読書メーター KADOKAWA Group

2025年11月の読書メーターまとめ

曽爾タージュ
読んだ本
7
読んだページ
2656ページ
感想・レビュー
7
ナイス
34ナイス
  • Xでシェア
  • facebookでシェア

2025年11月に読んだ本
7

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

曽爾タージュ
絶滅戦争と言われる独ソ戦、家族を失った女性たちは狙撃兵として訓練され、戦線に投入される。戦争は分かりやすくないし、爽快でもなく、かっこよくもない、余りにも重厚な話に圧倒される。作者の文庫版あとがきの国民や民族全体への憎悪の否定は心に刻まなければならない。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
7

曽爾タージュ
江南は日本では長江下流域を指すことが多いがより範囲を広げて中国本土の南部を指すこともあるらしく、この本では中国南部一体の歴史が記述される。江南地域では体積に対するカロリーが最も多い米を中心に生産するモノカルチャー経済だったが水系が代わり、様々なものを生産する経済に変わった。その中で一番興味を引かれたのが五代十国時代の現福建省あたりの閔という国で自国の通貨を切り下げ、アラブなどととの輸出を重視する経済政策を行い、貿易で巨万の富を築き、黄金宮殿を作り上げたとのこと。
が「ナイス!」と言っています。
曽爾タージュ
崇神と景行の御陵は三輪山麓に並んでいるが垂仁は離れて尼ヶ辻駅近辺にあるのは何でだろうなと何年も前から思っているがそんな垂仁の時代の琵琶湖の湖東の息長という神宮皇后や継体天皇とも関わりがあるところで暮らす14歳位の現代でいうヤングケアラーの少女のはなし。記紀の人物達が今後の物語でどのように動くのか楽しみである。
が「ナイス!」と言っています。
曽爾タージュ
・中央銀行の金利操作の伝統的な手法として銀行間の短期金融市場(コール市場)のお金の量を調整し、お金の需給を作り出し、政策金利を操作する。 ・イスラム教では金利はタブー視され、商品の仲介手数料ような形にして金利を得ている。 ・消費者金融の金利は自然金利や政策金利と関係なく情報の非対称性をカバーするため高利となっている。高利規制で真に必要としている人に貸し出しができなくなっている側面もある。 ・質屋の金利は消費者金融以上の高利が設定できる。
が「ナイス!」と言っています。
曽爾タージュ
絶滅戦争と言われる独ソ戦、家族を失った女性たちは狙撃兵として訓練され、戦線に投入される。戦争は分かりやすくないし、爽快でもなく、かっこよくもない、余りにも重厚な話に圧倒される。作者の文庫版あとがきの国民や民族全体への憎悪の否定は心に刻まなければならない。
が「ナイス!」と言っています。
曽爾タージュ
日本から米国に渡った戦争花嫁の視点から描かれる1950年代のアメリカ主にニュヨークハーレム地区の物語は凄く新鮮で異常なペースで読破できた。差別されるものが更に弱いものを差別する重層的な差別構造と貧困の中で生きる日系花嫁達の力強さには何度も心打たれた。長女メアリィが学校で書いた作文がこの作品のクライマックスだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
曽爾タージュ
フランスでは嘗て、ペタンとドゴールは国の内と外で連携しながらフランスのため奮闘しているという説が信じられていたがペタンのユダヤ人虐殺への加担 が明らかになっていく中で支持を失っていく。そんな状況でも人気が完全に失墜することはなくペタン支持者の右翼が孤島に葬られたペタンの遺体を掘り起こし、ペタンの遺言通り国立墓地に埋葬させようとした事件には衝撃を受けた。克明に語られるユダヤ人への虐殺と虐待には言葉を失う。親衛隊の虐殺事件が起きたオラドゥール村の村長からドイツ市民への交流事業を提案する心意気には胸が熱くなる。
曽爾タージュ
昭和30年前半の都市型金田一耕助ものの短編集。「泥の中の女」の前半部分のホラー感にドキドキした。犯人逮捕の方法は一般の参考人に対し危険極まりないが。筆者の住居が成城だからか小田急沿線が頻出する。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/02/12(5420日経過)
記録初日
2011/02/17(5415日経過)
読んだ本
1208冊(1日平均0.22冊)
読んだページ
417654ページ(1日平均77ページ)
感想・レビュー
65件(投稿率5.4%)
本棚
5棚
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう