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2024年10月の読書メーターまとめ

花嵐
読んだ本
13
読んだページ
5323ページ
感想・レビュー
13
ナイス
145ナイス

2024年10月に読んだ本
13

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

花嵐
★★★★☆ 連作短編集。五編収録。定番のゲームであるポーカーなどに独自のルールを加えて、そこからオリジナルのゲームに仕立てた遊戯で頭脳バトルを繰り広げていく。頭脳戦だけでなく心理面での駆け引きもなかなかに白熱していた。そんなバトルの中でも女子高生は変わらずゆるーく会話をしたりしなかったり。上質な百合という点でもご馳走様でした。ところで作中で緋天の文字を見かけたので、それだけで裏染天馬シリーズ好きとしてはちょっと滾ってしまった。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

花嵐

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:4611ページ ナイス数:83ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/876669/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
13

花嵐
★★★☆☆ ミステリ短編集。七編収録。どの話も正統派なミステリといったところだったが、前に読んだ同じような短編集である「煙の殺意」の方が個人的には意外性に溢れていて面白かった。今作は意外性とかどんでん返しとかよりも、人間の心理の穴を突いて逆手に取ったような話が多かった気がする。気に入ったのは、死体に残されたトランプという魅力的な謎が良かった「芍薬に孔雀」と、被害者の素性がわかったことでそれによる余韻が素晴らしい「青泉さん」かなぁ。
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花嵐
★★★★☆ 初読み作家さん。長編ミステリ。想像していたよりだいぶ面白かったなぁ。ところどころにある心にくるエグイ描写はきつかったが、主人公二人の何気ない緩やかでくだらない会話がそれを中和していて助かった。犯人指摘のあたりの展開は多少強引に思えたが、プロローグとエピローグがこう繋がるのか、という驚きの点が展開の予定調和を上手く生かしていたように感じる。
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花嵐
★★★★☆ いわゆる特殊設定ミステリ。この著者の作品を読むのはこれで二作目になるが、どちらも非常に読みやすい文体だった。今作では前提となる特殊設定がちょっと複雑だったので、そこらへんを理解さえすればさくさくと読み進められる。ミステリとしてはそこまで複雑ではないので、最終章の話以外はそこまで驚くことは無かったかなぁ。それにしても姫崎さんと麻緒ちゃんの関係性が甘酸っぱい…、他のキャラも魅力的な人たちが多かったので、キャラ小説としても面白く読めたな。
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花嵐
★★★☆☆ 長編時代物ミステリ。前に読んだ「刀と傘」の前日譚に当たると知り読んでみた。長編だがそんなに長くはないので、話自体はさくさくと進んでいく。事件としては読者としての思い込みからミスリードされて、真相に辿り着くのがちょっと難しめだった。結末はもう本当に悲惨というか悲しい終わり方だったが、ぞの結末に至るまでに巻き込まれた男たちを思うと更に気が塞ぎそうになる。「刀と傘」もああいう終わり方だったしさぁ…。
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花嵐
★★★☆☆ 連作短編集。七編収録。テナーサックス奏者である永見緋太郎が探偵役なんだが、これが私の好みである天才肌の一風変わった探偵役で、愛嬌もありながらも天然な性格をしているのが結構好感を抱けた。身近にいたら絶対気苦労が絶えないだろうけど…。話自体はどれも短編ということもあって、謎自体はそこまで摩訶不思議なものではない日常の謎物なんだが、そこにジャズという刺激が加わることで独自の世界観を形成している。
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花嵐
★★★☆☆ 初読み作家さん。長編ミステリ。とても丁寧に書かれているミステリだと思えた。丁寧に伏線を張り、丁寧に人物描写をして、丁寧に舞台設定を整え、そして丁寧にロジックを詰めていく。その丁寧さゆえに派手さがなく、ちょっと地味とも思えたが、探偵役が語る論理はまさしく正当な本格ミステリ。事件自体は悲しい結末になってしまったが、最後はほっこりと終わったのも好印象。
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花嵐
★★★★☆ 久しぶりの再読。百鬼夜行シリーズ番外編。四編収録。久しぶりに読んだわりには、話の展開やらオチなどはほぼ覚えていた。それでも読みたくなったのは、多々良先生のハチャメチャさを楽しみたかったからかもしれない。何回読んでも、榎木津とはまた違った意味での破天荒さを誇る多々良先生は、傍から見ている分には面白い。絶対に関わり合いにはなりたくないが。そういう意味では、沼上さんは一般人に見えて同病だよねぇ。
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花嵐
★★★☆☆ 長編ミステリ。タイトル通りに廃遊園地が舞台となっている。表紙のウサギのキャラが某ゲームの「ロビー君」に似ているような気がするなぁ…と思ったが、比べてみるとそうでもなかった。この著者の作品を読むのはこれで二作目になるんだが、どちらともミステリとして評価するよりも小説として綺麗にまとまりながら登場人物の内面も書きつつ、かつ小説としての完成度が高い出来になっていると感じた。そういう意味では、ジャンルとしては間違いなくミステリでありながらも、ミステリとして楽しむ以外の楽しみも見出せそうな気がした。
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花嵐
★★★★☆ 連作短編集。五編収録。定番のゲームであるポーカーなどに独自のルールを加えて、そこからオリジナルのゲームに仕立てた遊戯で頭脳バトルを繰り広げていく。頭脳戦だけでなく心理面での駆け引きもなかなかに白熱していた。そんなバトルの中でも女子高生は変わらずゆるーく会話をしたりしなかったり。上質な百合という点でもご馳走様でした。ところで作中で緋天の文字を見かけたので、それだけで裏染天馬シリーズ好きとしてはちょっと滾ってしまった。
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花嵐
★★★★☆ 久しぶりの再読。やっぱりこの空気感というか雰囲気が好きな小説だなぁとしみじみ思った。ミステリではないし、派手なシーンや個性的な人物の軽妙なやりとりがそこまであるわけでもないので、「ここが良い!」とか「この箇所が最高!」とかは無いのだが、それでもこの静かで淡々とした学問の世界の一端を味わえるという、ただそれだけでも何度でも読みたくなる中毒性がある。
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花嵐
★★★☆☆ シリーズ第三弾。短編四本と中編一本収録。本書でも殺し屋が日常の謎に奔走されながら依頼を実行していく、という恒例の流れは変わっていない。そういう意味では短編の方はあまり意外性はなく、いつもの流れとあまり変わらないなぁと思っていたが、その中でも「父の形見」だけはちょっとだけいつものパターンとは違っていたのが良かったかな。中編であり表題作である「女と男、そして殺し屋」は、今までのシリーズの中では長くその分読み応えも十分にあった。二人の殺し屋がこれからどんな関わりを持っていくのか気になるところ。
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花嵐
★★★☆☆ 初読み作家さん。長編ミステリ。初めて読む作家さんではあるものの「珈琲店タレーランの事件簿」の作者であることは知っていたので、読む前から優しい物語なんだろうなぁという予想は立てていた。読み切ってみれば確かに優しく綺麗にまとまっており、そういう意味では期待は裏切られなかったが、もうちょっと刺激が欲しかったのも事実。物語の根幹となるトリックにはわりかし最初から気付けていたものの、タイトルである「鏡の国」にそこまでの意味と理由が込められていたことまでは気付けず。
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花嵐
★★★☆☆ 初読み作家さん。連作短編ミステリ。あらすじ以外の事前知識は無しで読み始めたので、探偵が解き明かす謎とはいったい…!?という感じで読み進めたんだが、なるほどそういうことか…!と途中でイタタタタタ…ってなった。自分にはこういう方面での黒歴史は無かったので、共感性羞恥とかはそれほど感じなかったんだが、それでも登場人物たちの中二病には思わず「Welcome to Underground」と呟きたくなるようなリアリティがあった。でも思ったよりはミステリしてたのも確かなんだよなぁ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/31(2368日経過)
記録初日
2018/05/25(2374日経過)
読んだ本
1091冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
404606ページ(1日平均170ページ)
感想・レビュー
1088件(投稿率99.7%)
本棚
26棚
性別
年齢
35歳
現住所
香川県
自己紹介

学生時代は雑食な本の虫でした。今は主にミステリ関連の本ばかり読んでいます。
特に好きな作家は森博嗣、京極夏彦、有栖川有栖などなどなどなど。好きな作家が多すぎて困りますね。本棚を作っている作家が特に好きな方々になると思います。読メ登録前に読んだ本は今一度読んだうえで登録していこうと思います。
適当に絡んでくだされば適当に喜ぶという単純な生き物です。宜しくお願いします。

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