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私は本を読むのに1度決めたら半日あれば読み終えてしまうことが出来るのだが、本当に、3ヶ月位をかけて 漸く読み終えた本だった。何がむつかしかったのかは自分でもあまり分からないけれども、作中フラニーがずっと苦しそうにしていたのに息が詰まって自身も苦しくなって、中々読む手が進まなかった。 だからこそ、最後の最後は清々しく(夜中だけれども)日が差し込むような感覚がするくらい気持ちよく読了することが出来た。もう少し歳を重ねたらまた、大事に読みたいな。
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象とおじいさんのお話が好きだった、最近の作風を確立する前の村上春樹の本を読んだのは初めてだったのでとても新鮮な気持ちでマイページワクワクしながら読み進められた
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ずっと胸が暖かくて、私は祖母のことが大好きなので、ずっと祖母のような心強い魔女が側にいて豊かな生活のことを教えてくれているようで、安心していた。 最後の4ページ、はち切れたように泣きじゃくって、私はあの瞬間だけ、間違いなくまいになってしまっていたんだとおもう。魔女の魔法みたいだ。
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終始、ニヤつきながら読んでしまう本だった。主人公の女子高生、小峰りなちゃんが本当に生き生きとしながら復讐をする姿、考えがとても快感で読み手のこちら側もスッキリとしてしまう。いやあ、復讐っていいなあ!と思ってしまう書き口で、これもきっと小峰りなちゃんの強みで"復讐を正当化"させてしまう才能なのだと。本来なら虐げられる行動をこうも容易く実行してしまう彼女の主人公性はとても好感を覚えた。読みやすく、好い作品でした。
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読むのにものすごく時間がかかった本だった。 というのも、とても一文字一文字を大切に読む必要があり、気持ちや心情を取り込む必要があると判断して読んでいたからで、私は主人公の冬子に酷く感情移入してしまっていたんだと思う。ぼうっと暮らすことの何が悪いのか、何が正しいのか、ただ分かるのは、これは紛れもなく純愛で、真夜中なのにきらきらしている恋人たちの物語だということだ。
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書き方が独特だったのにも関わらず2時間と少しで読み終えてしまえるくらい先が気になって気になって仕方がない本だった。女と男の"究極"の恋愛とはまさにこの事だと思う。下へ下へと堕ちていく恋愛、それがどうも底無しで怖く見えて、私はこんなに愛せる人には会いたくないとまで思ってしまった。ラストの衝撃が忘れられない。自分がいつも読んでいるようなとろとろの恋愛小説ではなかったから、良い本を読めたと思う。
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今まで読んだ短編集の中で一番好きだった。 どの本にも恐ろしく言葉に意味を、リアリティを持っていて、おぞましいあのお話を読んでいる時、私の眉間には必ず皺が寄っていたのをあとになって気づいたくらいだった。それくらい感情移入をしてしまう物語がたくさんだった。 ぬるい眠り 私は ぬるい眠りが大好きなので、きっと何方かと言えば この本の女性側に近しい生き物なのだと思う。
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笑子は、驚く程に私と似ていて、江國さんが普通の恋愛を書こうと思って書いたのなら、とてもその通りだと思った本だった。何度も何度も戻って、言葉を胸にしまってから読んでを繰り返したので、思ったより時間をかけて読んでしまった。とても素敵な、普通の恋愛、男も女も関係無しの、きらきらひかった、恋愛小説だった
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読んだ本
43

読んでる本
8

積読本
13

読みたい本
48

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/12/23(2222日経過)
記録初日
2018/12/23(2222日経過)
読んだ本
43冊(1日平均0.02冊)
読んだページ
12740ページ(1日平均5ページ)
感想・レビュー
12件(投稿率27.9%)
本棚
0棚
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