形式:単行本
出版社:ベストセラーズ
形式:その他
出版社:MediaDo
そして内需が頼れないから外需に頼るしかないとする政策によって内需が細り、それが外需傾倒政策を助長する自己実現的予言。これらによってデフレを加速させるこの30年の日本が現出した。唯一の救いは、フォーマルな新自由主義的政策がインフォーマルな規範・慣習によって押しとどめられた結果、不徹底に終わったこと。
あと国民国家と民主主義とグローバル化のトリレンマとか言っているが、読む限りは民主主義とグローバル化のジレンマにしか読めないのだが。これはハーバード大学の教授の主張を著者がきちんと汲めているのか疑問が残る。
いやいや、MMTへの批判など結構見れますよ。https://bookmeter.com/mutters/244296961 手近な所では、⬆️の呟きのコメントで上げさせて頂いた野口旭日銀審査委員の論稿(全五回)ご覧あれ。も少し砕けたところでは、同じく取り上げさせて頂いた高橋・田中『日本再起動』にも載ってますよ。こういった世界的にも主流派とされる立場の先生方からMMTがしかめ面されるのは、彼らのマクロ経済政策に占める金融政策への無理解無視にありますんですね。
そうなんですね。ありがとうございます😊
(*)濱口桂一郎『ジョブ型雇用社会とは何かー正社員体制の矛盾と転機』
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