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2024年9月の読書メーターまとめ

Kanonlicht
読んだ本
11
読んだページ
2918ページ
感想・レビュー
11
ナイス
1890ナイス

2024年9月に読んだ本
11

2024年9月のお気に入り登録
10

  • ここ
  • 鈴純
  • toshi
  • タンバリン
  • 読書好きのハシビロコウ
  • mochiomochi
  • 榊原 香織
  • ブソン
  • たかこ
  • ましゅまろ

2024年9月のお気に入られ登録
10

  • ここ
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2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Kanonlicht
一見ZINEかと思うぐらい珍しい判型に、表紙には唇のアップ、しかもアンケートって何?と、気になりすぎて思わず買ってしまった。もちろんあっという間に読めちゃうんだけど、ストーリーだけでなく、文字組やフォント、写真など細かい仕掛けが隠されていて、エンタメ的面白さがあったので満足。まだ見落としている仕掛けがありそう(奥付のQRコードにも何か隠されているんじゃないかと勘繰った笑)。出版不況といわれるなか、こうした前例にとらわれない挑戦は心から応援したい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

Kanonlicht

8月の読書は、『法廷占拠』『死んだ石井~』『全員犯人~』とはからずも閉じ込められる話ばかりになりました。面白かったのはどれかというと、個人的には『法廷~』に軍配をあげます。2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3417ページ ナイス数:1598ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/967914/summary/monthly/2024/8

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
11

Kanonlicht
子どもの頃一緒にゲームで遊んだ男女が、大学生となり再会し、一緒にゲームを作る。クリエイターとしての才能を開花させた2人のゲームは大ヒットを記録し、立ち上げた会社にもさまざまな人が関わっていく。ゲーム開発者としての苦悩や企業の栄枯盛衰をベースにしながらも、テーマは徹頭徹尾、男女の友情。そんなものが存在するのかって話だけど、まさにそのとおりで、この2人もこじれにこじれる(笑)。著者は『書店主フィクリー~』もそうだったけど、偏屈な人物を描くのがうまい。
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Kanonlicht
作家が小説の書き方の本を出したときに必ず言及するひと言「とにかくまずは書いてみろ」。その通りだと思う。ご多分に漏れず著者も最初にそれを主張するけれど、そのとっかかりとして、まったく関係のない名詞1つと修飾語1つを組み合わせ、それについて何か書いてみるという方法(田丸雅智メソッド)をすすめている。文体は好きな作家の真似をすればいい、と。なるほど確かに自分にもなにか書けそうな気がしてくる。小説を書ける人っていうのは、結局のところ、小説を書いた人なんだよね。
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Kanonlicht
猫弁第二シーズン1作目。とはいっても取り立てて大きな変化もなく、普通に5作目の続きとしてスタート(それがうれしい)。今回のメインテーマは親子、特に母親の印象が強かった。入学金振込詐欺にあった女の子と大御所占い師の相続問題を中心に、いろいろな人間模様が描かれる。大筋にからまない脇役のストーリーがまた良い。そして相変わらず本当の意味での悪人が出てこない、やさしい世界。本編で泣いて、あとがきの猫視点で語られる著者と猫の絆にまた泣かされた。
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Kanonlicht
一見ZINEかと思うぐらい珍しい判型に、表紙には唇のアップ、しかもアンケートって何?と、気になりすぎて思わず買ってしまった。もちろんあっという間に読めちゃうんだけど、ストーリーだけでなく、文字組やフォント、写真など細かい仕掛けが隠されていて、エンタメ的面白さがあったので満足。まだ見落としている仕掛けがありそう(奥付のQRコードにも何か隠されているんじゃないかと勘繰った笑)。出版不況といわれるなか、こうした前例にとらわれない挑戦は心から応援したい。
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Kanonlicht
自分になりすましたSNSアカウントが殺人の様子を投稿。自宅周辺からも証拠につながるものが次々と発見され、逃亡せざるを得なくなった男の話。そういうことか!とおもわず天を仰ぐ圧巻のラスト。表面上の人間関係と内に秘めた本音が異なることは、ありがちながらも恐ろしい。読み終わると、タイトルの「俺ではない」には、もう一つの意味が隠れていることに気づいた。昨今のSNSに見られる、私刑のようによってたかって誰かを叩く風潮への皮肉も込められている。
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Kanonlicht
2、3を先に読んでいて、ようやく1。初期のインタビュアーは佐藤正午氏のダメ出しに耐えられず出奔。二代目インタビュアーはさんざん文句を言われながらも、ある程度の関係性を築いていく。その過程が面白い。といっても、正午氏の自作自演の疑いが(特にこの「1」を読むとより一層)濃厚で、どこまでが真実なのかわからない。個人的に一風変わったエッセイとして読んでいる。特徴的なパイ構造や書くときのアプローチ、固有名詞や人称の問題など、まさに著者なり小説のつくり方を惜しげもなく披露していて、作品の副読本としても楽しめる。
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Kanonlicht
著者にとって『ボクたちは~』以来の小説2作目。前作同様、テレビ業界で働く中年男の、さわやかとは言い難い、どこか気だるげな青春を描いている。ひと夏の出会いと別れ。急速に縮まった心の距離は、大事なことを見落としたまま、始まったときと同じように突然終わりを迎える。誰もが似た経験を持つ青春の苦い思い出を、こんなに切なく再現できるのは、著者のひとつの才能だと思う。エッセイも面白いけれど、ぜひ小説ももっと書いてほしい。
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Kanonlicht
心霊スポット突撃Youtuber、元オカルト雑誌の編集者、「見える」ライターが、書籍の企画のために集まり…という話。3人のキャラが立っているので、会話中心のパートでも楽しく読めた。霊的なものに対する外見上のスタンスと実際に感じることが、人によって大きく異なることにフォーカスしていて面白い。資料のつぎはぎ形式だった前作とは違い、割としっかり物語になっていた印象だけど、時折Youtube動画の書き起こしだったり、心霊体験者の報告が入り、前作ファンの期待も裏切らない。「これこれ!」と脳内で快哉を叫んだ。
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Kanonlicht
2年生になった古典部の面々。学校行事のマラソン大会を走りながら、新入部員の突然の退部の理由を推理する話。それぞれの思い込みやすれ違いを丁寧に紐解き、そこから真実を導き出す展開は著者の真骨頂。このシリーズは元より読者が真相を推理するものではないと割り切っていて、さりげない会話の端々に紛れ込む重要なキーワードに、これも伏線だったのかと後になって気づかされるのが子気味良い。結末は消化不良じゃないというと嘘になるけれど、それも古典部シリーズのひとつの型だと納得。
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Kanonlicht
最初の一行が全員同じ書き出しのショートショートアンソロジー第二弾。前回もそうだったけど、初出が講談社の会員サイト「メフィストリーダーズクラブ」なだけに、全編にわたり不穏な雰囲気が漂っている。長編を主戦場とする作家のSS作品は貴重だし、初読み作家のお試しとしても最適。すでに第三弾も刊行されたもよう。「オタマジャクシの雨」が好き。
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Kanonlicht
学生の頃から茶道を習ってきた著者が、自らの人生とその折々に茶道を通して学んだことをつづった本。どうしてそうするのかはじめは意味がわからなくても、やり続けることによって後々その神髄を知るときが訪れるというのは、どの分野にも共通のことだと思う。人と比べず、ありのままの自分で、一日一日を大切に。茶道のことはほとんど知らないけれど、著者のようにこれに気づけるかどうかで人生の幸福度はだいぶ違ってくる気がする。だからこそ「15のしあわせ」という副題なんだと思った。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/01/30(2124日経過)
記録初日
2019/02/05(2118日経過)
読んだ本
1154冊(1日平均0.54冊)
読んだページ
402974ページ(1日平均190ページ)
感想・レビュー
456件(投稿率39.5%)
本棚
0棚
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