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ナポレオン 3 転落篇

感想・レビュー
83

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すみす
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読み応え十分。戦争に強いという能力を背景にどこまで自らの欲望を満たすことができるか挑戦した男の物語。結局周りが見えなくなり、敵を作った結果悲惨な末路を迎えるということか。
0255文字
detu
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1/7~19了。自由と平等を求めて始まった仏革命。王政を廃止するも迷走を続けた議会政治。天才的軍事行動力で台頭してきたナポレオン。やがて政治家としても野心抱く。有力政治家タレイランなどと組み頂点を極める。この時点で秀吉、ヒトラーなどと被ってきたイメージ。一連の戦争で200万人の生命を犠牲に。失脚してエルバ島へ向かう道中では批難暴行を受けるのも頷ける。復活するもワーテルローの戦いで再度惨敗。廃位を受け入れ、イギリスに亡命を望むも認められずセントヘレナ島へ流刑。最期は毒殺説も。ナポレオンの生き方を詳細に描写。
detu

小説フランス革命12巻、ナポレオン3巻。長かった。

01/20 03:34
0255文字
まひはる
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ホアキン・フェニックス主演の映画を見て、読了。
0255文字
みつ
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最後の巻では、皇帝にまで登り詰めたナポレオンがなぜジョゼフィーヌと離婚したか、が述べられる。この、ある種自己中心的な発想は、皇帝になった者の陥る宿命に違いない。末尾の年表を見るとこの時期でも戦争はほとんど勝利しているにもかかわらず急速に凋落するのは、やはりロシア遠征における「冬将軍」が大きいか。タレイランとフーシェの暗躍ぶりも前面に。ナポレオン没後20年ほどを経て、民衆の歓呼の中遺骸がフランスに戻る場面が締め括り。ブレヒトの戯曲『ガリレイの生涯』の台詞「英雄を必要とする時代が不幸なのだ」を思い起こさせる。
0255文字
FFLJAPANter
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盛者必衰、なかなか物語として失墜の過程を盛り上げながら描くのは難しいと思うが、見事に描いている。 ナポレオンの年齢による衰えを無理なく描写していて、作者の意地を感じる。 エピローグは意外な展開だが納得の幕切れ。総じて傑作。
FFLJAPANter

メッテルニヒの正論パンチ狂おしいほど好き(感想載せ忘れ)

01/09 00:50
0255文字
いちゆき
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第3巻『転落篇』は1806年のプロイセン遠征から、エピローグとして柩がアンヴァリッドへ安置されるまでを描く。ヨーロッパで栄華を極めたナポレオンではあるが、やはり敵も多かった。それでも、勝ち続けたのはずば抜けた努力と才能があったのでしょう。詳細な戦場の記録や部下とともに国を作り上げ、そして裏切られ。それでも、国民に愛されたナポレオン。この作品を読むまで知らなかったことが沢山あったけど、その人生は永遠に世界に名を残すに値する人物ですね。
0255文字
cricketsmoker
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ショートスリーパーで仕事人間で野心家、これは他の人を圧倒する成果を出すわけで、その結果がフランス皇帝即位でありヨーロッパを席巻である。そして体調悪化や加齢にってその性質が弱まったところに、戦わずしていられない性格が災いして没落した。ところで話としては非常に面白いのだが、佐藤氏の文体の特徴なのか第1巻は心理描写が少ないのと、全巻通じて芝居がかった会話が自分にとっては斬新で最初違和感あった
0255文字
フレデリック
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全3巻。ボリュームたっぷりでナポレオンの生涯を知ることが出来た。「フランス皇帝ナポレオン」という名前と肖像画くらいしか知らず、読んでみれば秀吉なみの立身出世を果たした人とは。戦いまくってどんどんヨーロッパの諸国を自分の手に。まさに皇帝。どこまでやるつもりだったのか分からないが、これだけ方々に戦争を仕掛けていれば同盟組まれるのも必然か。もう後戻り出来なくなっていたのか。最後は裏切られフランスを追放される。戻る時には棺の中。栄光と挫折のすさまじい人生。この本を通して知ることが出来て良かった。
0255文字
まーみーよー
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全3巻の中ではやはりこの転落編が一番面白かった。1巻、2巻では戦いに次ぐ戦いで描写がやや単調に感じたが、本巻の戦いは面白く感じる。ナポレオンの負けた戦いが面白いと言うのは複雑な気分だが、それだけ大量の戦いに食傷気味だったのかもしれない。佐藤氏の解釈では、エルバ島脱出後、ワーテルローの戦いの敗戦により軍人、市民の絶大な支持はあったが、諸外国、政治家の支持を得られず百日天下に終わったとなる。セントヘレナ島で埋葬された遺体が7月王政時にパリに戻されたことからみても、市民の評価は高かったのかな。
0255文字
中島直人
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転落編。苦しくて、なかなか読めなかったが、やっと読了。神ではなく、当然、愚者でもなく、父として夫として、等身大の英雄の姿、苦しい、悩み多い姿が描かれる。
0255文字
春風
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皇帝として栄華を極めるも、間断なく引き続く戦役に暗雲が立ち込める。退位、エルバ島への配流、そして復活。下巻の副題『転落編』には気鬱なものを感じていたが、不世出の英雄は歴史に求められるように世界史の舞台へと何度となく登り続けた。そして連合軍との決戦の地、ワーテルローへ。戦役に関しては著者は今まで筆はやや抑え気味であったが、ワーテルローの戦いはクライマックスに相応しい、歴史小説史上に残る一大スペクタクルとして描き出される。噛み合わぬ歯車。焦燥。知れた結末をここまで臨場感に満ち溢れ、盛り上げた筆力は圧巻。
0255文字
桔梗屋
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ネタバレフランス皇帝に戴冠し、ヨーロッパ全域に「大陸軍」を疾駆させ、その勢いは留まるところを知らず…少なくとも、個々の戦闘レベルでは、最後のワーテルロー以外ほぼ無敗を誇ったナポレオン。やっぱロシアは鬼門なんだねえ…と、つくづく。最後の最後まで「英雄たらん」として、自身の権力にしがみつくことも、自身の命を惜しむこともしなかった、という描き方は、とても好ましい。マリー・ルイーズは極めて良い姫君でした。フーシェもタレイランも腐れ外道ぶりが輝いてますな。親戚一同もとことんダメで、豊臣家を見るようですな。あと、ネイ元帥が…
0255文字
あっくん
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ネタバレ最終巻では38歳でベルリン、42歳でウィーンを落とし、43歳でマリー・ルイーズと結婚し44歳で皇太子が生まれ、45歳でモスクワ遠征で大敗北を喫し、46歳で皇帝を退位し、47歳で皇帝に復位するもワーテルローで敗れ、53歳でセントヘレナ島で亡くなり、死後20年経ち遺骸がパリに戻るまでが描かれます。 オーストリア宰相メッテルニヒとの9時間にも及ぶ対話のシーンが、個人的なこの物語の白眉です。全てを己の力で得てきたナポレオンですら最後に望んだのは、愛する妻と幼い息子の安全と生活の保障。死ぬときは皆Flatである。
0255文字
isbm
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★★★
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しーふぉ
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誰もが名前を知っているナポレオンの一生を知れて大満足です。
0255文字
Book Lover Mr.Garakuta
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【図書館】【速読】:ナポレオンの栄耀栄華から転落人生の没落に至る。壮大な人生を知ることが出来ました。彼の様な人生を歩む気は無いが、小説の世界ではあるが、彼の人生から学ぶものは多いと思う。
0255文字
corriedale_
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エピローグが読者の心情じゃなかろうか。日本でいう信長か。時代と才能が合致した奇跡的人物だな。あの時欲を出さなければ…という未来人の戒めでなく 当時の可能な最大を求めていく姿に生命を感じる。皇帝の人生だけでなく、市民革命から七月王政までフランスの振れ幅がハンパない。"旗色"を変える政治も唾吐きかける民衆も前シリーズから変わってない。フランスェ……
corriedale_

出世物語として秀吉と比されるんだね。自分の死以外で手に入れた全てを失うというのは珍しいように思う。結局家族と身の丈の幸せを見出す人物像は作者の創造だけど。

05/22 08:06
0255文字
Luna Rossa
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栄華を極めた後の転落。だが、貧乏貴族から身を起こして至尊の地位に登り詰め、南の島で余生を送ったと考えれば、幸せな人生と言えるのではないだろうか。/この時代以降は、戦争によって領土を広げる行為は侵略と呼ばれ、皇帝になろうとする者は独裁者と呼ばれるようになる。ナポレオンは、歴史上最後の英雄と言ってよいだろう。
0255文字
Coders
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知っているようで知らないナポレオン。男の嫉妬、裏切り、プライドとコンプレックス等の人間ナポレオンがよくわかる。という訳で戦闘シーンは少なめだが良い時代になったのでビジュアル面はyouTubeで補完。おかげで読書中にアウステルリッツ三帝会戦を1時間半くらい見るはめに。
0255文字
みこ
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皇帝へと登りつめたナポレオンは、もはやその個人が全ヨーロッパの敵となってしまう。他国からはもちろん、フランスの中でもおさえが効かなくなり、そして最後にはフランスから追放されてしまう。一時の栄誉からは信じられない最後である。 これほどのボリュームをもった人生を送った人間がかつていただろうか。全ヨーロッパが注目する存在であり、血統が優先される世界において実力で皇帝となることができるとは、およそ信じがたいことである。かつてのアレクサンドロスもカエサルも、ナポレオンの活躍の前に霞んでしまうのではないか。
0255文字
空飛び猫
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絶頂からどん底へ 裏切りと病 皇帝の最期
0255文字
迪
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[62] 3巻読破。最初はあまりのヴォリュームに圧倒されたが、面白かった。コルシカ島出身の若者が努力と才能で、フランスに広大な領土をもたらした。すごいことだ。転落篇、セントヘレナ島での虜囚生活は、思ったほど悪くないようだった。死後、フランスに戻され、アンヴァリッドに柩が安置され、フランスの英雄に。
0255文字
くたなお
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うーん、やっぱりヨーロッパ史、複雑すぎて分からない。誰が敵なのか味方なのか???ナポレオンは自分の人生振り返ってどう思って死んで行ったのか。
0255文字
haneuo137
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(死後以外)ナポさんの完全一人称だけどアレクサンドル1世をある程度まともに描いている珍しいナポ系創作
0255文字
KIM D Y
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かくしてナポレオン・ボナパルト、死して真の英雄となり永遠に語り継がれる。一代で皇帝に上りつめた男の物語は読み応え十分だった。柩となってパリに凱旋するエピローグに震えた。
0255文字
Shintaro
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ネタバレ快男児ナポレオンの一代記は面白かった。その躍動感はカエサルや信長にも比肩する。勝率9割以上の常勝将軍。ツキを活かす努力と勤勉があり、フィクションとして都合良く読めば将軍、島耕作のようだ。ヨーロッパの国境がこれだけ変わったのはカエサル、チンギス・ハーン、ナポレオン、そしてヒトラーの時代しかない。フランスの男子を失いすぎたきらいはあるが、人権思想、ナショナリズムを輸出することにより周辺国は立憲王政化し、ヨーロッパは近代への独自の道を歩み始める。晩年は不遇だったが、ナポレオンは死してフランスの守護神となった。
Shintaro

そしてこの時期、フランス、そしてヨーロッパの文学は百花繚乱の時代を迎えます。フランス革命から始まった旅をひとまず終えて帰国します。次はロシア革命への旅。

11/20 08:05
0255文字
山河
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ナポレオン三巻読破。ナポレオンの活躍は年若ったが30才前後だが最後はセントヘレナに流され55才で人生を閉じた。人間って儚いものだ🍃。
0255文字
takaya
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ナポレオンの野心のためにフランスとヨーロッパ諸国のおびただしい人が犠牲となりました。それでもコルシカ出身の後ろ盾のない少年が、自分の才能と努力と運で革命後のフランスを救い、たくさんの人に夢と希望を与えたことも事実です。その人生に感動しました。
0255文字
水彩
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何と波乱万丈な人生。コルス島から出て来た田舎貴族と自称する。良くも悪くも、卓越したカリスマ性で皇帝にまで登り詰めるが、数々の裏切りで転落していく。持ち上げられたかと思えば、いとも簡単に落とされる。エピローグで彼の人生が集約され、何となく理解ができた。世界のそれぞれの立ち位置なども。有名な「我輩の辞書には不可能という文字はない」という場面も、別の表現でさらりと出て来た。少しイメージが違った。
0255文字
KJ
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ナポレオンの栄枯盛衰。一介の軍人にすぎない若者が、己の努力と才能で出世していく。18世紀~19世紀前半のヨーロッパの歴史が分かる。三巻読了、実に面白かった。
0255文字
T66
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安倍総理が読んでいるというこのシリーズ、そして、彼が読んでいない(読みたくない?)との話のこの巻。でも一番激動で面白かったなー。正直戦争場面は理解できなかったけど、マリーとの結婚、待望の男子誕生、そこからの裏切られ。読めないフーシェが最後まで驚かせてくれた。彼についてもう少し知りたい。そして、とにかく3冊分読んで感じたのは「よく働くやつ!!」ってこと。小さな島から、フランス皇帝。2度追放。そして掘り起こされてからの帰国。波乱万丈っていうとありきたりの表現だけど、ほんとに波乱万丈だなあ。図書館本
0255文字
優希
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絶頂期から転落していく様が描かれます。ヨーロッパをほぼ支配するようになった男のただ1つの失敗が転落につながったのだと思います。それがロシア遠征。一代で天下を手に入れたナポレオン。その波乱の生涯を堪能しました。
パトラッシュ

アベ首相は本書を読んで、自分をナポレオンになぞらえているとのことですが。

08/30 15:00
0255文字
てり
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セント・ヘレナへ送られる経緯といい、ナポレオンにとってのイギリスの存在の大きさを感じる。彼がもしブリテン島に渡っていたら、世界はどうなっていたんだろう。あらためて全3冊の表紙を見返しながら、余韻に浸る時間もまたよき。
0255文字
半べえ (やればできる子)
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★★★★★
0255文字
ginkan2
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やはり、秀吉に似てる気がしました。出自に恵まれず、何も持っていなかった者が、元々持っている者にはない苦労と努力、そして親族に頼り過ぎてしまうところ。違うところは、ナポレオンはやはり軍人だったのかと。タレイラン、フーシェともっとタッグを組んで、政治的にも強力になれたら。そして、国内に注力出来たら。これも生まれに拠るところが大きかったからでしょうか。ワークホリックな忙しい、そして人間的で魅力溢れる人でした。いつかまた、アンバリッドのお墓を訪れたいと思いました。
0255文字
KSK48
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随分と時間がかかったが無事再読。
0255文字
Jun Masuno
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ラストまでの作品を読みました 絶頂期を迎え、その後転落していく 守るものが増える事で、それまでの采配の切れと、部下との絆が離れていき 自らの力で、稀代の英雄になった事は凄く、世界史に疎い私は勉強になりました
パトラッシュ

アベ首相は本書を読んで、自分をナポレオンになぞらえているとのことですが。

08/30 15:01
0255文字
くれの
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教科書の向こう側でしか知らなかった彼がトリコロールを打ち振るい親しげに目前に現れてくるようです。封建制度を打ち破らんと欧州を駆け巡り民衆の期待に応えんと栄光と没落の人生を歩んだ彼は史上最も愛おしまれた英雄でした。
0255文字
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