2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:27冊 読んだページ数:8406ページ ナイス数:1096ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/906624/summary/monthly/2024/8
しまったかなと。修行パートの具体的な描写が殆どないので、この辺りの技の脳内描写がちと難しかったです。 キャラクターは現状文句なしですね。やや鈍感のきらいがあるも致命的な程ではない無自覚無双系主人公に、闇堕ちルートを回避するばかりか心を開かせてくれた主人公に想いを寄せる義妹ヒロイン。彼らに優しい家族達にとある事情から男装しているも、これまた人たらしの才能を持つ主人公に絆されて想いを寄せる二番目ヒロインと基本的に善性のキャラクターが多い今作。無鉄砲なきらいがあって鼻につく王子なども登場しますが、きちんと痛い→
目にあってヘイト管理もばっちり行われます。そんな中でも特に刺さったのが義妹ヒロインである星怜ですね。この手の本来可哀想な未来を迎えるはずだったヒロインが主人公に救われて幸せの道を歩む展開が大好きな身として、このタイプのヒロインは好きにならざるを得ないものがありました。
一冊で綺麗に話が収まっている所が好印象で、出会いパートこそやや単調な印象を覚えましたが、それ以降は二人が仲を深めて距離を縮めていく様子が丁寧に描かれていました。終盤の山場なんかではちょっと無理やり感のある展開も描かれましたが、そこまで違和感を覚えるものではありませんでしたし、合間に登場するとあるキャラクターがしっかりと彼らの恋路の障壁になりつつ、程よい障壁具合且つヘイトキャラにはならない程度の存在感で、あくまで二人の関係の進展を楽しみに読んでいる身としてノイズにならない塩梅さが丁度良かったですね。ただ、→
彼らの馴れ初めは丁寧に描かれこそすれどどうしてもページ不足感は否めず、王道展開をなぞるような流れが続くので今作ならではの捻った展開等は描かれず、ストーリーに重きを置いて読むタイプの読者には若干物足りなさを覚える人もいるかもしれません。 キャラクターはヒロインの朱日が良かったですね。表では知的でクール、清楚系女子を体現したような彼女ですが、お酒を飲むとひとたび想い人に対してデレデレになってしまう様子。ありがちなキャラクター性とはいえ、やはりこの手のギャップは刺さるものがありました。
大きく変わると思いますが、やはり今作はガトランド王国のミーニャ族の視点から紡がれるお話。どうしてもそちらに偏った価値観を持って話を読むので、後半のとあるキャラクターが取る行動には驚きを通り越して怒りすら湧いてくる程の熱量を与えられましたね。いや〜、本当にキツかったです。 前述ではトトを中心にと書きましたが、今作はストーリーを通じてどのキャラクターも満遍なくピックアップされているのであまり主人公という存在が意識しにくい作りとなっています。そんな中で鍵を握るのはやはりルシファーになるのかなと。彼女がかつて倒→
された魔王その人であり、今後その力を振るう事が出来るなら、ここから逆転の目はあるのかもしれません。ただ、トトが掲げる種族に問わない平和な世界「白き国」への実現に至る道は想像もつきませんし、ここからミーニャ族側がどのような反転攻勢を仕掛けるのか。今から続きがとても気になります。 ただ、今作はメンタルのカロリー消費がとんでもない作品なので、私にはどうしても続けて読むには厳しいです。色々な意味でタイミングを見計らって続きを読んでいこうと思います。
公に興味を抱いて恋心を抱くパターンか、見た目とは裏腹に中身は純情ガールで誠実な主人公に惹かれるパターンが多い印象でしたが、今作のヒロインこと星架は後者寄りのヒロインではあるもののそこにメンヘラ要素が追加されており、しかもそのメンヘラ具合が創作物らしくないメンヘラっぽさというか、年頃の女の子が当たり前に持ち合わせる程度のメンヘラっぽさを感じて良かったですね。ただ、恋する乙女らしく小さな事で割とうじうじ悩んでしまう事も多く、この部分が人によってはちょっと面倒臭さみたいなものを感じるかもしれないなと思いました。
中々に熱い感想読んで納得しました。自分は時折出てくる変態行動が、逆にリアルなんじゃないかと思ってみたり・・・ただ、ペットボトルに口つけようとしたのはやべーwww
サラマンダーの立ち位置は絶妙でした。良き相棒であり恐らくヒロイン候補の一人。しかし、自身が絆を結ぶ契約者の心の闇を解消出来ず、人知れず唯一の理解者になる決意を固める彼女の在り方は本当に好みの一言です。その分、終盤で描かれた精霊絡みのとある一幕はかなりショックなものだったので、なんとかここからその問題も解決される事を祈ります。 全体的にまだプロローグもプロローグ。精霊絡みのイベントばかりかと思いきや最後には敵の存在も明かされます。個人的にこの手の精霊との契約&ヒロイン入りイベントがかなり好きな身なので、な→
の手法もお見事の一言。ひとつだけ懸念点があるとすれば、主人公であるライナスは生粋の詐欺師である点。開幕から無垢な女性を騙していたり、ヒロインであるクロニカと出会ってからもその手腕を遺憾無く発揮していたりとしっかり悪人ムーブをこなす始末。主人公に潔癖性を求める読者にはやや相性の悪いストーリーかもしれないなと感じました。キャラクターは魅力的な人物が多く登場し、脇を固める準主役キャラだけでなく合間に少しだけ登場するネームドキャラもしっかりと活躍させてくれる展開。登場するキャラクターひとりひとりにここまで魅力を→
感じる作品はあまり記憶になかったなと。 正直新人賞に出張ってくるレベルの作品ではないと感じました。ストーリーもキャラクターも文句なしの今作。続きも楽しみに読んでいきたいと思います。
ぎた設定にするとクリア不可能の無理ゲーでしかないのでそこはご愛嬌という事で。ただ、ピックアップされるキャラクターの掘り下げをしっかりと行うので、感情移入しながら読む私のような読者はメンタルをクリティカルに傷付けられる恐れがあります。私は中盤のとある一文を読んで思わず手を止め、溜息をついてしまう程でした。またその演出が良い意味で憎いものであり、その一文が差し込まれる事でその後陰鬱な気持ちにさせられたまま話を読み進める事になります。これがじわじわと心を締め付けるような感覚にさせられ、ページを捲る手が止まりま→
せんでしたね。 今巻はかなり次巻に続く…的な終わり方でしたが、連続刊行を行う事で読者に続きが出るのかヤキモキさせる事もない手法にも好感が持てます。彼らが経験する絶望はまだほんの入り口。この先どんな結末を迎えるのか、楽しみに続きを読んでいこうと思います。
なく他者に渡してしまうその胆力。そこに加えて本人は至極真面目に強者ムーブをこなしており、ある意味純粋な気持ちを持って夢を追い続ける様子。ここまで主人公に好感を覚える作品は珍しかったなと。 また、終盤のとある強敵との邂逅場面。やはりどうしても直接的なバトル描写は描かれませんが、何故か上手い事噛み合って窮地を脱する流れ。更に奇跡的に場を乗り切れそうになってもブレずに自身の快楽を優先して強者ムーブを続行してしまう彼のブレない姿は、最後まで面白さとほんの少しのカッコ良さを感じられて良かったです。 ただ、やはり実→
力的には大した事がない主人公なので、今後シリーズ物として展開していく上で広げられる風呂敷の大きさが限られてしまっている所が気がかりではあります。この状況を続けるといつか壁にぶち当たるでしょうし、逆に主人公に力を持たせてしまうと作品の根幹を崩してしまうし、今後作者がこの問題点をどのように乗り切るのか楽しみにしつつ、続きを待ちたいと思います。
ていたものと異なる展開で残念さを覚えた所でしたね。また、両者の関係性を楽しみにしていたので二人程登場したサブキャラの面々が若干ノイズ気味に感じてしまったり、思っていたよりがっつり描かれる終盤のバトル展開に面食らったりと想定外の部分が多かったかなと。 キャラクターはラブコメ物として見ると主人公ヒロインどちらも強く刺さる要素はなかったものの、終盤で見せる咲耶の偏愛模様に関してはヤンデレの局地を見た気がして良かったです。これ絶対飛鳥への想いを我慢しなくなったらめちゃくちゃ独占欲拗らせてくっそめんどくさくなる→
りを見ていて一人目の女の子の想いが一歩後ろに配置されたような感じがして少し複雑な気持ちを抱いてしまいました。 キャラクターはメインとなる二人よりそれぞれのエピソードに登場するキャラクターが印象に残っていて、決して叶わぬ恋を終わらせる前に逝ってしまった少女やお互いを心の拠り所としていたカップルの話、最後の言葉が心にもない事をぶちまけてしまった後悔を抱える少女にいつか叶えたかった夢を最期に叶えられた少女など、どれも強く印象に残る話ばかりでした。特に三番目のエピソードに強く胸を打たれ、思わず涙ぐんでしまう程感→
動させられましたね。 一冊の本に五人分のエピソードを盛り込むと聞くとそれぞれに対して掘り下げの甘さを心配するかもしれませんが、今作に関してはその心配は不要です。しっかりと感情移入させられ、しっかりと全ての話で感動させられます。続きが出るかは分かりませんが、続刊するなら絶対に追い続けたいシリーズの一つでした。
ン達がある程度病んでいる事を察していながらも実際は想像の比じゃないレベルで闇堕ちしてしまっているという始末。三ヒロインはそれぞれ若干異なるベクトルで病んでしまっており、彼女達の中で主人公を奪い合うような展開はなさそうでとりあえず一安心しています。 キャラクターは属性の異なる三ヒロインに加えてもう一キャラがメインで登場しており、それぞれビジュアルや性格、ロールなんかも徹底して差別化されているので誰か一人は刺さるヒロインがいるんじゃないかなと。また、ウォルカを変に鈍感系主人公ではなくある程度彼女達の異変に気→
付ける感性を持たせているところも好印象でした。 ただ、これはあくまで個人的な好みの話なのですが、ヒロイン達の病み具合が思っていたよりまだ深くはなかった所は少し残念でした。確かにめちゃくちゃ病んではいますし、主人公に対して盲目的な親愛感情を抱いてはいますが少し思っていたものと違う、言語化が難しいのですが「病んデレ」と「ヤンデレ」は微妙に異なる存在だと思っていて今作は前者のタイプ。私の癖としては後者の方がより刺さるタイプなので、そこのギャップみたいなものを感じる瞬間は時折あったかなと思いました。
起きた出来事を思い出すという設定からツンの裏側に秘めるデレを思い出して羞恥するという、恥ずかしいは可愛いをマイルドに摂取出来る良作でした。 ストーリーは二人を夢の中で出会わせるお守りが終盤で空気気味になっておりちょっと勿体ないなと思っていた所、最後にきっちり伏線として回収していく手法は綺麗な着地を見る事が出来て良かったなと。また、「夢の中での邂逅」を出オチに使うのではなく最後までストーリーに絡めてきた所が好印象でした。 終盤で若干シリアス雰囲気を発揮する場面こそありますが、全体的に優しい雰囲気に包まれた→
で謎解き要素なんかは含まれません。どちらかというとタイプの異なる4人のヒロインとのイチャつきをそれぞれ楽しむ方向性が強く、冒頭で主人公が尋問されている場面に繋がる真相を明かされてもそこまで強い納得感を感じる事はありませんでした。 キャラクターは4ヒロインとも凄く魅力的な子ばかりで、ビジュアルも性格も丸っきり異なる4人の少女たちがそれぞれのやり方で一人の青年に恋慕する様はラブコメ厨の私にとってご褒美でしかありません。惜しむらくは前述の通り一人にそれ程ページ数が割かれていない為にラブコメ要素が満載かと言われ→
るとそうではないのですが、ただ全員が全員とてつもなく愛が重いヒロインなのでその点では大満足だったなと。 かなりプロローグ色が強い作品で主人公ヒロイン共にまだあまり掘り下げがされていない今作。今後はひとりひとりにフォーカスを当てた話を期待しつつ、続きを楽しみに待ちたいと思います。
の印象とは異なりかなりお堅い印象を受けました。魔物との戦いなんかも描かれますが、メインはどちらかというと彼女を狙う敵対勢力や不穏な影をチラつかせる謎の組織との水面下での闘争。ただ、現状それらの正体は判別していない為、どうしても下っ端との戦いなど激しい戦いは描かれず。また、権力争いを深く掘り下げるので政治的な駆け引きパートも描かれ、それらを多いページ数でみっちりと描く為にどうしても地味な印象は拭いきれなかったなと。 個人的にはこの手の駆け引きを軸にした闘争なんかは好みなのでそこまで問題なかったですが、王太→
子の婚約者候補辞退を目論む割に結構自身のを明かすリリアナの行動には疑問を感じました。結局彼女は何を為したいのか、そのビジョンがあまり明確に見えない部分は気になりました。
昔から色んな種類の小説を読んでいましたが、ここ2年程の間にアニメ→ライトノベルの順にハマってしまい今ではライトノベルの沼にどっぷり浸かってしまいました。
現状新刊だけで月に20冊程度購入していますが、月によって読むペースがまちまちなので積読本がどんどん溜まっていく一方です…今は基本的にライトノベルしか読んでいないので登録する本も100%ライトノベルになります。その中では異世界物も現代物も同じくらい読みますが、1対1の純愛作品よりハーレム作品の方が好みだったりします。
自分が読んでいるものと同じ作品や、ライトノベルをよく登録している方をこちらからお気に入り登録することがありますが、別に無理にお気に入り登録を返していただく必要はありません。逆にお気に入り登録してくれた方には基本的にお気に入り登録を返すようにしてますが、過度にタイムラインを圧迫する方・ライトノベルを全く登録していない方・ネタバレのフィルターを付けずにネタバレ感想を載せている方などの登録を外すことがあります。
読んだ作品の感想を載せる時に十段階で評価を付けていますが、作品の完成度等の意味合いではなくあくまで個人的な満足度の指標だと思ってください。ただ、基本的に良いと思ったものは良い、悪いと思ったものは悪いというスタンスなので、合わなかった時は容赦なく合わなかったと言います。もし不快にさせてしまったら申し訳ないです。また、昔からの癖でタイムラインに出てくる感想には無差別にいいねを付けていますが、時に自分が低い評価を付けている作品の感想にもいいねを付けてしまいます。特に他意はないのですが不快に感じてしまったら申し訳ないです。
★★★★☆(9)〜★★★★★(10)…最初から最後までとても楽しめる。続刊すれば必ず買うレベル。
★★★☆(7)〜★★★★(8)…基本的に最後まで楽しめるものの少々物足りないところも…続刊すればほぼほぼ買うレベル。
★★☆(5)〜★★★(6)…可もなく不可もなくといったところ。続刊しても買うかどうかは微妙なレベル。
★☆(3)〜★★(4)…全体的に物足りず、続刊しても恐らく買わないレベル。
☆(1)〜★(2)…全くといっていいほど合わず、続刊してもほとんど確実に買わないレベル。
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ン達がある程度病んでいる事を察していながらも実際は想像の比じゃないレベルで闇堕ちしてしまっているという始末。三ヒロインはそれぞれ若干異なるベクトルで病んでしまっており、彼女達の中で主人公を奪い合うような展開はなさそうでとりあえず一安心しています。 キャラクターは属性の異なる三ヒロインに加えてもう一キャラがメインで登場しており、それぞれビジュアルや性格、ロールなんかも徹底して差別化されているので誰か一人は刺さるヒロインがいるんじゃないかなと。また、ウォルカを変に鈍感系主人公ではなくある程度彼女達の異変に気→
付ける感性を持たせているところも好印象でした。 ただ、これはあくまで個人的な好みの話なのですが、ヒロイン達の病み具合が思っていたよりまだ深くはなかった所は少し残念でした。確かにめちゃくちゃ病んではいますし、主人公に対して盲目的な親愛感情を抱いてはいますが少し思っていたものと違う、言語化が難しいのですが「病んデレ」と「ヤンデレ」は微妙に異なる存在だと思っていて今作は前者のタイプ。私の癖としては後者の方がより刺さるタイプなので、そこのギャップみたいなものを感じる瞬間は時折あったかなと思いました。