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十の輪をくぐる

感想・レビュー
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mariya926
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うーん。この本は、表紙絵で損をしている気がします。なんか戦争っぽくってなかなか手に取れなかった本だからです。読んでみたらオリンピック関係で、ADHDの定年間近の主人公と、その母親が、まだ発達障がいを知らない時代にバレーボールを通して必死で息子を育てた物語でした。その子育てには胸打たれました。やっぱり辻堂ゆめさんは、これからヒットする作家さんだと思います。というか、由佳子さんはありえないほど、いい妻&嫁&母親すぎます!!
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Pipi⭐️ぴぴ@読書
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「人の心というのは、身体の内側に存在するのか。それとも、外側にあるのか。」魅力的な書き出しに誘われて一気読み。諦めずに泰介に愛情を注ぎ続けた万津子が素晴らしい。萌子はとてもいい子。表紙は万津子と泰介か?圧巻の大河小説!🐥🐥
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チッチキチー
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ネタバレ辻堂ゆめ作品5冊目、読了。 バレーボールに打ち込んでいた万津子が見合い結婚。えげつない家庭内暴力に耐えながら、発達障害ADHDの泰介とその弟の育児、自分を見失うギリギリのタイミングで実家に戻る。泰介の発達障害の行動により、実家でも肩身の狭い思いを強いられる。読んでいて辛くなる場面が多く、しんどかった。しかし、泰介の娘のバレーボールの活躍に救われる思いがした。また病気を疑う娘の進言はGood job!! 発達障害という認識のない時代の万津子の苦労は計り知れない。万津子の母性愛には頭が下がる。
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0655
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泰介にめちゃくちゃイライラした‼︎
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くま
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辻堂ゆめさん初読み。 3世代に渡る重厚な大河作品。「そういうものだ」の檻の中で生き、ひたすら窮屈に耐え続ける母親の心情がつらくてたまらなかった…赤ん坊の泣き声や家の中の険悪感、近所の人の冷ややかな目がありありと浮かんだ。 つらいのに、ほぼ一気に読んでしまった。
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四男の母
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ネタバレ読み始めは主役の泰介が酷い発言をするので好きになれなかった。でもそれが発達障害からくるものだったとわかったら、見方が変わる。万津子の若い時の章は独身の頃は良かったけど、結婚してから苦労ばかりで悲惨だ。バレーボールが英才教育ではなく、泰介を抑えるためだったと知ると泣けてくる。泰介の妻の由佳子がとてもできた人でよかったねと思った。
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るみ
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最近ハマっている辻堂さん。前に読んだ2作がミステリーだったので、こういう作品も描くんだ!と驚き。 結構辛い内容で読むのに時間がかかりましたが、ラストはすっきり。良かった。まつこさん、母は強し。
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まる
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主人公の泰介の子供の頃のやんちゃさは大人になってもずっとそのまま。感情がそのまま態度に出る。 その息子を守り、夫の暴力にも周りの中傷にも耐えた祖母の万津子。なぜ泰介にバレーボールをさせたのか。  1964年と2020年の二つの東京オリンピックが紡ぐ一つの家族の歴史。過去が次第に明らかになるにつれ、ぐいぐいと物語に引き込まれる。万津子の先の見えない苦労は本当に長かったろう。思わず涙。良かった。
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チャチャ姫
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ネタバレ認知症を患う80才の母・万津子を自宅で介護しながら、スミダスポーツで働く泰介は、良き理解者の妻とバレーボール部でエースで活躍する高校2年の娘と一緒に暮らしている。ある日、万津子がテレビのオリンピック特集を見て「私は東洋の魔女」とつぶやいた。泰介は九州から東京へ出てきて子供2人を一人で育て上げてくれたのに母の過去を何も知らないことに気づく。ただ、泰介の自己本位な姿勢には呆れた。現代で娘の助言で発達障害の治療を受け入れ、妻や職場での関係改善で再スタート。万津子は理解できない泰介を見捨てず育ててくれて感謝!
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くりん
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ネタバレ★★★☆☆(3.8)認知症を患った万津子は晩年に、自分のことを1964年の東京五輪で活躍した『東洋の魔女』だと言った。どういう意味なのか。こちらは万津子、泰介、萌子の3世代の話。手がかかる子というだけでは済まされない幼き頃の泰介を女手一つで育て上げるのはどれほどの苦労だったことか。私だったら周りからの白い目に負けて子供を責めてしまっただろう。それでも子の存在に尊厳を持つ。万津子の言う『東洋の魔女』とは口に出すだけで何でもできるような気がするという魔法の言葉であり、自分を鼓舞していた。万津子の人生天晴れだ。
セシルの夕陽

読了したので、レビュー改めて読みました! 辛い話が多かったけど、「私は東洋の魔女」、万津子の自分を鼓舞する言葉に勇気をもらえるお話でした🥹 著者の初のミステリーじゃない作品らしいですね。息子と同い年の辻堂ゆめ氏、本当に昭和も中年オジさん、オバさんの心情も描き切れていて、凄い⭐️

01/17 12:51
くりん

セシルの夕陽さん✨こちらまでご訪問頂いてありがとうございます💕確かにこれはミステリではなかったですね。辻堂さん、息子さんと同い年というだけでも親近感もてますよね。しかも高校もニアミス??私も辻堂には叔母が住んでいて10年位通っていたことがあるので駅で流れる『浜辺の歌』を聴くだけで泣きそうになります。だから辻堂さんには親近感をもっています。これからも応援します!!

01/17 23:57
8件のコメントを全て見る
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ナカ
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地方での生活の閉塞感、暴力夫、ADHDが知られていない中での子育て、圧倒された。
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ろくいち
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ネタバレ認知症を患う母万津子の若い頃と、息子泰介の現在の生活が2度の東京オリンピックを軸に交互に語られる。最初は泰介のあまりにもな身勝手さに苛立たしく思ったけど、読み進めるうちに、これは単純に嫌な人、とかそういう問題だけじゃないな、と思わせられる、仕事への向き合い方の描き方とか上手。万津子はとても強くて素晴らしい人だと思うけど、母の愛情とかで済まさず、全部の責任を母親が背負わなくても良い世の中でありますように、とも感じた。とはいえ読みやすいし読後感も良かった。辻堂さんのミステリーも読んでみようと思う。
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Y.N
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ネタバレ1964年と2020年の五輪とバレーボールを軸に、ADHD、認知症、DV、差別を盛り込み丁寧な描写。1964年のADHDやDVは、育て方の問題、我慢が足りないなど個人の問題とされていただろう。1964年、万津子が泰輔の良いところを見つけ、ただただ愛情を注いでいる姿に感動。寝顔を見ると全てを忘れる気持ちはよくわかる。でも孤独だっただろうなぁ。
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ノアジ2002
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ネタバレ「私は東洋の魔女…」年老いた母の言葉で始まるバレーボール家族の物語。祖母の章は、過酷な結婚と離婚、気性の難しい息子の奇行、波乱のなかの上京、オリンピックが思い起こさせたバレーBを息子への情操教育にと、昭和中期のドラマ。息子の章は、競技が縁で家庭を持ち、娘もまた高校バレーの優秀選手に育つ。祖母の生活描写に心打たれ、息子の自己本位には呆れました。息子の母親探しは共感。現代で、娘の助言ADHD(発達障害)の治療を受け入れ、妻や職場同僚の関係改善は定年間近の再スタート。この先バレーBのコーチができるようになれば。
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あずき
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泰介と認知症を患う万津子が若かった頃の視点で、進みながら、万津子の過去が少しづつ明らかになっていく。2人と泰輔の妻、娘の萌子、3世代に渡って繋ぐのはバレーボール。万津子ほどではないにしろ、似たような境遇で離婚したので、絶望的な日々や、東洋の魔女になるとは思わなかったが、この子らを守る、強くなると心に誓った日のことを思い出し胸の奥がザワザワした。約20年前でも発達障害児を取り巻く環境は、理解あるものではなかった。当時はいかほどであったろう。辛い記憶の引き出しをあけてしまったが、良い本だった。
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ジョンノレン
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ネタバレ著者5冊目、一気読みで泣けた。痴呆症を患う高齢の母と息子夫婦とその娘の3世代の共通項はバレーボールだがメインテーマは母の過酷な半生と深い愛情と息子夫婦とその娘の家族愛。紡績女工として働きながらバレーボールに打ち込んでいた母は不幸な結婚後、夫の死による出戻りと癇癪持ちで周囲とトラブルの絶えない長男に悩まされるも、東京オリンピックでの東洋の魔女の快挙に勇気付けられ息子にバレーボールを伝授する。それが理解ある妻を娶ることに繋がり、思いやりのある孫が長男のADHD傾向を見抜き治療により、諸々の好転に導かれていく。
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いたにぃ
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ネタバレ三世代に渡りオリンピックを追いかける物語。中盤までは、何がどう展開するんだろう?と思っていたが、老人介護だけでなく、ADHDにまで切り込み、心温まるいい作品でした
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チーコ
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途中読むのが苦しくなって止めようと思ったけど、なんとか読了。萌子のスクールカウンセラーの講演のエピソードがよかった。「この世の中には普通人もいないし、異常な人もいない。どんな脳の特性も、人間社会にとって必要なものだからこそ、今の今までDNAが残っているんだよ」名言過ぎる…
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Saori  Yamada
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母親は強い。子どものためにの思いだけで生きてきたんだな。でも、それに気がつけなかった息子。 重いテーマが丁寧に書かれていました。
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fuku
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最初はイライラしながら読むんだけど、最後はどんどん引き込まれるストーリー。
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みみずく
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ネタバレ泰介のような旦那は嫌だなと思ってたけれど、そういう事だったのか…。今と違って旦那の暴力や発達障害についてまわりの理解もなく苦しかっただろうに、力強く生きてきた泰介の母・万津子が素晴らしい。妻の由佳子と娘の萌子もとてもいい人。娘の助言を素直に受け入れ、泰介が少しずつ変わろうとしている姿は好感が持て、清々しさを感じた。最後は家族の絆や愛情に感動。
秀玉

私の好きな辻堂作品。辻堂さんが家庭物を書くようになったんですね。

09/20 08:58
みみずく

秀玉さん 辻堂作品がお好きなんですね!初読みで知らなかったのですが、辻堂さんはミステリー作家だったんですね。だから最後まで読ませるのがうまい!他にも気になる作品があるので読んでいこうと思います。

09/20 09:39
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kyoko
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万津子さん、相当苦労されたんだな~。読んでいて胸が痛むほどだった。息子の泰介が母親に感謝の気持ちを持つことができて良かった。
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An
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良く勉強しているなと感じた。もちろん、フィクションなんだけれど、作家さんの丁寧な取材に基づく背景の設定があるから、ノンフィクションを読んでいるような安心感がある。第1回東京オリンピックの時代に生まれた泰輔が多動児で、バレーボールでオリンピックを夢見た万津子が不遇の結婚から子育て経験し、終わりにはボケちゃって前後不覚の老人になるんだけれど、1960年代と2020年代を交互に語りながら物語のあちこちに伏線を引き、最後に全部回収していくのは上手だなと思った。
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T. みぃた
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ネタバレオリンピックを目指すスポ根ものかと…全然違った。認知症の母•万津子(80)が呟いた「私は…東洋の魔女」「泰介には、秘密」という言葉に、自分たちが東京に出てくる前のこと、母の過去など何も知らないことに気づく泰介(58)。気性が荒く忘れ物が多く好きなこと以外は集中力が続かない泰介。よくも定年間際まで大手スポーツメーカーに勤めてこられたものだ。これも母が幼い頃からバレーボールを教えてくれ、自分を信じていてくれたからと気づいたのは、娘•萌子(16)が心から心配して発達障害を指摘してくれ診断を受けてから。妻•由佳子
T. みぃた

→の支えは大きい。それにしても万津子の実家の人たちの仕打ち…。泰介の感謝の言葉は万津子に伝わったと思いたい。

09/08 13:13
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ふじさん
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東洋の魔女の活躍の影響もあり、その当時中学生だった私は、バレーボール部に入部し、大学卒業まで続けることになった。その当時の思いと重なり、二つの東京オリンピックに深くかかわった佐藤家の三世代にわたる大河小説に大きな感動を貰った。結婚相手に恵まれず、長男のふるまいが原因で家族との関係も崩れ、路頭に迷う家族を救ったのは、バレーボール。二つのオリンピック前後の家族の人生を巧みなタッチで読ませるまだ若い作家の力量に驚く。後半の展開は、思わず目頭が熱くなった。家族とは?改めて考えさせられた1冊。
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ラビ
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泰介があまりにもひどくて読むのが辛かったが、だんだん変わっていってよかった。万津子がとてもかわいそうだった。何度も辛いと実家の親に助けを求めても、逃げるなと言われたり、家族も近所の人も泰介のことを悪くいうし、東京に出たのはそのためとは。ADHDについては、変われない人もいるから物語的にはいいけど、実際にはどうかな、と思った。
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椎野
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ネタバレタイトルの説明は作中にされていないが、本を読み終わると、2度の東京5輪のことだとわかる。読み始めは腹立たしい男主人公と悲しい母親の話しだと思っていたが、最終的に自分が変わることで道を切り開く姿に共感した。それにしても、発達障がいがまだあまり知られていなかった頃、ADHDの夫や子どもを持ってしまった女性は、本当に大変だったろうと思う。全部母親の躾のせいと思われる風潮は今もある。「母の強さ」みたいな感想は言いたくない。全て良い方向に動いて、万津子がむくわれたように思えたのは良かった。
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レア
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めっちゃよかった。無償の愛を注ぐ母の偉大さに触れて魂が揺さぶられた。すごい本だった。“人には得意不得意が必ずあるから。打ち消し合ってゼロくらいになっていればそれでいいの/この子は人殺しでも悪魔でも何もできん子でもない。母親である万津子が舵取りさえ誤らなければ、他の子にも負けないくらいまっすぐに育っていくことができるはずだ”泰介も生きにくさが発達障害にあったと知って治療を開始してからどんどんいい方向へ向かっていって、最後にちゃんと親孝行もできてよかった(TдT)
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だい
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【book report-1】本作のテーマは「母の無償の愛」でしょう。過去の描写で胸を締め付けられそうな気持ちになった作品は久々で「我が子を信じる」という当たり前の想いに心を揺さぶられました。 母から受け取り娘に引き継がれたバレーボールの情熱と親から子への愛を感じる感動作です。
だい

【book report-2】東大卒の辻堂ゆめさんの作品で奏介は80歳の母を自宅介護しながら妻と高校生の娘と暮らしているが会社も家庭もギクシャクした雰囲気でイライラが募る毎日。認知症気味の母が紡績女工時代に社内のバレーボールの花形だった過去の回想と現在の状況が交互に描写され息子である奏介の生い立ちとリンクしていきます。併せて「東京オリンピック」が大きなキーワードとなり読者を1964年にタイムスリップさせ「東洋の魔女」に絡んでいきます。

07/10 06:10
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mikan
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ネタバレ周りから何を言われようと息子を支える母親の強い愛を感じれた。泰介がADHDだったとは読んでる途中で気づかず、イラッとしてしまう場面もあった。 十の輪は、オリンピック×2 ということだろうか。 バレーボールを通して息子を育て上げた母親はかっこいい。
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JP
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最初は何を描きたいんだろうと思っていたが、最後にその謎が解かれるとともに、母と子、その家族の苦労がより際立って現れる、厚みのある本だった。今では病気として理解されるようになったもの、閉鎖的なムラ社会、新しい道へ踏み出した母の逞しさと愛情が光る。
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かりんと(2020.5~🖼️色鉛筆画を描いています✏️)
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主人公の佐藤泰介は幼い頃手のつけられない子どもだった。母親は中卒後に愛知の紡績工場で働きクラブのバレーボールに熱中した。妻の由佳子は学生時代のバレーボール仲間。母親の女工時代の仲良くも夢を語り合った仲間と別れ見合い結婚した相手は暴力男そして事故死。実家にも突き放され、子ども2人を連れて東京へ逃げる。泰介は定年近くになり職場で浮いて妻と喧嘩し荒れぎみ。一人娘との会話からADHDの通院を始め、長年の自らの性格の原因を理解する。母親が何故東京に出たか、子どもに辛い事は伝えず懸命に子育てした。妻にも普通の会話が
かりんと(2020.5~🖼️色鉛筆画を描いています✏️)

泰介の母親が若い頃の楽しい人間関係、その後の人生の厳しい生活、泰介のADHD由来の落ち着きのなさ、妻の辛抱強い性格、読書メーターレビューでは書ききれない。惹かれた部分で特筆するのは、萌子の泰介への接し方が印象的です。全体的には辛い場面も多い作品だったが、萌子を中心にそれぞれの家族が思いやりの関係が出来ていく所が読みどころ。2度の東京オリンピックに絡んで物語が進んだ。読み終えると、表紙が堪らなくせつないと感じた。バスの中で目がヤバい!と思いました。

06/06 19:22
3件のコメントを全て見る
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みるくけーき
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泰介の自己中心的な行動や考えに読み始めはかなりイラついたけど、なるほど、そういうことだったのね、と納得して読了。 もともとそういった発想が頭にないわけで当の本人はしれっとしてるなんてこと、よくあるよなぁと思いつつ。 周りに支えてくれる人がいるのは幸せなことなんだろうな。
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ハッピー
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ネタバレ万津子の九州時代の話は読むのにつらかった。泰介のADHDのことがわかって、やっと彼に感情移入できた。東京に出てきてからのことは喫茶店主の話にまとめ、泰介の会社で輝いていたころの話は肥後に語らせて、いたずらに横道にそれて冗長にならずにすっきりまとまって読みやすかった。徹平の視点からの話もあっただろうが、あえて省略しているのだろうと思った。予想以上の感動の物語だった。
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川奈部俊輔
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途中、昔の話が、、、 飛ばし飛ばしポイントだけ読んで、最後にこう繋がるのねっと。 最後の方は、涙から溜まりました。
0255文字
ひろ0828
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ネタバレ令和の世に、なんなんだ、この昭和感満載の男は!と腹が立って仕方なかった。 でも発達障がいをもっていたという事実がわかり、うまく付き合っていく泰介を素直に応援したくなりました。 まったく情報のない時代にADHDの子を育てあげる母のパワーに圧倒されました。 タイトルの十の輪は、五輪=オリンピックが2回ということでOK?
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もこ
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ネタバレバレーボールと2つの東京オリンピックを絡めた親子3代の物語。初め、泰介は何様なの?とイラッとしっぱなしだったけど、先に参考文献をチラッと見てしまい、そうだったのかと納得した。万津子の子育ては壮絶だった。ADHDにも理解がなく、DVでも離縁できない時代、そして…。それでも万津子の子どもへの愛情は十分過ぎるものだった。万津子の最期の言葉が胸にしみた。娘の萌子と妻の由佳子も出来過ぎる程で、泰介も変われたし、これからいい3人家族でいられそうで良かった。
もこ

想さん、とても面白かったですよ!この年代の方はやっぱり忍耐強かったんですかね?万津子さんの場合は子どもへの愛情でカバーしてたのかな。私にはとてもじゃないけどこの時代で子育てしていく自信がありません(*´-`)想さんにも是非読んでもらえると嬉しいです🎶

05/03 08:27
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ゼンタンくじら
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1960年代、まだ発達障害が知られていなかった時代に問題ばかり起こす泰介を女手ひとつで育てた万津子の大変さは計り知れない。それでも東京オリンピックを夢見て、バレーという打ち込めるものを見つけて育てた母親としての強さとたくましさを感じます。ADHDのことを泰介に教えた娘・萌子の優しさにも涙が出ました。
0255文字
雪
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ネタバレなんなんだ、この旦那は・・と泰介にイライラしながらのスタートだったが、万津子の人生と交互に語られるうちにどんどん引き込まれていった。今のように理解も進んでいない中での誰も味方のいない子育ては、想像を絶する辛さだっただろう。しかも一番相談に乗ってほしい実母にまで蔑まれるとは。泰介は生まれながらの特性に苦労はしたものの、母親を始め素晴らしい妻に娘と、結局家族にはものすごく恵まれていたんだなと思う。
hon

泰介ムカつくよねー(笑)。仰る通り周りの女性陣にメチャクチャ恵まれましたな。なかなかこうはいかんでしょ。

04/30 19:40
雪

満も大概ですけどね。。。いや由佳子と萌子、優しすぎるでしょ・・

04/30 20:30
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YHユニコーン
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図書館本。認知症等ADHDの話。過去と現代を行ったり来たり。万津子が夫と死別して荒尾に戻っているときの話が一番きつかった。
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