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2024年10月の読書メーターまとめ

アカツキ
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感想・レビュー
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512ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入り登録
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アカツキ
富次郎は押し込み強盗から家を救った行然坊からおちかの出産が間近だからこそ変わり百物語で話を聞いてもらいたい人がいると言われる。しびれを切らし始めたころに来たのは…。今作も面白かったが、村のむごい側面と江戸の明るく華やかな描写の差違に風邪を引きそうになる。そして相変わらず富次郎の悋気がひどくて苦笑。奥さんになる人は大変そう。特に好きだったのは、女の駆け込み寺「青瓜不動」、村の秘密と滅亡「針雨の里」。
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2024年10月の感想・レビュー一覧
32

アカツキ
回向院の茂七1作目。本所七不思議に絡めた7作品の連作短編。茂七親分はあくまで脇役。物語に超自然要素はなく、事件に人情話が絡めて語られる。切なさも混じるが読後感の良い作品が多いので読みやすかった。好きなのは、夜道をお供してくれる提灯の正体「送り提灯」。切ない…!奉公人のおりんにはどうにもならないことばかりで流されるしかなかったと思うが、どうすればよかったんだろうと考えてしまう。
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アカツキ
霊験お初捕物控1作目。人に見えないものを見たり聞いたりするお初は死んだ人間が生き返ったという「死人憑き」の話を聞き、不思議話を好んで「耳袋」を記す南奉行の根岸に命じられて与力見習の右京之介とともに調べることになる。その最中、お初は油屋の樽に子供が沈んでいる幻視を見て、岡っ引きの長兄・六蔵に報告。殺人事件が発覚する…。死人憑き、子殺し事件、夜泣き石、忠臣蔵と話を繋げていくのは凄いと思うが、納得感はあるか面白いかというと微妙。
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アカツキ
霊験お初捕物控シリーズの前身となる短編「迷い鳩」「騒ぐ刀」を含む時代短編4作品収録。今度読もうと思っているお初シリーズ目当てに手に取ったが、なじみ客に騙される「師走の客」がユーモラスで良かった。
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アカツキ
ネタバレヴァイオレットは誰もが絆を結びたがる黒竜と人と契約した記録のない黄金の羽竜と絆を結ぶ。前代未聞の2頭の竜と絆を結んだことで場は紛糾するが、竜のすることに人は口をはさめないと認められる。黒竜とゼイデンの紺竜がつがいであることからヴァイオレットとゼイデンは片方が死ねばもう片方も死ぬという一蓮托生の関係となり、それに伴って二人の仲も急接近して…。やはり主人公が好きでないと面白くない。下巻を半分ほど読んで挫折。
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アカツキ
ネタバレ竜と騎手は魔法の力で侵略してくる隣国のグリフォン部隊から国を守っていた。ヴァイオレットは軍司令官の母親の命令で書記官の道を諦めて騎手候補として軍学校に入学することに。待ち受けていたのは死と隣り合わせの訓練生活だった…。ヤングアダルト小説な読み心地。色々苦手な要素を背負った主人公でなかなか読み進まなかった。ヴァイオレットは頭が良いという設定だけど、知識が豊富なだけのような…。毎回対戦相手に毒を盛って体調不良にするとか普通に噂になったりバレそうだけどね。いまいちの感触のまま下巻へ。
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アカツキ
ネタバレ竜騎士ウスズの妻で魔女の星の音が双子を出産。魔女は百歳頃から怒りや悲しみをきっかけに魔法を使い始めるのだが、なぜか娘ソファが早くも魔法を使い始める。どうやらソファは前世魔女だった時の記憶があるらしい。ミアはソファを落ち着かせるための世と夢の一族を探すように命じられて、魔女が守る都市・玻璃の都へと向かう…。道化タン、疑ってごめんよ~。普通にしっかりした良い人だった。しかし、ミアが竜騎士候補になったのが唐突&大した理由がなくてモヤモヤ。これなら竜がミアを選んでいるからという理由一点でよかった気もする。
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アカツキ
ケイトはメイおばさんにグッドイナフ老人から聞いたアリエッティたちのその後について話し始める。ホミリーとポッドは身内の小人と再会を喜び合うが、アリエッティはスピラーが再び旅に出たことを寂しく思っていた…。新天地を求めて今回も大冒険。基本的に小人は住居を定めたい性質らしいが、たまに屋外が好きなアリエッティやスピラーのような小人が現れるという。同じく自由な気質だったエグルティナはどんな冒険の末に心を閉ざしてしまったんだろう。この後「空を飛ぶ小人たち」最終巻の「小人たちの新しい家」と続くが、私はここまで。
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アカツキ
小人の冒険2作目。小人たちの話を聞いた1年後、ケイトはメイおばさんから小人たちがいた屋敷の近くの家を継いだから見に行こうと誘われる。メイおばさんが継いだ家から追い出されようとしているグッドイナフ老人はアリエッティと親しくしていたと、一家のその後を語り始める…。サバイバル生活が始まるが、思ったより平穏。頼りになる父親ポッドのおかげか、家よりも外が好きなアリエッティの呑気でのびのびした姿が印象に残るからか。虫たちやアリエッティに散々遊ばれたカエルたちの描写が楽しくて好き。小人を襲って食べたりしないのね。
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アカツキ
小人の冒険1作目。ケイトは同居しているメイおばさんから亡き弟が仲良くなったという借りぐらしの小人たちの話を聞く…。ジブリ映画「借りぐらしのアリエッティ」の原作。見てきたようにリアルな小人の生活描写が良い。女性陣の個性が良くも悪くも光り輝き、男性陣はやや影が薄め。小人たちは整頓された秩序のある家が好きで、逆にカオスな家には住みつきづらいらしい。規則正しい暮らしの方が行動の予測がしやすいという理屈はわかるが、物を失くすのはグチャグチャ状態の時だからどうかなぁ?と首をかしげてしまう。映画はいつか見たい。
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アカツキ
「こどもとしょかん」で連載されていた1979年1号から2021年170号までのエッセイをまとめたもの。読者へのお手紙にすると書かれている通り、読み手に語りかけているような優しくユーモアのある文章にほっこり。世界を駆け巡っての活動風景、親しい人との交流の様子や思い出話を読むのが楽しいが、度々訃報が記されて切なくなる。気になる本が何冊も見つかったので少しずつでも読めたらいいな。
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アカツキ
ネタバレ大正時代の横濱。檜垣澤家の当主の妾だった母が亡くなるとかな子は本妻スヱの一声で引き取って育てられることに。かな子は周囲を観察して智謀を研ぎ澄ませていた。そんなある日、敷地内の蔵で小火が起き、中でスヱの長女・花の夫である辰市が死んでいるのが見つかる…。めっちゃくちゃ面白かった。聡明なかな子と老獪なスヱの静かな攻防に熱くなり、登場人物の関係と思惑に驚き、友情に和む。終盤の展開は悲しすぎるし、悪運強くあの人が生き延びていたら怖いので、個人的には辰市殺しの犯人がわかったところで終わりでも良かった。
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アカツキ
ちょっと怪奇なところのある探偵譚12作品収録。程よく古い文体は雰囲気があり、それでいて読みやすいところが良い。面白かった、ショートショートの量でも満足感がある。スッキリしたいという人には向かないかもしれない。好きなのは、居候娘の謀略「有喜世新聞の話」。存在が猛毒の魔性の女。彼女のその後が気になるが、それ以上に彼女の生家での話が読みたい。先生、書いてないんですか?!
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アカツキ
戦争と環境汚染に嫌気がさして地球を飛び出した数十人の人々は緑生い茂る惑星パックスに入植。しかし、不時着で重要機器や物資が失われてサバイバル生活が始まる。そんな中、ついこの間まで無毒だった実を食べて死亡する事故が起き、植物学者オクタボは植物に知性があるのではと…。7世代100年にわたる知的植物生命体と人間の攻防と共存を書いたSF小説。世代によって味わいの異なる物語が展開される。知能の高い竹と交流を始める第三世代ヒギンズ、竹と協力して殺人事件を解決しようとする第四世代タチアナの物語が好き。
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アカツキ
女騎士アランナ1作目。強い魔力を持ちながらも騎士になりたい領主の双子の妹アランナは剣術嫌いで大魔法使いを目指す兄トムと入れ替わりを提案。アランナは双子の弟アランとして宮殿で騎士の修業を始めるが…。なかなか面白かった。何にでも正面切って立ち向かっていくアランナと取り巻く友情が素敵。ただ、アランナが女だとバレるシーンはもうちょっと何かやりようがあったのではと思ったり。年頃の女の子だしさ…。
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アカツキ
富次郎は押し込み強盗から家を救った行然坊からおちかの出産が間近だからこそ変わり百物語で話を聞いてもらいたい人がいると言われる。しびれを切らし始めたころに来たのは…。今作も面白かったが、村のむごい側面と江戸の明るく華やかな描写の差違に風邪を引きそうになる。そして相変わらず富次郎の悋気がひどくて苦笑。奥さんになる人は大変そう。特に好きだったのは、女の駆け込み寺「青瓜不動」、村の秘密と滅亡「針雨の里」。
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アカツキ
エイリアンや悪魔などの存在が人間たちを困惑と渾沌の世界に陥れるショートショート18作品収録。カオスで皮肉な物語が淡々とした文章で語られる。面白かった。好きなのは、今月も100人笑い死んだので皆さんは笑っても大丈夫ですよ「スマイルマン」、10年老人になって死ぬまで若い肉体を得るか、今を生きるか「アリ人間、キリギリス人間」、財産を持っているほど巨人化する「財産を隠せない世界」、ラストに後味の良いお話「お客さんをどこに送るべきか」。
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アカツキ
歴史に用いられているストーリーテリング技法をビジネスに生かす方法を書いた本。ストーリーテリング技法に要点を置いているので歴史的事実ではない話も取り上げて語られている。軽妙な語り口で歴史好きな人は楽しめると思うけれど、ビジネスに絡めた話がやや薄いように感じた。
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アカツキ
ネタバレなつかしい一冊4作目。毎日新聞で連載されている、各界の著名人50人のなつかしい一冊を紹介した本。三浦しをんさん紹介「そんなときなんていう?」で荒くれ者から「どたまに かざあな あけてやろうか?」とすごんできたら、「ときどき そうしたくなるので うしろむきにあるい…」とあって、荒くれ者が困る返事が来たなと感心していたら、別のシチュエーションの説明で笑った。でも、こう返されたら荒くれ者も「まえむきでいればいいことあるよ」と言ってくれるんじゃないかな。ちなみに本当の返答は「いいえ、けっこうです」。
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アカツキ
ネタバレおりんは5人の幽霊を成仏させようと思うが幽霊たちは成仏したいとは思っていないらしいと思い悩む。そんな時、料理店の幽霊騒動を聞きつけて、霊能力者のいがみ合いに決着をつけようと"お化け比べ"が料理店で行われることに。しかし、助っ人に来てくれた包丁人・島次に島次の亡兄・銀次が憑りついて大騒動に。銀次は自分は島次に殺されたと…。一難去ったと思ったら最凶の仇敵の登場、どうするのかと思ったら…いやー、面白かった!変に大きな話にならないのもよかった。また読み返したいなと思う。
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アカツキ
料理屋の娘おりんは高熱で寝込んでいたが三途の川から戻ってくると、玄之助という若侍の幽霊から料理屋に5人の幽霊がいると聞かされる。彼らが成仏せず現世に留まっているのは30年前に殺人狂住職が起こした事件と関わりがあるらしいが…。面白い。おりんと幽霊たちの話もよいが、幽霊騒動で両親が始めた料理屋の評判が傷ついてどうなるのか気になるところ。おりんは12歳とのことだけど、読んでいると幼く感じて8歳くらいの子をイメージしてしまう。
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アカツキ
15作品のファンタジー短編集。長編中編小説の一部を切り抜いたような物語やマキリップ版おとぎ話やロミオとジュリエットという感じの作品が並ぶ。あまり好みの作品がなく、私にとってマキリップは長編の人だなという感想。その中でもよかったなと思えたのは、平野の暮らしを嫌って鉱山に戻ってきた娘と龍退治に命を賭ける若者「ホアズブレスの龍追い人」娘に共感、二人の関係が好き。マキリップ版美女と野獣「ライオンとひばり」もともと美女と野獣系の話が好きというのもあるけれど、人の話を聞かない王女様が良いキャラしていて好き。
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アカツキ
シルヴィアは身内の葬儀で帰郷する。人ならぬものに厳格な態度を示す祖母に自分が人ならぬものが見えると知られたくないシルヴィアはすぐ都会に戻ろうとするが、従弟タイラーの代わりに取り替え子が現れて…。「冬の薔薇」の続編、ロイズとコルベットの子孫シルヴィアが主人公。あの二人結婚したんだとちょっと驚いた。時代は携帯電話が現役の2000年代。視点が多い分ふんわりした物語になったなという感じ。てんやわんやですれ違いがあり、ちょっと恋物語が添えられていて、コニー・ウィリスに書いてもらいたいような内容だった。
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アカツキ
アルコール依存症から立ち直ってニューヨーク市検視局の死体調査員として働いた時のことを中心に波乱万丈の人生を書いたノンフィクション。ユーモア交じりで専門用語もあまり使われていないので読みやすい。最初の自殺した男の罠の話が面白怖く、一気に話に引き込まれた。上司ハーシュが綺麗に描かれていて物語の登場人物のように見えたのと対照的に依存症で人生を崩した人への目線は冷たい。割り切っていかないと進めない過酷な仕事ゆえの職業癖だと思うが、その線引きについていけなかった恋人も多かったのだろうなと感じた。
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アカツキ
実話怪談作家・呻木叫子3作目。叫子は番組に届いた連続猟奇殺人事件が起きて心霊スポットになった今はなきバラバラ屋敷で撮影された心霊写真に目を留める。数々の心霊体験談を思い出した叫子は撮影者の中年男性に取材を申し込む…。連作短編4作品収録。短編が繋がって一枚絵になるストーリーと怪談部分が面白いだけにミステリがちょっと弱く感じるのだけが惜しい。にしうり駅のスイカ男は倒せるのね。臺くん、ワンチャンあるぞと思ったけれど、青いワンピースの少女…。好きなのは表題作「バラバラ屋敷の怪談」。
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アカツキ
ジェインの父親は気が塞ぐようになり仕事ができなくなる。父親の妹がいるアメリカへ静養を勧められるが金欠で困っていると、思わぬところから大金が転がり込んできて家族全員で行けるようになる。容姿端麗で才能のある姉弟にコンプレックスを抱えて捻くれていたジェインだったが、ひょんなことから映画監督から今度撮影する映画に主演で出ないかと…。ストレトフィールドには珍しい気難しい女の子ジェインが主役。最初から最後まで本当に可愛気のない子で笑っちゃう。弟ティムがのびのびしていて好き。「バレエ・シューズ」の登場人物が出てくる。
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アカツキ
ネタバレ第二次世界大戦前のイギリス。10歳のハリエットは健康回復のためスケート場に通うことになる。そこで有名スケーターの父を持ち、3歳からスケートを始めたという裕福な令嬢ララと知り合う。二人はすぐに親友になるが、コーチがハリエットに才能を見出して…。ストレトフィールド節全開で面白かった。このまま二人が親友でありライバル関係になって切磋琢磨しながらチャンピオンを目指す姿も見たかったが、やっぱり仲良くするには同じ道を行けないのか。
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アカツキ
一人暮らしをしている100人に部屋の写真2枚と1ページエッセイを書いてもらったもの。エッセイよりも写真側のページにちょこっとある自己紹介文の方がその人が感じられる気がした。植物がちょこっと置いてある部屋が魅力的に見える。でも、私が育てると枯れるから可哀想で買えないのよね。
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アカツキ
ネタバレカレンは部下に誘われてオカルトサークルの怪談イベントに参加。そこで語り手の女子大生に見つめられながら妙な怪談を聞かされる。その後、その怪談をなぞるような怪異が起き始める。弱ってきたカレンを心配した部下は「あしや超常現象調査」の二人組に依頼してはどうかと勧めてきて…。爽やかに見えて何やら意味深な空気が残る結末。登場人物がそれぞれの力を発揮して解決に駆け抜けるストーリー展開は良かった。もうちょっとホラー要素を盛ってもよかったかも。シリーズ化するのかな。
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アカツキ
ネタバレ死にたいと願っていた女子中学生の唯は気づくと金属製の首輪をつけられていて、白い部屋に大勢の人といた。333名の石井による生還1枠をかけたデスゲームの始まりだった。探偵の伏見は高校時代の同級生から失踪した劇団員・石井有一の捜索を頼まれて…。ネタバレを知って逆に興味を持つ。軽やかに話が進んでいくのでストレスがない。目覚めたら一人で現実を頑張っていけは石井たちの再来になりかねないから、修治の統合はもう少し時間かけてもよかったのではと思ったり。
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アカツキ
ネタバレ修行先から長男・伊一郎が帰ってきて、富次郎は改めて自分の先行きを考えることになり…。おちかが出産するまで変わり百物語はお休みらしいが、第三の聞き手が現れるのかな?面白かったのは、賭け事に興じる神々の里「賽子と虻」。話の流れが面白かったから結末の悲壮さにショックを受けた。和風ゾンビもの「よって件のごとし」は羽生田村の名前から思わずゲーム「SIREN」を思い浮かべた(調べたらゲームは羽生蛇村)。池を挟んだ向こうの世界のことを考えると結構怖い…。
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アカツキ
ネタバレ変わり百物語りの聞き手が板につき始めた富次郎。客人から語りを聞き終えた後、得意の絵を描いてあやかし草紙に収めることで話を聞き捨てとするのだった…。面白かったのは、さまよえる死者の魂を成仏させようとする「魂手形」。才能を見込まれて魂を導く水夫になる話と思いきや痛快アクションな展開。意外なオチにどっひゃーとなったのが、母の一念が起こした集団幻覚「一途の念」静かに迫る怖さがあった。最初から最後まで胸が痛くなる話だったな…。
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アカツキ
ネタバレおちかと勘一が結婚。富次郎は変わり百物語を引き継ぐと宣言する…。今作はどの話も面白くて良かった。4話中3話が家族崩壊の物語というのがちょっと気になったが、バリエーション豊かに壊滅させる著者が若干怖くなる。聞き手が富次郎だから書けたんだろうなという家庭内修羅場「泣きぼくろ」みたいな話もあるけれど、私はやっぱりおちかの方が好きかな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/01(2187日経過)
記録初日
2015/05/09(3489日経過)
読んだ本
3228冊(1日平均0.93冊)
読んだページ
997695ページ(1日平均285ページ)
感想・レビュー
2578件(投稿率79.9%)
本棚
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自己紹介

海外ロマンスやファンタジー小説が好き。だけれど、興味さえ向けば何でも読む。結構気まぐれです。

数年前からアプリで読書感想をちょこちょこ書いていましたが、蔵書管理も兼ねて始めました。

シリーズ名は公式のものもありますが、自分が分かりやすいように勝手につけたものもあります。ご注意ください。

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