読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
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生薬part2
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ネタバレ舞台は100年ほど前ポーランド。上流階級の優雅でエロ~スな不気味話12編。愛憎劇モリモリで雰囲気味わえます。
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カフカ
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ポーランド人作家ステファン・グラビンスキによる怪奇幻想短篇集。装幀とタイトルからかなり怖いホラー小説なのでは…と恐る恐る読み始めたものの、いずれの作品も男女間に起こる怪奇が官能的に描かれていて、淫靡に、時に残酷に、生温かい血の香りに満ち満ちた耽美な物語だった。それぞれにどれも印象深いのだが、特に「シャモタ氏の恋人」、「サラの家で」、「情熱」が好み。夜な夜な妖しく忍び寄る悪夢に魅了される読書時間だった。
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Doppelgengerda
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うーん、イマイチだった。ホラーとしては定番というか、新しさはなかった。どっちかってと文学という感じがするのと、訳のせいなのか非常に読みずらくて硬い。
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月明かりクラブ
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最高。シャモタ氏の恋人が特にお気に入り!
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ふゆきち
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グラビンスキの短編集も本書で終わり。今回は表立ったテーマというものはないものの、エロティックな要素が珍しく多かった気がします。他の著作を読んでいても思いましたが、とにかく理不尽な話、例えば『視線』などが好きです。その他、先行してアンソロジーに採られていた『シャモタ氏の恋人』が印象的でした。こちらも結構理不尽。
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Shinobu
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引き寄せてしまうタイプと事故のように偶然に遭遇してしまうタイプと不安すぎて転げ落ちていくタイプの人たちは、幸運な立場にあっても不運に見舞われる場合がありそうだなと思いつつ読了。
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huchang
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今回は函が繊細で、ちょっとドキドキ。 海外文学は、訳文の固さもあるのだろうが、設定はまともなのに「んなやつおるかい」「妄想が過ぎるにも程があるやろ…」という人物が出てくる。設定自体がぶっ飛んでるのに登場人物一人一人は一見まとも、みたいなのは楽に読めるがこっちは好きじゃなかったなぁ…。映像化されると、舞台ごとその時代設定にありがちな人物像を描くのが楽になることがある。この本の作品に映像化されたものが比較的多いと言うのはそういうことなのかなと。
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pakila
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全然内容が頭に入ってこなかった。途中で断念。
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さぼ
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黄昏時や真夜中の不明瞭でひっそりとした時間帯がよく似合う話ばかりで、タナトスの雰囲気が漂い、また登場する蠱惑的な美しい女たちが言い知れぬ怪しい魅力を放っていた。怪奇小説というジャンルであるが、当時発展していたであろう精神分析学を意識したものが多いと思う。読みながらポール・デルヴォーの絵が思い浮かんだ。
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カキ@persicape
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六本木の文喫に行って、せっかくだったら手があまり出ない素敵な装丁で、普段読まない作家を読みたいと手に取りました。不気味な話が詰まった短編集。ポーランドの作家は初めてです。意味深な美しい女性が出てきて腑抜けになった男がズブズブハマるんだけど実はその女性....という展開が結構多かった。ひと思いに恐怖が襲ってくるんじゃなくて、じわじわ醸すところがどこかジャパニーズホラーを連想。程よく妖艶で綺麗なグロ表現で良かった。
のん

文喫よく入れたね!前行こうとしたら、混んでて入れなかった(´・ω・`)

11/03 19:46
カキ@persicape

のんさん〉13時過ぎくらいに行きましたけど普通に入れて席も空いたのでソファでゆるりと過ごせました!16時くらいに帰ろうとしたらもういっぱいだったのでタイミングかもしれません....。

11/03 22:27
3件のコメントを全て見る
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氷沼
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今まで読んできた作品より、古典的な怪奇小説といった感じ。さほど印象に残らなかった...悪くはないが、他の作品集の方が好み。
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くさてる
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グラビンスキは初読。古めかしい幽霊譚かなと思っていたけれど、それにしてはとても生々しいエロスとタナトスが感じられる内容。あくまで時代に合わせて古めかしく控えめでありつつも、あざやかな映像が浮かんでくるような描写とあいまって、なんともいえない迫力のある怪奇小説を読むことができた感があります。個人的には「サラの家で」の奇想と「屋根裏」の鮮やかで恐ろしいラストが好みでした。
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KI
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吸い込まれるようにして、恐怖。
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クリフトン
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屋敷 部屋 鏡 曲がり角 夢…  主人公のまわりでの出来事  此処だけではないと藻掻く姿と  その外から訪れるものの掴み所のなさ すべては意識内のようでもある 「あんた目が見えないんだと思ってたが いま思うに 自分自身と目隠し鬼で遊んでいただけなんだろう」という台詞もみられる  作者は確信的にそのような物語をつくっているようだ
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warimachi
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題材的に自分の好みから離れていていまいち。やはり『狂気の巡礼』が圧倒的に良かった。
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Susumu Kobayashi
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ポーランドの作家ステファン・グラビンスキの怪奇幻想短編集。すでに翻訳書としては4冊目で、本国以外にこの作家をこれだけまとめて読める言語は日本語以外にはないとのこと。「サラの家で」は一種の吸血鬼物である。「遠い道のりを前に」では語り手は自分の葬儀を夢見る。「追跡」はL. A. ルイスの「海泡石のパイプ」を思わせる作品で、当人が知らない間に犯罪を犯す話。後半の「偶然」と「和解」は対をなす作品で、前者では人妻の不倫が偶然によって悲劇的結末を迎え、後者では妻と夫との関係が驚くべき「和解」という結末を迎える。
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ケイ
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『狂気の巡礼』で苦戦して半分残して中断したのだが、これは良かった。その狂気の中にそうっと浸れた。特に『弔いの鐘』 すべてがメビウスの輪のように、なぜか途中からおかしなことになっている。その感覚が癖になりそうだった。訳も読みやすい(訳者 芝田文乃) 表紙の色も質感も好きなのだが、「不気味な物語」というタイトルだけが この本を書棚の目立つところに置くのを躊躇わせる。
ケイ

全体をパラパラと読み直してみると、言葉がそのまま映像となる。ヴェネツィアの橋のたもとで、気のふれた女がローブをはらりと脱ぐと、白い裸が闇夜に浮かぶ。赤毛の狂女が蠱惑的な女となる。

03/31 17:30
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ひらしん
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再読。前回、駆け足になってしまったので、もう一度読んでみた。やはり外国文学=聖書、天使、悪魔、エロス、タナトスといったイメージ。不気味な物語と言っても、文化は違っているので。。。今回は、珍しく訳者のあとがきをじっくりと読んだ。全く英語が話せない自分にとっては、訳者の仕事って大変な作業と感じた。ロンドンの知人を富士山の隣にあるかちかち山へ連れって行ってあげたが、欧米にはタヌキは存在しない。さらに、なぜタヌキが化けるのか?全く理解できない。会話だけならまだしも、文化を知らないとできない職業と認識を深めた。
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かわうそ
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これまでの作品集と比較してややおとなしめで古典的な怪奇小説という感じだけどが、意外と官能的で生々しい描写が多いのが印象的。お気に入りは「視線」「情熱」「和解」あたり。
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りつこ
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読んでいて、あれ?この感じは覚えがあるぞと思ったら同じ作者の「狂気の巡礼」を読んでいた。建物や場所にとりついた何かに知らないうちに巻き込まれたり、夢が現実を侵していったり…。でも結局のところ人間の情念や思索が狂気を導いているように感じる。文学的なので怖いだけではない美しさも。「シャモタ氏の恋人」「サラの家で」「追跡」「情熱」「偶然」「投影」が好き。
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さくは
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ネタバレ奇譚12篇。『動きの悪魔』『狂気の巡礼』『火の書』に続いて4冊目となる日本語版短編集。ステファン・グラビンスキ(1887-1936)はポーランドの恐怖小説ジャンルの古典的作家。謎の女性、夢や不安などが書かれている。「偶然」列車で人妻と不倫する男性。女性の夫が別人に憑依、妻は別人に現れる夫の顔に驚愕する。
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法水
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『火の書』に続いてグラビンスキを読了(訳者・芝田文乃さんのツイートで知ったけど、本日は奇遇にも生誕132年の記念日だそうな)。1922年刊行『不気味な物語』の再録を除く6篇と1930年刊行『情熱』の全6篇、計12篇を収録。ダントツで面白かったのが「視線」。神経症的な不安に襲われる主人公の心情がひしひしと伝わってくる。これだけ2回読んだ。
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ひらしん
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ポーランドが気になり手に取ってみた。ポーランドと言えば、ワレサ議長、バーシア、加藤シルビア(笑 ぐらいしか思い浮かばない。しかしドイツと旧ソ連との狭間でもがき苦しんだ国の歴史がある。アウシュビッツを造った地もポーランドである。ポーランドの狂気的恐怖小説であるが、著作はオーストリア&ハンガリー人?一番は原文を読みたいが、読めないのだから仕方がない。う〜ん、海外文学は難しいです。まだ未熟なんだ!と痛感した一冊。黒色の中表紙「情熱」から最後までは面白かった。今度じっくりと読みたい本。装丁は独特の良さがある。
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nightowl
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ファム・ファタルテーマで編まれた一冊。既読のものより文章が艶めいているように感じる。麗しの君に逢えた喜び。しかし、幻想小説では…「シャモタ氏の恋人」、おそろしいものに出くわすかもしれない恐怖「視線」、ヴェネツィアでの恋愛はやはり滅びの予感がする「情熱」などが気に入り。ダフネ・デュ・モーリアは同じヴェネツィアを舞台に夫婦版「視線」のような作品を書いている(「いま見てはいけない」)。風景中心か人物中心かで書き方が異なっているので読み比べを勧める。
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ちり
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装丁がかっこよすぎ(aka怖すぎ)て痺れた。同性愛的な話がぽんっと入ってきて意外であった。
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ふるい
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幻想と怪奇、そして官能の世界を堪能しました。繰り返しあらわれるモチーフ群は、グラビンスキ自身も何かに憑かれていた証かも?ヴェネチアを舞台に繰り広げられる、運命的な恋と死の物語「情熱」が一番好き。
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吉田あや
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轟々とうねりを上げて立ち昇り消失していく「火の書」から一転、風の膨らみ、咲き誇る芳しい花々、眩しい程に揺らめく光、生命の息吹に満ちたこの世の愉楽…と見せかけて、今回も不穏なシェイクスピアのような物語を奏で、彼岸へと誘い込むグラビンスキ。心地よく不安で、美しく悍ましい短篇たちを読み終えると、そこには物語を彩ったファム・ファタル達が乳白色の雪花石膏で象られ、ズラリと並んだ彼岸の景色が見えてくるよう。淡く透けたヴェールの裏で待ち受ける甘い憂いに微睡む幸せ。
吉田あや

グラビンスキの絶妙なカメラワークで、流れるように目と心に飛び込んでくる心象風景や景色は、温度や湿度、香りを伴ってその場所に読者を引き込み、傍観者以上の位置に巻き込んでくる。情熱的な美しさを丁寧に積み上げながら、悦楽の恐怖に落とし込む、芝田文乃さんの翻訳が今回も素晴らしい。一度では味わいきれない眩暈がするような耽美で奥深い世界を、これから何度も読み重ねて愉しみたい。

02/03 11:05
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クプクプ
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面白かったです。私はヨーロッパへ行ったことはありませんが、ヴェネツィアやポーランドの景色や自然が目に浮かびました。私はホラーが苦手ですが、ポーランドの自然や文化を伝える上ではホラー要素も時として効果的になると感じました。壊れた扉をあけると地下通路が現れた、というようなワクワクする小説でした。また植物など美しい自然に溶け込んだ男女の登場人物の情熱的な描写に強く憧れを抱きました。
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星落秋風五丈原
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見るからに怪しいシャモタ氏の恋人。だってそんな有名人なのに誰も姿を見てないっておかしいじゃん!ほっとけば牡丹灯籠みたいになったのか。
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豆ぐみ
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「ポーランドのポー」といわれるグラビンスキの短篇集。恐怖小説12篇。4冊目だが、今回のモチーフは愛や性か。好きなのを3つあげると、「シャモタ氏の恋人」「サラの家で」「情熱」。シャモタ氏の恋人は、幸福な出だしから、怪しいよ、妖女だよ、と思いつつ、最後はなにか哀れになる。グラビンスキの本はいつも装丁も素敵。今回は青紫の筒箱にダヴィンチの手のデッサン。
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H masa
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邦訳4冊目の短篇集。官能というか割と生の欲望に焦点を当てたのと、疑似科学的なネタがあまりなかったのが前作までとは違うところかな。「サラの家で」と「追跡」には催眠術への言及があったぐらいか。「情熱」の、ヴェネツィアの描写が(特にゴンドラが)よい。装幀は今回も凝ったもので、図書館に入ったら函の扱いがどうなるのか気になる(そこか)。
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rinakko
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グラビンスキ、4冊目の短篇集。狂気と耽美にずぶずぶ浸り、やっぱ大好きだわ…とすこぶる満足だった。ことにお気に入りは「サラの家で」や「追跡」「情熱」。「偶然」から「和解」の流れもツボにきて堪らない。とりわけ「和解」のどこか切ない中の可笑しみの匙加減、なぜこんな話がそんなスケールに…と思わずにやにやしてしまった。
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刳森伸一
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ポーランドのラヴクラフトことクラビンスキの短篇集。4冊目の邦訳で、クラビンスキのほとんどの短篇小説が読めるようになったとのこと。比較的オーソドックスな幻想怪奇譚が並ぶがその多くにファム・ファタール的な女性が登場するのが特徴か。読んでいてオチが分かってしまうものもあるが、それでも楽しみながら読める。中でもヴェネチアを舞台にした長めの「情熱」や、「偶然」の予期せぬ続篇「和解」が印象深い。
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いやしの本棚
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官能と狂気の果てに…という物語がつまったポーランドの作家グラビンスキの短篇集。お気に入り3作は、以下のとおり。「情熱」ヴェネチア旅行気分が味わえて恍惚(うっとり)。「弔いの鐘」汚れなき聖なるものこそ官能的ですよね…。「追跡」伯爵令嬢ヴァレリヤの姿が絵のように印象的。ヴェネチアン・ダガー素敵…。
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HANA
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この著者の最初の作品が訳された時の謳い文句が「ポーランドのラヴクラフト」。そういう意味では本書が最もその謳い文句に相応しいと思う。ラヴクラフトの某作品を思わせるものから古典的な怪奇小説まで幅広く収録され、どれも目が離せない出来。収録作の中では「シャモタ氏の恋人」や「サラの家で」、「偶然」言った作品が面白いが、よく考えるとどれも男がファム・ファタルに吸い取られる話だよなあ、物理的な意味で。後はこれぞ怪奇小説という「投影」や神経症的な「視線」もまた面白く読めた。造本の美しさ、内容共に満足のいく一冊でした。
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かりさ
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高貴な装丁が素晴らしく美しい。妖艶で官能的なグラビンスキの幻想世界は、毎夜夢の中へ誘ってくれる至福の時間。死と狂気漂う物語はそのどれもが陰鬱なものでなく、耽美に彩られた怪奇奇譚集。百年前にこれほど夢中に陶酔させてくれる怪奇幻想の世界をポーランド語で紡いでいた作家がいたこと、不気味ながら耽美な物語の翻訳、美しい装丁と造本を経てこうして手にし読めることの幸せに包まれる読書でした。お気に入りは「シャモタ氏の恋人」「追跡」「視線」「投影」「屋根裏」。
あたびー

うらやますぃ

01/13 07:17
かりさ

古書ドリスさんでネットで販売してくれたので、注文しました~(*´ ˘ `*)他の本も欲しくなりますね。

01/14 13:35
6件のコメントを全て見る
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ヴィオラ
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既刊3冊と微妙に感触が違っていた気がする。怖さの質が違うっていうか、スーパーナチュラルというよりは、人間の業みたいな怖さ。闇の深さを恐れるというよりは、全てを白く消しとばしてしまうような明るさに対する恐れ。恋愛絡みの話が多いこともあって、グラビンスキの新たな一面を見た感じもする。 装丁は今回も美しい。綺麗な紫色は出すの難しかったんじゃないかなぁ…
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磯良
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作中の小道具によって、容易に結末が予想できてしまったのが残念。所謂怪奇小説と言った型を満たした作品という印象になってしまった。
0255文字
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不気味な物語評価100感想・レビュー39