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脳が壊れた (新潮新書)

感想・レビュー
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もちこ
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ネタバレ鈴木さんがノンフィクションライターなのは知っていましたが、武田砂鉄さんのラジオで脳梗塞とその後の後遺症のお話をされていて、興味を持って読みました。私も家族が交通事故のリハビリ中で入院しており、どこまで回復するか見守っているところなので、参考になるところがたくさんあり、覚悟を決めて、しかし希望は捨てずに寄り添おうと思いました。しかし、、本当にエアコン買ってくれてよかった!奥さんも大変だっただろうな。続編も読んでみます。
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BookaBoo
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著者がその職業の矜持をかけて脳が機能しないとはどういうことか、を言語化。貴重なのは本人のその感覚だけにとどまらず、著者の取材対象であった若者たちあるいは著者の妻の特性まで言及していること。これは自身の肌感覚とも合致することだが、十分知性が高いのに現代のシステムにがっつりはまらないあるいはすこしだけづれている子というのはけっこういて、ボタンの掛け違えを直してあげれば現代世界に十分対応できる。この本がぜひ起爆剤になることを願う。
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Yusuke Kitada
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【図書館本】脳梗塞とそのリハビリの話。当事者の苦しみが分かりやすく伝わってきた。
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史
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脳梗塞の発症とリハビリ。それに伴う人生と性格。見えづらい部分を言語化するというライターの執念は感嘆するばかりである。どんなことでも周りの環境で変化する、という締め方は希望があることなのだろう。中々の体験記であることには違いない。
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からあげ
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著者の転んでもただでは起きない精神に感服。個人的に、また10年後に読み返したい本。そして奥さまの事も気になる!著者の他の本も読んでみたい。
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Humbaba
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自分が何を失っているのかというのは、自分自身でもよくわからない。失ったものがわかればはっきりと認識できることも、その渦中ではそもそも失っていることすら判断できない。リハビリにおいてはどこがつながるかわからないくじを引き続けるのと同様であり、一度つながったらそれを繰り返していく。最初のうちは正常にいかないことも、人は続けているうちに最適化がなされる。それにより、だんだんと意識しなくても意図通りの動作を取り戻せることもある。
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もっくん
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学校の先生からお勧めされた本。見えない障害の一つと言われている高次脳機能障害。見えないゆえに、抱えている問題を当事者が抱え込む傾向がある。また第三者としては、このような体験記がなければどのようなことに困るのかという想像が難しい。そこに関わる医療従事者はもちろんのこと、身近な人との縁が基盤になることを感じる。
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Eddie
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今のところ脳梗塞リスクがなく極めて健康ですが、それでも年齢を重ねてこういう障害を持つこともあるかと考えると非常に参考になりました。 ただ高齢化で頼れる人がおらず孤立化が増えていくので、そういう人はどこに頼ればいいのだろうか?と、これまた自身もそうなる可能性があるので考えさせられる問題かと思います。
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たらお
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「ああえあうあああああおういんうえええ(話せなくなったから病院連れて行って)」41歳で脳梗塞になったルポライターによる闘病記。奇跡の脳~脳科学者による脳卒中闘病記よりも、ポップでポジティブ。読みやすいし、元気が出る。病状を一般の人に分かりやすく伝えようとする言語化を目指したことにより、病状の例えとリハビリへの取り組む様は分かりやすい。後半、妻の紹介も◎。片付け×合理性×なんだけど、著者にとって、「何かしてほしいことある?」と聞かずに「してほしいことをする」人で、かけがえのない人だと再認識した点も好印象。
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R Yammer
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高次脳障害について、当事者の辛さがしっかり言語化されていて、イメージできる。後半の自分語り(妻の惚気?)が長すぎる感はあったが、全体的に読みやすく勉強になった。
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●●
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ネタバレ2016年の本。脳梗塞から高次脳機能障害の当事者の本。
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じん
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今週は障害者週間ということもあり手に取ってみた。41歳で脳梗塞になったフリーライター。家事も仕事も頑張り過ぎましたかねー。限界を超えて頑張ってる人も多いですよね、きっと。休めるときは勇気を出して休もう。
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ダックだ
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ライターの著者が、健常な時は無茶の体で働いていたが、一たび発病したことで人生のすべてが180度変わってしまう。体も脳も思い通りには動かず、すべてが変わってしまう。その環境と体調の変化に戸惑い、絶望しながらもリハビリをかさねてさらにそれらの状況を商業ベースでの言語化をしていくのは、プロとしてライターをしていた経験と実力があってのことなのだろうと思う。物書き以外の人間では激変した環境に当惑するばかりでここまでの言語化はできないと思うからすごい
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じゃがたろう
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図書館本。フリーランスのルポライター、そしてご自身で分析されてたような性格…いろいろな要因が相まって体にガタがきてしまったのか?無理は禁物ということか。リハビリの様子や受傷後の状態等もリアルに描かれている。苦しい中でも脳の再発達を実感しながら回復していくポジティブな様子は著者の逞しい部分だろう。多くの同士に勇気を与える作品ではないかと感じた。
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夢みる夢子
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ネタバレ⭐⭐脳後遺症を自分の体験で、わかりやすく書かれていて、そういう現象なよか!と知った。後遺症の人の世話をしていたが違う角度から観察出来て本当良かったわ。知らない事ばかりなんだと認識する。
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emiko
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脳出血に倒れ高次機能障害となった著者が 原因となる理由を考え、「背負い込み体質」 「妥協下手」「ワーカホリック」「善意の押し付け」について考えた結果、「人と物に頼りなさい」「家事は分担するものだけど、やらせるじゃなくお願いする」「頼んだ家事の仕上がりには絶対文句は言わないのが基本ルール」なかなか耳が痛い。でも、人に頼ることも必要であることはよくわかった。
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りんご
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ルポライターの鈴木さんが脳梗塞になっちゃった。転んでもタダでは起きんぞフリーのライター。ライターは「具体化と抽象化のプロ」、自分に起きていること、困ってることをわかりやすく教えたるわい。鈴木さんは健常時には社会的弱者に取材し本を書いていたが、自分が弱者になるとまた見え方が違ってきた。そうかー。やっぱ実際に病気になると全然違うわな。前向きな文章。体力の衰えをひしひしと感じる近年ですが、諦めちゃあいかんよな、という気持ちを高めてくれました。
さおり

そうなんですよねー。お仕事でたくさん見てると、分類がうまくなるし、実際、分類するからこそうまくいくこともある。けど。心は違うよなぁ。もともと、ひとりずつ違うこと考えてるんだから当たり前だよなぁ、と私も仕事してて時々思います。

07/15 05:28
りんご

経験も大事だし、経験によって自分自身が助けられてるけど、慣れてはイカンとこもあるよね。その辺のバランスをうまいことやっていきたいですな。

07/15 22:43
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rokoroko
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再読。41歳で脳梗塞になりその後高機能障害に苦しむ著者を自分でリポートした作品。いやぁ~脳が壊れると怖いなぁ。でも高齢になると知らず知らず壊れていくんだよね
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jackbdc
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ネタバレ脳の可塑性に驚く。著者だけの、又は40歳代の脳梗塞だけの特殊事例という事でもなさそうだ。一時的に機能が棄損し、それが回復するという事が起きるんだと知って驚く。可塑性について考えれば、棄損しても回復するんだという事である種の希望が生まれる一方で、今の健常と言われる状態が本来的に健常なのかという疑いを醸し出す話でもあったりする。何れにしても常識を覆すという意味で興味深い。印象に残ったのは、生きずらさを抱えた人の中に、著者が脳梗塞により壊れたと表現した脳の機能不全が日常化している人が存在してそうだという話。
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ちょび
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my連れも脳出血からの軽度の高次脳機能障害が有り状態。側から見ていても、ちょっとちょっとと言うことも有って頭の中の状態を知りたくて読む。さすがルポライター、感情で語るので無く俯瞰して理路整然と脳内を言語化してくれる。実際に脳が壊れてしまうと身体・感情ともに完全修復は難しくて折り合いをつけながら自分自身と付き合って行かなければならなくなる。周囲も患者を十分理解出来ないと、衝突することが増えてしまう。そんな時に本書は脳内の様子や感情が良くわかるのでぜひ周囲の人に読んでもらえるととても良い一冊だと思う。
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Jun Hasunuma
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日本の社会的貧困層をテーマにしている著者が、ある日突然脳梗塞になりその後世界がどのように見えるのかを記載した本。 見た目にわかりやすい麻痺だけでなく、著者が患った左半分の視界に生理的嫌悪を覚える症状や感情失禁などの、見た目では障害とわかりづらい後遺症をなるべく平易に描写している。そしてそれらの症状が著者が接する社会的貧困層の何気ない仕草と一致するという点で、自分にとっての新たなる発見となった。 リハビリなどの行為も本来なら老人では無く、貧困を抱える若年層に用いられるべきという主張が印象に残った。
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かみしも
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2016年刊。突然脳梗塞にかかり後遺症で高次脳機能障害となった著者自身の体験記。なんだけど、後半は著者の妻へのラブレターといった感じになり、近作の『ネット右翼になった父』を彷彿とさせる展開になる。障害に悩まされながらこれまでの取材相手の体調を追体験したり、リハビリを受けながら医師以外のスタッフの不遇を嘆くところも面白かったが、家事を過剰に背負い妻を蔑ろにしていたことに気づくくだりは大変ためになった。ノンフィクション作家として無理のある生活をしながらも寄り添ってくれる伴侶がいることは僥倖であると思った。
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活字スキー
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日頃から自分でも脳の機能不全を感じることがままあり、周りを見ても「壊れている」ようにしか見えない人がたくさんいるので、ひとつ当事者の話を聞いてみようと思った。予想を超える生々しさと禍福の糾えっぷりが半端なかった。直接目には見えない障害。症状が深刻であるほど本人は病識を持ちにくくなりがちなのに、早くから自分の置かれた状況を分析し、言語化しようとした著者は本当に凄いと思う。大変クセの強い奥様とは、どうか末永くお幸せに過ごしていただきたい。
エンゼルパンダ

同筆者の「脳は回復する」も良かったです。

04/21 07:50
活字スキー

コメントありがとうございます。これまでに読んできた様々な「生きづらさ」系の本でも傾聴の大切さは説かれていましたが、同時に、傾聴そのものにも様々な困難が伴いがちなのでとても難しいですね。

04/21 08:22
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ばんだねいっぺい
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状況的に染み込んできた。やるしかない。
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Tomo
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人の縁は具体的な資産だということ。そして孤独とは、特に高次脳や類似する様々な脳疾患のように「見えづらい苦しさ」を抱える者にとっての孤独とは、創造以上に具体的で生死に関わるリスクだということだ。  この文章は印象に残りました。私がこのような病気になったらかなりの苦しみを味わうであろうことが理解できた。8,9章を参考に予防して生きようと思います。
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hidehi
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脳出血で後遺症が残り、見た目は普通なのだが内面的にはいろいろな障害が残った状態になった作者の、発症・回復・リハビリの過程と現在の困っていることなどを書いたセルフドキュメンタリー。脳の機能不全という観点では、脳で何か病気があった人ばかりではなく、もともと脳の個性として不全を抱えているような人の行動を理解するための示唆に富んでいる。みんながみんな、自分のように感じられたりするわけではないし、行動できるわけでもない。とても実感を持ってそのことが感じられる。
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はやか
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高次脳機能障害。その名前も病態も知識として、患っている方も知っている。だけど、その当事者から聞く症状や受け止め方は大変勉強になった。著者のまえがきにある「分かった振りをしてきただけ」は仕方ないのではないかと思う。人間は体験しないと本当の辛さは理解できない。だけど、理解しようとするその姿勢も大切なのではないだろうか。見た目と反して、理解されづらいであろう障害。制御できない感情。思い通りにならない作業。「失った機能とは、失った日常に他ならない」それでも、支える周りの人たちが頼もしい。
とん

はやかさん、こんにちは(^-^)この本、はやかさんのレビューではじめて知りました。高次脳機能障害についてもほとんど知らないので、いつか読んでみたいです。

12/04 15:40
はやか

私もずっと読みたいと思いながら、なかなか読めませんでした。重くなりすぎず分かりやすく書いてくださってるので、とてもいいと思います。ご家族の接し方も素敵です(^^)ぜひ!

12/04 22:21
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なにょう
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人体って不思議だ。脳みそって不思議だ。しかし、脳みそだって壊れる。この情報過多社会、脳みそにも休息が必要だ。何もしないのは、怠慢ではない。生活習慣、適度な運動や睡眠や休息。脳疾患の予防のために注意すること。★夫婦の越し方がとても興味深かった。この夫にしてこの妻あり。結婚についても、とても考えさせられる内容だった。
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みずさわゆうが
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執筆業本人の脳疾患を描く。中島らもに近い。理知的な自身がそうでない人を「完璧に」支えてきた「カッコヨサ」の中で、自分の病や自身を客観的に分析し、周囲に感謝し、反省。本人は(反省や行動もできる、理性的な)ハイスペックなので助けてくれる周囲が居る(「財産」と表現される)一方、彼の取材対象と妻はその正反対。 取材する側・される側、治療する側される側の位置の不均衡を感じるが、幸運にもその取材対象の「生きづらさ」を、著者が身をもって、具体的な脳の機構不全と結びつけたのは、読者の私が自身の分析をさせる強さがあった。
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金平糖
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B。
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ナポジ
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脳梗塞を引き起こした原因を、非常に冷静かつスリリングに言語化できることに驚く。また、回復の具体的な途上や周囲の人々との関係を熱を込めて描いていて、とてもユニークだ。
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Asakura Arata
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大変そうだがやはり、信頼おけるひとがそれなりにいるのが一番良いなあと思った。応援したくなる本。
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レイノー
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2016年刊行。著者はルポライター。◇図。◆脳梗塞に罹患し、リハビリで「一定程度」機能回復を果たしたルポライターによる自伝的闘病録。生々しい描写は、ライターのキャリアが良くも悪くも活きた結果なのは確か。◆色々あるが、「脳は情動・感情とストレートに結びつく」こと。つまり意識と行動・言動のギャップが、どれほど当人の感情を激昂させ、あるいは深い諦念に追い込むか。ここが一番インパクトのあった点。注意欠陥多動性障害(著者妻)の有り様を引き合いに出すが、その叙述もまた懐に落ちる。つまり感覚的理解にはここまで要すると。
レイノー

◇そしてもう一つ。孤独の持つマイナス面である。著者自身が実父との折り合いが悪く、今回の疾病を経ても、ある種温かみのある人間関係の回復には繋がっていない。その理由についても腑に落ちるし、まあそうだよなと親近感を感じてしまう。それ故に、家族以外の関係性の意義を問う件は涙が流れてきたほど。「大丈夫?」と問うて、「大丈夫、自分でできるよ」という応答がいかに危険か、自殺へのシグナルかもしれないという辺りは大いに首肯。

06/06 21:13
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MhrArai
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自身が病に見舞われた衝撃+筆者の根っからの記者資質→気付きの連続。 コミカルな筆致。非常に読みやすく、実感に満ちた文章。
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NBかえる同盟
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自分も今年、脳梗塞で入院を経験。本書の前半は、「ああ、わかる」と共感しながら読めた部分が多い。本書を読み、自分に対し医師が言った「この程度で済んで良かったね」という言葉を改めて噛みしめている。
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おはぎ
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突然脳梗塞に襲われたルポライター。幸い一命をとりとめたものの見えない後遺症が残り。。。。 パッと見分からない辛さを言語化する過程で発達障害だろう妻の生きづらさ、取材で会った貧困女性、不良少年の辛さと深く理解しようとしていくのが興味深い。
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あずき
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脳梗塞で「脳が壊れた」筆者による闘病記。発症は「性格習慣病」だと言い切り、人の縁がなくては死んでいたというのは生々しい。社会の中で孤立していく人々はもしかしてこんな困難があったんじゃ、と思いを馳せる姿勢。他人事ではない。
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Uz あなぐま
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個人的な内容が多かった。家族や友人との関わりを振り返る反省の書でもあり、感謝の気持ちのこもった手紙とも読める。周りからは見えにくい不自由さを分かってもらえないというのは本当につらい。職業ライターだからこそ言語化できた部分も多いと思う。家族や友人の存在に助けられて随分恵まれているようにも思えるが、これは病前に築いてきた著者の財産だと感じる。認知症や発達障害の当事者が抱える不自由さとの類似性を指摘できるのは、取材による知識と病気の体験を併せ持つ著者ならではの視点だろう
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