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2024年3月の読書メーターまとめ

おうつき
読んだ本
13
読んだページ
4574ページ
感想・レビュー
13
ナイス
384ナイス

2024年3月に読んだ本
13

2024年3月のお気に入り登録
1

  • I.K

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • I.K
  • 碓氷優佳💓

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

おうつき
叔父殺しの容疑をかけられた青年と、15年前に起きた殺人事件で有罪となった父の冤罪疑惑。二転三転する展開と心揺さぶられる法廷の描写に飲み込まれ、あっという間に読み終えてしまった。事件の構造事態は割合シンプルなのだが、展開の運びや情報の提示の仕方が巧みなので、読中は続きが気になって仕方なかった。終盤の畳かけるような展開では胸が熱くなった。貴志祐介の作家力をまざまざと見せつけられた気がする。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

おうつき

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2024年3月の感想・レビュー一覧
13

おうつき
シリーズ四作目。フルダイブ型のVRゲームに挑戦することになった二人が、館での謎解きと連続殺人に挑む。肉体的な感覚を得て、輔と触れ合うことができるようになった相似がなんだか可愛い。プレイヤーが一つずつ魔法を持っているという設定での心理戦が面白かったが、これは果たしてきちんとミステリとして成立させられるのだろうかという不安もあった。結果的にそんな心配も杞憂に終わり、そんな馬鹿なと思わせつつも、随所にフェアに張り巡らされた伏線が回収される解決編は怒涛の展開。これまでのシリーズの中で1番面白かったかもしれない。
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おうつき
井口の描いた絵とそっくりな作品がアメリカで発見されたことに端を発し、贋作事件、見立て殺人へと繋がっていく。一つ一つの要素がどのように繋がっていくのかまるで読めず、期待感を膨らませながらの読書となった。このシリーズに限らず夕木さんの著作はホワイダニットの部分が凄まじい。今回も盗作の真実や、見立ての動機の部分であっと驚かされた。逆説的に明かされていく真相は読み応えあり。そして謎を解いた先に待ち受けていたものに絶句。
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おうつき
四篇が収録されたシリーズ三作目。大胆な物理トリックを用いた不可能犯罪に、謎解きに消極的な引きこもり探偵を始めとしたキャラクターの魅力というシリーズの持ち味は健在だが、過去作と比べるとやや小粒感は否めない。物語としても、トリックの面白さとしても最後の『マッシー再び』が1番だったかな。全作共通のテーマが描かれていたことは、解説を読むまで気づけなかった。
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おうつき
収録されている五篇はどれも平均点以上の良質な短編集。それぞれ違った趣向が施されていて、だれることなく一気読み。怪談話じみた出来事に合理的な解決がもたらされるのが心地よい表題作が一番好みだったが、ある村に蔓延する奇病の恐怖を描いた怪奇感強めの「九人病」も面白かったし、かつての愛人を殺害する為アリバイトリックを用いた作家に思わぬ事態が降りかかる「特急富士」も巧みな構成で唸らされた。
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おうつき
イスラム教についての知見なんてほとんどないのだが、何ら問題なく読み進めることができた。今作を純粋にミステリとして読んだ時に大きなキモとなる密室トリックや、現場の奇妙な状況についての解明は、個々の要素だけ抜きとったら単純に見える。だが、この作品、このテーマでしか成立し得ない論理でもって謎が解き明かされていく終盤の怒涛の展開に胸が熱くなった。全編通して漂う幻想小説のような雰囲気も好み。この題材でこれだけ面白いエンタメ作品を描ける作家なので、二十数年の時を経て刊行されるという二作目への期待も高まってしまう。
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おうつき
失われつつある職人の世界、男女の情愛、そして謎が繊細な筆致で描かれている短編集。この作品自体がもはや職人芸で、しっとりとその世界に浸ることができた。一番印象に残ったのは表題作である『折鶴』だが、個人的なベストは芸者と過去の殺人を描いた『忍火山恋唄』。
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おうつき
過去を巡る物語は現在にまで追いつき、父娘に襲い掛かる。不器用な親子関係にじんわりとした温かみを感じ、救いのある結末であって欲しいと願わずにはいられなかった。映像化してくれないかなと思う。
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おうつき
上巻を読み終えた段階では話がどこに向かっていくのかまるで読めないけど、現代パートと過去パートを繰り返しながら父の12の銃創の秘密が徐々に明かされていくという構成は読み応えがある。この物語の最後に待ち受けているものは何なのか、下巻に期待。
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おうつき
銃が勝手にジャンプして人を撃つ、というトリックは種が割れた瞬間ちょっと笑いそうになってしまった。一応伏線回収は綺麗…なのか?全体的に雰囲気がコミカルなのでさらっと読めてしまったが、要素がてんこもりで本の厚さ以上のボリュームがある。最後の二転三転する展開は力技にも程があるだろと思ったが、それでも読ませる内容だった。
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おうつき
ビリヤード場を舞台に個性豊かな常連客と従業員達が謎に挑む連作短編。ライトな読み口でどの話もそれなりに楽しむことができたのだが、物足りなさはある。エピソードによってはビリヤードの要素と謎解きの絡ませ方がやや強引で不自然になっている部分があったり、解決編で長々と説明的過ぎる文章が続いたりと、気になる部分も多々あった。黒後家蜘蛛形式の作品を期待して読み始めたのだが、その部分でもがっかり感があった。
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おうつき
叔父殺しの容疑をかけられた青年と、15年前に起きた殺人事件で有罪となった父の冤罪疑惑。二転三転する展開と心揺さぶられる法廷の描写に飲み込まれ、あっという間に読み終えてしまった。事件の構造事態は割合シンプルなのだが、展開の運びや情報の提示の仕方が巧みなので、読中は続きが気になって仕方なかった。終盤の畳かけるような展開では胸が熱くなった。貴志祐介の作家力をまざまざと見せつけられた気がする。
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おうつき
「可制御の殺人」はまだ読んでおらず、積読状態なのだが、こちらを先に読んでしまった。シリーズ物の二作目なのだということに気付き途中で後悔。単体でも十分楽しめる内容ではあったのだが、一作目を読んでおいた方が驚きが大きかったのではないかという気がする。近年よく目にするSNSを題材にしたミステリだが、他者を制御しようとする鬼界という人物が関わってくることによって一風変わった雰囲気に仕上がっている。哲学的なテーマも絡んできたりして、話の終着点がまるで読めなかった。ミステリというよりは思考実験を読んでいるような感覚。
が「ナイス!」と言っています。
おうつき
エピソードが飛び飛びに描写されていく複雑な構成と、読んでる側のコンディションが悪かったこともあって内容をきちんと理解できているとは言いがたいのだけど、それでも結構楽しく読むことができた。SFについてはさほど詳しくないが、ミームについての解釈の部分は目から鱗だった。またいつかじっくりと腰を落ち着けて再読してみたい。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/17(1959日経過)
記録初日
2018/12/17(1959日経過)
読んだ本
780冊(1日平均0.40冊)
読んだページ
297614ページ(1日平均151ページ)
感想・レビュー
778件(投稿率99.7%)
本棚
53棚
性別
自己紹介

主にミステリを読んでいます。
興味を持った本は手当たり次第に読んでいこうと思います。
感想は極力ネタバレ無しでやってます。
読メ登録が2018年の12月なので、それ以降に読んだ本しか登録していません。好きな本は追い追い再読していきたいですが、それ以上に読みたい未読本が多すぎる。
漫画も読んでいますが、読み終っても登録はしていません。

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