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哲司、あんたのような人間を世の中ではクズと呼ぶんやで

感想・レビュー
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ゆい
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ネタバレ面白かった。主人公が豊田さん宛に手紙を書いていく、後々スタイル変わるのかな?思いきや最後まで貫くスタイル。でもとても読みやすく引き込まれる。スクリーン見ているよう。どんどん切り替わっていく哲司の走馬灯。あ!これ!そうか!走馬灯やったんか!
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ぬらりひょん
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"豊田さん”宛に哲司が一方的に手紙を書く形式で話が進む。自分史のような遺書のような。哲司の人生は理不尽なことだらけで、底辺と言っていい生活だけど、たま〜にいいこともある。この”豊田さん”ってだれだっけ?と思ったら、パチンコ屋で隣り合った男で、ごま油と塩を混ぜたおにぎりをくれただけの人だった。自分の人生を振り返る時、そんな些細なことをふっと思い出したりするんかな。大阪弁の語り口が、シリアスなこともマイルドに包んでくれる。たまたま選んだ本だけど、なかなかよかった。
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斉藤らむね
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確かにその生き様はクズそのもの。 憎めない、可愛げがある。 それを差し引いても、 クズの方が勝つダメっぷり。 でも性根までクズかというと、 そうではないかもと思わされる。 良くしてくれる人もいる。 でも続かない。 自ら投げ捨てる。 怖くなって逃げる。 当人が悪いと言ってしまえば、 そうだけど・・・ 人生って切ない。 厳しい。 ふと気を抜いて手元のものを手離せば、 誰もが奈落に落ちる。 人生って怖い。 おびえながら必死に生きる。
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TOM
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スゴい人生…。
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てらさか
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最低といえば最低。しかしこの後、この人はどうなったのか…と心配になる。陣痛に泣く人に対して「ヒッヒーフーや!」「なにがヒッヒーフーや!」のくだりは面白かったです。どうでもいいのですが、図書館から借りた本で、何でか妙にタバコくさいので困りました。
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修子
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題名からは「大阪のおかんが息子のことを愛情込めて描いてるのかな」と思ったら全然違いました。読者は結末を知りながら、今までの話をたどるので切なくなりました。哲司がせっかくの幸せを逃してしまうのは、弱いからか幼少時の「呪い」があるからかなぁ。
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mamaichi
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☆3.5
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エル
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うーん、確かに哲治はクズかもしれないなあ。でも終盤は誰かに心配されて気にかけられている。愛すべきクズ?まあこんな人が身内にいたら嫌だけど。
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TOMO
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人に宛てた手紙のテイで、自堕落で波乱万丈な半生を振り返る男の話。こんなだらしない人嫌やなあと思うのだけど、どこか憎めず、次の手紙では何が語られるのだろうと気になる。これだけ捨て身で生きられるのはある意味強いなあと思った。
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rinpei
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俺と哲司、どれほどの差もない。パラレルワールドの俺、あるいは近未来の俺。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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どんなクズなのかワクワクしながら読みましたが。一人語りのエピソードが積み重ねられていく形式にある種の懐かしさを感じました。これがいわゆる「小説」か、と。登場人物の誰も哲司をクズとはののしりません。クズとは思っていてもいわない、ただ手を差し伸べる、それがこの作品で語られている愛なのでしょうねー。図書館本だったので読了してから表紙の裏に貼り付けられている帯をみて、そこにあった愛という文字に、あ、愛の物語だったのか、と遅まきながら気付かされた次第。
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mayu
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ネタバレタイトルに惹かれて手に取り、夢中で読みました。すごく好きです。哲司みたいなおっちゃん、きっとそこらじゅうにいて何でもない顔をして生きているんでしょうね。クズかもしれないけど誰かに想われ、誰かのことを想いながら。タイトルの「あんたのような人間を世の中では……」は誰の台詞なんだろうと思いを巡らせてしまいます。ただの非難の意味ではなく、死んでしまった(?)哲司に対して、こんなアホな死に方をして、と、涙のこもった台詞なような気がします。作風にマッチした人間味あふれる装画は、安藤彰利さん。
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ga
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フィクションなんだけど一方的に書簡で半生を語る形式がなんというか小説っぽくなく不思議な読後感。幼少時のネグレクトは当にお気の毒、でもその後の風まかせ成り行きまかせのなあなあ人生には腹も立たないけど、なんの気持ちや感情も持てなかった。こんな感じに自己中で無機質に生きている人、結構多いんだろうなぁ・・クズなのかどうかももうよく分からん。もっと野蛮なクズも世の中山ほどいると思うし。それにしても豊田さんよなぁ・・。
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めめぞう
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★★★☆☆
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ぼたん
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哲司は不憫だなと読み始めたが、すぐに「あ…クズだ」と思い「いやいややっぱり不憫だ」を繰り返す。結果『クズ』というのはちょっと違うかなという感想。『豊田さん』に宛てた手紙の行方も含め、いろいろと切なかった。
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nori
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どんなに良さげに書いたって、表題通り。
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りょう
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人の暖かいところ、残酷なところ、だらしないところ、それを許す心、許せない心、いろんなことがいっぱいつまってる一冊。
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horihori【レビューがたまって追っつかない】
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ネタバレホームレスになるのが嫌で、廃墟のラブホテルで寝泊りし始めた哲司が、パチンコ屋でおにぎりをくれた豊田さんに手紙で人生を語る。タカシ兄ちゃんが父親になって虐待をうける。母のネグレクト。養護施設に入れられ、宗教家に里子に出される。中卒で船会社に就職。小学校の同級生とフォークバンド。転職して動物園のミニ遊園地。映画でチョイ役。里子先で姉だった智子と結婚。パチンコのうちこになる。やくざのハルさんや風呂屋のミチコ、ハルさんの母親妙子とのこと。哲司は幸せになりそうになるたび逃げ出した。幸せ恐怖症だったんだろうな。切ない
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ふじこ
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〈金持ちでも、貧乏でも、ええ奴でも、悪い奴でもみんな必ず死ぬんです。〉その日暮らしの果てに廃墟のラブホテルにたどり着いた哲司。最後にパチンコ屋で会った豊田さんに向けて手紙を書きながら、波乱万丈な人生を振り返っていく。いわゆるダメな大人である哲司にだんだん愛着が湧いてくるから不思議だ。仕事は続かず、借金をし、妻と娘を失っても「ダメ」な部分は直らない。ろくでもない人生と人は笑うかもしれない。けれど私は、哲司が幸せだったと思いながら死んでいくことを願ってやまない。
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