宛名を書いたりする仕事を筆耕士と呼ぶというのを初めて知った。字の綺麗な人って憧れる。真面目なホテルマンと奔放な書道家の交流を書いたお話。この間読んだ「政と源」もそうだったし、しをんさんは真面目な人と自由奔放な人のバディものが好きなのかな？パンダの地球外生命体説がとても好き。たまにはとAudibleで聞いてみたけど、櫻井孝宏さんは朗読もお上手だなあ。

ついに洗礼式。マインちゃんの転換期のきっかけはやっぱり本。本を読むために巫女となり神殿入りしたいけど、そうすると家族と会えなくなる。本と家族を天秤にかけて家族を選んだマインちゃんにホッとした（正直、マインちゃんなら本を選んでも驚かない）

『屍人荘の殺人』より前、明智さん（と葉村くん）が大学やバイト先で出会う日常の謎を解決していく短編集。明智さんは名探偵というより迷探偵って感じだった。謎解きになると目を輝かせて猪突猛進になる明智さん、得意な依頼は猫探し。ちょっと抜けててやっぱりいいキャラ。本シリーズがピリピリしてる分、ゆるーい雰囲気のミステリーに癒された。〈明智恭介〉シリーズと書いてるってことは続きも出るのかな？それだったら楽しみだなー。

文楽の世界を書いた三浦しをんさんのお仕事小説。登場人物たちが文楽の世界の人ばかりだからか、文楽の用語や習わしがさらって出てきて、分からない所もチラホラ。でも雰囲気だけでも充分楽しめた。詳しく知っていたらもっと楽しめるのだろうなぁ。

前作より好きかも。面白かった！スズキタゴサクの裁判中に新たな爆弾魔が現れ、法廷にいた人たちを人質にして立てこもる。犯人の要求は死刑囚の死刑執行。スズキタゴサクは相変わらず不気味だけど、前作よりはお喋りが控えめだったからそこまで嫌悪感はなかったかな？でもだからこそラストの存在感がすごかった。終盤にかけてハラハラドキドキで先が気になって一気読み。これ、続くよね？類家さんとスズキタゴサクの対決をまた見たい。

幸せないづみの家庭に、ある日突然息子の死という事件が起こり亀裂が入る。真面目で優しいはずだった息子の大樹はどうして夜中に家を抜け出していたのか。どうして夜道で警察に声を掛けられた時に慌てて逃げたのか。1部での息子を失ったいづみの慟哭が辛い。そして2部では時間軸も登場人物もガラッと変わって最初「あれ？この本短編集だったのかな？」と勘違いしたけど、そんなことなかった。事件と事件が徐々に繋がって真相にたどり着くミステリーの醍醐味は読んでてやっぱりテンション上がる。イヤミスではあるけど面白かった。

ルッツと共に商人見習いとなり、本格的に紙作りをはじめたマイン。この間までベッドの住人だった子供がしゃかりきに働き始めたらそりゃ正体もバレるよ！笑

2023年に最も売れた小説らしい。（良い意味でも悪い意味でも）思ってたんと違った。会話形式なので、小説というよりも雑誌とかを読んでる印象が強くてすぐ読み終わる。お手軽にホラーを読みたい時にはいいかも。

宛名を書いたりする仕事を筆耕士と呼ぶというのを初めて知った。字の綺麗な人って憧れる。真面目なホテルマンと奔放な書道家の交流を書いたお話。この間読んだ「政と源」もそうだったし、しをんさんは真面目な人と自由奔放な人のバディものが好きなのかな？パンダの地球外生命体説がとても好き。たまにはとAudibleで聞いてみたけど、櫻井孝宏さんは朗読もお上手だなあ。