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太陽のかけら ピオレドール・クライマー 谷口けいの青春の輝き

感想・レビュー
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Shimaneko
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山とは無縁の素人なりにNHKの紀行番組などで中島健郎→平出和也→谷口けいの順に存在を認識したのに、いまやその3人ともが帰らぬ人となってしまった。故人との距離が近すぎ&思い入れが強すぎるせいか、文章はところどころかなりウェットかつ主観的だし、いや小中学校時代のエピソード要る?とか、享年43歳の冒険家に「青春の輝き」?とか、いろいろ思わんでもないが、彼女の短くも多彩で濃厚な経歴をきゅっとまとめてくれたことに感謝。その後、文庫版では「谷口けいの軌跡」に改題されてて、ちょっと救われた気分。
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yerupaja
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北海道の黒岳で亡くなられたトップクライマー・谷口けいさん。友人の大石明弘さんが、ご家族・友人・仲間等からヒアリングして、彼女の軌跡についてまとめあげたもの。 平出和也さんのK2での遭難をきっかけに、本著を手に取った。谷口さんは関係者から大切に思われ、これからもさらなる活躍が期待されていたし、ご本人にも多くの夢がありました。彼女の事故は非常に悔やまれるものです。谷口さんは常に自分のやりたいことを実現され、その姿はとても眩しかったです。書籍の最後に収められた野口健さんの解説も、特に印象に残っています。
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DEE
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女性初のピオレドールを受賞したクライマー 谷口けい氏の43年の記録。谷口さんは先日K2で亡くなった平出和也さんとペアを組むことが多かったため、図らずも平出さんの記録ともなっている。死ぬ時=登るのを止める時というのはあまりにも過酷。
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アルプスの空♪
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最近パキスタンのk2で消息を経った登山家のお二人のことから本を探してみたらwhat's next? 平出和也著から 谷口けいさんの名前を知り関連本を数冊頼み、最初に届いたのが 太陽のかけらの主人公旅人であるけいさんの生涯をまとめられたこの本、、。これ程までに身近な山やの人々に影響を与えてこられたけいさんを山岳小説好きの私がやっと知り得たこの本に感謝です。 大石さん始め 愛して止まない人柄けいさんの魂のかけらが世界中の人にそして山に舞い降りていきますように~
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SHINee forever
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平出和也さんと中島健郎さんの関連で読んだ一冊。その鮮烈な生き方に圧倒された。けいさんも平出さんも健郎さんも、本当に残念で仕方がない。
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嘉江☆海★山♫
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父の命日前日に読了! 大石明弘さん!!この素晴らしい本を書いてくださり、本当に、感謝いたします( ´Д`)y━・~~ 谷口けいさん⭐︎と、エルクでお話しさせていただいたことがあります。小柄で、日に焼けていて、笑顔が眩しくて、ネパールのことを話してくださったのですが、山のことに無知なわたしでも一気に魅了されました。山や自然の偉大さだけでなく、谷口けいさんという、太陽のような、人⭐︎に!魅了されたのだと、本を読んで再確認できました。43歳…。私も、精一杯!生きねば!!
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拓郎
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ネタバレ亡くなる直前までワクワク、ドキドキの人生を生きていたのがよく分かりました。もっと色んな冒険をして欲しかったです。とても残念です。
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おかず
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『やってみないとわかんなよ。』改めて”いまを生きる”を大切にしようと感じました。
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コウジ
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痺れる!人それぞれ生き方は違う物だけれども、谷口けいさんの真摯さや熱量はその周囲のみならず、沢山の人達に影響を与えているのだなと思いました。 何と言っても、10代で自活は相当に吹っ切れていないと出来ないだろうし、数々の旅も当然資金の掛かる事、言葉にするのは簡単だけど並大抵の苦労では無い事が伝わって来ますね。山行についてはイメージ通りの無邪気さで「やってみなけりゃ分からない!」という姿勢は万人に伝わる勇気だなと感じます。 著者の大石さんの「こんな素敵な人がいたんだよ」という素直な気持ちが伝わって来ました。
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el_desvios
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一気に読んでしまった。すごい人がいたもんだな、と思いつつも、山に登ってようがいまいが、男性だろうが女性だろうが、生き抜いている人にインスパイアされるし、頑張らないとと鼓舞された。
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やっちゃん
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平出和也と同等の登攀力、田中陽希と同じレースで活躍し、野口健チーム事実上のリーダー。溢れ出る主人公感、朝ドラの主人公みたいとは言い得て妙だ。眩しすぎるその魅力はまさに太陽、そのカケラを僅かでも分けてもらえた気分になれた。ありがとう。
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どらさや
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谷口けいさんを知らなかったけれど、ピオレドール賞を取った有名な女性ということで読んでみた。人生波乱万丈というか、やりたいと思ったことをやりきる熱い思いがある生き方は本当に眩しい。太陽そのもの。 同じ女性、登山する者としては憧れかな。真似できないし、もう出来ないけれど。タフなやりたいことをやる生き方はしていきたい。
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niki
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亡くなった仲間について話しながら泣き出す登山家の映像をテレビで偶然目にした。亡くなった登山家は谷口けいという女性だった。何だか気になって本書を図書館で予約した。 とにかく周りから愛されていた人なのだなと感じた。だからこそこの本が生まれたのだろう。素直で厳しく太陽のような女性。桂だった頃の彼女は苦しい。 亡くなり方があっけなさ過ぎて唖然とする。生きていれば何をしてくれただろう、彼女は将来何をしたかったのだろう。
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富山 繁樹
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本人の軌跡の部分は読んでていろいろインスパイアされる。著者の感情や第三者の想いの部分はやや私小説的か。後書きは個人的にはいらない。
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nincabe
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ネタバレ黒岳の事故のことは覚えている。亡くなったのがピオレドール賞を受賞した女性クライマーであることは後から知った。同じ山と言ってもわたしのやっていることとは近所の散歩と宇宙旅行くらいの開きがあるけれど、最初の一歩は同じようなもの。何が違うかって一番大きいのは人とつながれることかなと思った。やりたいと思ったことをやる、できるかどうかなんてやってみないと分からない。そういう生き方がうらやましい。本としては彼女の母と兄から取材していないのが残念。高校時代と大学時代の落差、変わった原因は母にあると思ったのだが。
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はたやん
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小説だったら嘘っぽいくらいの内容に驚嘆した。「一点の曇りもない人生」と言うか、この歳になってから読んだのでは自分の人生を恥じ入るばかりであった。
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Kudo Atsushi
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まわりの人からこれだけ語られるということが凄い。
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つちのこ
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辛気臭い遺稿集ではなく、明るい立志伝として読んでみた。今から15年ほど前、社会人山岳会で沢登りや岩登りに明け暮れていた頃、 谷口けいというめっぽう強い女性クライマーがいることを仲間たちからよく聞いた。山の世界は広いようで狭い。登山用品店や山屋の集会でも彼女の動向が話題に上ることがあった。いつしか日本を代表する登山家になった彼女が大雪山系黒岳で遭難したという報道に接してから早6年が経った。彼女のザイル仲間である著者が綴ったこの本には、太く短く人生を駆け抜けた個性あふれる女性の姿が余すことなく描かれている。
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Kei
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すべてがうまくいかないとき、はじめて冒険が始まる ー イヴォン・シュナイード パタゴニアで、働きたくなった。 本の雑誌が選ぶベスト10でこの本を知る。壮絶な世界の存在を知る。
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ルーシー
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登山家の谷口けいさん、すごい行動力の人だ。他の山の本を読んでいてもけいさんの写真や名前が出てきたりする。けいさんの魂が今も世界中を旅行して、人々に影響を与えているんじゃないかと思うくらい。登山の際、お父さんがデータを送ってあげたり、協力していたのが良かった。
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こっこ
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★★★★☆ 沢山の人に呼んで欲しい、そんな本です。
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ランフランコ
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まずは著者は作家ではない。谷口けいのクライミングパートナーだ。そんな彼に1冊の本を書かせる女である。とにかくパワフル。光り輝いている。本職の作家なら太陽のかけらなどというベタなタイトルはこっ恥ずかしくて付けないと思うが確かに的を射ている。野口健があとがきに書いている。みんな彼女のように生きたいのだという言葉が全てを物語っている。クライマーとしても凄いが人としての在り方がそれ以上に素晴らしい。そんな彼女だけに最後だけが非常に残念。そういう亡くなり方はこの人にふさわしくない。山の神様それは無いぜと思うな。
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白牡丹
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ネタバレ野口健の解説より。『本当は皆、けいさんのように生きたいのだ。けいさんの生き様に、諦めていたことさえ忘れていた部分があぶりり出され、もう一度自分の人生を生きたいと心を激しく突き動かされるのだ。』 「自分らしく自分の力で生きる」人が、しあわせとおもう。
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omomo1
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ネタバレ[要約]太陽のようにエネルギーに満ちた谷口けいさんの、人格形成の要因や、数々の挑戦とその経緯について、関係者へのインタビューを基に、生涯を記した本。終盤は、けいさんの死後、意志を受継ごうとする人たちについて書かれている。[感想]穂高小屋番レスキュー日記という本で、けいさんが絶賛されており人柄に興味が沸いて読んだ。結果、生き方に憧れるし今の自分が恥ずかしく感じられた。また、なぜ過酷な登山をするのか、どんな動機なのか、少し理解できた気がする。色々な刺さるメッセージ、鳥肌が立つ描写があった。読んで良かった。
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hatayan
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女性登山家・谷口けいの生涯を山仲間の著者が回顧。大学のサイクリング部で自分らしく生きることに目覚め、28歳から始めたアルパインクライミングで実績を残し、女性初のピオレドール賞を受賞。他人の評価やルートの難易度を気にせず「やってみないとわからない」といつも前向き。屈託のない笑顔で周りを元気にする一方で、死に近づくたびに生を尊く感じ、生きることに高いハードルを課す冒険者でもありました。2014年の植村直己冒険賞を辞退し、夢を追い求める途上にあって翌年冬の北海道で遭難。奇しくも植村直己と同じ43歳の生涯でした。
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あらん
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「フツーって、どういうことか考えたことある?フツーの生き方って何だと思う?」「いったい、何のために生きているのかってことを、みんなほんとうに考えたことがあるんだろうか。自分が人間なんだってことを思い起こすことがあるんだろうか。それから、この地球に生きているものは人間だけじゃないんだってこととか、人間の本来の姿とか、いろいろ考えているのかな」
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みみ
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よかった。これは名著。勇気をもって真摯に書かれた。「できるはずもないことに挑戦する」ことに、果敢に立ち向かう著者の軌跡を想う。それこそが、最高の追悼、と、
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kawaco
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日本にこんなかっこいい女性がいたとは。いろんな人が語る谷口けいさんはどれもパワフルで生命力に満ち溢れているように思った。もちろん何かしらかかえているものがあったのだろうけど、そのかかえているものに負けない自分であり続けようとした人なんだろうなあ。山のことだけでなくどういう自分でありたいか、自分はどう生きたいかということを考えられる作品だった。
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愛
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自分もアルパインをする立場だから、自分の能力ギリギリのクライミングをして、こんなに明るくいれる女性がいるのかと驚いた。山岳会の他の女性クライマーも、危険度が高い山ではピリピリしていて、趣味のはずなのに、全く楽しくなさそうだ。 でも、けいさんはいつでも明るく前向きに山に登る。クライマーとしては遅咲きの28歳から山を初めて、翌年にはデナリに行く行動力。そのパワーに周りの人も、次は私が、という気になる。ほんとうにすごい人だなと思った。
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れい
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【図書館】私は、けいさんをあまり知らなかった。それでも顔を見ると見覚えがあるから、どこかで見ていたのだと思う。野口健さんは知っている顔だ。テレビで紹介もされているのだと思う。けいさんが存命であれば50才を越える。どのような人生の先輩になっておられたろう。社会の常識のレールに囚われない、屈託のない彼女を誰もが惜しんでいるに違いない。私は彼女のような登山家にはなれないけれど、少しでも彼女のように生きれたらと感じた。
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洋梨いちご
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圧倒的な実力のあるクライマー谷口けいさんの話。事故のニュースはなんとなく覚えている。こんなにすごいクライマーだったなんて。明るさとエネルギーとともに自分に対する厳しさがばんばんと伝わってくる。面白い本だったけど、このエネルギーと自分の差に落ち込んでしまった。
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*takahiro✩
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何度か胸を熱くしながら読みました。なかなか個性的で、優秀な登山家ですが、遭難したとの報道があるまで知らない方でした。シスバレーの平出さんの番組も見ましたが、山頂での彼の行動には少し違和感を覚えていました。でも、それほどまでの人だったのでしょうね。私には少しついて行けませんでしたが、この本もすごい熱量で書かれています。最後の安倍信者の野口健の解説は読みません。
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やん
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滑落事故のニュースはよく覚えている。平出氏のシスパーレ登頂のドキュメンタリーも見た。彼女には2つの顔があったわけではなく、心のどこかに抱える空虚や脆弱さを、圧倒的な行動力という堅固な筋肉で覆っていたのではなかろうか。よくできた評伝だと思うが、別の人が書けばまた違った人物像が浮かび上がるのかもしれない。自分に対しては心を開いていたのならいいが。かつての自分を振り返りつつ、ここまで苛烈に見える生き方をせず、もっと肩の力を抜こうと肝に命じる。死は突然訪れるということも。
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ぐうぐう
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谷口けいの名を初めて知ったのは、平出和也を取り上げた回の『クレイジージャーニー』でのことだった。確か、2017年の放映だったと思う。登山パートナーの谷口けいと数々の山を登り、2008年に挑んだ未踏のカメット南東壁(7,756メートル)を制覇したことで、けいと一緒に登山界のアカデミー賞とも謳われるピオレドール賞を平出は受賞した。けいは女性初の受賞だった。しかし番組で、けいが2015年に山で亡くなったことが、平出の口から説明された。ヒマラヤ級の山ではなく、(つづく)
ぐうぐう

なぜならけいが、信じるに値する人だったからだ。ヒマラヤ級の難関に挑み命を落としていたのなら、けいのこれまでの言動は「無謀」という言葉に結び付けられ、多くの人がその事故に納得しただろう。けれど、なんとなく集まったメンバーと、とくに思い入れのないプランとして登った黒岳で、しかも「トイレに行ってくる」とメンバーに声を掛けて姿を消した直後、滑落してしまうのだ。なぜという疑問と同時に理不尽さは残るが、険しい未踏のルートに挑戦して亡くなったと聞かされるよりも、「らしさ」を感じさせられもする。(つづく)

02/29 23:38
ぐうぐう

それは谷口けいが、信じられる人のまま亡くなったからではないか。「トイレに行ってくる」と言って姿を消した時の彼女の表情は、きっと笑顔だったに違いない。

02/29 23:39
4件のコメントを全て見る
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yuki-yuki
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すごい人としか言いようがなくて。 まとめられません。
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トミーちゃん
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アルピニストとしての谷口けいさんの心構えや日頃のトレーニング、これまでの数々の記録、滑落の事実検証などが書かれているのかと思い手に取った。予測に反して、内容は谷口けいさんの、人生観、ポリシー、そしてそれを取り巻く人々との関わりだった。「やりたいことをやる」憧れていても出来ない人が多い。自分もそうだ。しかし、出来ない理由を社会、組織、年齢などのせいにするのではなく、何かやれる方法はないか、少しでも実行に移さなければ現実は変わらない。知らぬうちに、やらない口実を並べている自分を見つめ直す本となった。
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Sats
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直接会ったことも話したこともないけれど、それでもその魅力に惹かれてしまう、不思議なパワーに溢れる様子が伝わってきます。
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えい きときと
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登山界のアカデミー賞である「ピオレドール賞」を女性で始めて受賞した「谷口けい」さん。その眩しい輝きとは全く別の姿が小中高時代にあり、美しい蝶に羽化する為に蛹の中で必死にもがいているようにも見えました。しかし周囲のコメントからストイックな方とは感じられず、人を惹きつける魅力に溢れるだけでなく、相手を認め輝かせる力があるようで、それ故にお互いを高めあうような試みができたんでしょうね。『挑戦していたのは山ではなく、最後まで自分自身だったのかもしれない』という言葉が本質を突いているような気がします。
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すみぞめ
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私が登山を始めた頃には、もう谷口けいさんはこの世にいなかった。それでも今活躍する登山家の話の中に彼女は時折出てきて、とても影響力のあった人だというのはよく分かる。 女性初のピオレドール受賞など、輝かしい経歴の中で、彼女自身は登山家として意識したことはなく、山に登る旅人だと言っていたという。写真をみれば目力がすごく、意思の強さと一方で繊細さも感じる。 彼女に近い人の話を通して、彼女が自問し自分の道を切り開く過程がよく描かれていた。これほど人に影響を与える人ってどれだけいるだろう。交遊関係が広く、しかも深い。
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チャロ
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☆5とても有名な女性登山家が滑落死したニュースを衝撃的に覚えていて、たまたまこの本を知り読んでみたくなりました。登山の事が分からなくも『谷口けい』さんの人柄と、登山について書かれています。普通じゃないと生きづらい今の時代ですが、この本を読んで、型にはまらない生き方でもいいんだよ。と迷っている人がいたら是非とも読んで欲しいと思いました。
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