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思い出のとき修理します (集英社文庫)

感想・レビュー
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えふさん
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仕事、恋愛に疲れた美容師をしていた主人公が、思い出の寂れた商店街へ引っ越してきてからの少しファンタジーなお話。現実感が少し薄くて、主人公に都合の良い展開は、少女漫画みたいで、そこが気にならなければ面白いかなあと。
0255文字
sosking
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それぞれに複雑な過去を持つ時計屋と美容師の甘々なラブコメ物語の短編集。二人の関係が徐々に進展していくなか、寂れた商店街の人々の人情にも触れながら話は続いていく。
0255文字
tai_shiroiruka
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登場人物の過去のもやもやを解決してく、推理小説のような短編集。主人公の男女がそれぞれ過去を抱えていて、話の過程で問題を解決しつつ2人の距離が縮まっていくのが面白かった。寂れてしまった商店街が舞台ですが、登場人物は魅力的な人ばかり、こんな商店街をぶらぶらしながらお店の方たちと話してみたいです。
0255文字
あっこ
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ネタバレ現実なのか幻覚?なのか、ふわふわした感じがあってすこーし読みにくかったかな、、、 「思い出が必要なのは、生きた人間だけだろう?」 思い出は、確かに生きていくために必要なのだ。いいことにしろよくないことにしろ、自分の中でひとつの結末を迎えた出来事は、結晶のように形を作り、心のどこかにきちんとおさまる
0255文字
今日子
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ネタバレ《2025年25冊目》現実とファンタジーが入り交じっていてかつノスタルジックな世界観。幼少期に会っていたというアドバンテージがあったとしても、2人が引かれ合う過程がよく分からなかったため、いささか唐突に感じたが、男女の関係とは実際はそんな感じかもしれない。叔母のとんでもないうっかりがなければ出会うことすらなかった2人、1巻でさっそく付き合うことになり、今後の関係はどうなっていくのだろうか。
0255文字
ペコー
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読了。谷瑞恵さんははじめて。時計屋さんが人々の思い出を“修理”していく話。時計屋さんと明里の過去が語られる回がとてもよかった。シリーズということなので、続きも読みたい。
0255文字
Babel
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ネタバレテレビドラマのような物語。漫画化はされているようだ。小説のジャンルとしては好みではないが、意外と面白く読了した。過去と向き合う設定に、心霊的なフェイクが挟まれるため、実は太一が津雲の化身ではないかと思ったりもした。あくまでフェイクであるのだが、「季節はずれの日傘」だけは真相が判然としない。主人公・明里の過去を修復する結末は、時計屋さんとの恋愛も含めて、少女漫画的な雰囲気が最も似合っているように感じられた。「思い出が必要なのは、生きた人間だけだろう?」は、真理を突いていて好きな表現w
0255文字
リードマン
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ネタバレ悲しい思い出に実は希望が持てるかもしれない、そういう物語。その部分はファンタジーとも読めるし、(多少苦しいかもしれないが)現実的にすべて説明できる、と読むこともできる。こんな雰囲気なのは、やはり舞台ゆえか。寂れてしまった商店街の、けれども完全に寂れたのではなくエリア内で一般レベルの近所づきあいはあるし時折大きく賑わうこともあるといった要素が、何だかリアルに感じて逆に寂しさを倍増させられたとも思える。読者にも隠した秘密の悲しい過去を持っていた主人公・明里の主観で語られていたからというのもある。
リードマン

ファンタジーみたいな出来事か現実か分からない箇所に関しては、ファンタジーで良いと思う。黒猫パパこそが父親であると皆が望んでいる。ハルエさんの彼氏が現れたと思った方が夢がある(ただ、ハルエさんとんでもなく自意識過剰タイプだったのは苦笑した)。神隠し夫人は本当に幽霊だったとしか思えない(夫人の言葉をあまり鵜呑みにせず読んでいたら正体知って「ああやっぱりか」となった)。お兄さんは時計屋さんを応援していたのは間違いない。明里はちゃんと由衣夫婦の大切な「孫娘」で時計屋さんの初恋相手だった。後半の希望は確実なんだ。

01/25 16:50
リードマン

太一の少々異質なところは「ツクモさん」の正体だからかと思ったけど結局正体不明のまま。真由子さんは最初何か酷いことした人かと思ったら、時計にそれぞれ違った形で執着する兄弟争いの不憫すぎる被害者だった(色々性格的にも実は問題ある人が多い物語の中で聖人クラスかもしれない)。明里の母には「おい……」と思ってしまった。由衣さん夫婦が素晴らしすぎた……というかてっきり亡くなっているかと思っていたから登場には衝撃を受けたけど、確かに亡くなった描写はなかったよな。一作目で付き合うのか。異人館画廊と同作者と今気が付いた。

01/25 17:00
0255文字
gottender
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ある商店街内で起こる物語を主人公の視点で描いたもの。小さな話がいくつか入っているのだけど、個人的にはちょっと作り物過ぎるなあと思う話もあった。が、こういうのが好きな人はきっと居ると思う。
0255文字
syp
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自分にはむずがゆかった…続編は手をつけないかな。
0255文字
><
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再読。2024年最後の一冊。今この瞬間の選択が違っていたら、将来が変わっていたかも。というのが人生なんだろうな。時計やさんの穏やかな雰囲気がいいですね。来年2巻を読もうと思います。
0255文字
きみちゃん
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ネタバレ時計屋を営むシュウの店の看板には「思い出の時 修理します」との文字。津雲商店街に引っ越してきた明里。仕事や恋愛に疲れて、子供の頃ひょんな間違いから住んだことのある「ヘアーサロン油井」に住むことになる。時計を修理することで、ちょっとだけ不思議な偶然が重なり、思い出も修復され幸せな未来を描けるようになる人々のお話。
0255文字
decomo
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ちょっぴりこそばゆい感じ ファンタジー感あるけど そうではなかった ゆるっと二人の関係は続いてゆくのか?
0255文字
Ko.Ko
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ネタバレ時計の“計”が外れてしまい、『おもいでの時 修理します』の看板になってしまった。そんな偶然が、思い出を直したいと思う人の足をふと止めてしまう。とても素敵でセンスを感じさせてくれる設定でした。寂れた商店街を舞台とした、日常のはずなのに少し不思議な雰囲気が漂うストーリーは、読み終わった後にほっこりした温かな気持ちにさせてくれます。
0255文字
うっちゃん
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「思い出のとき」だからなのか、幽霊とか生き霊とか言っているが。そのような幻想小説でもない、ミステリーでもない、ほんわかした単なるラブストーリーでもない。なんと言ったらいいのだろう。少し設定に無理がありますね。同じ川で、同時期に娘を亡くした母と母を亡くした娘が同じぬいぐるみを探している?あり得なくはないが、あまりにも都合がよすぎる。おばあさんが時計を大切にしていたのはわかるが、天袋ならいざ知らず(天袋だってあり得ないと思うが)天井裏に時計を隠すかな?次の話は…う~む。2024年度106冊目
0255文字
bunca
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時計を修理しながら、苦い記憶も修正していく。 それは依頼主だけでなく、本人たちも。 前回読んだ作品がシビアだったため、反動で甘く感じたが 谷さんにはこういう優しい作風が合っていると思う。
0255文字
chandu
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ネタバレ何度目かわからないくらいの再読。大好きなシリーズ。茜色のワンピースは何度読んでも切ない気分になる。もしあの時素直になっていたら彼の未来は変わったのかと考えてしまう。
0255文字
きゃさりん
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少女マンガを読んでいるようなホワホワした心地になりました。傷ついて疲れてしまった心を抱えて幼い頃に過ごしたことがあるおばあちゃんのお家に引っ越してきました。ホントウのおばあちゃんじゃないけど…。斜め向かいの時計屋さんと知り合い、寂れた商店街で色んな人とかかわつて…心がほぐれて…。なんか涙があふれました
0255文字
mattari🐈
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ネタバレ思い出は、確かに生きていくために必要なのだ。いいことにしろよくないことにしろ、自分の中でひとつの結末を迎えた出来事は、結晶のように形を作り、心のどこかにきちんとおさまる。それを足がかりに、たぶん、未来への階段をひとつ上る。 でも、決着のつかない記憶、収まりのつかない思い出は、霧みたいに漂い続け、視界を曇らせるだけだ。そうして、どこへ向かえばいいのかわからなくなる。
0255文字
いお
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仕事と恋に疲れ、子供の頃に少しだけ過ごした商店街へと引っ越した美容師の明里。時計店だったそこを営む青年と出会う。 ノスタルジックな商店街で起こる日常の不思議な事件が温かい。泣けるお話もあり胸がいっぱいになる。優しい文章に癒された。
0255文字
わった
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やはり何回読んでも良い作品。仕事にも恋愛にも疲れてしまった、都会で美容師をしていた主人公が、訳アリの思い出を持つ寂れた商店街へ引っ越してくる。お向いの時計屋の店主兼商店街会長と、神社の縁者だという謎の多い太一。三人の元に、過去の思い出にまつわる悩みをかかえたお客さんが現れ、太一が引っ掻き回し?、二人で解決していく連作短編集。時が止まりつつあるような静かな商店街で、穏やかな時間が流れていて、読んでいてとても心地良いです。二人の空気感も、思い出や物に対する温かさも、どれを取っても良い。大好きな作品です。
0255文字
Syo
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いいねぇ
0255文字
おれんじぺこ♪(16年生)
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う~ん、ちょっとかなぁ。ほんわかとした優しい時間が流れるお話を期待して読んだけどちょっと違う(あくまでもわたしの印象ね)続編も手元にあるけどどうしようかな
山猫

これ、巷で大人気だったけど、「表紙が中身と合ってないような……」、で「私には合わないだろうな」で諦めたシリーズです。ぺこさんにもイマイチだったんですか………

06/01 14:44
0255文字
azuhana1
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異人館画廊が興味深かったので谷さんの他の作品にも手を出してみた。が、小説にリアリティを求めてしまいがちな私にはいまいちだった。引っ越したその日にイケメンと出会い仲良くなり惹かれ合う・・ご都合主義の少女漫画的な感じ・・。でもクォーツという機械式の時計の存在を初めて知り(この歳で)分子の自然現象を利用して時を刻むというとてもロマンチックな存在を知った。時、宇宙、自分がつながってるきがした。
azuhana1

ありがとうございます、全然人間として未熟です。。

05/30 20:24
ユウジ

僕はもう熟しすぎてるから、二人をグチュグチュと混ぜ合わせて2で割ったら、ちょうどいいかも。

05/31 12:37
5件のコメントを全て見る
0255文字
クキモン
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過去の出来事は変えられないけれど、過去にまつわる思い出を塗り替えることができたなら、救われる人も多いと思う。そんな無理な願いも可能にしてしまうような雰囲気のある時計屋さんの物語。ファンタジーのような要素もあり、優しい気持ちになれる作品です。主人公の明里と時計屋さんの控えめな恋の行方が気になります。続編があるようなので、また楽しみが増えました。
0255文字
ぶろっこり
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ネタバレさらっと読めて優しい気持ちになれる、谷先生らしい作品。「思い出の時計修理します」のプレートが一部外れて、でもそのまま直さず「思い出のとき修理します」って読ませてるなんて心憎い。ちょっとファンタジー色が強く、偶然が重なりすぎて都合良すぎ、話もややこしい面もあったけど、まぁ続きは読むかな。
0255文字
すにぃ
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都会を離れた美容師の明里が引っ越した先は、幼い頃に少しだけ過ごした商店街。『おもいでの時 修理します』というプレートのある時計店を営む青年と知り合い、日常のちょっとした事件に巻き込まれる。 寂れてしまった商店街だが、周りの人達との関係性が良い。時計屋さんという癒しだけでなく、パンチのある太一の存在もあって、バランスが取れている。 思いがけず、思い出のときを修理している2人。そして最後には2人の思い出も…。 時計屋さんの悲しい過去も明里によって前に進めるようになったし、今後2人の関係性の発展が楽しみである。
0255文字
さてさて
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『思い出って、修理できるものなのかな』、『思い出を修理してくださるって、本当なのかしら』。私たちの誰もがそれぞれに持つ『思い出』。この作品にはそんな『思い出』というものに光を当てる物語が描かれていました。五つの短編が連作短編を構成しながら、短編ごとに『思い出を修理する』という言葉の先にその結果を一つずつ見せていくこの作品。魅力的な『時計の修理』職人の世界と、作品全体から漂うノスタルジックな街の雰囲気にも魅せられるこの作品。ファンタジーではないのに、どこかファンタジーな雰囲気を感じさせる、そんな作品でした。
0255文字
tora
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さらーっと読めて、けっこう楽しい。 時計屋さんと主人公の恋模様も気になるので、次も読もうかな。
0255文字
バカボンパパ
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読んでいる最中はとてもモヤモヤするストーリーですが、最後は謎が解明されてスッキリです。
0255文字
ai
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素敵なプロポーズでした。この巻だけかと思ってたら続きがある。早く読みたい
0255文字
アルパカくん
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ネタバレ思い出を悲観的に捉えてしまっていた明里と時計屋さんが出会うきっかけを作ったのが、楽観的な叔母さんの勘違いだったというところに人生の楽しさを感じた。母との時間が少なかった明里だったからこそ祖母との時間が輝き、一人ぼっちでないことの喜びを大人になっても大切に持ち続け、シャッター街となった商店街に引っ越してきたのだ。本当の祖母ではなかったとしても。悲観的な記憶による封印がやさしいおばあちゃんの登場で解けて本当によかった。「過去は変えられない。でも修復することはできる。自分の一部だと認めて大事にしたいと思うなら」
0255文字
みも
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年末年始…ホッとする作品が読みたくて、本棚から本書を抜き出した。ところがその思いとは裏腹に、とんでもない年始となってしまった。自分の記憶から消し去りたい過去は僕にもある。そんな時が止まってしまう鉛のような思い出も、人との出会いによって動き出す時が来る。小説の主人公たちが、一歩踏み出したように。かつての僕自身もまた、妻との出会いによって一歩を踏み出し、現在のこの災禍の中を肩を寄せ合いながら生きている。被災された方々、そして大切な人を亡くされた方…今は光が見えないかもしれないけれど、希望を失わず生きて下さい。
0255文字
5 よういち
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仕事にも恋にも疲れた明里が引越した先で出会った時計屋の青年・秀司と出会う。大学生の太一が絡み商店街で起こる小さな問題に関わっていくのだが... 全体をと推してノスタルジーさが伴う。ファンタジー的に過去の出来事に問題を抱えた人の思い出を修理...とあるが、そこは過去の出来事に対して視点を変えることで、再発見や気づきによって、ある意味良い方向に捉えなおして前に進めるようにしていくということであろうか。◆明里が秀司をつかまえて「時計屋さん」と呼ぶのには凄く違和感を覚える。明里は商店街のオッサンじゃないんだから
racco201

リアルにファンタジーがちょこっと見える、この作品が大好きです。「時計屋さん」→時という不思議なものを見せてくれる時計という機械を操る魔法使いさん…みたいな素敵な響きに感じます。実際は「シャッター商店街に生息していた素敵なお兄さん」という設定ですけれど。(表紙絵からは爽やかな好青年)

01/01 06:58
5 よういち

racco201さん、コメントありがとうございます。 なるほど!そう聞くと、途端に見え方が変わってきますね! なるほど、なるほど! 読んでいる間中、違和感しかなかった商店街の時計屋さんと感じた呼び方が、アニメの魔法使いの時計屋さんに変身しました。 いや、まさに私の思い出を修復して頂いた感じです。この感覚で続巻に進めます♪ ありがとうございます♪

01/01 07:19
0255文字
どりーむとら   本を読むことでよりよく生きたい
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 昔栄えていた商店街が舞台である。私が住んでいる地域にも同じような商店街がある。美容師としての仕事や恋につかれた女の子がやってくる。語り手と凄腕の時計職人と太一との間で物語が展開している。様々なキャラクターが出てくるけど中にはもしかしたらこの世でない者もいるのではないかなと思えるものも出てくる。自分がその中で一番好きなのはツインテールさん。私の好きな髪型です。昔は多かったけれど今は減った。何か懐かしい。何か妖精の住んでいる世界のように感じています。
0255文字
もけうに
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読むものが無さ過ぎて図書館で無理やり借りた。普段なら読まないタイプの話だが、まあそこそこ面白かった。ちょっとノスタルジーほんのりファンタジー。秀司の過去が明かされる辺りから、物語として深みが増す。折角両想いなんだし、「時計屋さん」って呼び方は早急に改めるべき(笑)。
0255文字
あさみ
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10年ぶりの再読。懐かしく優しい、ちょっと淋しい商店街に引っ越してきた仁科明里。明里にとって楽しくて、悲しい思い出の場所。忘れてしまった記憶の中にあるのは、悪い思い出なのか。向かいの時計屋さんの飯田秀司は、商店街会長というのもあって明里に何かと世話を焼く。二人のそれぞれの過去には何があったのか、少しずつ明かされてく。ほっこりってほど明るくもなく、キュンって程でもないけどラストには暖かさが残されるストーリー。シリーズで読み返そうと思います。
0255文字
野原遊兎
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ネタバレ普段時計はスマホやお店に掛かっている物のみで、腕時計だの懐中時計だのは持ち歩かない。けれどカンパノラという時計は憧れたが、高くて結局手は出さない。そんな時計の計の字が無くなって、思い出の時◯修理しますという、昔の記憶や少し幽霊なのかわからない不思議な現象に助けられて、誤った記憶や忘れていた記憶が修正されて、前を向いていけるようになる話。この時計屋さん。恋愛は奥手なイメージだったのに、結構積極的且つロマンチックな言葉を掛ける事が意外。四冊も出ているようだから二人の結婚まで進むのだろうか?
0255文字
あきら文庫
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自分が記憶していると思っている思い出も、自分勝手な思い込みに過ぎないのかもしれない。辛い思い出も優しく癒やしてくれるお話。続いて、2巻を読みます。
0255文字
ユー
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淡々と進んで行って、大きなサプライズも無い様な感じがするのですが、とても先が気になって気になって仕方が無い。家庭的な繋がりが読み手に対して期待を持たせているのかなと思います。
0255文字
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