を高く評価している。しかし、マルクスが革命によって階級社会がなくなると予言したことが、ソ連に代表する左翼型全体主義を生み出したと批判した。ついに最終巻で、ポパーが深く考察した全体主義への抵抗手段を知りたい。
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ケイトKATE
チェーホフが長編小説、しかもミステリーを書いていたとは意外だった。『狩場の悲劇』は、元予審判事カムイシェフが持ち込んだ小説を編集長が読む所から始まる。物語は、予審判事セルゲイが森で美少女オリガと出会い惹かれるが、オリガはセルゲイの友人カルネーエフ伯爵の執事ウルベーニンと結婚したことで、セルゲイは嫉妬心に駆られ悲劇が起きる。本書は、登場人物の小説を語る形を取る凝った構成になっているが、上手くいっていないと思う。チェーホフ自身、気に入っていなかったようで、以降、長編小説を書かなかったのは仕方ない気がした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/29(2252日経過)
記録初日
2011/07/08(4649日経過)
読んだ本
410冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
150987ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
381件(投稿率92.9%)
本棚
23棚
自己紹介

海外文学(ヨーロッパ、アメリカ)、歴史ノンフィクション(第二次世界大戦関連)の長編物の本を読むのが大好きです。
好き作家…ドストエフスキー、トルストイ、ディケンズ、ハーディ、E.M.フォースター、ヘルマン・ヘッセ、ヴァージニア・ウルフ、トーマス・ベルンハルト、W・G・ゼーバルト
岩波文庫ファンで毎月チェックしています。
洋楽とクラシック音楽も大好きで、好きなアーティストの来日公演を観に行くのを楽しみにしています。

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