主人公の快彦が最初はなんかいけすかないやつだなぁと思って読んでたけど事情を知っていくたびに応援してる自分がいました。そして亮介がいいやつすぎるて殺人犯には思えなくて途中から嫌な予感がして想像通りだったけどラストの締めくくりが希望のあるもので気持ちよく読了しました。

街でたまに見かけるグラフィティという落書きを描く人たちのお話。なんか松本清張賞なのに内容は氏の作品とはかけ離れ過ぎていてなんだかなぁって感じ。自分には合わなかった。

鴉と話せる超イケメン鳥越シリーズ3作目。昔カタギのゴウゾウ元マル暴刑事と組んで元刑事の殺人事件と誘拐事件を追う。今回もなかなか胸くそ悪い真相で読んでて腹立ったけど過去と現在がリンクして収束する手法はお見事。バディの長下部刑事もいい味出してて再登場して欲しい。水町と義弟の伊丹のことも気になるのでお早めに続編お願いします。

主人公の快彦が最初はなんかいけすかないやつだなぁと思って読んでたけど事情を知っていくたびに応援してる自分がいました。そして亮介がいいやつすぎるて殺人犯には思えなくて途中から嫌な予感がして想像通りだったけどラストの締めくくりが希望のあるもので気持ちよく読了しました。

周囲の人の推理力を上げて事件を解決してしまうワトソン力を持つ和戸刑事の短編集第二弾。今回も事件に巻き込まれまくりでワトソン力発動しまくりで面白かったけど、パターンが一緒なのでちょっとだれてしまった。短編なのでサクサク読めてサクサク解決するのは読んでて楽しかったけど、次作があるならちょっと違ったテイストも交えて欲しいかな。ホームズの好敵手モリアーティみたいなキャラ登場なんてどうでしょうか。

二二六事件は学生の頃に社会の時間に習った程度でほとんど何も知らない状態で読みました。表向きの真相とは別の真実が明らかになる。もう少し近代史を知っていればもっと面白く違った読書になったのに自分に残念だわ。しかしこの時代の日本人はやり方は違えど日本を良くするために行動する熱い人が多かった。今の政治家や政党がこの当時に行けば確実に粛正かクーデターの対象だな。

アニメの一休さんとは違うリアルな一休さんの一代記。生臭坊主というイメージだったんだけど、これを読んで納得。普通の破戒僧だったら後世に名なんか残ってないよね。愚直に禅を極めようとすればするほど出自も含めて苦悩し破戒や風狂に走らなければやってらんないよねと読んでて思いました。タイトルの愚道一休は読み終わった後にとてもしっくりくる。