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明るく死ぬための哲学

感想・レビュー
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水
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なるほど、「私はまだ死んでいない」というのは他者の視点で、自分が無になってしまえば振り替えって「死んだ」とは認識できないのか。死が実現されてしまえば、つまりそれは死ではなくなる。筆者は世界からこぼれ落ちた存在であるから、死んでもこぼれ落ちることはないと。 ➖面白い考え方だと思った。死を哲学して面白がれば、恐怖から逃れられるのかもしれない。
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takeda
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べらぼうに面白い
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くらーく
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中島義道氏と明るいって言葉が結び付かなくて、つい借りてしまいましたが。。。。哲学より幸福を目指しているので、本書はほぼほぼ飛ばし読みですな。中島氏の充実した老後を祈念しております。
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Yasutaka Nishimoto
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著者が言うように連載されていた1章以外は難解で、いつ 投げ出そうかと思ったぐらい。字面だけでもと思いなぞってみたが、今後、何かを読むときのために待っただろうか。カルチャーセンターとのやり取りは、なかなか味わい深かった。
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ナオヒ
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『自分が無になるとはどういうことなのか、そして、自分が無になるとすると自分の人生とは何であったのか、というたいそう魅力的な問いに真剣に取り組まないのはもったいないではないか。』と鼓舞する第一章は興味深く読めたが、第二章、第三章が難解で、ちょっと良くわからなかった。
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星野紗奈
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タイトルが気になり図書館で借りた。読む前はもっと個人的な思想を語る感じなのかと思っていたのだが、実際に読み進めてみると(特に二章以降は)予想以上にガッチリ哲学で驚いた。こんなに哲学を掘り下げた文章を読むのは初めてかもしれない。著者自身があとがきで述べていたように、普通の私にとっては難解であり理解できたりできなかったりではあったものの、自分なりに噛み砕くことができた部分は非常に面白かった。また、意外と言語や心理学に関する事柄にも多く触れられていたので、今後の自分の学びにもいつか役立てていけるような気がした。
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Hiroki  Nishizumi
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字面は追えるものの、残念ながら理解出来たとは言い難いな
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桜もち
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「過去に戻りたい」というけれど、過去なんてものは無い。振り返って過去だと意味付けすることでいわば過去が生まれるみたい。哲学者は、多くの人が真剣に考えない・考えたくないことを考え続ける。逆に、世の中の人が日々議論している幸福については考えない。少なくとも中島さんにとって幸福は真実に背くから。世の中の人は『真実という名の幸福』を追求しているだけであって、幸福になれる要素はひどく不平等。真実=誠実だけれども、真実は往往にして過酷だ。哲学者は隠れキリシタン、というたとえがとてもしっくりきた。もっと話を聞きたい。
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コージ
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讃壽鐵朗
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やっぱり哲学は難しい
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マカロニ マカロン
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個人の感想です:B+。中島先生の「人は望みもしないのに生まれさせられて、すぐに死んでしまう」という意味の主張に共感したことがあったのだが、本書では「未来は存在しない」という考え方をとても興味深く読んだ。「眼前の現象は過去へ移行するのではなく、消えるのだ」「未来があると考えるから人の死は悲しいのだ、未来がなければ生も死も同じ」と考えると、本中で批判しているキュビズムも、死を扱った本(ほとんどの本に死はつきもの)は価値がなくなってしまう。「寝転がって読めるもののうちに真理はない」という哲学のこじらせ方が新鮮。
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ヒロg
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ネタバレ$ 幸福の定義 離人症 散る桜ふっと生まれてうかと死ぬ
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ken
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哲学と出会ってから古希に至るまでの所感をエッセイ風に綴るのは第1章。第2・3章打って変わって、本格的議論が展開される。「私」も「客観的世界」も言語によって構築された幻想であって錯覚である。「私」も「世界」も実在しない。言語が生んだ観念である。ゆえに我々が考える「常識的な死」も錯覚であると。中島もあとがきに言うように、確かに抽象的な議論は難解なのだが、彼の言うところは不思議といつも腑に落ちる。それは哲学「研究家」達と違い、全身で存在に驚き全身で死を恐れる彼の言葉に生々しい血が通っているからなのだろう。
ken

ヒュームから盛んに言われる「私は存在しない」論法。存在するのは独特の「現存在している感じ」であり、それは有機体としての根源的な感覚とも言える。では、「いま」「ここで」認識を生んでいるのが「私」でなければいったい何なのか。この「感じ」を生んでいる主体はいったい誰なのか? それは「大きな生命」なのだろう。はばかりなく言えば神とか仏とかの名で呼ばれてきた「超越者」なのだろう。そう思う。中島は絶対にそう「神」と結論づけしないだろうけど、その「主体」というか「働き」には間違いなく気がついている。

03/02 15:11
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さえきかずひこ
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70歳を迎えた著者による哲学エッセイだが、第1章とその他3章の難しさが違い不恰好な構成となっている。基本的にはいずれ必ず死んでしまうわたしの死とは何かという問いに立脚し、中島の認識論・時間論・存在論が自由に展開される。著者がカントの専門家であったことはよく知られているが、本書ではカント以外にはその哲学塾で教えているニーチェやハイデガー、とくに後者の引用と言及が目立つ。「死とは何なのか」と問う人には興味を引く内容だが、じっくり腰を据えて読まなければ込み入っているので何が書かれているのかよく分からないだろう。
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クリフトン
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明るく死ぬとはどういうことだろう 頑張っても明るく考えることくらいしか出来そうにない 人は言葉で考えて言葉で喜び苦しんでいる… 半分も自分にはわかったかどうか心もとない もしも幸運にも不死を得たとして 遠い未来に地球の終わりや太陽の死が訪れたとき もはや不死の意味はあるのだろうか それにしても本書を読んでもやはり死ぬのは嫌だし恐い でもそうであることこそが 自分が生きている証しに他ならないのではないだろうか
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ザカマン
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哲学書は文章も理解も難解だ。物体や事柄に意味は無く、人間の言葉で意味を付着しているにすぎないことは理解した。
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オタクです。oneofotakus
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前半は朝日カルチャーセンターが云々って話で、後半では死への恐怖について考察している。中島氏の著作の中で、最も朝カル事件(事件っていっていいのかな?笑)に詳しいと思う。
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水月
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この本は四章で構成されている。第一章は古希を迎えての人生をちょっと振り返った文章。第二章から第四章はそれぞれ世界、「私」、私が死ぬということについて書かれている。第二章から第四章は抽象的議論が続き、人にとっては難しいだろうと思います。まあでも著者も書いていますが「哲学者が書く文章は、きわめて抽象的であり現実社会から遊離していて困るといわれている。それは半分当っていて、半分間違っている」ので決して読めない文章ではないです。個人的には第四章の文章が印象に残りました。
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じぇまん
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人は死を克服することはできないけれど、「死の恐怖」は消し去ることができる。その一例を、誰よりも死を「重大な出来事」としていた中島義道さんが体現して見せてくれた。これは多くの人にとって勇気になるのではないか。中島義道さんが中島義道さんらしいやり方で「悟り」に至った道程を丹念に記述した本であると言えると思う。存在自体が感動的な本。 『あるようにあり、なるようになる 運命論の運命』(入不二 基義)や『仏教思想のゼロポイント』(魚川祐司)を併せて読むと面白いと思う。
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テツ
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「自分はいつか必ず死ぬ」「何故自分は生まれて来たのか」こうした疑問は幼少期に誰しもが抱くものだと思うが(だよね?)その問いがいつまでもいつまでも頭に響いている人間というのは実は少数派なんだなということに中島先生の哲学塾に参加して気づいた。生きることやそれに纏わる様々なことを単純に捉えることが出来たらどんなに楽だろう。でもそれが出来ない割り切れない人間はひたすら考え続けるしかない。思考を積み重ねていくしかない。そうして生きてきた先人がいるということに安心する。
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taka
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「あとがき」にもあるように、第2章以降はだいぶ頭を酷使した。哲学の問題に対する著者の思考なのだが、何せ難しい。「過去」や「未来」は「ある」のかと問題点は理解できるが一歩中に入ると全く分からない。「私は死ぬ」という作者の小さいときからの悩みの解決(?)のため哲学を志すというのも分かりそうで、やはりわからない。
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