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きなりの二人 (ポプラ文庫 ふ 7-2)

感想・レビュー
31

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久遠の縁
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もっと軽い今どきのスローライフの話かと思って読み始めたら、全然違ってた。まあ再生の話だけど、やはりこの作家さんの力量、精神的に大人の二人、一番人生できつい時かもしれないな、この年代。
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cafe_love
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面白い雪の中を歩くヒロインの箇所は、なんか分からないけど。めでたしめでたし。
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あんこ
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若い頃売れていた女優と、かつて一世を風靡したデイトレーダーの二人の暮らしを描く。 特に代わり映えのしない日々。 印象に残らない小説だった。
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涼
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ひかぴか☆
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自分らしくいられて、鎧をはずせて…。二人にとってよい空間、関係を得られて、生きていくことを肯定できて、よかった。雪の中のシーンが印象に残りました。 題名が、はじめにこれを言ってしまうと!という感じなので、残念。
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ガーネット
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必要に迫られての、恋愛小説祭り3冊目。風邪からのリハビリで、ゆっくり読了。「中年期にもかかわらず、ドロドロではない恋愛」を期待していた。それは、概ねその通りだったが、経済的・社会的地位がハイレベルなカップル設定に、最後まで共感しにくかった。中流階級で、この恋模様は描けなかったのだろうか。「距離が遠くて、自分とは重ならない設定」というのなら、高校生の恋愛小説の方が、新鮮な気持ちで眺められる。…と、中の下階級のおばちゃんは思う。
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N・Toshi
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藤谷治、久々。やっぱりいいな。野滝が男っぽいというか、ざっくりしてるところが好き。桜田はなかなかホントのこと言えずに、ウジウジしてる感じがイヤだけど、野滝のことが好きなのがよくわかる。女優と伝説のデイトレーダーというバブルな組み合わせだけど、優しく普通に生活してる感じがとても良いと思った。藤谷さんの作品は、ゆっくり味わいながら読んでしまうな。
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糸巻
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落ち着いた大人の恋愛物語。年齢的にピークを過ぎた女優のマユと一夜にして文無しになった伝説のデイトレーダー・ケン。二人の出会いや恋に落ちた瞬間も描かれているが、キュンとするような甘い描写がないので安心して読める。主役級ではないがそこそこ多忙なマユがヒモ状態のケンのために家を買おうと決意する情の深さに心動かされた。互いに不満があっても波風たてずに少し遠慮しながら尊重し合って暮らすのが長続きさせるコツかな。序盤はやや退屈だが家を買ってからの展開が中々面白かった。
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なみへい
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女優とデイトレーダー、2人の幸せの形の物語。中古の一軒家に2人同時に惹かれるというのにも運命を感じる。ファンタジーのような要素もあり不思議な物語でもある。お互いを尊重しながら愛情を感じている関係は理想的だと思う。
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non
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 19-199:あのセールスマン何だ?この空気感。「一瞬を知ることができるのは高度な知性と周到な判断力に恵まれたごく少数の選ばれた者だけ・すべての生き物はただ生きている」
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ガオ
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生きる資格など誰にもない。生きることに資格などいらない。人生は上手くいかないし、人は誰も薄っぺらで俗悪で欲深くて見栄っ張りで怯えている。でも生きている。資格などなくとも。…もしかしたら、とても重要なことに気づかされたのかもしれない。こんな私でも生きている。自分が許せなくても、仕方ない生きようかと。 主人公のマユもケンも私は好きになれなかったけれど、ただただ幸せになって欲しいと思いながら読んでいたので、良いラストだった。女優とデイトレーダーというかけ離れたひとだから、変に感情移入せず黙々と読めたのかも。
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チェス
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最初少し読みにくいなぁ、と思ったけど、段々切なくなってきて、、、どうなるのかなぁと。終わりは良かった。 図書館本。
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ふぇねら
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ピークを過ぎた女優と元カリスマ・デイトレーダーが出会い、恋に落ちていく物語。名作『船に乗れ!』の藤谷さんの作品ですが、これは正直面白くなかったなぁ。残念。
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はにぬん
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薔薇のとこ好き
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SuperBoomax
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★★
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ロッコ
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内容は別としてこの作家の文体が好きです。
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i-CHIHIRO
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お気に入りレベル★★★☆☆
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Crystal.B
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ケンは仕事をしない点を除けば、働く女にとって、生活面で心地いい理想の男性像がうまいこと書けているような気がします。とはいえ、何も言わないマユの気持ちを推測して自己嫌悪になっているあたりは、まさに日本の男。実際は、このカップルみたいに双方ともに賢くないので、こうはいかないと思いますが、己の限界点がわかってからのほうが、前向きになれたりするのも、大人になった証拠。読後感は悪くなかったです。謎のセールスマンはいらなかったかも?
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なお
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初めての作家さん。良くも悪くも「男性の文章だわー」 が第一印象。ジメジメしてなくて淡々としてて でも根底で超・理屈っぽい。中年期に入って 年齢的に影が差し始めた中堅女優さんと 伝説のトレーダーと云われつつ 一瞬にして無一文になった男性との現実味があるような ないような大人の恋のおはなし。ふたりで 古民家を買い求め 都会的な暮らしから 心身共にオーソドックスな幸福感を手に入れていく… って感じ。後半 唐突な”旅展開”はどうもいただけないけれど”まあ こういうのもあっていいんじゃない?”… くらいな小説。
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ほしおと
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人生のピークを過ぎかけた頃に出会った二人。酸いも甘いも理解しつくしている大人同士の落ち着きまくった恋愛…という訳ではなく、意外とお互いの日々の生活をジタバタともがきながら過ごしている。こんな風に、やや面倒くさい通じ合いは、モヤモヤしつつも、何だか解る気がします…。飾らずに共に暮らしていく事は、簡単で難しい。
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ぴ
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×
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ぜんこう
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アンソロジー以外では初読の作家さん。試しに図書館で借りてみた。 最後のほうは何かと動きがあったので良かったけど、途中はなかなか読み進められず。 デイトレーダーと女優の組み合わせが自分と全く関係ない世界で、どっちにも今一つ共感できないせいか? 最後のほうの庭の花が好き勝手かつ下品に喋ってるようなノリが全体を通じてあれば良かったのになぁ。
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nyker
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人間は生きていてそれは生きる理由があるのではなくて唯生きているだけであって、くだらない社会のからみた自分の価値を考えることをやめられなくっても、でも生きていかなくちゃいけないって、月次ですが良い表現ですね。
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Mayumi Nakano
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一緒にいて気にさわらない相手というのはとても貴重だ。なかなか巡り会えないと思う。
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のん
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デイトレイダーでもなく、まして女優でもないから? いや、そんな事いってたら小説なんか読めないですね。共感できるところがなく、ワクワクすることもなく、小難しい本を読んでしまったもやもや感。中断しながら読んだのがいけなかったのかしら。うまく消化できませんでした。大人の恋愛は暑いこの時期に合わなかったということにしておきます。
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最後の羅針盤
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名誉や虚飾を脱ぎ捨てたところで、「きなり」に戻れるはずもなく、それまでの生き方の垢にまみれた自分を見つけるだけだろう。最後に残るのは、与えられる意味ではなく自分で見出していく意味で、「きなり」ではなく「ありのまま」から生まれるものだ。カッコ悪くじたばたしてきたことも、傷も汚れも財産になっていく。
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Kanae  Nakajima
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人生のピークを過ぎかけたふたりが、居場所を見つけていく物語。「ピークをすぎた」ということを認め、折り合いをつけていくことってとても苦しい。作者はこの二人にとても厳しい、と思わされる描写が出てくるのですが、それでも人生は続いていくし、生きねばならないのだ、という潔さが好きでした(あ、作中の二人はぐるぐる思い惑っています)。
Koji

かなえさん、とても優しいレビュー、ナイスです! 「筆者が主人公たちに厳しい」という表現に、彼らへの思い入れを感じました。人生のピークとよく言いますが、現実はメニ・ピークスで、感受性のピーク、体力のピーク、子育てのピーク、男盛り女盛りのピークといろいろあり、今自分は皆さんのおかげで読書のピークを登っていると感じています(^^)

07/08 07:06
Kanae  Nakajima

Kojiさん、素敵なコメントありがとうございます。実際に私自身もピークを過ぎてしまったな、と思うことが多いので、身につまされる感覚がありました。メニ・ピークス、せめて感受性と読書熱は大切にしていきたいです(^^ゞ

07/08 07:50
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佐島楓
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ある程度実績があるが、もう若くはない女優と、恐ろしいほど稼ぎがあったデイトレーダーの恋。恋愛ものとはいっても、二人とも大人なので甘味成分は控えめ。人生の岐路に立った二人をさらっと描写しているところに好感が持てた。
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ねねみる
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本当のところ“めでたしめでたし”では終わってくれない恋愛の、ここから始まる二人のお伽話。女/男として旬を過ぎ、飽和したのに腐らないなんて胡散臭いけど、この温度のない雰囲気はすごく良かった。/帯買い『仕事も肩書きも全て失った自分が手に入れた、たった一つの居場所』
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koo
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ピークの過ぎた女優と巨額の財産を失った株屋の二人のお話。イメージしていたお話と違っていましたが、映画化されそうな雰囲気のある少し影のあるお話でした。ポプラ文庫だしもう少し可愛らしい様なお話かと思いました。
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きなりの二人 (ポプラ文庫 ふ 7-2)評価100感想・レビュー31