形式:文庫
出版社:田畑書店
『東京へ、東北へと帰る友の乗るタクシーを見送った夜空に膨らんだ月が重なって出ていた。あえて酔眼を凝らす必要もないので、二つの月をそのままにし、冷えた夜気を胸が痛くなるまで深く吸ってため息をつき、とりあえず今生きて在る事実を確認してみた』。
ちゃちゃさん、素敵なレビュー、そして、コメント! 南木作品には心に残るものが多くありますが、私もやはり「阿弥陀堂だより」です。大丈夫だよとそっと励まされているような気持ちになりました。誠実に真摯に患者さんと向き合ったあまりの精神のご病気だったのではと拝察しています。こちらの作品も、ぜひ読みたいと思います。
クリママさん、ありがとうございます♪♪ 信州の美しい自然の中で再生してゆく夫婦の物語、『阿弥陀堂だより』の世界観、良いですよね。さて、本作は様々な媒体に掲載された比較的最近のエッセイを集めた作品です。ただ、内容的にかなり重複があるのですが、医師として定年を迎え、今は非常勤医として働いておられる南木さんの、老境に入った心境が率直に綴られています。単行本扱いですが、文庫本サイズのコンパクトな本です。また、機会がありましたら、お手に取ってくださいね。
kaoruさん、これは南木さんのエッセイ集なのですね。タイトルからして、惹かれるものがあります。ご自身の心の病と向き合いながらの執筆活動と勤務医としてのハードな日々。その思いを私も読んでみたいです。kaoruさんの素敵なレビューに惹かれて登録させていただきます(o^^o)
ちゃちゃさん、コメント有難うございます。これまでの執筆活動や勤務医としての40年に渡る日々を綴ったエッセイ集、不安定な心身を労わりつつ執筆に打ち込んだ南木さんの集大成と言った感じの一冊で言葉は平易ですが深い内容です。登録して頂いて嬉しいです🎶レビューお待ちしていますね🌷
ナイス、有難うございます!
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