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2024年3月の読書メーターまとめ

だいご
読んだ本
7
読んだページ
2527ページ
感想・レビュー
7
ナイス
147ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

だいご
本屋大賞2024ノミネート9/10 18歳の理佐が8歳の律を連れて逃げ出し、たどり着いた街で人々の優しさに触れて成長していく。人々をつなぐ役割を果たすしゃべる鳥であるヨウムのネネがゆるキャラのように癒してくれる。助けられた経験が二人を作り上げ、そして次は誰かを助けたいと思うようになる。そしてさらに次の世代へと受け継がれていく。個人的イチオシは藤沢先生。教え子にお金まで貸そうとする行為は正しくはないかもしれないけど、優しさに溢れた最適解だと思う。僕も正しさじゃなく優しさを選べる人間になりたい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

だいご
クビを機に起業へと向かう女性のお仕事小説。話がテンポよく進みややできすぎな感はあるが、失敗するたびに応援したくなる。chapters書店でお世話になっている身としては、作者の経験も多分に含まれているであろう小説で楽しめる。その通りではないとはいえ、見るからにパワフルな森本萌乃さんの歴史を辿るようでおもしろかった。
が「ナイス!」と言っています。
だいご
痛々しい。でもなぜか気持ちがわかってしまう。田舎の学校で成績トップだった学生時代。それに囚われて、いい仕事に就いて他の人よりいい人生を送っていないといけないという自意識が僕にもある。ちょっと聡美の感覚に近いのかもと思った。強烈なほどに高校時代に囚われた登場人物たち。そこからの解放という意味でこれは救いの物語なのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
だいご
主人公たちの間で交わされる当事者の像と本人が感じてきた過去の間にある違和感。大人になればこういうことはよくあるが、あまりにもリアルに描かれ、当事者たちの深い心の傷が抉り出される。東畑開人さんの解説が非常にわかりやすく、臨床心理士ならではの書き口に4篇のモヤモヤが1つの線を結ぶ。当事者を傷つけていた主人公という視点で読んでいたけど、幽霊を抱えて執拗に噛みついた当事者たちも確かにおかしい。それだけに執着してしまうほど幽霊を飼い慣らしてしまったのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
だいご
ネタバレ本屋大賞2024ノミネート10/10 終始おもしろくて、どんどん読み進められた。謎が多い銀呪病が蔓延るレーエンデで繰り広げられる愛と勇気の物語。ユリアとトリスタンの恋の行方が気になりつつ、不穏な気配も漂う。トリスタンが銀呪病であることが判明したところでは、悲しい運命にため息が漏れる。そこからはさらに怒涛の展開。読み進めるごとに激しく感情を揺すぶられる。トリスタンの最期には鳥肌が止まらなかった。読書の醍醐味を全て詰め込んだ圧巻の物語。本屋大賞で最後に読むことにして大正解。読了後すぐに続編を買いに行った。
が「ナイス!」と言っています。
だいご
本屋大賞2024ノミネート9/10 18歳の理佐が8歳の律を連れて逃げ出し、たどり着いた街で人々の優しさに触れて成長していく。人々をつなぐ役割を果たすしゃべる鳥であるヨウムのネネがゆるキャラのように癒してくれる。助けられた経験が二人を作り上げ、そして次は誰かを助けたいと思うようになる。そしてさらに次の世代へと受け継がれていく。個人的イチオシは藤沢先生。教え子にお金まで貸そうとする行為は正しくはないかもしれないけど、優しさに溢れた最適解だと思う。僕も正しさじゃなく優しさを選べる人間になりたい。
が「ナイス!」と言っています。
だいご
トンガ、阪神・淡路大震災を介して4人の物語が描かれる。どの話も決して優しい話ではなく、むしろ過程は結構きつい。それでも最後にはジーンとするような結末があり、最後の『絶唱』ではこの物語全体の構図が明らかになる。阪神・淡路大震災の当時、僕は生まれていなかった。どうしてもそのような人が増えて風化していく部分はあるのだろうけど、このような小説があることでその悲惨さを受け継いでいくことができるのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
だいご
本屋大賞2024ノミネート8/10 小病院で生と死の狭間に立つ患者たちと接する中でマチ先生が探す「幸せとは」という超難問。手術が出来なかった、痛みを伴ったということは必ずしも不幸な死と結びつかない。人生の最期まで気にかけて看取ってくれる人がいる。それは大切なことなのかもしれない。 「暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげることなんだよ」という言葉が印象的だった。 話の展開としては少し静かすぎたかな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/03(2125日経過)
記録初日
2018/07/02(2126日経過)
読んだ本
742冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
234586ページ(1日平均110ページ)
感想・レビュー
707件(投稿率95.3%)
本棚
5棚
性別
血液型
O型
職業
教員
外部サイト
自己紹介

『スロウハイツの神様』で辻村深月さんを崇拝。気分に応じて様々なジャンルを読みます。

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