エリザベスのキャサリン夫人と対峙する時の会話が圧巻で繰り返し読んでしまった。かっこよすぎる！卑屈とは無縁の切り返し、真似してみたいものです。そして、最後はみんなハッピーになるエンディング。こちらも幸せな気持ちになれます。あの鼻持ちならなかったダーシーに可愛げが出て来て、微笑ましかった。心理描写や人物像の書分けが見事で、作者の人間観察の賜物なんだろうな、と思いました。恋愛小説なれど、ベタベタ甘くならなず、小気味よく楽しい本でした。

エリザベスのキャサリン夫人と対峙する時の会話が圧巻で繰り返し読んでしまった。かっこよすぎる！卑屈とは無縁の切り返し、真似してみたいものです。そして、最後はみんなハッピーになるエンディング。こちらも幸せな気持ちになれます。あの鼻持ちならなかったダーシーに可愛げが出て来て、微笑ましかった。心理描写や人物像の書分けが見事で、作者の人間観察の賜物なんだろうな、と思いました。恋愛小説なれど、ベタベタ甘くならなず、小気味よく楽しい本でした。

BBCのドラマを観て、すごく面白かったので本も。ドラマでは描ききれてなかった人物描写の機微が味わえ、夢中になって読了。会話術がすごい。エリザベスの強気で頭の回転がすこぶるよく、機知に飛んだセリフが小気味いい！読み進めるうちに、すっかりダーシーのファンになり、鼻持ちならない高慢さが変化していく様子に目が離せません。人物像が鮮やかに設定されているのも、小説としてかなり楽しめます。

古池や、の芭蕉の俳句、舞台でやった人がカエルが池に飛び込むまんまを演じていて、違う、、、と思っていたけど、なにがどう違うのかよくわからなかった。この本でそうだったのか！とすごく腑に落ちました。　俳句も解説があるとないとは、全然違いますね！

あるある過ぎて、ちょっとげんなり、and 言葉にしくれてありがとう！という感じ。モヤモヤが言語化されると腑に落ちます。しかし、こんな風に自分と向き合ってる清田さん、つくづくすごいと思った。「面倒臭い」の深い功罪については、男性でなくとも自分に思い当たるとこあるなー。謝罪の意味も、男女問わずわかっているといいと思いました。

傷を負ったまま生きていくこと、それはまさに「生き延びる」ってことなんだなー、と思った。切実で、苦しくて、それでも、生きていて、生きて来た。　「タイムカプセル」のミミィの「私は嘘つきではない」という言葉が心に残っている。　文庫の前に納めされている「地下の鳩」と後の「タイムカプセル」が微妙に響き合っていて、よかったです。