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伴走者

感想・レビュー
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とんきち
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ネタバレ読めて良かった本。 それでも晴には勝って欲しい。
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パウンドケーキ
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ネタバレ勝つためには卑怯なことも躊躇なくする、事故により視力を失った内田は、かつてサッカー選手として世界で戦った自身の身体能力を武器にパラマラソンで金メダルを狙う。内田が伴走者として指名した淡島は、ランナーとして完璧なペース配分を機械のようにこなしながら、記録にもメダルにも届かずにいた。 内田の傲慢な態度に反発を感じていた淡島が、勝ちにこだわる内田と走る中で伴走者としてランナーとして成長していく。マラソンは自分との戦いだが、パラマラソンは文字通り、伴に走る者がいる。 レース前日、革命家の家を訪れるシーンが印象的。
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kitapon1221
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ネタバレ徹底的に「勝ち」にこだわる視覚障がい者ランナー・内田(夏・マラソン編)、全盲天才スキーヤーの女子高生・晴(冬・スキー編)ーー2人のアスリートと伴走者の物語。視覚障がい者=弱者ではなく、頼ったり頼られたり、支えたり支えられたり、伴走者との一心同体感、信頼関係がグッとくる。障がい者って、どうしても美化されて聖人っぽく描かれるのが多いから、内田の傲慢さやふてぶてしい態度、晴の練習嫌いっぷりや不可解な我が儘が、逆に魅力的に感じるなぁ。パラリンピックに俄然興味が湧いてきた。このタイミングで読めて良かった!
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どぅ
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ネタバレ2021-114 <図書館> ずっと気になっていて東京2020パラをきっかけに読んでみた。マラソンとスキーの伴走者。スポーツとしての伴走者のこともよくわかったし、視覚障害者のことも少し勉強になった。目が見えないだけで弱いわけではない。自分の好みも伝えられるし、慣れたところなら一人でも歩ける。晴の「どうして私に聞かないの?」という問いにはっとした。新しい気づきをくれたいい本。読んでよかった。
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きぬとら
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ネタバレ全盲マラソンと全盲スキーの伴走者を描いた2編。特にスキーの話では、以前全盲の友人のガイドスキーを経験したことを思い出した。もちろん競技スキーではなくゲレンデスキーだったけど難しかった。ただ大事なことは周りが気を遣いすぎるのではなく一緒に楽しむこと。これもまた難しいんですけど、長く付き合っているうちにそこがわかってきます。人付き合いが苦手だった涼介が晴と出会って変わっていく様子がなかなか良かった。いつか晴が大会デビューできるといいけど。
佳音

貴重なご感想でした。ありがとうございます。

06/14 08:28
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はるー
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ネタバレこちらもまた上司から読んでみて、の一冊。かなり面白かった。視覚障害者の方と伴走者ってことだったんだけど、確かに障害者=何も出来ないと思いがちだな。そもそも何が出来て何が出来ないの?なんて相手を否定したり傷つけるようで聞けない。でもそれよりも勝手に何でも先回りしてやってしまうことが本人たちのアイデンティティや自律を奪ってしまうことなんだなぁ。何でもそうだけど、実際に自分がその立場になってみないとわからないことはたくさんあって、それでも理解したいという「気持ち」が大事だと思う。
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taka
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ネタバレひとつの物語としても面白いのですが、丹念な取材をもとに作成されており、マラソン編はJBMAや陸上トップアスリートらの本物の言葉が反映されていて、リアリティも感じました。スキー編は自分には未知の世界でしたが、時速100kmにも達するスピードでのロープ無し伴走は想像を絶します。とかく、伴走者は「相手のためにやっている」と考えがち。私は長距離走の伴走を10年近く続けていますが、相手を「障害」というひとつの特徴で一括りに考えないよう、あらためて気を付けたいと思いました。
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ら゛
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ネタバレ本日3冊目。図書館本。これは当たりだな~!スポーツ小説の場合、ある程度よくあるキャラ設定とか、定番のストーリー展開でも面白く感じることが多いと思ってます。今回の2作品も、キャラ設定やストーリー展開はよくあるパターンだったと思うんですが、2作品とも彼らが話していた一言一言が、非常に印象的。しかもその一言で、無意識の内に持っていた差別というか、彼らにはできないのではとか、彼らにそれを求めるのは酷なのではないか、という考え方が必要ないということに気付かさせてくれました。本屋大賞にノミネートされて欲しいな~。
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asa.com
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ネタバレ視覚障がい者の伴走、マラソン、アルペン2作収録。マラソンは、元サッカー選手の内田、どんな手を使っても勝つという執念は人一倍。その眼となるのは、正確なペース配分をモットーとする淡島。内田をオリンピックで金メダルを取らせるために国際レースに挑む! 冬は最速のスキーヤーで最高の時に引退した亮介。強者でなければ意味がない。社命で視覚障がいのアルペン選手を育てるため、女子高生の晴と出会う。生意気な女子高生に手を焼きながら、冷徹な伴走者が変わっていく。障がい者スポーツの過酷さと現実、伴走者こそ最高の選手であること。
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糖
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ネタバレ見えない場所を感覚と伴走者の声を頼りに駆ける恐怖と勇気のせめぎ合いに鳥肌。 夏編は傲慢な暴れ馬・内田と、その手綱を握る精密機械・淡島の胸熱相棒ストーリー。好みでした。 冬編は晴にも立川にもモヤモヤ、読み進めるのに時間が掛かりました…笑。才能があっても世界を目指したいかどうかは別問題で、女子高生からしたらそれよりずっと大事なものがあったんですよね。 どちらのお話も風切る爽快感があり良かったです。 伴走者という存在を教えてくれたこの本に感謝。視覚障害以外のパラスポーツも知りたくなりました。
ひー

糖さん、私も好みでした♪「才能があっても…」は私も糖さんと同じ感想です。晴の子どもっぽさからしたら、このストーリーは無理がないと思います。

08/15 10:52
糖

ひーさん、コメントありがとうございます。同じ意見の方がいて嬉しいてす☺️晴は、ストーリー的に都合のいいような、変に物分かりのいい感じじゃないのがリアルですね。

08/16 14:42
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mokosan
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ネタバレ私は自分にできることがやりたい。この気持ち、わかるなぁって抜き書き。
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蒼生
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ネタバレ「障害者スポーツ」に身構えたとこがあったけど、いたって普通のスポーツを題材にした小説だった。競技者と伴走者の関係は特殊だし、スキーなんて想像するとめちゃくちゃ怖かったけど、単に馴染みのない競技の小説というだけだった。ガイドだと案内する人だけど、伴走者は助け合い共に走る。互いが互いの伴走者である。とてもいい言葉だと思う。
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yuka_re
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ネタバレサクリファイスを読んだときを思い出した。その場のまとわりつく空気が感じられるような。夏は想像のつくラストだったけど、冬は意外!ちょっと晴ちゃんにはイライラさせられた。凡人からすると才能持った人が投げ出すのはどうも受け入れられない。才能溢れてしかも努力を惜しまない大谷選手や羽生選手がリアルに活躍しているのを観ている今だからこそ。内田の貪欲さのほうが気持ちいい。
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radish
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ネタバレ盲目のアスリートの目となる伴走者。走者と伴走者は時に対立し、反目しあいながらもお互いの理解を深めていく。ということで、マラソンとスキーの伴走者が主役の物語が二編。そして、伴走者は誰なのか。という辺りで、テーマが見えてくる。良作。
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柚きなこ
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ネタバレ著者の本「アグニオン」の読みやすい文体、読後の清々しさが忘れられず読み始めた本。 障害者を天使のようには描かず、等身大を書いているところがとてもよかった。パラアスリートの闘いを見たい、という気持ちにさせてくれた。 物語の中で大会での結果は出ていないけれど、希望に満ち溢れている。やっぱり清々しい。
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ゆりあす62
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ネタバレ図書館本。★★★☆☆ 夏編、冬編の二部構成。夏編はフルマラソンの伴走者の話。事故で失明した元サッカー選手・内田は傲慢な鼻持ちならない奴。その伴走者を頼まれた淡島。その態度に反感を抱きながらも見えないことを理解するうちに伴走することに意味を見いだしていく。第二部の冬編は視覚障害者のスキー、それもアルペン!全盲の女子高生・晴の伴走者に会社の方針で任せられた元スキー選手・涼介。全盲と女子高生、未知の事ばかりで戸惑うが、元スキー選手の血が騒ぎ晴の為と厳しい練習をする。しかし有る事故のをきっかけに空回りし始める。
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