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2024年8月の読書メーターまとめ

アカツキ
読んだ本
54
読んだページ
14792ページ
感想・レビュー
53
ナイス
615ナイス

2024年8月に読んだ本
54

2024年8月のお気に入り登録
2

  • 荒川叶
  • 中玉ケビン砂糖

2024年8月のお気に入られ登録
3

  • 荒川叶
  • アイスカフェオレ
  • 中玉ケビン砂糖

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アカツキ
「線は、僕を描く」続編。展覧会から2年後、大学3年生の霜介は揮毫会で大失敗してしまう。進路にも悩んでいた時、亡き母が勤めていた小学校で水墨画教室を行うことになり…。苦しい場面が続いたけれど揮毫会リベンジやラストに感動、今作も面白かった。前作もだけど水墨画や描いてる時の目に浮かぶような描写がいいなぁと思っていたら、著者が水墨画家だと知って納得。しかし、小学校教師をしながら水墨画を描けるかな。学校の先生は忙しいイメージしかない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
53

アカツキ
白いライオンを探しに冒険に出たおじさんから絵手紙を受け取る…。ホラだろうが何だろうがこんな素敵な手紙をもらったら嬉しくなるだろうな。おじさんの旅の道連れである亀犬のジャクスンの負担がやたら大きいように思えるが、当人は甲羅に釘を打たれても別に痛くないと淡々としているのがイイ。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
中国古典に登場する脇役たちを書いた短編集。表紙の感じから明るくギャグテイストかなと思っていたら、しっとりシリアスだった。今はこういう感じの作品を読む気分ではないのだけど…と思いつつ目が走っていく読書だった。好きなのは表題作「悟浄出立」。女性の強さが描かれた虞美人と司馬遷の娘の話も良かった。
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アカツキ
ミステリをパロったショートショート集。お気に入りは、怪しい依頼主の希望「上地邸「八芒星屋敷」施工記録」、天然な彼女による密室大作戦「あわてんぼうさんの密室」、妻たちによる交換殺人計画「殺人同窓会」。「ダイイングメッセージ書道」も面白かったな。あれもこれも良かったと浮かんでくる。
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アカツキ
ネタバレ悠花は日織が皇尊として全うできるよう姿を消すと、男の身に戻って護領衆の悠火として逆封洲に潜入。日織の役に立つ情報を集めようとするが、国主・末和気と親しくなるうちに母親の呪縛を解いてやりたくなる。一方、不津は自分を皇尊として迎え入れるよう要求。武力行使もいとわないことを匂わせる文を送りつけてきて…。面白かった、毎作品すごい物語書くなぁ。賢王がひょんなことから暴君に転げ落ちることがあるから危うさを感じる悠火の気持ちもわかるな。そして夏井殿の健気なこと…。
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アカツキ
ネタバレ日織は臣下から早急に夫を迎えて御子を生むようにと進言されるが、悠花以外に肌を許したくないと苦悩する。一方、逆封洲で不津が軍備を勧めていると知らされて…。有間の有能ぶりが目立ち、ヘタすると日織より主人公しているように見える。日織は土壇場で踏ん張って逆転ホームランを打つけれど、それまでがね。有能な乙名が味方に付いてくれたことにホッとするが、夏井殿の優しさに甘えてばかりなのが気になる。
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アカツキ
ネタバレ反封洲の国主の長男・有間は与理売を連れて自分の領地に帰還。ところが、国主は有間は死んだと宣言して異母弟を跡継ぎにしたと聞いて陰謀を察する。そちらがその気ならばこちらも積年の恨みを晴らさせてもらう。反封洲に戦が起ころうとしていた…。今作も面白かった。ずっと有間のターンという感じだったけれど、そこで終わるの?と意外だった。日織は家臣から夫を求められてしまう。どうやって窮地を切り抜けるのか楽しみ。
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アカツキ
ネタバレ無事に入学したモリガンだったが、ワンダー細工師の才能だと知られると事態は一変。授業内容が変更されて一人で陰鬱な授業を受けることになってしまう。そんな中、チーム宛てに言うことを聞かなければ重要な秘密をばらすという脅迫状が届き、さらに街では連続失踪事件が続いていた…。面白かった。大事な秘密がモリガンと読者には今更だったのが可笑しかった。そこを盛り上がらせないのか!敵であるはずの悪のワンダー細工師・スコールから才能を扱う術を教育され、共通の敵がいると告げられる。ワクワクしかない。今後も楽しみなシリーズ。
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アカツキ
魔力の宿る石に紋を刻むことで魔法を使えるようにする輝石技術が重視される世界。各国は災禍の彫刻師が彫った輝石を使う賊たちに手を焼いていた。法律の厳重化によって辺境の彫刻師・朱理は仕事を失ってしまうが、愛する彫刻を続けるため宮廷彫刻師になろうと聖学府へ入学しようとする…。チート主人公の活躍を楽しむ。あのシーンは朱理がキレたということなのか、ネコを被っていたということなのか。続くなら読みたいな。
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アカツキ
ネタバレ鍋をテーマにした7作品のアンソロジー。お気に入りの作品こそ出来なかったけれど、どの話もなかなか面白くて良かった。印象に残っているのは、ルームシェアの崩壊と再生「四人いるから火鍋にしましょう」共同生活で人の恨みを買ってはいけませんという話。ベストカップルと部活の仲間「両想い鍋パーティー事件」誰が悪いとは言えないけれど、強いて言うならベストカップルが悪いかな。距離を置くまでしなくても、気遣いできないと今後も潰れちゃうだろうな…。
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アカツキ
妖怪の子、育てます3作目。9作品の短編集。短編は気軽に読める良さがあっていいね、楽しかった。特に好きだったのは、公募したオリジナル妖怪・言霊姫が登場する「軒先にたたずむもの」、玉雪の意外な交友関係「秘密の茶飲み友達」、このシリーズらしいドタバタ劇「年末の餅つき」。
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アカツキ
妖怪の子、育てます2作目。千吉は弥助を守るために強くなりたいと妖怪奉行西の朔ノ宮に弟子入りするが、雑用ばかり頼まれて面白くない。そんな時、化けカワウソの母親が子供を預けたきり戻ってこない。弥助まで子供に奪われて怒り心頭の千吉は久蔵の双子娘を連れてカワウソの母親を探しに出かけると…。長編1作品、短編2作品収録。謎の術師は今後話に関わってきたりするのかな。弥助が20歳というのに驚いた。宗鉄先生、そろそろ覚悟を決めないといけないかもよ。
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アカツキ
童話のような読み心地のファンタジックな10作品の短編集。温かみのある作品が多くて良かった。ロマンスが絡む話が好き。特に良かったのは、言の葉の森に入ろうと苦戦する「携帯用エレファント」、呪われたビルと屈しない恋する男「ハープと自転車のためのソナタ」、人嫌いの医者と王女様「お城の人々」。ピアノの上手い教師を誘拐しようとする森の伯爵夫人の陰謀「よこしまな伯爵夫人に音楽を」はコメディ。面白かった。
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アカツキ
学生時代、裕福に育った女たらしのロッドは美貌のマチルドに一目惚れして結婚。ロッドはマチルドに脚本家の才能を見出されて大成するが…。第一部は夫側からの視点、第二部は妻側からの視点。感想を見ているとすごく評判がいいが、私は途中で本を閉じた。ロッド編は30ページにまとめられんかというくらい中身のない話がダラダラ綴られていて、マチルド編を読む頃にはすっかり投げやりな気分に。パラパラ読んで興味がそそられなかったので止める。表紙に見覚えがあるから2度目の挑戦っぽいけれど、3度目の挑戦はないかな…。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
「線は、僕を描く」続編。展覧会から2年後、大学3年生の霜介は揮毫会で大失敗してしまう。進路にも悩んでいた時、亡き母が勤めていた小学校で水墨画教室を行うことになり…。苦しい場面が続いたけれど揮毫会リベンジやラストに感動、今作も面白かった。前作もだけど水墨画や描いてる時の目に浮かぶような描写がいいなぁと思っていたら、著者が水墨画家だと知って納得。しかし、小学校教師をしながら水墨画を描けるかな。学校の先生は忙しいイメージしかない。
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アカツキ
両親を亡くしてから虚ろな日々を過ごす大学生の霜介はひょんなことから水墨画の巨匠・湖山に気に入られて内弟子に。湖山の美貌の孫で新鋭の水墨画家・千瑛は嫉妬。霜介はなりゆきで千瑛と1年後の水墨画展覧会で勝負することに…。高名な人に才能を見出される王道物語だけど面白かった。静かで柔らかな物語の雰囲気や水墨画家たちの会話が好き。霜介の友人の古前君は一癖あるところが良いアクセントになっていたけれど、川岸さんがウザく感じたのはなぜだろう。古前とのデートくらい普通に行けんのかというところ?
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
クリフはサイコパス上司を殺そうとするが失敗。警官が訪ねて来て逮捕されたと思いきや連れて行かれたのは殺人者養成学校だった。卒業条件は上司の殺害。ただし、成績が良くない、上司の"削除"に失敗すればクリフが削除されると…。序盤はもったりしているけれど、学校生活が始まると面白くなる。クリフのほかに、過去の罪をネタに女性上司から強請られるジェマ、仕事を干されている一流女優ドリア・メイの話も並行して書かれる。後味が良いのが何より。物語はキリよく終わったが、続編が来ても楽しそう。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
未解決の連続殺人犯ジムは「ナッシング・マン」と書かれた本を見て震えが走る。十数年前、自分につけられたニックネームだった。その本は唯一の生存者である少女イヴが事件について書いたノンフィクションで…。ジム視点と作中作「ナッシング・マン」で話が進んでいく。面白く読んだけれど、尻すぼみでちょっと残念な感じ。何一つ証拠を残さないナッシング・マンとジムの人物像があまり重なりを感じなかった。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネペンテスは赤子の頃に王立図書館の司書に拾われ、難言語の解読を任される才能ある翻訳者として働いていた。ある日、魔法学校から誰も読み解けない茨文字の本を預かり、古の王と魔術師の伝説にのめり込んでいく。一方、王宮では若い王女が王位を継ぐが、一部貴族が謀反を起こして…。ネペンテス、本に記された伝説、王女の3つの物語が一つにまとまっていくのに興奮。起伏は少ないがドラマが豊かで面白かった。贅沢を言えばわかりやすい盛り上がりが欲しかったな。マキリップのほかの小説も読んでみたい。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
花暦居酒屋ぜんや5作目。大奥に勤めるお栄がぜんやを訪ねてくる。上様の目に留まるがお手付きになるのを断り、永の暇をもらってきたと…。次にお栄が話題になるのは縁談の時かなと思っていたら、ドンと帰ってきた!今作のお栄の自己主張が強いというか勝手な言動にはがっかりしたが、一気に物語が華やいだのは凄い。お花が何だこの娘は…となったのもわかる。お栄のスーパーガール道はどうなるのか!このままだとその圧倒的な存在感でお花を食いかねないけれど大丈夫なのか?!
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アカツキ
ネタバレ花暦居酒屋ぜんや4作目。お花は鋭い嗅覚で実母、熊吉の声色を使うカマキリ顔の男、長吉が賊一味と関わっていると見抜くが、拠点が見つからず捜査が進まない。そんな時、お花がさらわれて…。隣の芝が青く見え過ぎたというか、実際相当青いから長吉が盲目的に嫉妬してしまったのも少しわかる。熊吉が長吉に下した決断はあれでよかったのかと心配になるが、一番口当たりの良い選択だったと思う。そういや前シーズン4作目「さくさくからめいら」の「藪入り」に登場した凧揚げの子はどうなったんだろう。急に気になった。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ花暦居酒屋ぜんや3作目。熊吉は若旦那と上方で商売を成功させるが、無理をした若旦那が風邪を引いて予定より旅が長くなっていた。そんな時、熊吉が勤める俵屋に熊吉の声色を使った押し込み強盗未遂が起きる。女中おたえの機転で被害はなかったが…。不気味な事件の解決は次巻へ続く。お花の実母が駆け落ち先でうまくやっていてくれたらいいな(お花に余計なことを言ったり迷惑をかけてこないだろうという意味で)と思っていたんだけどダメだったか。只次郎がいいお父さんをしているのを見ると和む。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ花暦居酒屋ぜんや2作目。お花は少女から女性になった自分の身体の変化に戸惑う。一方、熊吉は先輩たちのいじめにけじめをつけようと決心。その矢先に事件が起きて…。いじめはなくなったけれど、親友を失う熊吉。人間不信になってもおかしくないけれど、そうならずに済んだのは周りに頼れる大人たちがいたからだろうな。実力派ぼったくり占い婆・お銀さん、憎めないキャラクターで地味に好き。
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アカツキ
居酒屋ぜんや第二シーズン、花暦居酒屋ぜんや1作目。お花は3年前に正式に只次郎・お妙夫婦の養女になったものの、いまだに打ち解けることができないでいた。熊吉は薬種問屋の手代に昇進するが、妬む先輩手代たちの陰湿ないじめに悩んでおり…。新シーズンのメインは14歳のお花と18歳になった熊吉。前作から5年後ということもあり、おえんの娘や益川屋夫婦の息子・千寿も大きくなっていて親戚のおばさんのような気分になった。千寿くん、8歳にして人が出来すぎている。人生何周目だ。
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アカツキ
ネタバレ居酒屋ぜんや10作目、最終巻。只次郎はお妙と結ばれる。が、お妙の朝帰りを見たおえんが周囲に言いふらして二人の距離はまた離れてしまう。只次郎はお妙にかんざしを買った帰り、暑気あたりで倒れた女の子・お花を介抱してぜんやに連れ帰る。どうやらお花は虐待を受けているようで…。みんな無事でよかったと良い話感を出しているが、黒幕にしてやられた最終巻というので不満。敵を大きくし過ぎた。第二シーズンがあると知らなかったらかなりグチグチ言っていたと思う。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
妖怪の子預かります第二シーズン。妖怪の子、育てます1作目。弥助は千弥の生まれ変わりである千吉を育てると決意。千弥の記憶がない千吉は自分の出生の秘密が弥助に迷惑をかけていると思って家を出ようとするが、その度に久蔵の双子娘が邪魔に入ってうまくいかない。ある日、千吉の目の前で双子がさらわれてしまい…。虚神に頼る村人の気持ちがわかるところもあるだけに胸が苦しくなる回だった。そして、千弥の記憶がなかろうが立場が逆転しようが変わらない弥助への愛情に笑う。前世強い。新キャラも楽しい感じで次巻も楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ妖怪の子預かります10作目、最終巻。千弥は記憶から弥助だけが抜け落ちていることに気付いて隠そうとするが、弥助が気付かないはずがない。ついに二人は初めての喧嘩をして、千弥は出て行ってしまう…。第一シーズン終了!弥助の不安も千弥の恐怖もわかるだけに辛く、こういう終わり方になるとは思わなかった…。と思ったら、第二シーズンあります!びっくり。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ妖怪の子預かります9作目。脇キャラ、新キャラを書いた短編6作品収録。盛り上がったのは、医師見習いみおの奮闘「宗鉄の二つ名」。宗鉄は弥助をみおの結婚相手として認める!が、肝心の弥助はぽかーん。今のこの感じ好きだけど、みおに気を持たしておくのは悪い感じもする。面白くて好きなのは、初音の出産祝いの品を考える妖怪たち「妖たちの祝いの品は」。久蔵の息子祈願の結果は…!ふふっ。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ妖怪の子預かります8作目。月夜公愛しのあまり殺しを犯した遠縁の女妖が脱獄。月夜公の顔を傷つけた千弥を苦しめるため弥助を殺すと宣言。月夜公の強力な結界が長屋に張られ、烏天狗も配備されるが…。面白かった。弥助を助けるために一時的に力を取り戻した代償があれだけで済むかな…。今後が心配。仲人屋の十郎の短編は意外な恋の相手にびっくり。確かに相性バッチリな感じがする。春が来たと舞い上がる十郎が可愛い。
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アカツキ
妖怪の子預かります7作目。妖怪奉行所は主に烏天狗族がお役目を引き受けており、飛黒はいずれ息子たちも務めるのだからと見学させようと思いつく。月夜公は甥の津弓の遊び相手にちょうど良いと受け入れるが、奉行所は思わぬ騒動に…。飛黒一家と奉行所がメイン回。つわりから抜けた初音のために奔走する萩野と青兵衛の短編が面白かった。次巻は弥助と千弥に話が戻ってくるということで楽しみ。脇キャラメイン回も楽しいけれど、やっぱり弥助と千弥の話が好きなのよね。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ妖怪の子預かります6作目。王蜜の君は眷属の猫たちが人の側にいたがるのを不思議に思い、自分も人の側で暮らせば理由がわかるかもしれないと弥助の家に居候することを勝手に決める…。王蜜の君と猫の眷属の回。猫好きな人は可愛い猫たちと事件のグロさで気分の上下が激しいことになりそう。久蔵の妻・初音が懐妊。久蔵が娘は手塩をかけて育てても男に嫁いでいくのが耐えられないとダダをこねる。このシリーズらしい親バカっぷりに笑ってしまった。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
伝説の魔術師は精霊世界の扉を開くとジンの力を借りてエル=ケビールの戦いに勝利、エジプトは独立する。40年後、エジプトが世界列強に入った世界。伝説の魔術師を名乗る者が英国人名士による秘密結社の会合に参加した人々を焼き殺す事件が起きる。魔法省のエージェント・ファトマは新バディのハディア、恋人のシティと共に捜査を始める…。史実if、エジプトファンタジー、百合ロマンス、バディ小説と要素たっぷりだけど、どれも塩梅が良くて面白かった。ジンや天使の造形が魅力的。前日譚が気になる、いつか読めたらいいな。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
創作の裏側を楽しもうと思ってページを開いたが、かなり真面目に懇切丁寧に指南してくれるので普通にふむふむと勉強してしまった。小説からの書き抜きが多く、色々な作品の味見もできるので普通に読んでいても楽しいと思う。これは良い小説教本。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ポルノ作家の仕事内容から税金のことまで詳しく解説した小説教本。あ、今作は小説の書き方も結構しっかり教えてくれる。男性向けポルノの話が多いが、乙女系についても言及あり。自分の萌えを信じろという言葉が繰り返し出てくる。私も好きな人間じゃないと書けないツボってあると思うから全力肯定する。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ポルノ作家はどういう仕事をしているか、なるにはどうすればいいかを書いた小説教本。…というより女性に向けたポルノ作家業を売り込みかな?これはこれで面白いけれど、小説の書き方を知りたいなら同著者の「日曜ポルノ作家のすすめ」、藍川京「女流官能小説の書き方」を勧める。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
元素を擬人化した本。綺麗なイラストが描かれた設定集のような感じ。私は化学に疎い人間なのでそうなんだ~とゆるい反応しかできないが、化学が好きな人なら設定や意匠一つ一つにネタを見つけることができてもっと楽しめると思う。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
書店の店頭に今日は何の日か書店員が黒板に書いたものをまとめたブックガイド。史実だけでなく、物語の中で起きたこともごっちゃに書かれているのが楽しい。横溝正史作品が多い印象。一番ウケたのがミスカトニック大学が狂気山脈発見した日。少し前に狂気山脈マダミス動画を見て回っていて元ネタを読んでみようかなと思っていたので、本を紹介してもらえてちょうど良かった。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
「もしもワニに襲われたら」から始まった究極のサバイバル3作目。恋愛のサバイバルで手錠外しが紹介されているのがこの本らしい。日常でありうるかもしれない場面がちょこちょこ出てくるようになり、ネタ切れしてきたのかと心配になったが4作目が翻訳出版決定しているようで嬉しい。地味に続いてほしいシリーズ。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレモリガンは最悪の運勢の〈闇宵時〉に生まれたことから、悪いことが起きるとモリガンのせいだとされて謝罪と賠償を迫られてきた。再び巡ってきた〈闇宵時〉にモリガンは死ぬ運命だったが、魔法都市ネバームーアからやってきたジュピターによって救われる。しかし、ネバームーアに留まるためには困難な試験に合格する必要があって…。結構面白かったが、カデンスが最後に全部持って行った感がある。あの子、最強では…。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ日織は龍に認められて皇尊に即位。しかし、新しい御代を知らせる宣儀で龍を呼ぶ笛が鳴らない。さらに日織が臣下から支持されていないのを見て取った反封洲の使者・有間に足元を見られて無茶な要求を呑まざるをえなくなる。そんな中、妻の悠花が飛ばない龍に連れ去られてしまい…。今作も面白かった。日織と悠花のロマンスに胸キュン。これからも艱難辛苦が続くだろうけれど、二人の関係はこのまま順調にいってほしいと願ってしまう。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ居酒屋ぜんや9作目。ぜんやが再建。只次郎はぜんやの帳簿を預かるようになり、また自身も看板を構えて鶯の鳴きつけに加えて商い指南を始める。お妙は火事の一件から只次郎に想いを寄せるようになるが…。覚悟の決めた只次郎が急に頼り甲斐を見せるようになっていく。そしてついに…。天然人たらしのやわらか侍も良いと思うんだけど、お妙は甘えられる男性が好みだったか。陰謀は怪しい感じで継続中だけど、恋愛の流れを見ると物語の終わりが予感される。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ居酒屋ぜんや8作目。只次郎は告白未遂で気持ちが吹っ切れ、お妙に積極的に好意を表すようになる。さらに只次郎は町人文化に馴染むため武家では食べないきゅうりを口にしたり、黄表紙を読んだりし始める。しかし、大火事がぜんやと長屋の人々を襲い…。ダレてきた流れを断ち切った今作は面白かった。失ったものは大きいけれど、今まで見えなかった人の心や成長が見えて人間関係が変わっていく。悲劇が起きたからといって悪いことだけではないという流れが良い。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ居酒屋ぜんや7作目。只次郎は突如として良い声で鳴き始めたルリオの子供たちに安堵する。後継となる子にハリオと名付けて手元で育てるが、残る二羽を誰に譲るか…。ルリオの子供争奪戦「春告げ鳥」は旦那衆のやりとりが面白くて好き。只次郎に恋していた娘の話はあっさり終わる。ちょっとくらいお妙にやきもきさせてほしかったけれど、今の関係では無理だったか…。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
お純は幼い頃に吉原に売られたものの不向きとされて台所に追いやられてから色々な出会いがあり、今では岡っ引きの夫を持ち、美味いと評判の飯屋を営んでいる。ある日、お純は夫から妓楼の家宅で花魁が殺された事件を聞く。そこはお純が勤めていたところで…。長編1作、短編1作。長編はイマイチ。登場人物も真相も素材は良いのだけど、全体的なまとまりがちょっと…という感じ。短編はお純が夫と結婚するまでを書いた前日譚。出来過ぎな話だけどテンポ良く進むので楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
なつかしい一冊3作目。今作はテレビで見かける有名人多め。画面で見る印象と異なる一面を見られて良かった。中島らも「明るい悩み相談室」があって嬉しくなる。私も好き。中古書店でも見かけなくて図書館で取り寄せた思い出。現在も連載中と知って4巻目が出るのが今から楽しみにしている。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
なつかしい一冊2作目。各界著名人50人が自分の古典を紹介したブックガイド。1作目に続いて面白かった。普段ならスルーしがちな本も気になった。フレドリック・ブラウンやロバート・シェイクリィの本を見て嬉しくなる。そういや、異色作家SF短編集が途中までだったなと思い出す。どこまで読んだか忘れたけれど読みたくなってきた。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
なつかしい一冊1作目。毎日新聞の書評欄に連載している「なつかしい一冊」をまとめたもの。各界著名人50人が自分にとっての古典というべき本を紹介。面白かった。ムーミンの紹介を見る度に全集を読もうと思うけど、なんのかんので延び延びになっている。そろそろ読んでもいいなと思うんだけど…。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
本にまつわるエッセイ集。本を読む人なら共感したりあれこれ思うことがあって楽しめると思う。読む場所でお風呂はよく聞くけれど、高速道路運転中は初めて聞いた。怖すぎ。本棚の並べ方に悩むのにめっちゃ共感。私は最終的にこの本・著者にはここにいて欲しいという感覚で置くようになった。本棚に入っている限りはこれでピタリと見つかる。積読タワーは魔境。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
池澤夏樹個人編集の日本文学全集で現代語訳を担当した作家や詩人に担当古典の講習をしてもらったという本。町田康目当て、やはり抜群に面白かった。伊藤比呂美が町田コロスと思った話に笑ったけれど、ちょっとわかる。竹取物語を担当した森見登美彦のかぐや姫に求婚した貴族の人物評が面白い。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
1カ月に1度、自分に1000円のご褒美をあげようというコミックエッセイ2作目。やはり食べ物に興味が引かれる。柑橘果汁(購入品)の炭酸水割、高級味付け海苔、グラノーラ辺りが気になった。グラノーラ、美味しいのかな。食べたことないのよね。千早茜さんの食べ物エッセイ本で良い海苔を食べるとランクを落とせなくなると読んだので、おづさんはどうだったかちょっと気になる。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
ネタバレ居酒屋ぜんや6作目。柳井の調べによってお妙の亡き夫は事故死ではなく殺されていたらしいとわかる。そこには近江屋が一枚噛んでいるようだが…。お妙の夫の件は一区切りかな。只次郎は林家の大黒柱にもかかわらず不憫な扱いを受けてきたが、ここにきて更なる理不尽。只次郎のことだから実家への金銭援助は続けるんだろうけどモヤモヤする。家を出た只次郎が居着いた先が恋のライバル・重蔵宅というのが面白い。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
15秒がキーワードになるミステリ4作品収録。良くも悪くもなく。特殊体質の島で起きた殺人事件「首が取れても死なない僕らの首無殺人事件」が絵面が面白くて好き。最後、何かほのめかされているけれどボケ~っと読んでいたので受け取り損ねてしまった。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
居酒屋ぜんや5作目。只次郎の甥っ子は熱を出して寝込んでいたが体調が悪化、医者を呼ぼうにも下男は出払っていた。只次郎は町人に扮装して出掛けるが、帰りに思わぬ騒動に巻き込まれることに…。三河屋の娘が只次郎に惚れる「駆け落ち」が楽しかったが、只次郎に気のないお妙ではうま味が欠けるか。益川屋の子供の肌荒れ「五月晴れ」はお志乃の気持ちもわかるけれど、お志乃の父親の態度に私はホッとした。一緒になって気を揉んだり、やいのやいの言う人に囲まれるのも疲れるよ。子供のペースで成長させとけと思っている人が一人いてもいい。
が「ナイス!」と言っています。
アカツキ
はないちもんめ1作目。料理屋はないちもんめは祖母、母、娘の女三代と板前で営まれ、与力や同心たちのたまり場になっていた。世間では匕首で切りつけて金を奪う追い剥ぎが騒がれていて…。お料理時代小説。料理描写は良いのだけど、登場人物の設定があまり好みではなかった。これから話を転がしていく気満々なのは感じるけれど、あまり食指が伸びない。気が向いたら続きを読むことがあるかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/01(2126日経過)
記録初日
2015/05/09(3428日経過)
読んだ本
3144冊(1日平均0.92冊)
読んだページ
969567ページ(1日平均282ページ)
感想・レビュー
2497件(投稿率79.4%)
本棚
0棚
自己紹介

海外ロマンスやファンタジー小説が好き。だけれど、興味さえ向けば何でも読む。結構気まぐれです。

数年前からアプリで読書感想をちょこちょこ書いていましたが、蔵書管理も兼ねて始めました。

シリーズ名は公式のものもありますが、自分が分かりやすいように勝手につけたものもあります。ご注意ください。

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