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逢魔宿り

感想・レビュー
54

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maddy
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ネタバレ刀城言耶シリーズや家シリーズを好みでよく読む三津田さんのホラー、ということで手に取った。 作家自らの実体験手記っぽい作りで、4本の短編が最後の1本に緩やかに繋がる構成。全体を通して何が怖いのかがはっきりしないのだが漠然とした気持ち悪さ・理不尽さを感じてしまう。それがまたリアリティ感を高めているように感じる。最初の「お籠りの家」と最後の「逢魔宿り」が読み物としては好み。
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774
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ネタバレやはり三津田信三の実話風怪談はいいな。『お籠りの家』語り手が子供で逃げられない環境というのが怖い。お孫さんも無事だといいが…。『予告画』のぞきめの利倉さんが再登場で「おおっ」と思った。対処法?があるのは予想外。『某施設の夜警』一日ごとに近づいてくる怪異怖い。『よびにくるもの』訳が分からなくて怖かった。初見がこれを回避するの無理ゲー。常識的に頼み聞いちゃうだろうし。実父の話もよかった。『逢魔宿り』作者もついに巻き込まれてしまうこの本のまとめ的な話。にしてもコロナ禍の時の話だったんだ。もっと前の発行とばかり。
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はなちゃん
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ネタバレ三津田さんのシリーズでは、こちらが一番好き。これ小説だよね?と何度も問いかけたくなる感じが絶妙です。ミステリーのように解決する訳ではないので、すっきりした読後感ではないけれど、ホラーはそうでなくちゃね。
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=emy=
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ネタバレ「お籠りの家」「予告画」「某施設の夜警」「よびにくるもの」「逢魔宿り」の短編5篇。この作家さんの本を読んでみたいとずっと思っていて、偶然この書籍に出合いました。いやぁ…どれもゾクゾクと怖いです。どれが一番と敢えていうなら、「予告画」でしょうか。最初の4篇から最後の「逢魔宿り」へと繋がるのも流れるようです。この作家さんに出会えて良かった…怖いけど。
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てっちゃん
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ネタバレこのテイストの三津田作品は大好き。一つ一つの作品がいかにも日本の怪談という感じの作品ばかり。個人的には「お籠りの家」・「呼びに来る者」の2編が好み全開の作品。5番目の作品で前の4作品がつながってくる連作短編の形式をとっているけど、ちょっとこじつけっぽい気がして、無理にそうしなくてもよかったのではとも思う。
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spica
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ネタバレ再読。第5話の表題作でも言及されていたが、「お籠りの家」が「無女森」ってことは、「八幡藪知らず」とつながるじゃないか。今まで読んでて記憶が消えてる作品にも関連するものがあるんだろうか。やはり怖い「某施設の夜警」で、影がこっちに向かってきてあわてて逃げるシーンで、うおおwwwって笑いながら驚いてしまった。表題作の影絵の話は、初読時は地味に思えたけどじわじわと怖い。再読したら怖い、再読しても怖い、という作品ばかりで、今後も三津田作品をくり返し読むことになるだろう。
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あすか
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ネタバレ怖すぎて話に集中できなかったのは初めて(笑)。恐怖で挫折しそうになりました・・・。これフィクションですよね?現実と創作の境目も分からなくなる・・・。私追われる系苦手みたいです。
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あんコ
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ネタバレ★★★★☆久しぶりに読んだ三津田さんやっぱり怖いな…と。実話をもとにした短篇5話。どこまで本当なのか?普通に読んでても怖いのに…これを体験した人がいるのか!!ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ お籠りの家/7歳の誕生日まで1週間、母方の祖母の家に1週間預けられた男の子が出会ったモノ。予告画/絵を描く事が好きな小学生の男の子、描いた絵が現実に?。某施設の夜警/新興宗教施設の広場にある奇妙なオブジェで蠢くもの。よびにくるもの/祖母言いつけを破った孫娘。逢魔宿り/雨の夕暮れ公園の四阿で出会った家族から聞かされた話
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藤原
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ネタバレ借りた本。メタホラー短編集というのかな?作者が聞いた話をもとに作られた小説。どれも最後はそれぞれの解釈に任せますという感じだから、余計に想像が掻き立てられて怖かった。「お籠りの家」は私の母方の昔の実家があんなだったと記憶があったので、寝られなくなるくらい怖かった。「よびにくるもの」でこれからはインターホンはカメラで確認しようと固く決めたし、「逢魔宿り」で明日からの散歩が怖くなった。じっとりと湿るような恐怖があって面白かった。
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みに
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ネタバレ全5編から成る短編集。地方の習俗にまつわる「お籠りの家」のような話はとても興味深い。垣根の柊と南天、菅笠と山刀、着物の柄、蚊帳、お婆さんをわざと「お爺さん」と呼ぶ事、「とりつばさ」という名前…魔除けのためだというそれらに本当に興味をそそられる。今もこうした風習が残る地域が実際にあるのだろうか。児童画診断にまつわる「予告画」も面白かったけれど、個人的には恩田陸さんの『禁じられた楽園』を思わせる「某施設の夜警」がとても好み。真夜中にたった一人で不気味なオブジェの群れの中を歩くなんて想像しただけで冷や汗が…
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ギイチ
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ネタバレ(借) 短編だけど実は繋がってることが多いから、謎解き?を期待して5作目を読んだが、今回は繋がりが弱くて残念。
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_Stroszek
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ネタバレ2020年初版。2019年6月から2020年6月までの間、『小説 野性時代』に掲載されたのが初出の五つの短編。第一作目の「お籠りの家」がいちばん怖かった。お婆さんどうなってん…。第二作「予告画」は推理小説の趣もある。第三作「某施設の夜警」は作家の創作進捗過程を見る面白さもあるが、どんな小説なのか一切言及がない。第四作「よびにくるもの」は、作者が語り始める後半の物語の禍々しさが半端ないが、結婚で姓を変えたら怪異が止むというのはいまのご時世いかがなものか。第五作「逢魔宿り」は最後、怪談蒐集家の業が垣間見える。
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カリン
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ネタバレ決して雨の日には読まないでください。そんな語りがピッタリのホラー。実態の見えないものほど怖いものはない。読んだ直後からジワジワと怖さが足下から這い上がってくるような、どれもがそんなお話。
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私的読書メモ3328
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ネタバレ全5編の怪談短編集。作者の得意とする、メタ要素を巧みに利用し、独立した短編と見せて最後に収束する形式でした。もっとも、今回は作中でも自己言及されているように、ちょっと無理のある関連付けもありますが、逆にそれがリアリティを与えていたりもします。『お籠りの家』『某施設の夜警』は冗長さが目立って今一つに感じましたが、総じて良質だと思います。有名な民俗学的知識や、ミステリ要素などが織り込んであるのも楽しいです。
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つきくん
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ネタバレ早く帰れと言われたのに蔵に入り、祖母と母親を死なせてしまった話にイライラしました。あとは思ったほど怖くなかった
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sunao
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ネタバレ三津田さん、自分でも「メタ性が高いホラー」って作品中に書いているけど、ほんとにどこまでが境界なのかわからず、ぐっさりきますね。特に最後の表題作はやばい。夜中一人で読んでてあまりに怖すぎて声出して笑ってしまったほど。やばいやばい。
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さくは
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ネタバレホラーミステリ作家の僕は、人から聞いた怪談を元に作品を書いている。7歳になる前に1週間、山の上の家でおこもりすることになった少年は垣根を越えて外に出たために怖い思いをする「お籠りの家」、子どもの描いた絵の中に事故死を暗示するようなものが存在する。小学校教師の男性は生徒の絵を見て次は自分が狙われていることを知り、絵に細工して生徒を溺死させた「予告画」、5話目の「逢魔宿り」では1~4話とのつながりがほのめかされ、作者自身が怪異に遭う。
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ハイランド
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ネタバレ蛇棺葬を思わせる「お籠りの家」から始まり、不吉な訪問者が魔の世界へと誘っていく。土着的な雰囲気も醸しながら、程良い恐怖に引きずり込まれる。これは良い三津田信三。それぞれ違うテイストでありながら、ゆるく繋がっている。ホラーというより怪談というのに相応しい一冊。「予告画」だけ微妙に違うかなと思うも、実際に「予告画」というものがあるのにぞーっとした。変に理屈をつけて謎解きされるより、そこにゴロッとおかれた怪異の方が恐怖を駆り立てる。「この手の怪異に、あまり理由を求めても、きっと意味はない」ですよね。三津田先生。
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K
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ネタバレホラー短編集。『よびにくるもの』が怖かった。作家さん本人が実際見聞きした話を小説にした風に書いているけれど、フィクションですよね?そうじゃないと怖いです。
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あーびん
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ネタバレ「お籠りの家」妖怪ハンター「産女の来る夜」の籠り屋の風習を連想させる話。田舎の謎の因習と古い日本家屋の相性は抜群で面白い。「予告画」子供は感受性が強いから、そういう絵を描くのもわりとありそうな感じがする。「逢魔宿り」今までの四話がなんとなくつながる最終話。突然出てきた写真はそういう趣向か。話に現実味が増しますね。三津田さん自身を重ねてしまうホラー作家の怪異譚集。いつものメタ的ホラーミステリーで今作も楽しめました。
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suzuro@低浮上
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ネタバレ実話怪談系の連作短編5編。 お気に入りは「よびにくるもの」と「予告画」かな。 「よびにくるもの」はこれが一番おどろおどろしい感じで良かったです。「予告画」は最後の落ちが後味悪くて好きですね。 実話系なので、怪異の理由も結果も謎のままであるが「逢魔宿り」までが一連の流れとなっており、三津田さん自身が引き寄せた怪異譚なのかな。 どれもそれほどは怖くないですし、短編なのでさらっと読めて、気軽に楽しめました♪
mirai.R 

警備員のバイト高給でもやりたくないね🤧

02/21 15:24
suzuro@低浮上

警備員にしろ、宿直にしろ真夜中の巡回は…特に学校の夜中はかなりきますよ(ó﹏ò。)

02/21 16:06
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風信子
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ネタバレ実話なのかフィクションなのか想像してしまう面白い語り口。知人から聞いた怪異譚を短編形式にした作品を読んでいくと、最後は作者自身も怪異に巻き込まれる。どの話も怪異の理由があいまいで印象に残る。「お籠りの家」の雰囲気が好き。「よびにくるもの」が怖かった。本のタイトルがいい。
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へいぞー
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ネタバレ久しぶりに堪能出来た三津田作品でした。あくまで三津田氏自身の見聞を書き記すスタイルですが、余計な幕間がなかった事で物語だけに集中できました。それにしても、「お籠りの家」も「よびにくるもの」も、登場人物が不注意すぎて‼️結果、回りが巻き込まれてしまう展開は読んでて辛いです。どうしてこうも簡単に言いつけを破るんだろう。
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1039kuri
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ネタバレ怖かった。三津田さん大好きだけど、自分とは合わないのもあるって最近気づいたのだが、これは大好き。最後のお話、結末まで聞いたらどうなってしまうんだろう。怖くて余韻が深い。お籠りの家、予告画、某施設の夜警、よびにくるもの、逢魔宿李、の5短編のうちで、夜警のお話が一番禍々しく、お籠りの話が一番怖かった。夜警の仕事は絶対したくないって思うし、お篭りさせられた子供の頃の記憶を辿るというお話は、記憶が曖昧な分、余計な想像力を掻き立てる。現在進行形なのも良い。
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七香
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ネタバレとてもとても好きだった。いつものように全く関係ないように見える短編が実は、という流れなのだけれど、このくらいの長さの話が好きだしいつもより読みやすい気もした。おこもり山の話が特にすき。
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maitake330
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ネタバレいつもの実話系怪談集。どれも得体のしれないアレが追いかけてきたり突然ぶわっと入ってきたりして怖い!!お籠もりの家が神櫛村のような気がしてなりませんでした。短編集だと思って読んでいたら、表題作の逢魔宿りで一気にぞわっとさせられました。四阿の写真もいきなり飛び込んできてビビります。やっぱり三津田作品好きです。
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nana
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ネタバレ大好きな三津田さんの短編集。お籠りの家、某施設の夜警が個人的には怖かったなぁ。幽霊、とかよりも何か得体の知れないものが近づく、というほうがぞわぞわして怖い。
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misa
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ネタバレす、好き(*´ω`*)面白かったー!!最初の「お籠りの家」から一気に惹き込まれた。おばあさんは何だったの!?連絡が途絶えた彼の孫は大丈夫だったの!?いくつもある決まり事の理由がすごく気になる。「よびにくるもの」も怖かったし、どの話もゾワゾワきた。説明がつかず、これという結末がないのがリアル。あー、もっと読みたかった(><)表紙もすごく好き。色とデザインが素敵。
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花林糖
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ネタバレ(図書館本)良い感じの不気味さがあるホラーで面白かったです。好みだったのは「お籠りの家」で設定諸々◎。「よびにくるもの」の雰囲気も好きでした。「予告画」「某宗教施設の夜警」はゾワゾワゾクゾク迫りくる怖さが面白かったです。最後の「逢魔宿り」では内容より作者の父が橿原警察署長、柿の葉寿司と素麺を食べた、の記述が印象的でした。(奈良県育ちなので)
mirai.R 

花林糖さん、こちらですみません。 いつも読友さんのところでナイスありがとうございます(*^-^*) お気に入り登録させて頂きました(__)宜しくお願いします。

05/04 11:43
花林糖

有難うございますm(__)m

05/04 12:30
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もかを
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ネタバレ三津田信三で久々の当たり!こういうのが読みたかった!◇「お籠りの家」が1番好み。山中異界の雰囲気の中、縛りを守って山中の日本家屋で過ごす民俗学要素強めの作品だった◇「予告画」はジョジョ4部に出てきそう。怪異がスタンドっぽい。岸辺露伴に降りかかりそうな災難だけど、彼なら切り抜けられそう◇「某施設の夜警」は今作の中では1番体験したくない笑どんなにお金を積まれても無理...◇「よびにくるもの」は2chのオカ板にありそうな作品でこちらも好み。田舎の夏を舞台にした怪異ってだけで期待できる。八尺様の香りがする。
もかを

山神信仰、尻弾、菅笠、短刀、柊木、南天、蔵。挙げたらキリがないけど、土俗性と民俗学的要素が強い小道具が多くてワクワクした。あと百々山って単語が出てきて万歳した笑 忌み山が出てくる話はいいね、最高。

12/29 23:52
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p.ntsk
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ネタバレ作者お得意の虚実入り混ぜた実話怪談風ホラー。導入はエッセイのようで実在の人物名や本なども出てくるのがまたリアル。虚と実の繋ぎ目が滑らかなので本当に厄介(褒め言葉です)。あからさまに怪異が現れるわけではないのだけど説明のつかない奇妙な状況がまた怖い。核心のところが謎なので余計に不気味でイヤーな感じが残ります(褒め言葉です)。構成も含めて三津田さんワールドを堪能できる作品になっていると思います。#ニコカド2020
たいぱぱ

面白かった!ワクワクした!もっと続けて欲しい〜!

01/03 22:00
p.ntsk

たいぱぱさん、読了お疲れ様です!異なるシチュエーションだけどどれも核心がぼやけてるのが不気味で楽しめますよね♪この路線でまた読みたいですね(*^^*)

01/04 00:14
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たけとり
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ネタバレ久々にむちゃくちゃ怖い短編集だった。というかここ最近の単行本の中で一番怖いかも。いつものメタホラーなんだけど、他人の体験談を語る形式で、その体験談が不条理な怪異だったり、体験者が語るって事はその人は助かってることじゃん?っていう穿った見方をひっくり返すオチとか、読み終わった後に「ひえっ」ってなる。真夏に出してほしかったな…w(積んだままでようやく読み終わった自分がいうのも何だけど)
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ででんでん
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ネタバレふぅ~わ~ 溜め息と満足感。この三津田さんは好きだった。言い伝えや因習、掟などにまつわる土俗的な怖い物語が好きなので、1話目の「お籠りの家」は七つの掟から、もう夢中。子どもなんやから誘われたら踏みとどまれないよ~。もう少しはっきり教えといてもらわんと‼(「よびにくるもの」の女子大生も同じ。もうちょっと説明しといたげてほしい‼親切なお婆さんは誰だったのか。詳しいことをご存じのようだし教えてもらえていたら…) 守ってくれたお婆さん(この人もどういう人なのか気になって仕方ない)まで最後には。#ニコカド2020
ででんでん

よつばちゃん やってみたよ〜😊教えてくれてありがとう🥰

12/19 20:29
sayuri

図書カードNEXTネットギフト5,000円×100名様、当選しますように(‐人‐)ナムナム

12/19 20:31
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美潮
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ネタバレ読み終えた読者に問いたい。「あなたは、三津田信三氏はあちら側だと思いますか?」、と。最近の著作は一定水準ではあるものの、以前に比べ物足りなさを感じていたが、本作は久々に満足感があった。『予告画』『よびにくるもの』が特に面白かったが、どれもゾワゾワしながら楽しく読むことが出来た。
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ゆき
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ネタバレどの話もぞわりとする感覚をかき立てられ、好奇心も刺激されるような内容で面白かった。私としては、怖さとワクワクがちょうどいい配分だった。どの話もすっきり解決しきっていないところが生々しく不気味に感じる。ザ・怪談という雰囲気の「お籠りの家」と「よびにくるもの」が良かった。「予告画」は少しミステリーのようだった。怪異そのものより、その後尾を引く影響がありそうに思えることが怖い。
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もけ
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ネタバレ久々に三津田さんを読んだら、超楽しくて気分はうきうき。どっぷり怪異に魅せられた。今回は解釈パートがなかったので、セルフ解釈→玉砕のループに陥り、なかなか作品世界から抜けられず。松尾の五つ目の話にも後ろ髪を引かれた。個別では「お籠りの家」が王道で一番好き。七つの掟とか最高に滾るし、味方だったお婆さんとの蚊帳越し鬼ごっこが抜群に怖い。「よびにくるもの」といい、やはり血縁絡みの怪異譚は面白い。唯一、民俗学色がなく浮いている「予告画」は、最後にぶちかますミステリ技巧で物語の見え方を反転させてくるので油断ならない。
ででんでん

もけさんのレビューにより、久しぶりに三津田さん読んでみたくなりました。チャレンジチャレンジ❗

11/19 16:44
もけ

わあ、うれしいです。この本ならノンシリーズですし、一冊ですっきり(というにはジャンル的に無理があるので程よいもやもや具合で?)まとまっているので、久々トライにはうってつけかもしれません。お楽しみあれ~。

11/19 20:04
3件のコメントを全て見る
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ハルト
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ネタバレ読了:◎ 著者が伝聞した怪奇実話短編。ちりちりと恐怖に舐められる作品ばかり。「お籠りの家」の、子供がまだ人間として曖昧な時期に、魔へと引きこまれそうになる恐怖体験のぞわりとくる恐ろしさ。「よびにくるもの」の、迎えにやってくるモノの執念深い恐ろしさ。「予告画」の、子供が描いた絵の出来事が実現してしまう呪いの恐ろしさ。「逢魔宿り」の、雨の四阿で出逢った老人や子供や男から聞かされた怪談の恐怖と、近所の家の災難がリンクする恐ろしさ。「某施設の夜警」の闇に取り込まれそうになる恐ろしさ。恐怖が形を持ってやってくる。
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豆茶
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ネタバレぐいぐいと厭なツボを突きまくりな短編集。山奥の結界に囲まれた家で七日間お籠りをすることになった臆病なくせに好奇心が鬼強い男の子や、『仏壇にお香典を備えてくるだけ』のお使いを頼まれたお祖母さん思いでへんに律儀な女子大生も、せめて「何のために」とか「障りがあるよ」とか説明があれば、もう少し慎重に行動しただろうにと。当人が怖い目に合うのはともかく、とばっちりを食らう周りの人達がお気の毒。某施設の不気味オブジェ通り抜けは、深夜営業遊園地のアトラクションにどうでしょう…何人か還らぬ人が出るかもわからんが。
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ひつじ(*´꒳`*)
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ネタバレホラーって大好きだけど、ものすごく理不尽な話が多くて(主に何故自分が被害に遭うのか、遭わないような対処法がない)、たまにしんどいけど、三津田信三先生の本は本当に癒される(褒め言葉) ミステリとホラーの融合だからだと思うけど、それなりの解決が用意されてたり、ミステリ的なオチがあって良い。 ホラーはホラーで、ものすごく気色悪かったのは「よびにくるもの」の某家。黙ってた女性陣の中にお婆ちゃんも居るのかな… 正直、教師夫婦の引越しの話もあるあるだけど、生きた人間の「善意」も怖い。逃げられれば御の字
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逢魔宿り評価71感想・レビュー54