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2024年6月の読書メーターまとめ

やまはるか
読んだ本
5
読んだページ
927ページ
感想・レビュー
5
ナイス
165ナイス

2024年6月に読んだ本
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2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やまはるか
 平家物語に「一門にあらざらん人はみな人非人」と言うほど隆盛を極め、ゆるぎない権勢を誇った平氏も必然のごとく滅亡の道を辿る。一進一退の小競り合いでは時代は動かず、国を二分する程に集約された武力衝突ではじめて動く。平和なや小競り合いの時代より、歴史が動く時代の方が読んでいて面白く興味深い。第二次大戦に敗北して大きく動いた日本社会は以来80年、どんな時代を経てきたのか。俯瞰すれば小競り合い程度の平和な時代であったのかも知れない。時代を画する程の出来事のないままずるずると下降を続けてきた。
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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

やまはるか

2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2078ページ ナイス数:346ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/871535/summary/monthly/2024/4 先月はとても良い陽気で、週一回山を歩き、幅広い読書が出来た。5月も山も本も同様のペースで続けたい。

が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
5

やまはるか
 平家物語に「一門にあらざらん人はみな人非人」と言うほど隆盛を極め、ゆるぎない権勢を誇った平氏も必然のごとく滅亡の道を辿る。一進一退の小競り合いでは時代は動かず、国を二分する程に集約された武力衝突ではじめて動く。平和なや小競り合いの時代より、歴史が動く時代の方が読んでいて面白く興味深い。第二次大戦に敗北して大きく動いた日本社会は以来80年、どんな時代を経てきたのか。俯瞰すれば小競り合い程度の平和な時代であったのかも知れない。時代を画する程の出来事のないままずるずると下降を続けてきた。
が「ナイス!」と言っています。
やまはるか
「日本人、日本国がいかなる経緯をへて形成されたのか」は興味の尽きないところで、留まることなく探求され続けるであろう関心事であり、知見からは未来も見えてくるに違いない。上巻は列島形成から清少納言、紫式部の時代まで。701年に完成した大宝律令は初の文字による法令で全国的に講習会が実施され、現在につながる国の体制がスタートする。823年に退位した嵯峨天皇は50人に及ぶ子女のうち上級貴族出身の女性に産ませた子を除き源朝臣姓を与え皇室から外し、朝廷内部に源氏の新しい勢力を意図して作り出したことする見解は興味深い。
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やまはるか
「超感動の人体」の副題に、長く使っている体に対する敬意をこめて読んだ。消化器から臓器、骨格まで、精巧な仕掛けが狂いもなく、よくぞ働き続けていることよ。おならをプッと出せるのも液体と気体を判別する肛門の優れた機能のたまものである。暴飲暴食にも、暑さ寒さ過荷重にも耐え、肥大や肥厚や一部欠損するなど身体に変形を伴いながら何とか自律的に稼働している。人体に備わった精巧なメカニズムゆえのことである。元気に稼働する人体に感謝を捧げるにはいささか少ない1190円であった。
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やまはるか
明治24年(1891年)10月24日発生した濃尾地震の記録を収集。震源の岐阜県根尾村では最大8mの左横ずれ・高さ6mの断層崖が出現した。観測体制など未整備な時代、東京帝国大学長名で全国の市町村に学術上及び将来の予知に役立てるためとして地震による現象や被害状況など24項目の調査が依頼された。回答は被害の大きさ故に岐阜県では少なく、鹿児島、北海道まで1425通が寄せられた。竹藪が数メートル飛んで川を越え、山門が建ったまま1メートル移動したなど、この地震の特徴か地表から物が放出されるような現象が記録されている。
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やまはるか
 言葉を深く考えさせられて興味深かった。言葉には基礎的なものと複数要素が合わさった副次的なものがある。生存との関りの深さによる違いもある。そうした分析からはじまって言葉が思考にどう関係するかを言語間、或いは言葉を取得する前の幼児などの実験を通じて明かす。テーマについて考えようとすると、否応なく言葉のスイッチが入ってしまう。無心に山を歩いている時に身体から意識に昇ってくる感覚、言葉を探せば見つからなくはないような領域の、言葉を用いない精神活動は疲れた心、病んだ心を癒す。言葉を用いる精神活動は疲れを伴う。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/15(2242日経過)
記録初日
2018/05/17(2240日経過)
読んだ本
514冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
154769ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
495件(投稿率96.3%)
本棚
2棚
性別
自己紹介

 読書メーター登録から5年で読んだ本は400冊、登録前の5年間は600冊だった。これまで気の向くままに読んで来たが、近ごろはそれ以上に本と向き合っている。読書時間が増えているのに読む量は減っている。読書は理解と鑑賞の度合いだから、川の流れが急流から中流、やがて下流域へと移れば、流れの速さも川底の様も変わるのだろう。

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