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2024年3月の読書メーターまとめ

1959のコールマン
読んだ本
2
読んだページ
768ページ
感想・レビュー
2
ナイス
206ナイス

2024年3月に読んだ本
2

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

1959のコールマン
☆5。477ページの大著!まずはみの氏に「お疲れ様でした」の言葉とともに感謝の意を表しておきたい。これで邦楽通史の基礎が築かれた。あとは後進がこれに肉付けをしていくのだ。確かにこれは邦楽史の完成形ではない。全体としては、レジュメ、というところだ。江戸時代後期までの流れが駆け足になっているのも不満点。とはいえ独自のカラーも出している。例えばみの氏が大好きなはずのはっぴいえんど。本文の扱いはあっさりで、しかも、「日本語ロック論争」はカット。その代わりにキャロルの日本語ロックへの影響をさらっと書いている。↓
1959のコールマン
2024/03/10 17:59

はっぴいえんど史観を避けたのかな? いや、そうではなく公平に邦楽の流れを見ているのだろう。なので、みの氏が「泣く泣くこのアーティストは本文から削除した」というのがかなりあるようだ。ただ、後半になればなるほど、全体に流れる通奏低音、といったところが薄れていくので、それぞれのシーンがバラバラに存在している印象なのだが、それは現代の邦楽の、いやポピュラーミュージック全体が抱えている問題点と言えるかもしれない。なお、最初から読むのではなく、興味のある部分を拾い読みすることから始めるほうが良いだろう。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

1959のコールマン

日本音楽の構造 >> ようやく今日手に入れた。大きい!厚い!しかもハードカバーで、紐付き!アルテスパブリッシングさん力入れているな~~~。さあ読むぞ。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
2

1959のコールマン
☆5。いやあ、面白い!一気に読んでしまった。そうなのね。音楽の根っこがキッスとラモーンズなのね。それでその後演歌やJ-POPに惹かれていく道筋がなんとも・・・。あと、この手の自伝によくありがちな俺様節や自慢話が希薄で、どちらかと言うと自分の惹かれた日本音楽の話を何かと挟んでくる。愛情溢れているなあ。とにかく読んでいて気持ちよくなっていった。いや、日本を褒めていると言う部分ではなく、わりと爽やかな印象を受けたという部分で。推薦本。
1959のコールマン
2024/03/30 16:54

んで、これを読んで、ある日本人2人を思い出してしまった。一人はクラシック系。最近新書を出して日本人クラシック関係者を糞味噌に貶しているヒト。もう一人はアメリカ帰りのぽてちん親爺。J-POPのみならず日本音楽のリズムがなっちょらん!と言ってるヒト。二人とも、俺は本場のホンモノを知っている!というバリバリのエリート意識丸出し+石頭(しかもそれに気づいていない)!なんだが、考え方が柔軟で常に研鑽を惜しまないマーティの爪の垢を煎じて飲ませたい位に思った。自分もかつて同じような輩だったので、気恥ずかしい部分もある。

1959のコールマン
2024/03/30 16:55

「洋楽ファンは、ちょっと言い方がヘンだけど、変わった方が多い。ちょっと反逆者っぽいというか、アンチ邦楽みたいな気持ちがある。(中略)そういう人たちには“僕は洋楽ファンだからJポップとかは聴かないんだよ”みたいなところがある。ちょっとエリート意識みたいなものを持っているのかもしれない」p205

が「ナイス!」と言っています。
1959のコールマン
☆5。477ページの大著!まずはみの氏に「お疲れ様でした」の言葉とともに感謝の意を表しておきたい。これで邦楽通史の基礎が築かれた。あとは後進がこれに肉付けをしていくのだ。確かにこれは邦楽史の完成形ではない。全体としては、レジュメ、というところだ。江戸時代後期までの流れが駆け足になっているのも不満点。とはいえ独自のカラーも出している。例えばみの氏が大好きなはずのはっぴいえんど。本文の扱いはあっさりで、しかも、「日本語ロック論争」はカット。その代わりにキャロルの日本語ロックへの影響をさらっと書いている。↓
1959のコールマン
2024/03/10 17:59

はっぴいえんど史観を避けたのかな? いや、そうではなく公平に邦楽の流れを見ているのだろう。なので、みの氏が「泣く泣くこのアーティストは本文から削除した」というのがかなりあるようだ。ただ、後半になればなるほど、全体に流れる通奏低音、といったところが薄れていくので、それぞれのシーンがバラバラに存在している印象なのだが、それは現代の邦楽の、いやポピュラーミュージック全体が抱えている問題点と言えるかもしれない。なお、最初から読むのではなく、興味のある部分を拾い読みすることから始めるほうが良いだろう。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/10(1964日経過)
記録初日
2018/12/10(1964日経過)
読んだ本
402冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
104669ページ(1日平均53ページ)
感想・レビュー
387件(投稿率96.3%)
本棚
31棚
性別
年齢
60歳
血液型
B型
職業
事務系
現住所
神奈川県
URL/ブログ
https://sanjacinto1982.blog.fc2.com/
自己紹介

音楽本を中心に紹介していくつもりです。音楽ジャンルは広範囲。他は興味のわいた本を。

☆の点数は5点満点。評価ではなく、個人的満足度です。
私は基本的には何でも面白がるタイプなので点数は甘いです。
砂糖蜂蜜山盛ぶっかけです。
☆5・・・・大満足!
☆4.・・・・満足
☆3.5・・・まあ満足
☆3・・・普通
たまに☆2って事がありますが、それは失望した場合です。
今のとこありませんが、☆1の時は失望を通り越して怒りの場合です。
今後も無いことを祈ります。怒るエネルギーがもったいないので・・・

・・・と言いつつ、☆0なんて出ちゃいました。あはは・・・。
これ以降無いことを祈ります。

理解不能、評価不能の場合は「保留」にして再読します。いつになるか分かりませんが・・・。

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